今週は6月23日から26日、日曜日まで行われました女子プロゴルフの試合。
「アースモンダミンカップ」の最終日を特集しました。
千葉県、カメリアヒルズカントリークラブで行われました「アースモンダミンカップ」。
今年の女子プロゴルフツアーの前半戦を締めくくる、注目のビッグトーナメントです。
梅雨のシーズン、、雨の予報もでていましたが、おかげさまで大会を通して、お天気もまずまず。
最終日には真夏のような青空も広がりました!
今週はその最終日の様子を1日の流れ追いながら振り返りました。
まず、今年の「アースモンダミンカップ」、予選から決勝ラウンド初日3日間の首位争いも熱く盛り上がりました。
まず、初日は昨年のディフェンディングチャンピオンのイボミプロが
6アンダーで飛び出しますが、2日めペヒギョンプロが8アンダーを出して、トータル12アンダーと首位に立ちます。
そして、決勝ラウンド初日の土曜日は、雨の影響でスタートが遅れ、風の強いなか、、イボミプロが、この日5アンダー、
ペヒギョンプロは1オーバーで回り、結果、イボミプロ15アンダー、ペヒギョンプロ11アンダー。
そして、3位に日本人トップで掘琴音プロが9アンダーで付けました。
そして、最終日、女王イボミプロに、ペヒギョンプロと若い掘琴音プロがどう挑むのか?
本当に見応えのある最終組の戦いでした!
15アンダー、2位に4打差をつけてこの日を迎えた、昨年のチャンピオン、イボミプロ。
この4打差のため優勝を意識して、あまり眠れなかったそうです。
イボミプロ前半のハーフ9ホールで一時は、ペヒギョンプロに2打差にまで詰めよられますが、
前半はまず自分のスコアを伸ばす事だけに集中して淡々とプレイ。
バーディーをとってもあえて同じ組のプレイヤーに迷惑をかけないように、「ガッツポーズ」をしないよう
心がけていたそうです。非常に冷静なラウンド、優勝争いの中で、ライバルにこんな気配りができるのも、
彼女ならではですよね!
勝負をかけたのは167ヤード パー3の13番ホールの10メートル以上の長く、難しいバーディーパット。
曲がりの大きなこのパットを沈め最高の笑顔をギャラリーに届け、この段階で自分でも優勝を強く意識したそうです。
そして迎えたパー5の18番ホール、イボミプロは3打目をきちんとグリーンにのせて、
会場の誰もが優勝を確認します。まさに2位の5打差をつける圧巻のプレイでした。
そんな、圧倒的な強さを見せて優勝を飾ったイボミプロですが、実は優勝スピーチでは、涙を見せます。
インタビューでもご紹介しましたが、優勝スピーチで見せた涙の訳、、、それはおかあさんへの思いでした。
2位に4打差、、これで勝てなかったらどうしよう、、と不安を感じ、
眠れなかったイボミプロ、、そんなイボミプロを案じて、
おかあさんはあえて離れた場所のソファーで寝て、休んだそうです。
そのおかあさんの優しさを知って、彼女は優勝を強く心に誓ったということです。
表彰式の涙とはうって変わって単独インタビューでは大きな笑顔を見せてくれました!
「アースモンダミンカップ」が大好きな大会というイ ボミプロ。
素晴らしいコースでの戦いの舞台を作ってくれたコース関係者、
大会関係者に感謝の気持ちも忘れずに、一緒にプレイするすべての女子プロにも感謝の心を忘れない、、
自分が支えられている存在である事を、決して忘れないのがまさにイボミプロの強さです。
今回、2年連続でベストキャディ−賞を受賞した、清水重憲キャディーはもちろんイボミプロを支える大切な存在の一人!
今回の勝利で、キャディーとして積み重ねた勝利は「通算33」、これはキャディ−では日本一の記録です。
これからもこの勝利数、もっともっと伸びそうですね!(優勝者にはポルシェも!!)
6月23日から26日、日曜日まで行われました、女子プロゴルフ、今年17番目のビッグトーナメント「アースモンダミンカップ」。
毎朝、4時、5時に起きておにぎりを作ってくれるおかあさん、そして、清水重憲キャデー、コーチ、関係者、そしてゴルフ。
すべてに感謝の気持ちを忘れないイボミプロ、とチーム「ボミ」の強さの訳がはっきりとわかった気がしました。
この後、、全米女子オープンに出場、心から願うリオオリンピック韓国代表の夢を実現すべく、優勝を目指します。
では、アースモンダミンカップ上位選手の最終スコアです。
優勝イボミプロ 20アンダー
2位 ペヒギョンプロ 15アンダー
3位 鈴木愛プロ 11アンダー
続いて、4位タイに 笠りつ子プロ、キム ハヌルプロ,
フェービー ヤオプロ 掘琴音プロ
8位タイ 東浩子プロ 若林舞衣子プロ 菊地絵里香プロ
11位タイには上原美希プロ 原江里菜プロが入っています。
そして、13位タイに藤田光里プロ
ホステスプロの茂木宏美プロは2アンダーの36位タイという結果にになっています。
茂木宏美プロ、、ホステスプロとしての4日間の戦い、お疲れさまでした!