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RYO-Z いやぁ~2017年も明けて、少し経ちますけど皆さんいかがお過ごしでしょうか。今週は年明け恒例企画!私の大好きな「ヒップホップ新春放談」を開催!!一昨年はMummy-Dさん、昨年の宇多丸さんに続き、今年はDJ YANATAKEさんをお迎えします!

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♪ The Man(Feat.CHOZEN LEE from FIRE BALL) / RIP SLYME

RYO-Z それではさっそくゲストの方を紹介しましょう!DJ YANATAKEさんです!よろしくお願いします!

DJ YANATAKE よろしくお願いしますー!あけましておめでとうございます!

RYO-Z いやぁ……僕、挨拶した事あるレベル位でお会いした事があると思うんですよ…!(笑) 初めまして!!

DJ YANATAKE 改めてましてよろしくお願いします!

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RYO-Z ヒップホップ新春放談ということで…。

DJ YANATAKE うん。

RYO-Z これ、YANATAKEさんを呼んだのは理由がありまして、昨年の12月にリアルサウンド編集部から『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ』という超ヤバいブツがリリースされているいと…!!!

DJ YANATAKE (笑)!!ねぇ!熱狂してましたね~。


『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ』

RYO-Z 熱狂ですよね!これが無かったら僕らも無かったわけで…僕らも今全国ツアーを回っているんですが、「DANCE FLOOR MASSIVE Ⅴ」というツアーの裏テーマが“90年代”なんですよ。

DJ YANATAKE おお~いいですね!

RYO-Z 音とかもけっこうクイックで繋いでプレイしたりとか…。

DJ YANATAKE へぇ…!

RYO-Z …あっ!(ブースの中に)届きました!『私たちが熱狂した90年代ジャパニーズヒップホップ』!!

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DJ YANATAKE なんか…バカ売れみたいなんで…!

RYO-Z そうなんすか!それはいいですね~!これは知っといてもらったほうがいいなって事がたくさん書いてあって。当時のシーンを知る重要人物のインタビューがまとめられた1冊なんですが…。その中で、YANATAKEさんは当時、勤められていた渋谷のレコード店「CISCO」のバイヤー時代のお話をされているという事で、今日は90年代をメインにお話をお伺いしたいと思うのですが…!

DJ YANATAKE はい。

RYO-Z まぁ…現場中の現場である、レコード屋さんに身を置いていたYANATAKEさんで、「当時は店員としてMUROくんに認められる事が超重要だった。」と。

DJ YANATAKE (笑)。そう、重要だったというか自分の中で…まぁそういうふうに言う人は僕以外にもいっぱいいると思うんですけど。最初、僕はCISCO上野店で働いていたんですね。

RYO-Z はい。

DJ YANATAKE 渋谷店に転勤になった時に、ハッと気付いたら渋谷店てやっぱりスタッフのレベルがすごく高くて。

RYO-Z あ~。

DJ YANATAKE 当時はサンプリング・ヒップホップなわけじゃないですか。

RYO-Z はい。

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DJ YANATAKE だから新譜が入って来ても、「あっ!これ○○ネタだよね」ってみんな一瞬でわかるんですよ。

RYO-Z (笑)!!

DJ YANATAKE でも僕、そういうの全然詳しくなくて、知ったかぶりをしてなきゃいけなかったというか…「ああ!それね~!」みたいな。でも「限界があるな」って思って。今から元ネタをいっぱい勉強してもMUROくんとか、当時一緒に働いてたForce of NatureのKZAさんですごく詳しかったし。僕の前任がキミドリのクボタタケシさんで。

RYO-Z メチャクチャですね…!

DJ YANATAKE それには絶対に追いつけないし。

RYO-Z ディガー達が集まっているわけですからね。

DJ YANATAKE でも、彼らに何かしら買ってないと渋谷で生き残れないんじゃないかって思って、“新譜をメチャクチャ詳しくなろう”と。当時はインターネットが無いから、FAXで届くアメリカの問屋さんからの情報が速いから、それを誰よりも先にチェックできるのは俺だし、レコードが入って来て一番最初に聴けるのも俺だし。

RYO-Z ええ。

DJ YANATAKE 当たり前の事なんだけど、そういうのをちゃんとやってMUROくんとかにも新譜の情報を教えてたら、“認めてもらえる”というかそういうふうになったのかな。

RYO-Z いやぁ~!

DJ YANATAKE 宇田川町っていう場所が渋谷にあって、東急ハンズの奥、NHKの方に行ったところが“レコ村”、「レコード村」と呼ばれてて。当時のギネスブックに載ったぐらい一ヶ所に200ちかくのレコード屋さんがあったらしいんですよ。

RYO-Z 軒がひしめいていた…。

DJ YANATAKE 人がいっぱいいたんですよね。

RYO-Z そうですね。しかも本当にヘッズばっかり。とにかくヘッズしかいないってくらい。

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DJ YANATAKE そのど真ん中で90年代、7年半くらい働いてました。

RYO-Z そうなんですか…!相当…!で、帰りにゴールドラッシュを食って…っていう空気!

DJ YANATAKE (笑)!ありますね!

RYO-Z みんなであの辺の店を回ってましたね。

DJ YANATAKE 僕らも他のレコード屋さん回ってましたね。

RYO-Z 改めて振り返ってみて、あの感じってどういう事だったんですかね…?

DJ YANATAKE 何だろうね?インターネットが無いからみんながとにかく情報に飢えている…。情報をゲットしたり新譜を聴きたくて、レコード屋さんに行くのが一番早かったって事ですかね。当時の面白い話だと…。NITRO MICROPHONE UNDERGROUND、SHAKKAZOMBIEのメンバーとか、みんなお金無いけど新譜が聴きたいから毎日いるの。 Osumi(Osumi Tsuyoshi SHAKKAZOMBIE)とかはもう休憩室にロッカーがありましね!(笑)

RYO-Z それは完全に店の人間ですね(笑)。

DJ YANATAKE これくらいかな…。

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RYO-Z 本の中にも90年代のヒップホップを象徴する曲はコレだろ!っていう曲がありますんで、その辺の1曲をぜひ…!

DJ YANATAKE これね~始まる前に「どれにしようか?」って考えるくらい、いっぱいあるんですが…!

RYO-Z ですが…!

DJ YANATAKE 本でも語ってる部分でもあるんですが、僕はやっぱりレコード屋さんで働いてた時の象徴的なエピソードが“証言”。LAMP EYEの「証言」というレコードが出た時というのはやっぱりすごくて。

RYO-Z ええ。

DJ YANATAKE 何回も細かく入荷はあったんですけど、入る度に争奪戦みたいな。

RYO-Z (笑)。

DJ YANATAKE その最後のプレス分をバンっと貰いまして、周りのレコード屋さんだと○万円ってくらいプレミアが付いちゃうものを「定価で出しますよ!」って言ったら、前日の夜10時で300人くらい並んじゃって。

RYO-Z もうレコード屋級を超えてますよね!(笑)

DJ YANATAKE もうみんな取り合いのように…奪い合いみたいな(笑)。

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RYO-Z レコ屋の袋に、アルバムのジャケットをプリントするっていのが今では当たり前ですが、それがYANATAKEさんのアイディアだったと。

DJ YANATAKE そうっすね。僕と「証言」のチームでいろいろ話して。タワーさん(タワーレコード)、HMVさんでもやってたかもしれないでけど、あの辺の盛り上がっている所でやるのは「証言」の袋が最初でしたね。

RYO-Z うわぁ…!!!ここらで一発。YANATAKEさんの選曲で。

DJ YANATAKE この曲を紹介する日が来るとは思ってなかったですけど…!



♪ 証言 / LAMP EYE

RYO-Z これはもう熱狂で…一気に…!90年代たしかに印象付けられた!

DJ YANATAKE 全バース被せられるでしょ?

RYO-Z 被せられます!

2人 (笑)!!

RYO-Z それはもちろん!

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DJ YANATAKE この頃の曲って“全部歌える”感があるよね。

RYO-Z RHYMESTERも、BUDDHA BRANDも象徴的な曲を出してますけど、全部そらで歌えます。それはたぶん一生記憶から抜けないんだろうなって。

DJ YANATAKE うん。

RYO-Z でも、このバージョンとしての、「証言1、俺RINOから~」っていうのと、「証言1、投げんなサジ、投げんな匙」とバージョンが…。

DJ YANATAKE ちょっとね、CDとアナログでバージョンが違うんだよね。でも僕らはずっとアナログバージョンで聴いてるんだよね。

RYO-Z ですよね!これはちょっとやばいブツ!!

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ここからは今のヒップホップに話題を変えていきます!

RYO-Z クラブのシーンって僕、最近全然行ってないのでアレなんですけど、どうですか?

DJ YANATAKE 盛り上がってますよ。

RYO-Z バトルもあるし…!

DJ YANATAKE そうですね、バトルのイベントはどうしても昼間が多いかな。若い子も多いし。いわゆるEDMブームみたいなのは日本ではまだ盛り上がっていますけど、世界的に見たら収束しつつあるというか、世界的チャートを見てもあんまりEDMでポップヒットが無い。それが今全部トロピカルハウスとか方向に流れていく中で…ディプロ(Diplo)というRYO-Zくん大好物の世界NO.1と言われているDJプロデューサーがいるんですけど、ディプロいわく「流れはまたヒップホップに戻って来てるよ」と。

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RYO-Z おお~!そうなんすか!ディプロが言ってるんだったらもう!

DJ YANATAKE ね!ディプロが目を付けたものはこの先絶対に流行るっていうのはあるので。ハウスとかも流行らせたのはディプロの影響が大きかったと思うし、やっぱりりアメリカのビルボード・チャートを見てもまたヒップホップは元気なので。でもどんどん、音数が少なくて、遅くて、なんかぶつ切りの変なラップみたいな。

RYO-Z ええ。

DJ YANATAKE また次のステップにアメリカのヒップホップは突入しているから、それがまた日本でウケるようになってくるまでどのくらいかかるかわからないけど、前よりは短く落とし込めたら…ね?

RYO-Z なるほど。もう一度楽しみですね!

RYO-Z まだまだお聞きしたい事は山ほどあるんですが…今後の予定のほうお聞きしたいなと。

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DJ YANATAKE 僕もいろいろな仕事をやらせてもらっているんですが、一つSKY-HIというラッパーの制作ディレクターというのをやらせてもらっていまして。

RYO-Z はいはい…!

DJ YANATAKE 昨年の終わりくらいに頑張りましたね~。

RYO-Z うんうん。

DJ YANATAKE すごいアルバムが出来ちゃって…!1月18日に「OLIVE」というアルバムが出ます!

RYO-Z 素晴らしい!!

DJ YANATAKE プロデューサーが…MUROくん、DJ WATARAI、grooveman Spotとかもやりつつ、mabanuaさんとかTINYVOICE PRODUCTIONの面々とかでやっていたりするんですが。

RYO-Z ええ~!!

DJ YANATAKE ビッケブランカさんとか注目の所でやっていたりして、そのアルバムが出るので、せっかくだからRYO-Zくんにも1曲聴いて頂きたいなと思いまして。

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RYO-Z ぜひ!それでは最後に、この番組では全ての方に「カッコイイ大人とはどんな人か?」を訊いてるんですが、YANATAKEにとってカッコイイ大人とはどんな人か?お伺いさせて頂きたいんですが…!

DJ YANATAKE 真面目!!

RYO-Z 真面目な人か~!そうなんすよね!ヒップホップですごく悪ぶっていても、根が真面目な人達だけなんですよね、生き残るのは。

DJ YANATAKE そうなの。ダラダラしたイメージが未だにあるのかな?でも今残っている人達はみんなちゃんとしているから!本当にわかってほしい!

RYO-Z (笑)!!

DJ YANATAKE ポーズとして、そういう見せ方をしている人もいるけど、スッゲーちゃんと頑張って音楽をみんなやってるので、それをわかってほしくて「真面目」というワードにしました。

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RYO-Z 僕の中の真面目なラッパーとしてSKY-HIの名はありますよ。

DJ YANATAKE もう真面目を通り越して、スーパーストイックですよ。僕も彼から勉強させてもらう事がいっぱいあるし。あんなに真剣に音楽に取り組んでいる人が周りにいなかったのでビックリします。

RYO-Z 真面目な大人を代表してSKY-HIの曲の紹介をお願いします!

DJ YANATAKE 1月18日に発売される「OLIVE」というアルバムの推薦曲になっています!SKY-HIで『アドベンチャー』



♪ アドベンチャー / SKY-HI

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DJ YANATAKEさん、本日はありがとうございました!

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