皆さんのご相談にお答え!

2019.04.12

16歳 女性 ラジオネーム<子羊>さんからのご相談

学業に関する悩みです。

私は昨年度、高校を辞めました。

入る事も、校内で成績を維持することも簡単ではない進学校。
当時の私は、日々の宿題や課題に追われ、精神的にきつくなり不登校になりました。
高校に行く意味とか、勉強する意味とかが分からなくなってしまったのです。
そんな時期を経て、現在、何かに挑戦したい気持ちが湧いてきています。
ただ、「また挫折するかもしれない」と怖くなることもあり、気持ちは揺れ動いています。


やっぱり、高校・大学は出た方がいいと思いますか?
若いうちなら、いくら失敗してもいいと思いますか?
家族に迷惑をかけてもいいと思いますか?

いまの状況に毎日悲しくなっています。

おさむさん

おさむ
さん

隼は高校は出ているんですか?

小森さん

小森さん

僕は全日制の高校に通っていたんですけど、通信に移動しちゃって。なので、勉強する意味とか、学校に行く意味がわからなくなるっていう気持ちは、理解はできます。 “毎日行くことがすべてじゃないな”と思って、通信に行った自分もいるので。悩んでしまうことだったり、意味っていうのは寄り添えるかなとは思います。

おさむさん

おさむ
さん

芸能界の話だからって思うかもしれませんけど、以前の番組で20代の起業家がけっこう来ましたけど、1人、LINEで読む小説の会社を作ってる23歳の子がいて。 その人は高校のときに起業して、大学行かずに大きい会社に就職したんでしょうけど。 まず、ダンサーって資格いらないよね? 僕の放送作家っていうのも資格がいらない、この番組を作っているディレクターも資格がいらないんですけど。 残念ながら日本の企業は、四大卒じゃなきゃダメとかありますけど。料理人になりたかったら調理師の免許をとらないとダメですよね? 僕は車の免許を持ってないから車に乗れないんですよ。 だから、「高校、大学は出たほうがいいですか?」と言われると、出ることによって選択肢は増えるんだけど、自分のやりたいこと、“何かに挑戦したい気持ちが湧いてきてる”とするなら、それを明確にしたほうがいいよね。 例えばダンサーになりたいんだったら、正直、高校、大学出るよりも…。

小森さん

小森さん

他にスクール通ったりとか。

おさむさん

おさむ
さん

そうだよね。同じお金かかるならスクールに通ったほうがいいし、って思うじゃないですか? もし、放送作家、小説家になりたいって言うなら、高校、大学行かなくても勉強できるし。 こういうのは早いに越したことはないと思うんですよ。 ただ、何か挑戦したいことが、大学に行かなければいけないとしたら行けばいいし。

小森さん

小森さん

必ずしも、周りの感じからすると、行ってるに越したことはないっていう感じはあるかもしれないけど。 そこが、必ずしも全てではないと僕は思います。

おさむさん

おさむ
さん

選択肢は広がるんだけど、広がった選択肢が自分の将来にとって必要かどうかっていうのは考えたほうがいいし。 親がかわいそうとか、もったいないとかっていうよりも、結局、大事なのは自分ですからね。 あと「若いうちなら、いくら失敗してもいいと思いますか? 」っていうのは、どう思いますか?

小森さん

小森さん

僕は、失敗はない方がいいと思います。 若いうちに失敗できるっていうのは、失敗するとまた0に戻るんですけど。 0から1にする時間があるよっていうだけの話で、積み重ねたものは戻さない方がいいと思いますね。

おさむさん

おさむ
さん

失敗するし、挫折もするんだけど、失敗していいと思ってやらない方がいいと思うんだよね。失敗なんかないに越したことはないもんね。 「また挫折するかもしれない」と怖くなるというのは、「また挫折するかもしれない」って思ってる余裕があると思うの。 だって、何かに本気で打ち込んだら、“挫折するかもしれない”なんて考えてる余裕はないよね? 目の前に起きてることを、ちょっとでも上手くなりたいと思って、それが誰かに負けたら悔しいとかはあるんだけど。 「また挫折するかもしれないと怖くなる」というのは、厳しいけど、まだ余裕あるよねって思う。 だから、何かに挑戦したい気持ちが湧いてくるんだとしたら、その輪郭、何なのかっていうのを明確にして、自分の人生のプランニングって意外と早くやった方がいいよね。

小森さん

小森さん

そうですね、まだ16歳ですし。

おさむさん

おさむ
さん

隼はダンサーになりたいって思ったのはいつ?

小森さん

小森さん

僕は中学から思っていましたね。

おさむさん

おさむ
さん

僕は高校のときには“この仕事に就きたい”って思ってたから、早いに越したことはないよね。 後で見付かる人もいるけど、自分の目標の輪郭を早く明確にしてあげて…写真家の蜷川実花さんもさ、小6のときに、お父さんのこともあるから、“この世界でやっていくしかないな”と思ったときに、自分の人生でいる事と、いらない事を分けたと言ってましたね。 勉強とかもさ、“たぶん、これはいらないな”とか。例えば、中学になって「数学の得点が低いのは何事だ!」と、その場では言われますよ。でも、自分の人生でいるものといらないものを明確にしていくことは早い方がいいなと、僕は思いますね。