三菱UFJニコスpresents 松任谷正隆 DEAR PARTNER
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Personality 松任谷正隆
Assistant 中井美穂 松任谷正隆  中井美穂
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GUEST FILE 一生つきあえるもの MESSAGE DIRECTOR’S NOTE 松任谷正隆の一言
2012.05.20 マツダミヒロ
 ☆答えを導きだすには
質問家というのは、インタビューとは違っていて、わかり易く誰に質問するのかというと、会社を経営されいてる方に"どれくらい売り上げをあげたいんですか?"とか"どんな風に解決すれば良いんですかね"とか、僕はアドバイスをする事はなく、ただ質問だけしていくんです。そうする事で、経営者の方は考え方が変わったり、行動が変わって、その結果業績が上がるというようなお仕事をしています。質問って、普段、あまり自分が意識していない事だったり、曖昧な言葉を、より自分の中で府に落とす事だったり、具体的にする作業の連続だと思うんです。幸せになりたいと思った時に、何が幸せかというのがわからないと、色々な事をやっても中々得られないものです。過去を振り返ってこういう時が幸せだった、その瞬間をこれからも作っていく、その為にはどうしたらいいかという事を考えて行くんです。以前、高校の授業に行った時に"何でも叶うとしたら何になりたいの?"と質問をすると、ちょっとやんちゃな男の子が"悪魔になりたいっす"て言ったんです。この質問をする時のポイントは全ての答えを正解として受け止めてあげる事、先生達だと「何を言ってるんだ、ちゃんと考えろ」となってしまいますから。そこで、もう1つ質問をする"じゃあ、悪魔になったら何したいの?"と聞くと"俺の思い通りの世の中っすよ"と言うんです。そして"じゃあ、思い通りの世の中ってどんな世の中なの?"と聞くと、その子は"平等っす"って言うんです。最後に"じゃあどのようにすればそれが出来るだろうね"という質問に答えてもらうんです。その後、その男の子は、どのようにすれば平等な世の中が作れるのかという事を一生懸命考えていたんです。最初は悪魔になりたいと言っていたのが、本当は平等な世の中を作りたい、質問に答えて行く中で、質問の最初に出て来る答えが大事なのではなくて、"その先にどうして行きたいのか"というところを聞いてあげたり、掘り下げて行くと、自分が本当にやりたい事が見えて来るんですね。

 ☆私自身との対話
この仕事をする前は、デザインの仕事をしていたんです。その頃に"お金がもらえなくても、この仕事をやれるのか?"と、自分に質問をしてみたんです。そうしたら0.2秒で答えはノーだったんですね。自分で経営しているのに、お金がもらえないとやっていけないって変だなと思って、何が一番やりたいのか考えて、過去を振り返ってみたら、僕は大学の一期生の卒業生だったので、後輩達がたくさん相談をしに来たんですよ。僕のように会社を立ち上げたいとか、自分の作品で食っていきたいとか。相談に来た時に、話を聞いたり、それほんとにやりたいの?と質問をしていると、何故か、みんなすごいやる気になって帰っていったんですね。アドバイスとかコンサルティングをしていないのにやる気になるって、そんな仕事があったらいいなと思ったんですよ。そんな経験もあって、色んな質問をされて行く中で、質問に答える瞬間に"そう思っていたんだ"と、シフトチェンジする瞬間がたくさんあって、質問って面白いなと思っていたんです。それからは、まず自分に対して一日一個質問を作っていこうと思い、それを自分だけではなくて、他の人達にも配信をしていこうとメールやブログを使ってやっていたんです。それの積み重ねでしたね。それから、読者から講演会の依頼が来る様になりました。講演は2時間で6問ほど、40人が6人グループくらいになって、一つの質問に答えを書いて、書いた答えをみんなで伝え合ってもらうんですよ。そこが大きいポイントで、他の人の答えを聞く事が、自分の考えじゃない考えがわかったとか、すごく共感出来たとか、そこがすごく大切なんじゃないかと思いますね。今では中国やタイなど海外でも講演をしていて、国民性だったり、日本の中でも地域性があるのかなと思ったのですが、海外でやった時にすごく感じたのが、やっぱり人間みんな同じなんだなと思いましたね。未来の事を話すときは、目の輝きがありますし、やりたい事がわかったら、すごくモチベーションを感じるし、ありがとうと言われると誰でも嬉しい、それは文化が違っても、風土が違っても同じなんですよね。質問するときのポイントは答えを期待しない事です。以前学校に講演をしに行った時、僕が質問をしても、前に座っている女の子が腕を組んで、全然答えなかったんですね。どうかなと思って、授業が終わって女の子に「今日どうだった?」と聞くと、「私、人生変わるかも」と言われたんですよ。その時にリアクションに期待すること自体がだめなんだなと思いましたね。僕が心がけているのは、その場でどう答えてもらうとかではなく、いつか役に立ててもらえたらいいなという思いでやっていて、一人でも多くの人が、その人らしく生きて行けたらいいなと思いますね。その人らしさを知るには自分を知らなきゃいけなくて、その為には自分とたくさん会話をしなければいけません。自分とたくさん会話をするツールが"質問"なんですよね。他の人と会話をすると、その人がわかるように、自分の事も自分とたくさん会話をしないとわからない。なので、そのきっかけでもある質問のことをやっていく事で、未来の姿が作れるんじゃないかと思いますね。



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