三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.04.07

ユニークな3Dプリントサービス

株式会社メルタ 代表取締役
濱中拓郎
3Dプリンターを使った企画やサービスに注力


今週のゲストは、3D技術を活かしたサービスを展開する
株式会社メルタ 代表取締役の濱中拓郎さんです。
濱中さんは1991年生まれ、高知県のご出身。
高校、大学時代にボクシング部で全国大会に出場するなど活躍
新卒でITベンチャーに就職しますが、1年で解散。
その後、3Dプリンタ事業を立ち上げ、現在に至ります。

まずは「メルタ」の主な事業を教えて下さい!

「弊社は3Dデータ作成と3Dプリント事業を行なっています。 
 特徴としましては3Dプリンターの工場だったりとかデザイナーという
 リソースを全部外注しているところですね。
 工場のネットワークを持っていて空いている3Dプリンターに
 外注したり、海外のデザイナーに発注したりして
 自分たちは3Dプリンターを使った企画やサービスに注力しています。」
 

取り次ぎのようなことを迅速にできればということですね。

「そうですね。ラクスルさんやメルカリさんだったりとか
 遊休資産を使ったり、空いているものを活用しようという
 取り組みをしていまして3Dプリンターが当てはまったということですね。
 サービスなのですが3Dプリントを3日で届ける”3Dayプリンター”という
 3Dayが3日になっているもの。」

発注したら3日で届く!すごい!
メルタのHPを拝見すると、他にもユニークなことやってます。

「バーチャルろくろシステム Roquro」というのは?

「弊社のデザイナーがエンジニアを作ったものなんですけども
 ディープモーションというデバイスを活用しまして
 PCの画面上でろくろ回しをすると、画面上に陶器モデルが生成されまして
 ろくろ回しがネットで簡単にできるという。
 実際に作ったモデルは3Dプリントで造形出来るんです」

バーチャルで作ったものが実際に形となって届くわけですね。
他にも「メロンレター」というのがあるんですが、これは何ですか?

「名前の通りメロンの手紙というものでして
 メロンの網目模様に好きな文字を入れられるというものなんですね。
 どういうものか説明すると、メロンは幼少期に傷をつけると
 その通りに修復するんですね。その特性を生かして、3Dプリンターで型を作って
 メロンに傷をつけるんです。ありがとうとか、おはようございますとか
 おめでとうございますとか、好きなキャラクターやロゴを入れると
 ロゴの形に網目がつくという。」

そして「猫の手レンタルサービス」というのはなんですか?

「3Dayプリンターでダジャレが好きというのは伝わったと思うんですが
 猫の手レンタルサービスは、猫の手も借りたい人に対して
 猫の手を貸すというサービスなんですよ。
 3Dプリンターで猫の手を作って、それを貸すというだけのサービスです。」

人気はあるんですか?

「人気は全然ないです!人気はないんですけど、
 3Dプリントのサンプル品としてこんなの作れますよとは出しますね」

HPに「メルタ堂」と出ていて、何かのトロフィーの画像があるんですが?

「これはトロフィーをオーダーメイドで作れるというものです。
 例えば社長の胸像や、自社のマスコットキャラクターもトロフィーを作ったりできます。」

「イベントバスター」というのがあるのですが、これは?

「ポップや看板を3Dプリンターで作るサービスです。
 これはでかいものを作れるんですね。2m近いものも作れるので
 例えばおしゃれな看板を作りたいとなっても
 今までの看板は2.5次元のものしかなかったのですが
 かに道楽のかにのようなものを作れたりとか
 オリンピックの選手のものを作ったりとか。」

こういったユニークな事業アイデアは、どうやって生まれているんですか?

「実は自分たちでアイデアを全部出すことはあまりなく
 受けた案件から事業のタネを作ったりとか
 受けた案件の人を巻き込む形が多いですね。」

濱中さんには来週もお付き合いいただきます!
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