ON AIR REPORT オンエアレポート

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第4番」

18/03/19


今夜もお聴きいただきありがとうございました。
今から91年前の3月18日、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第4番」がラフマニノフ自身のピアノで初演されました。そこで、今夜は久しぶりにラフマニノフのピアノ曲を特集しました。

<PlayList>
M1 ラフマニノフ 《ピアノ協奏曲第4番 ト短調》op.40 より 第1楽章/ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ベルナルト・ハイティンク(指揮)
M2 ラフマニノフ作曲《ピアノ協奏曲第3番》から第1楽章/横山幸雄(ピアノ)、東京都交響楽団、小泉和裕(指揮)、(横山幸雄デビュー20周年アルバムより)
M3 ラフマニノフ作曲《練習曲集「音の絵」op.39》より 第5曲 /横山幸雄(ピアノ)(「ヴィルトゥオーソ名曲集」2006年のアルバムより)

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したロシア・ロマン派の巨匠・セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)。

1927年3月18日に初演された「ピアノ協奏曲第4番」は、50代になったラフマニノフが10年ぶりに作曲した作品。1917年にアメリカに渡ったラフマニノフは演奏活動で多忙だったため創作活動からは遠ざかっていたのです。「第3番」に比べ演奏される機会は少ないですが、「やや複雑で濃厚なロマンティシズム、哀愁ただようメロディ、3番までの協奏曲よりもの淋しい感じもあります。実にすばらしく時間があれば取り組んで勉強したい作品の一つです。」と横山さんはおっしゃっていました。
M2の「ピアノ協奏曲第3番」は初のアメリカ演奏旅行(1909年)のために作られた力作。船でアメリカに渡る間、音の出ないピアノで練習したというエピソードも有名です。M3の「音の絵」は、1917年、アメリカへ亡命する前の最後の作品。技巧的でありながら、それをいかに芸術に結びつけるかという練習曲集です。

来週は、「別れ」をキーワードにお送りします。お楽しみに。