三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2020.12.22

クリエイターを盛り上げる新しいプラットフォームを

株式会社 pamxy CEO
西江健司
企画が落ちた捌け口としてYouTubeをやっていた


ゲストは、先週に引き続き、
株式会社pamxy CEOの西江健司さんです。

先週は「パンクシー」の主な事業内容をうかがいましたが
今朝は西江さんの「これまで」にスポットを当てます。

早稲田大学の出身ですが、高校は進学校ではなく
最初の受験では、すべての大学に落ちてしまったそう。

「僕は2回浪人しているんです。
本当に頭が悪くて偏差値が28とかだったんです。
本当に勉強しなくて、高校の間にあるコンビニにたむろして
女子高生をぼーっと見てるみたいなよく分からない生活をしていたんです。
そうしたら大学全部落ちて、
滑り止めと思っていた所にも止まらず滑って。」

しかしその後、早稲田大学に受かった西江さん。
原動力になったものとは?

「これは失恋ですね。当時付き合っていた彼女がいたんですが
1浪目の夏に二股されて、見返すために勉強したという
どうしようもない理由ですけどそれが原動力でした。
受かった後もう一度話に行ったんですが、それでも振られましたね。」

そうして入った大学では、かなり破天荒な学生生活を送っていたとか。

「大学時代は悪い意味でとがっていましたね。
2年間家で勉強していたんです。本当にお金が無かったので
予備校も通っていなくて宅浪していたんです。
鬱憤が溜まっていたので、早稲田精神昂揚会という
謎のサークルに入って、ひたすら早稲田を高める
一週間100円だけで沖縄で生き延びる合宿をしたり
早稲田王というゲテモノの早食いコンテスト2連覇したりしていました。」

その流れでTBSに行かれたのでしょうか?

「TBSはフジテレビのインターンのエントリーシートに
赤ふんどし一丁の写真を送ったら通っちゃって、
結果フジテレビには落ちるんですが、
インターンからフジテレビの人と仲良くなって、
バラエティーの企画を考えるのが面白かったので、
テレビに行こうと思い、TBSに受かったという感じですね。」

テレビは狭き門と聞きますが、
入社試験や面接ではどんなことを言ったんですか?

「受かると思っていなくて、面接も回数が多くて
辞めたから言えちゃうのですが、
コネ入社の奴がいるからそろそろカモフラージュの俺は
そろそろ落とされるなとか色んなことを考えていたんですが、
「あ!受かった!」みたいな感じでしたね。」

勝因は何だったと思われますか?

「最終的に協調性ある風に装ってました。
テレ朝の5次面接でピタゴラスイッチを作るという面接があったのですが
言っちゃいけない気がするけど…みんな頑張って作っているのに
僕は終わりのほうで肛門のイラストを書いていたら落とされちゃって。
今考えると寒いんですけど最後だからと。
そこで協調性無いと集団面接落ちるな、
集団でやってるのそういう意味だと思って
TBSの5次面接ではタイムキーパーをやりました。
急にみんなを見るほうに行ったら落ちなかったです。」

TBSでは、どんな番組に関わったのでしょうか?

「お金を借りて返していない人を見つけまくって
その人に超がんばってもらって無理やり借金を返させるという番組です。
僕が大学受験の時、友達からお金を借りていて
2年くらい返せてなかったのでそこから考え付いたんですけど
これは2年目で企画が通ってやらせていただきました。」

早くにディレクターになった西江さんですが、わずか2年で退社。
なぜ辞めようと思ったんですか?

「今だから言えるのですが、TBSにいながらYouTubeは出していたんです。
2年目で企画が通ったというと綺麗に見えるかもしれないですが
裏ではめっちゃ企画が落ちていたので捌け口として
目隠しをして合コンするなど落ちた企画をYouTubeでやっていました。」

実験場だったYouTubeが主戦場になっていったと。

「YouTubeが本当に面白いなと思って、2年目なので
企画が通っても色んな事があり企画が丸くなってしまう事があって
芸術家ではなくサラリーマンではあるので、
受け入れてそれはそれで楽しく学ばせて頂いたのですが
YouTubeは意思決定者が少ないというのがかなり魅力だなと思い
こっちのエリアに行こうかなと思いました。」

YouTubeに転身し、最初に都市伝説やホラー系の動画を
立ち上げられています。

「ホラー映画やグロいものがけっこう好きなので、
そういった動画を出して伸びたというのもあって
やはり好きだと伸びるなと思ったのでそちらを中心に。」

コロナ禍の今、エンタメは苦境に立たされていますが
動画配信は伸びていると言われています。
pamxyは影響は受けていますか?

「コロナで視聴数は上がっていますね。
室内でコンテンツを楽しむというのがあるのと
会社員の人がリモートでスキマ時間に絶対観てますね。
検索のキーワードとかを見ていると、これ学生じゃないなとか分かります。」

エンタメの可能性、どう考えていますか?

「エンタメというと広いのですが、ことYouTubeに限って言えば
クオリティの勝負になってくるという所で
数年前はプロじゃない人たちが
YouTubeで覇権を握ることが可能だったのですが
今かなり難しくなってきているので、素人の方もかなり勉強し続けないと
YouTubeというプラットフォームでは難しいです。
ただプラットフォームは移り変わるので、
新しい次のプラットフォームが出てきた時には
素人の方がそっちに行って早めにコンテンツを作って覇権を握ることは
往々にしてサイクルとしてはあるかなと思っています。」

最後にこれからの夢を教えて下さい!

「クリエイターやエンタメ業界を盛り上げるためのプラットフォームを
今作っているんですけど、それこそ世界中に使ってもらうというのが
僕の夢です。」

2週にわたってありがとうございました!
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