三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2021.02.16

本物が本気で伝えれば振り向く

株式会社 笑下村塾
代表取締役
相川美菜子さんとたかまつ ななさん
さまざまな社会課題を楽しく伝える活動を積極的に展開


「 The Starters 」 火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンをうかがいます。ゲストは、先週に引き続き「株式会社 笑下村塾」の、
代表取締役の相川美菜子さんとたかまつ ななさんです。
よろしくお願いします!
「株式会社 笑下村塾」は18 歳選挙の導入を機にたかまつななさんが設立、 その後2018年に大学時代の友人相川さんが代表に就任、政治を面白く伝えるため、 全国の学校へ出張授業「笑える!政治教育ショー」などを実施されています。
先週は笑下村塾のサービスについていろいろ伺いました。
社会問題などお笑い芸人さんが出張授業で分かりやすく楽しく教えてくれる、
それからSDGsの出張授業なんてのもあり、政治や社会問題を分かりやすく、
そして楽しく学んで、将来の若い人たちにツケをまわさないようにということ、
これもすごく印象的な言葉でした。
そういうサービスをされているということなんですけど、
今世の中全体の問題、あらゆる企業も抱えている問題なんですが、
新型コロナウイルスもですね、会社も影響を受けてると思うんですけれど、
どうでしょうか。

相川「絶賛受けていますね。私たちが今までやっていたのがリアルの対面で、
学校とか会社とか地方の自治体などにお伺いして、お笑い芸人さんが授業するっていうことでしたし、その中で結構カードゲームを使ったワークショップなんかをやっていたんですが、そういったものはやっぱりこのコロナ禍だとどうしても開催が難しいので、去年の2月ぐらいから本当に授業がどんどんキャンセルになって、
一時期は本当に赤字でしたし、いつまで続くんだろうっていう風に思っていたんですけれども、最近はオンラインでの授業とかが、積極的にできるようになってきたので、オンラインに切り替えて研修とか授業をやるようになってきました。」

リアルに会っては難しいですね。
僕も、ワークショップとかやったりしてたんですけど、
なかなか人を集めるのは難しいなというところで動けなかった時もありましたね。
今のオンラインに色々をシフトしていったというお話を伺ったんですけど、
それ以外にもコロナ禍において工夫されてる事とか、
その経営上やられてることって何かあるんですか?

相川「YouTube動画作成に力入れているかなと思います。たかまつななチャンネルを今。」
どんな内容ですか?

たかまつ「実際、政治家にインタビューしに行ったりとか、
最近だと枝野幸男さんに出ていただいたりですとか、
石破茂さんとかにご出演いただいて、政治家の方が根源的にどういうことを思ってらっしゃるのかとか、選挙の時にそういう映像は貴重にになると思うので、
選挙期間中だけじゃなくて、そういう動画を見て頂きたいなと思って作っていたりですとか、今まで出張授業でやっていた笑って学ぶSGDsっていうものをそのままオンラインで生配信してナイツさんをゲストにお迎えしたりとか。
本当に学校に行かなくても皆さんアクセスしてもらえるような物を作ったり、
後は、ものすごい残念なことですけど、生きづらさっていうのがテーマに今すごいなってしまってると思うんですけど、少子化なのに子供の自殺率が高まってしまってるというところで、過去にいじめられた経験のある著名人の方に、
ご自身がそのいじめをどう乗り越えてきたのか、その時どんな辛い思いだったのかお話をしていただくことで、居場所を YouTube に作るということもやっています。
本当に皆さん自分の経験が役に立つんだったら、といって芸能人の方もお引き受け頂いてるというの感じですね。」

そうですか。
若い人たちはどうやって視野を広げるかっていうことが、大人達がやってあげられることだと思うんですけど、その気づきっていうきっかけを作るのって本当に難しいなといつも思うんですよね、
本当にこう僕たち大人になって辛いことっていっぱいありましたけど、
今思うと笑えることになってたりするのって、
本当に自分の視野が広がったからだったと思うんですよね。
そういうものが動画でも少しでも視野が変わる瞬間になってくれればいいなぁなんて今のお話聞いて思いました。
松下村塾の活動して、自分たち自身が意識変わった事って大きいところで言うとどういうものがあるんですか?


相川「SGDs的な話ですと、自分自身の生活スタイルがすごく変わってきたなとは思います。やっぱりエシカルなものとかを買おうとか、ビーガンフードのお店に行ってみようっていう風に思ったりとか、フェアトレードのものを積極的に買おうとかっていうような、その日常の消費とか、ファッションとかフードみたいな身近なところからすごく手を出せるようにいろんな企業とかブランドとかが今そういう商品を作ってるので、やっぱ若い人でも手を出しやすいので、
自分自身試して紹介してみようという風に最近思ってよく買ったりしています。」


誰かに伝えるって言う事は、自分もよく知らなければいけない。
伝える教えるは学ぶことでもあるということですよね。

たかまつ「私自身は学校に行って失敗したこともあるんですよね。
ものすごいヤンキーがいっぱいいる学校とかに行くこともあるんですね。
やっぱりお笑い芸人さんだから呼びましたとか、うちの学校の生徒にこそ政治ってものを本当に知って助けてもらう手段にして欲しいんですって先生から頼まれたりして行くと、本当に荒れてる学校とかだとすごいんですけども、
そういう時にどういう言葉だったら届くのかってこととかはものすごく変わりましたね。
自分がテレビとか出させてもらったりとか、舞台とかに出てもやっぱ関心がある人にどう届いてるかとか、相手の顔が見えてるように見えてなかったなと思うところものすごくあったので、本音で話すとか、強烈なファクトを持ってくるとか、
そういうものが必要だなと思って、建前でとか綺麗事で言わないとか、
難しい言葉は使わないとか、そういうところは意識するようになりましたね。」


本物は伝わるということだと思います。
あの本当余談なんですけど、僕が中学生の時にいた学校が、荒れている学校でして、その時に校外学習で落語を見に行きましょうと、若い人たちの落語から始まって、最後はもう大ベテランの方が出てくるっていうのをお昼からずっと見てて、
荒れてるんで、「なんだよこの野郎」とか言いながらいくわけですよ、
クソ野郎とか言いながらも皆来たんですけど、
最初の若い人たちの落語はヤンキー達聞かなかったですよ、うるさくて、
でもだんだん聞くようになってくる、
最終的に大ベテランの落語をした時に最後まで夢中になって落語を聞いたっていうのを経験したことがあって、
やっぱり本気で本物がちゃんと何かを伝えようってなると、
どんなに興味なくても振り向いてくれるんだと思って、
あの体験は今でも覚えてて、自分もそういう風に何かを伝える人間なので、
ああいう風にならなければいけないと今でも思って活動してますね。
でもお二人も本物であろうということ、本音で喋ろうということ、
やってらっしゃるのでたくさんの人に伝わってるんだと思いますよ。
最後になるんですけど、これから夢を教えていただけますか。

相川「笑下村塾の一つの目標が、お笑い芸人さん100人で出張授業に行くっていうのが掲げているんですね。
ホームページのトップの写真も、実際にお笑い芸人100人を国会議事堂の前に集めて写真を撮ったものを使ってるんですけど、
その365日、今日もどこかで芸人さんが笑下村塾の授業としてどこかの学校で授業をしているっていう風な状態を作るっていうのが理想で、
でもやっぱりそのためには会社を大きくしていくとか、知名度を上げてくってことが必要なので、コツコツと頑張ってそれができるようにしていきたいなと思っています。」

これからも、もっともっといろんな人たちに影響を与える活動になってくると思いますし、若い人、これからの未来作ってくの皆さんだと思うんですよね、
僕はもうそれなりな年齢になってきたんでね、本当にツケを回しちゃいけないなと思います。
今日、そして先週といろいろお話を伺って、僕も引き締めようと思いましたね。
それは重く捉え過ぎないで、僕らの生活に身に落ちた形でこれを理解してことも一つ大事だなと思ったんでね、気を楽に色々触れて行きたいなというきっかけなりました。本当に素敵なお話お二人ありがとうございました。
株式会社笑下村塾の代表取締役、相川美奈子さんとたかまつななさんでした。
どうもありがとうございました。

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