10月24日 松本健司&横山幸雄 コラボレーションCD『Fantasiestücke 幻想小曲集』
10/11/01
今夜は先月リリースされた僕、横山幸雄とクラリネット奏者の松本健司さんとの
コラボレーションCD『Fantasiestücke 幻想小曲集』をご紹介しました。
クラリネットとピアノのための名曲ばかりを集めたアルバムです。
収録されている曲目は・・・
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1) ドビュッシー (1862-1918) <第1狂詩曲>
・フランス印象派を代表する作曲家。
・1909年、当時のパリ音楽院の院長であり、自身の恩師でもあったフォーレの招きにより、
パリ音楽院にやってきたドビュッシー。
・この曲は、パリ音楽院での、管楽器の卒業試験課題曲として作曲されたもの。
2)シューマン (1810-1856) <幻想小曲集 作品73>
・ドイツの作曲家、音楽評論家。ロマン派音楽を代表する一人。
・年ごとに特定の分野に集中的に取り組む傾向があったシューマン。
・本作を作曲した1849年は「管楽器の年」。他にホルン、オーボエのための作品も遺している。
・クラリネットのための本作は、他の管楽器や弦楽器で演奏されることも多い。
3)ガーデ(1817-1890) <幻想小曲集 作品43>
・ガーデはデンマークの作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト、オルガニスト、教師。
・後にドイツに渡り、メンデルスゾーンやシューマンらとも親交があった。
時代的にはロマン派。
・本作は1864年の作品。
4)サン=サーンス (1835-1921) <クラリネット・ソナタ 変ホ長調 作品167>
・幼い頃から神童と絶賛され、ピアノやオルガン演奏で各地を回った。
・幅広い分野で博学、才能を発揮し、作曲家としてのみならず、文筆家としても活躍した。
・本作は、最晩年(亡くなった年)、1921年の作品。いわゆる「白鳥の歌」といわれる。
・同時期にオーボエソナタ、バスーンソナタも書かれている。
5)プーランク (1899-1963) <クラリネット・ソナタ>
・20世紀の前半活躍した作曲家。フランス六人組の一人。
・本作は1962年に完成。プーランクの死後、1963年4月10日、カーネギーホールにおいて
レナード・バーンスタインの伴奏とベニー・グッドマンの独奏によって初演された。
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11月4日(木)に僕と松本健司さんとで、イベントも行いますので、
よろしければ、いらして下さいね。
「松本健司、横山幸雄 ミニライブ&サイン会」
タワーレコード 渋谷店 6Fにて
開催日時:2010年11月04日 (木) 18:00
観覧自由。 タワーレコード渋谷・新宿・池袋・秋葉原・横浜モアーズ店にて「幻想小曲集」をご購入の方に先着でサイン会参加券を配布いたします!!
♪オンエア楽曲♪
M1 シューマン作曲 <幻想小曲集 作品73>より 第1曲
M2 ガーデ作曲 <幻想小曲集 作品43>より 第1楽章