2021.08.03
世の中が良くなっていくところを後押し
ONE MORNING「 The Starters 」。
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
ゲストは先週に引き続き、株式会社スマートドライブ 代表取締役の北川 烈さんです。よろしくお願いします。
北川さんは、大学時代から国内ベンチャーでインターンを経験され、アメリカ留学後、大学院で移動体のデータ分析を研究、
そして大学院在学中の2013年に株式会社スマートドライブを創業されています。
まずは、先週とは別の視点で質問させて頂きます。
コロナウイルスの影響で、会社やユーザーの変化はありましたか?
「様々な方の移動データがとれるのですが、人の移動がかなり減っていて、代わりに物の移動が増えました。」
「車の移動量はあまり変わっていないです。」
今週は、北川さんのこれまでを中心に伺っていきます。
噂によるとと小さい頃から日経新聞を読むのが好きだったと?
「そうですね、新聞の株価欄とかに興味がありました。
小学校低学年ぐらいに興味を持つようになったのですが、
株価が毎日変化する事が不思議で、なぜこんなに乱高下するのだろうと不思議に思い、興味を持ちました。」
お小遣いアップの交渉も変わったやり方をしていたと伺ったのですが。
「詳しくは忘れてしまいましたが、
例えば、お風呂のお湯を節約したり、電気を消して削れた分の半分をお小遣いとしてもらうとか、窓拭き券を作って売ったりしていました。」
お家のローンをご両親にアドバイスをしたそうですね。
「ローンの返済通知が机の上に置いてあり、
両親が払っているものとよく張り出されている数字と違うなと思いました。
僕が産まれた時はバブル期だったので、高い金利でローンを組んでいて、
なぜこの高い金利のままなのだろうと思い、自分で計算をして、母親と実際に銀行に行って借り換えをしました。」
家のテーブルにローンの通知があっても、それに目をつける子供はいないですよ。
家族の負担を減らすためにアドバイスですから、素晴らしいですね。
北川さんの中学生、高校生の時、どのような学生さんだったか気になりますね。
「私は、付属校に入っていたので、中学から大学まで
結構自由にやらせていただける学校だったので、興味のある株や数学とかはすごく深掘って勉強しました。
逆に興味が湧かなかった教科はかなり成績が悪かったので、全然優秀な学生では無かったですね。」
起業しようと思ったきっかけは、先週お話を伺ったのですが、
やはり大学院からですか?
「そうですね、ただ父が自分で会社をやっていたので、
逆にあんまり就職するってイメージがなくて、なので、小さい時から自分でやりたいことがあったら自分でやりなさいっていう、
企業を含む好きなことをもし見つけたら研究者でもいいと思いますが、会社に入ってやりたいことができるならそれでもいいですし、
企業にこだわっていた訳ではないです。」
実際、就職の経験はされたのですか?
「私はしてないです。インターンという形で企業で働かせていただいたことはあるのですが、大学院の時に企業しています。」
親御さんの方針で、大学2年生からの学費は自分で稼いでいたそうですが。
「厳密にいうと、最初に両親から『学費はこれなので、あとはもう自由にやりなさい』って言われ、そこから学費払いつつ生活していました。」
お金を渡しちゃうという考え方も子供のタイプにもよると思ういますが、
正しい選択だったのかもしれないですね。
「ただ単に学費出してあげるだけじゃなくて、私がやりくりするのか、そのまま払ってくのかあんたに任せるよというのが一番あっていたのかもしれないです。」
会社をやり始めて、これだったらイケるなと思ったタイミングとか、
この方向性で間違ってなかったっていうことは感じたことありましたか?
「イケるなはまだまだなのですが、やっていることが間違ってないなってというのは、創業した時から一貫して思っていて、
後は、いかに早く、よりよく生きるかというところかなと思ってやってます。」
そろそろお時間になりました、
最後にこれからの夢を教えてください。
「移動データの活用を軸にして
今後、自動運転とか移動が大きく変わっていくところ、世の中が良くなっていくところを少しでも後押し、
少しでも早く実現できたらいいなと思っています。それが夢です。」
ありがとうございました。
株式会社スマートドライブ 代表取締役の北川 烈さんでした。