ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週と来週のゲストは、幼児用冷凍食品「homeal」を展開している、
homeal株式会社、代表取締役の鬼海翔さんです。おはようございます。

鬼海翔さんは岩手県生まれ、千葉県木更津市育ちの35歳。
大学卒業後、コンサルタント会社勤務を経て2019年、homeal株式会社を創業されています。

今朝は、主な事業内容について伺います。
まず最初に、会社名にもなっている「homeal」という言葉ですが、
この名前の由来は何でしょうか？

「この名前は元々私が会社を創業した時に作った言葉で、HomeとMealという言葉を合わせた造語になっています。家や家族を表したHomeと、ご飯という意味のMealを合わせて、家でも安心したご飯を食べることができるというコンセプトにした会社ということを表しています。」

幼児食に注目した理由は何ですか？
「私の子供が小さい時に、離乳食のサービスはたくさんあったのに対して、幼児食のサービスが全くなく、食事面で困ったという経験があったので、であればそのサービスを自分で立ち上げようと思ったのが元々の経緯です。」

homealのメニューの特徴は何ですか？
「すべてのメニューが管理栄養士の監修のもと作られていて、栄養価が高く、保存料や添加物が入っていないものになっています。普通の冷凍食品だと塩分が高く、そのまま子供に食べさせることに抵抗感がある方でも、homealなら食べさせてあげたいと思ってもらいたいというのが私達の大事にしてるポイントです。」

実際にこのサービスを利用している方からはどのような声がありましたか？
「好き嫌いやイヤイヤ期、偏食やアレルギーなどの食の課題が多い中で、homealなら食べてくれるというのがひとつあります。もうひとつは大人が食べても美味しいと感じることができるということです。これはなぜそうしているかというと、子供は新しいものを見ると怖いと感じてしまう新規性恐怖という当たり前の感情があるので、親が同じものを食べて子供が食べたくなる、そしてどちらも美味しいと感じるという共体験を大切にしています。」

数多くのメニューがありますが、選び方のコツなどはありますか？
「50種類ほどのメニューがある中で０から選ぶのは大変なので、最初にボタンひとつでおまかせでおすすめのメニューを14種類選んでくれたり、あるいはメニュー診断という機能を使うと診断結果に応じてメニューをリクエストしたりできるので、なるべく時短、時短で選んでいただくことができます。さらには栄養バランスに不安がある方は管理栄養士にLINEで直接相談することができたり、アレルギーのある方はその食品が含まれないメニューだけを表示する機能など、さまざまな食の問題に対しての配慮はかなりしています。」

最後になりますが、これまでに乗り越えてきたハードルを教えてください。
「私達は2019年に創業して、サービスを開始してから1ヶ月後にコロナ禍に突入したので、今までやりたかった食事を一緒に食べたり、イベントを開くということが全くできませんでした。ようやく今月から解禁されるということで、新しい食事の体験をもっと多くの人たちと共有できるようなことをやりたいなと思っています。」

homeal株式会社、代表取締役の鬼海翔さんでした。来週もよろしくお願いします！