ききみみ名作文庫
不朽の名作文学を日本を代表する俳優・女優が朗読でお送りします。移動中でも文学を「聴ける」コンテンツです。教科書に載っていた!名前は聞いたことがある!けれども、どんな作品だったかな・・・。名作文学をセレクトしてお届けいたします。通勤通学で、ご自宅で、気軽に文学に親しめる硬派なコンテンツ。文章が苦手な方も朗読から文学に触れてみてください!文学好きな方も一流の朗読で作品の新たな発見をしてください!

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2006年12月19日
芥川龍之介『羅生門』 朗読:横内正
第18回目は横内正が芥川龍之介『羅生門』を朗読します。

冒頭部分で描かれている設定ですが、暮れ方という昼と夜の変わり目、夏から秋へと季節が変わる変わり目、羅生門は洛中と洛外の間にある門、下人は青年と大人の中間など、全てが変わり目であるというふうに描写されています。

そのような変わり目の中で、生きることさえ言い訳にする弱々しい生き方を否定するという作品のように読み取れるかもしれません。

「この平安朝の下人のSentimentalismeに影響した」と描写している点、下人は平安朝の人物という設定ですが、昔の人ではなく現代に通じる人物として描かれているようです。


(当作品の配信は終了いたしました。CD BOXにてお楽しみください。詳しくはこちらをご覧ください。
| 10:00 |

2006年12月05日
芥川龍之介『鼻』 朗読:横内正
第17回目は横内正が芥川龍之介『鼻』を朗読します。

芥川は22歳のときに、幼馴染みの吉田弥生という女性に恋をました。
弥生に縁談の話が持ち上がった23歳のとき、芥川はプロポーズをしたいと養父母の芥川家の両親と伯母のフキに相談します。しかし、弥生が私生児であったことや士族出身ではなかったこと、さらに同い年だったという理由のため、猛反対されプロポーズを断念させられています。
『鼻』は、そのような背景の中で書かれたそうです。

内道場供奉というのは、宮中に仕える高僧だそうです。いわば俗世間とは無縁であろう高僧が世間体を気にしていることや、その人物像を醜く描写しているところなど、当時の芥川のやりきれない気持ちがよく現れていると思います。


(当作品の配信は終了いたしました。CD BOXにてお楽しみください。詳しくはこちらをご覧ください。
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