三協フロンテア presents The Starters(ザ スターターズ)

パーソナリティ ユージ・吉田明世20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、
彼らがどんな発想や未来への展望を持ってブレイクスルーを起こそうとしているのかお話を伺います。
高い意識とモチベーションで社会に風穴を開けようと取り組む彼らの話が、
「あなたも、世の中を変えられる!」という、
朝、仕事へ向かうビジネスパーソンのやる気のカンフル剤になることを目指してゆきます。

Guest ゲスト

2026.06.09

当事者だからわかる問題を解決へ

株式会社Simplee 代表取締役
諏訪実奈未さん
シッターの派遣チャイルドケアサービスの運営


ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。

今週のゲストは株式会社Simplee 代表取締役の諏訪 実奈未さんです。諏訪実奈未さんは、1994年生まれ、茨城県のご出身。大学在学中に女性向けマーケティング事業を創業。
コンサルティング会社を経て、2022年にシッターを派遣するチャイルドケアサービスを提供するSimplee(シンプリー)を設立されています。
まず、「Simplee」という会社名の由来を教えて下さい。

「Simpleeという社名には、「子育ての複雑さをシンプルにしたい」という気持ちをいっぱい込めて作りました。チャイルドケアがインフラ化された社会を目指しています。子育ても仕事も挑戦も楽しめる社会があればいいなと思っています。」

今週は主な事業内容についてお伺いしたいんですが、メイン事業がいくつかあるんですよね?まずインバウンド向けの託児サービス、これはどういった内容でしょうか。

「日本に来てくださっている海外の方のお子さんをお預かりして、旅の選択肢を広げていただくというサービスになります。」

外国からたくさんの訪日客が来てくださっていますが、せっかく観光に来たのに子どもの面倒を見るのに時間を取られてしまってなかなか観光できない。 そういった子供たちを預かりますよっていうサービスということですね。

「おっしゃる通りです。日本って「コト消費」と「トキ消費」において、世界の中でもトップレベルなんです。そんなわけで、「あの体験もしたい」、「この体験もしたい」という保護者さんがいらっしゃるので、その間に弊社のサービスを使っていただいています。」

シッターの方は日本人の方なんですか?海外の方もいらっしゃるんでしょうか?

「両方います!」

いろいろな国の方が利用されるとのことで、そこの部分も選択できるということですか?

「おっしゃる通りです。最初は海外の方だから英語のシッターさんを選ぶのかなと思っていたんですが、意外なことに、結構日本語のシッターさんをご指名いただく人ケース が多いんです。」

それはなんでなんですか?

「せっかく日本に来ているということで、日本文化に触れさせたいという考えの方が多いんです。」

預かるお子さんは何歳ぐらいの方が多いですか?

「0歳児〜十数歳まで幅広く利用されています。」

赤ちゃんだとミルクをあげるといったお世話に加えて、命の危険がないかというのをしっかり見ると思うんですが、小学生ぐらいのお子さんだと、シッターの方と一緒に過ごしている時間に何か日本ならではの体験をさせてあげるといったことも可能なんでしょうか?

「もちろんです!折り紙や、日本の絵本の読み聞かせ、コマといった日本ならではの遊びを希望される方が多いです。」

それはすごく素敵ですね!やっぱり日本に来てもらったからには文化に触れてもらいたいですからね。
このサービスを使いたい方はどうやって予約をするんでしょうか?

「基本的には、弊社がホテルと連携していまして、ホテルの予約とセットでチャイルドケアをホームページから手配できるんです。」

じゃあ預かり場所もホテルで予約されている部屋で預かってもらえるんですね。
近年インバウンドの方がかなり増えていますが、サービスを使う方も増えている実感ありますか?

「利用者も右肩上がりですし、ホテルからの問い合わせも右肩上がりです。」

ホテルにいる時間をさらに充実させるサービスと連携できれば、ホテルの付加価値も上がりますからね。
こちらのサービスは、もちろん日本の方も利用できるんですよね?

「おっしゃる通りで、日本の方も非常に多いですね。 シッターというと、どうしても日常の延長線上で、お家に来てくれるというパターンが多いと思うんですが、例えば、石垣島行った時にシッター手配するってなった時、どうしようってなるじゃないですか。そういった方々が、マリンアクティビティの際に使っていただいたりしています。もちろん日本人の方も多いです。」

そうなると、このサービスとしてはいろいろなホテルとの連携をどんどん広げていくのが大事になってきますよね。

「おっしゃる通りです。段々とつながりは広がってきています。」

法人向けのサービスもあるとお聞きしました。これはどんなサービスですか?

「法人向けのサービスは、企業の中に託児所を作って、国際学会や企業の福利厚生、親子オープンデーの際などに使っていただいています。」

会社さんが従業員を多く抱えていらっしゃって、なおかつ子育て中の従業員の方がいらっしゃる企業は、福利厚生にもなりますよね。
在籍されているシッターさんは何人くらいいらっしゃるんですか?

「現在は大体研修済みのシッターが全国で500名以上在籍しております。」

そんなにいらっしゃるんですね!
会社の中でサービスをSimpleeのサービスを利用したいとなった時、その際のスペースはどうするんでしょうか?

「会議室などのスペースを一瞬で託児ルームにできるナレッジが弊社にありまして、なので用意いただくのは場所だけですね。」

ではかなり短期的な利用もできるんですか?

「おっしゃる通り、できます!」

常設だと毎日使わなきゃいけないというプレッシャーがでてしまったりすると思うんですが、オンデマンドで必要な時だけ使えるっていうのがポイントですね。
インバウンドの方と企業、どちらが利用される方が多いですか?

「そうですね。以前はインバウンドの方の利用もすごく多かったんですけど、最近は半々で、国際学会だったり、医療系の現場だったり、本当に幅広くなってきています。」

需要がここにありそうだなと気づいたのは何かきっかけあったんですか?

「日本って日常のシッターは非常に多いと思うんですが、非日常のシッターってあるかなと思った時に、なかなかないことに気づいたんですね、かつ子育て世帯もですね、共働きが増えている中で、非日常のところにニーズがあるんじゃないかなって思ったのがきっかけです。」

旅行先にシッターさんも連れて行くってなかなかハードル高かったりするので、そういう使い方ができると確かに可能性広がりますね。

「私自身も子供がいると諦めちゃうみたいなことが旅先で結構あったので、そういった当事者だからわかる解決したい悩みに、言わば痒いところに手が届くサービスを作りたいなと思ったのもきっかけの一つです。」

これから新しいサービスなどは考えていらっしゃいますか?


「当事者として「あれも解決したい、これも解決したい」がたくさんあるので、一番ペインが深い問題から、解決していけたらなと思っています。」

最後に、これまでに乗り越えてきたハードルを教えてください。

「起業してから一番多く聞いた言葉が、「そんなの上手くいかないよ」という言葉だったんですね。 子育てしながら起業は難しいし、海外の方に使ってもらうのも難しい。今では、ホテルであったり、様々なお客さんに使っていただいて、サービスは右肩上がりです。 なので、そういった言葉に屈せず、諦めなくてよかったな、といったところがハードルです。」

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