オランダのブラバント地方で生まれ、バルセロナで活躍するアーティスト、Monique van Steen。最近はもっぱら大きなキャンバスに女性の顔の絵を描いています。ファッション雑誌に載っているモデルの写真をモチーフにアニメーションに見られるような色面分割で大きく顔を描いたあと、ドリッピングで仕上げます。ドリッピングという技法はJackson Pollockなどがいた1940年代のアメリカのアクション・ペインティング・ブームの中でうまれ1950年代から60年代にかけてヨーロッパのコンテンポラリー・アートにも波及しました。この技法がとても効果的に使われているのが彼女の絵の大きな特徴です。彼女の絵をコンピュータのモニターで見ると写真をフォトショップやイラストレーターで加工して描いたのではないかと思う人もいるかもしれませんが、そうではなく大きなキャンバスにすべて手描きをしています。そのため彼女が絵にドリッピングを施すところをライブ・ペインティングで見るととてもおもしろく、できあがった作品同様、もしかしたらそれ以上に作品のみどころといえるかもしれません。