• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ(著:鈴木博毅)

部下の育成はもちろんだが、プロジェクトを進めていく上でも成功するためには、失敗の法則も知っていないと、うまくいったとしても、実際には、自分が思い描くイメージには程遠い結果になってしまうことがある。失敗の法則を把握するためのヒントを探していた。 そんな時に出会ったのが、この本。 原著は『失敗の本...…続きを読む

社会保障大国日本 VER. 1.0 PRACTICE(著:藤田英明)

著者の藤田さんに縁あってお会いしたことがきっかけ。また、介護事業に触れる機会もふえてきたこともあって手にしたのが本書『社会保障大国日本』だった。少子高齢化が進み、高齢社会となった日本のこれからが、身近な問題としてもとても気になっていた。 社会保障は産業としても大きな可能性を秘めている。同時に、...…続きを読む

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ(著:河野英太郎)

売れている本である。同時に若い社員向けに、メッセージを発信する者としても、気になる一冊だった。特に、入社したばかりの1年目の社員や、これから、社会人になろうとする人にとっては、基本スキルをどう身につけるかはきっと、気になることなのだと思う。 コミュニケーションや時間の使い方、先輩や上司の活用など...…続きを読む

ジョジョの覚悟 今の自分を超える方法(著者:富田英太)

連載25周年を迎えた荒木飛呂彦作の人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」。 ジョースター一族と、宿敵・ディオとの1世紀以上にわたる因縁を描いた“大河巨編”“人間讃歌”として知られ、人気を博しています。 累計7500万部を超え、フランスのルーブル美術館で、日本人漫画家で初めて、原画が展示されるなど、海外の...…続きを読む

反・幸福論(著者:佐伯啓思)

世界一幸せな国ブータンへの憧れ。不幸とされる若者への同情…。 東日本大震災以降、もしくはすでにそれ以前からか、多くの人々が「幸せとは何か」を考え、「真の幸福」を追い求めているような空気に覆われている日本。 本書は「無縁社会」「サンデル・ブーム」「東日本大震災」「原発」「民主党政権」などをテーマに、...…続きを読む

ハーバード白熱日本史教室(著:北川智子)

勉学以外にピアノを弾き、絵も嗜んでスケートも習う。24時間フル稼働じゃないかと思える日本人女性が、数学等を学ぶうちにハーバードで日本史を教えることになった経緯と授業内容が書かれている一冊。武家女性から日本史を考察する「Lady Samurai」はジェンダー的ではなく、新しい視点で内容も面白い。京都の100年間にス...…続きを読む

誰も寝てはならぬ(1)(著:サラ・イネス)※全17巻

週刊『モーニング』に2003年から連載され、去年12月に終了したコミック。1月に単行本最終巻の17巻が出て大人買いしました。連載スタート当時から作品の中の世界が好きで何度となく人に説明しようとしましたが、うまく伝えられたためしはありません。このコーナーにも向かないと思いつつ、まあいいかということで。 な...…続きを読む

ナラ・ライフ 奈良美智の日々(著:奈良美智)

先月の首相官邸前抗議に集まった何万人という若者達。彼らが掲げていたプラカードの中で特に目をひいたのが、アーティストの奈良美智氏による「NO NUKES」と書かれた子供の絵。 奈良さん本人がTwitter上で「僕にはいくつかNO NUKESと描かれた絵があるけど、プラカードに使ってもらって構わない。」とつぶやいたことで、...…続きを読む

ヤクザと原発 福島第一潜入記(著:鈴木智彦)

都市と地方、大企業と下請け、カタギとヤクザ…。本作は、そんな似て非なる表裏一体の闇を描き出したルポルタージュ。 2011年12月15日、著者は日本外国特派員協会主催の記者会見に出席し「事故直後の東電は、下請け各社に“死んでもいい人間を集めてくれ”と指示していた」と暴露し話題となったが、本作の主題は“東電バ...…続きを読む

へルタースケルター(著:岡崎京子)

“女心と秋の空”という言葉があるほど、世の女性達の興味は移ろいやすい。特に近年は、様々な韓流スターやアイドル、若手芸人が登場し、カルチャーの消費がめまぐるしい速さで起こっている。しかしその消費の裏で、一度頂点を極めた人が、トップを維持するために、どんな血反吐を吐いているのか…本作は、そんな毒々しい裏...…続きを読む

■「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■遅刻をメールで伝えるバカ 「しゃべりのプロ」が教えるコミュニケーションプアから抜け出す秘術(著:梶原しげる)

タイトルから、「これって今の若い社員に多い話だよな」と思って手にとってみたが、実際、こういう社員って、年代に関わらず、多いんじゃないかと思った。 実際に、『ウチの若い奴らに多い』と思って手にとって、ドキッとした40代って結構いると思う。 たとえば、接待の場で、なかなか本題に切り出せない。 時間ば...…続きを読む

■「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■小泉元総理秘書官が明かす人生「裏ワザ」手帖(著:飯島勲)

組織マネジメントを論じる本が多い中で、(おそらくは)様々な個性の集団でもある政治の世界から見た、人材の活用を含めた組織マネジメントというのは面白い、と思って手に取ったのがきっかけ。 脱官僚主義、と声高に言ってもなかなか実現しないのは、人材の活用から、チームビルディングが、しっかり機能していない...…続きを読む

■「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■救国 超経済外交のススメ(著:青山繁晴)

そういえば『外交』っていうことを、はっきりとどんなものかを論じたものってあまりなかった気がする。特に、日本の外交の課題点を、ストレートに切り込んだものがなかったからか、普段からアツい語りの著者の書は、書名からも気になる一冊だった。 政治、経済、金融、安全保障…。テーマ別で語られることが多い『外交...…続きを読む

生徒たちには言えないこと 教師の矜持とは何か?(著:諏訪哲二)

大津いじめ自殺事件に関して、誰もが思うであろう「大人の不甲斐なさ」。 クラスメイトを自殺させてしまったという贖罪の念にかられ、真実を語ろうとする子供たちの方が “大人” です。 真実を語らない教育委員長、会見で薄ら笑いを浮かべた校長、いじめを黙殺したと言われる担任。 果たして、教職者とは何なのでしょ...…続きを読む

人間の基本(著:曽野綾子)

100年に1度の経済不況、1000年に1度の天災を経験しても、私欲だらけのくだらない争いを繰り返す国の中心人物たち。 人災であると断定された、世界最大レベルの原発事故があったにもかかわらず、罪悪感がないように思われる某電力会社。 都合の悪いことは、すべて隠蔽してしまう聖職者。 これが本当に人間か…。そんな...…続きを読む

オカルト 現れるモノ、隠れるモノ、見たいモノ(著:森達也)

先月、立て続けに特別手配犯が逮捕されたことで、再び注目を集めるオウム真理教。 そのオウム真理教をテーマにドキュメンタリー作品を世に送り出してきた森達也氏の最新作のテーマは「オカルト」。つまり、超常現象です。 本書で森氏は、“嘘だと思いながらも惹かれてしまう” 超常現象が持つ引力の正体を解き明かそう...…続きを読む

オリンパス症候群 自壊する「日本型」株式会社(著:チームFACTA)

「オリンパス」の社員・浜田正晴さんが上司の行為を社内のコンプライアンス窓口に通報したことを理由に不当に異動させられたとして、異動の無効などを求めた裁判で、浜田さんの逆転勝訴判決が確定しました。 浜田さんは「厳しい状況のオリンパスで力を発揮し再生に貢献したい」と話したといいますが、はたして、オリン...…続きを読む

自分の中に毒を持て あなたは “常識人間” を捨てられるか(著:岡本太郎)

日本が誇る芸術家・岡本太郎について、皆さんはどんなイメージをお持ちだろうか? よくわからない作品を作りながら「芸術は爆発だ!」と叫び、一般人とはかけ離れた価値観を持つ大天才…そんな印象を抱く人が、少なくないかもしれない。 本書は、大手ネットブックストアの「人文・思想」本ランキングで上位にランクイ...…続きを読む

くたばれPTA(著:筒井康隆)

2012年7月、御年77歳にして、朝日新聞で新連載をスタートさせた奇才・筒井康隆。彼が1960年代に執筆した「ショート・ショート」を集めたのが、本書だ。執筆されたのは、実に半世紀近く前。しかし本書は、現代にこそ読むべき作品であると断言できる。 特に表題作「くたばれPTA」は、まさに現代の “予言書” となってし...…続きを読む

社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!(著:ちきりん)

関東甲信越地方は梅雨が明けて、そろそろ夏期休暇の時期。この夏は去年より海外旅行に出かける人が増えるでしょう。 海を超えて外国を訪れる旅行には、国内を巡る旅の素晴らしさとは違う魅力があるもの。それは日本で暮らしているだけでは知り得ない文化と出会う楽しさだと思います。 そこで、今回選んだ本は「社会...…続きを読む

コンセプトライフ(著:柴田陽子)

コンビニスイーツ、ローソンのプレミアムロールケーキを買ったことありますか? 流行ものに踊らされたくない、と密かに思っているひねくれ女子の私ではありますが、思わず手に取って、コンビニスイーツだけどこれちょっといいよねー、なんて、気づけばランチタイムにオシャベリしている・・・。 そんな、女子に絶妙...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■もし坂本龍馬が現役大学生だったら ニッポンに維新を起こせ(著:日本元気丸)

考えてみた… 今の日本のことを考えると、気持ちがどんよりしてくる。経済は一向に回復する気配がしない。政治も混迷して、前に進まない。期待は裏切られる一方。次の日本を担うはずの若者たちの政治離れは深刻。大丈夫か、日本。 現在の日本の形を作った大胆な発想と行動力を持った坂本龍馬。 彼が、もし今の日本...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■石橋を叩けば渡れない。西堀流創造的生き方 新版(著:西堀栄三郎)

考えてみた… 新しい事業のアイデアがあるが、とかくリスク回避とかマーケティングとか、先に進めたくても、会議のたびにブレーキがかかる。プランは絶対に面白いと思う。低迷する状況を打破するためにも新しいことが必要なのに。 たまたま自宅の書棚の中から、以前買った本書を思い出して、再び手に取った。買った...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■突き抜ける人材(著:波頭亮/茂木健一郎)

考えてみた… グローバル化、日本企業の海外人材の獲得…。世界に目を向けろと言われて久しいが、確かに、海外の人たちと仕事をすると、その視点の高さや行動力に圧倒されることも。 このままだと日本の若者は世界に駆逐されるのか? 20代前半、それこそ大学生たちの中にも、まだまだ気概のある人たちがいるはず。...…続きを読む

リスク、不確実性、そして想定外(日経プレミアシリーズ)(著:植村修一)

著者は経済の専門家ですが、「イタリア豪華客船座礁事故」など、最近の事件や事故を例に、経済以外の視点からも「リスク」の対処法について述べられています。 日本が今抱える、様々な不確実性の高いリスク。中でも最も憂慮されるべきものの一つが巨大地震です。再び大地震に見舞われた場合、それでも私たちは「想定...…続きを読む

ウルトラマンは現代日本を救えるか(著:神谷和宏)

社会が閉塞すれば、必ず叫ばれるような気がするリーダー待望論。どこかの地方首長は独裁者よばわりされながらも、ヒーローのように崇められているような風潮もあります。 例えば、どんなヒーローだったら、今の日本を救えるのだろうか…。 国民的ヒーロー、ウルトラマンなら現代社会が抱える諸問題にどう向き合うのだ...…続きを読む

少年犯罪〈減少〉のパラドクス 若者たちは幸福なのか、それとも、生きづらいのか。(若者の気分)(著:土井隆義)

失業率の上昇、進む経済格差。 こうした厳しい社会経済状況にありながら、少年犯罪は減少傾向にあるという。 では、なぜ少年犯罪は減少傾向にあるのか? この本は、様々なデータ、文献を基に、この問いに対するいくつかの答えを提示している。 提示された、いくつかの答えの中で、わたしの心に引っ掛かったのは「...…続きを読む

羊の木(イブニングKC)(原作:山上たつひこ/作画:いがらしみきお)

この作品は、3・11から約3ヶ月後の2011年6月から連載を開始した。 そのせいなのか、わたしは、この作品と、いま日本が抱えている“ある問題”を重ね合わせてしまう。 物語の舞台となるのは、海辺にある過疎化の進む地方都市・魚深市。 魚深市の市長・鳥原は、法務省からある極秘プロジェクトの打診を受ける。 それは...…続きを読む

おはなしの知恵(著:河合隼雄)

「正義」とは何なのか? この問題は、正解がないにもかかわらず、私たちが社会に生きるうえで直面し、しばしば決断を迫られる問題だ。 本書は、臨床心理学の第一人者が、「白雪姫」「花咲爺」「かちかち山」など、誰もが知る昔ばなしを、家庭内暴力や思春期、親子関係などに置き換え、現代人が抱えている社会問題を...…続きを読む

刺繍 イラン女性が語る恋愛と結婚(著:マルジャン・サトラピ/監訳:山岸 智子/訳:大野 朗子)

どこの国でも、いくつになっても、ガールズトークはえげつない。 本書は、そんな“男性が知りもしない真実”が生々しく描かれている作品だ。 「刺繍」というタイトルには、実は「処女膜を気にするなら縫ってしまえばいい」という大胆な意味が込められている。登場人物は、そんなことを当たり前に言い放つ明るい主婦た...…続きを読む

前に進むチカラ 折れない心を作る7つの約束(著:北島康介)

「楽しいから…」。 挑戦し続ける理由を尋ねると、彼はそう答えてくれた。 競泳・北島康介選手。今夏のロンドン五輪では、3連覇の期待がかかる。 そう、ボクらは“絶対王者”北島選手が当たり前のようにオリンピックに出場し、金メダルを獲得してくると期待してしまう。でも、本人にとって、それは決して当たり前の...…続きを読む

温泉手帳(著:松田忠徳)

先日、取材で出かけた先で岐阜県の下呂温泉に立ち寄った。 その時に初めて知ったのだが下呂温泉は有馬温泉、草津温泉とともに日本三名泉なのだそうだ。「そう聞くと確かに・・・♪いい湯だな 〜 ハハハン」などと優雅に温泉につかっている時に、ふと思った。いい大人になった。振り返ってみれば、結構いろんな温泉に入っ...…続きを読む

宇宙は本当にひとつなのか 最新宇宙論入門(著:村山斉)

先週7月4日に、世界の物理学者たちが40年以上も探し続けてきた「ヒッグス粒子」とみられる新粒子が、ついに見つかったという発表がありました。神の素粒子とも言われたこのヒッグス粒子が見つかったというのは歴史にのこる偉業、というニュース。 「ヒッグス粒子」・・・具体的にイメージできるでしょうか? そんな...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■やりきる技術 最高のパフォーマンスを生み出す仕事のきほん(著:小倉広)

考えてみた… いくら言い続けても、一つのことが続かない。目標を作ってもやり遂げられない。もともとアタマもいいので、きっかけさえ与えれば、飛躍するはず、と確信している。 そんな部下を引き上げるきっかけがほしいのだが…。 たまたま書店に寄ったら、ひかれるタイトル。自分自身がこれまで、一発大きいモノ...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■世界同時不況がすでに始っている!(著:榊原英資)

考えてみた… ここのところ、日本だけではなく、世の中全体で景気のいいニュースが聞こえてこない。取引先も、円高で四苦八苦している。でも、それは決して日本の通貨が強いわけではないんだよな。世の中の経済の動きが気になる。 世界経済の動きを新聞で読み解くのは大変。もっと、分かりやすく解説してくれる本は...…続きを読む

■TOKYOFM パーソナリティ「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■2022−これから10年、活躍できる人の条件(著:神田昌典)

考えてみた… 歴史はくりかえすというけれど、戦争や災害も一定の周期でめぐってきているような気がする。 それは、景気の周期と同じなんだろうか。 今から10年後、社会はどんなふうになっていて、どんな人が生き残っていくんだろう。 2022という具体的な数字が目に飛び込んできた。10年後が気になっていたので、...…続きを読む

独立国家のつくりかた(著:坂口恭平)

2010年4月。 ライブストリーミングを行うイベントスペース、DOMMUNEで私はDJのLatin Quarterが流すハウスミュージックで踊りながら、いつのまにか知人とDJブース前をお立ち台さながら占拠していた。しかし私たちのせいでDJが見えないフロアの人たちは、失笑と軽蔑の眼差しで私たちの背中を見ていたかもしれない。そう...…続きを読む

「学び」という希望 震災後の教育を考える(著:尾木直樹)

くだらない政争などにかき消され、明らかに減ってきた被災地の実態の報道。 教育評論家の尾木直樹氏が昨年、実際に被災地へおもむき、見聞きしたことなどをもとに、報道されない「被災地の子供達」「教育の現状」について記されています。 報道されない現状として、「避難所生活により子供達の言葉遣いが悪くなる」...…続きを読む

レジーム・チェンジ―恐慌を突破する逆転の発想(著:中野剛志)

レジームとは「体制」のことです。所得格差拡大、自殺者増加、少子高齢化、など日本に漂う閉塞感の原因は10年以上続く「デフレ」にあり、「体制=レジーム」の転換をしなければ「デフレ」から脱却できないというものです。 著者の中野剛志氏は「TPP亡国論」でも注目を集めました。中野氏によると第二次世界大戦後から...…続きを読む

それでも、読書をやめない理由(著:デヴィッド・L・ユーリン/訳:井上里)

「読書に集中できなくなってきている」。これは、本好きの多くが抱えている悩みなのでは。デヴィッド・L・ユーリン著の『それでも、読書をやめない理由』は、現代人が読書に集中できなくなっている理由を考察するとともに、「読書とは何か」ということを問い直すきっかけをくれる一冊である。 批評家である著者は、あ...…続きを読む

未来国家ブータン(著:高野秀行)

国王夫妻が来日し、一躍ブームとなった幸福度世界一の国・ブータン。ブータンという国がいかにステキかを伝える過熱した報道のせいか、わたしの周囲でもブータンに移住したいという声を耳にした。 しかし、ブータンはステキで移住するに値する国なのだろうか。 高野秀行著の「未来国家ブータン」は、こうした疑問...…続きを読む

あんぽん 孫正義伝(著:佐野眞一)

「リーダー不在」と言われて久しい日本。震災、原発事故に対する政府の対応には、誰もが暗い気持ちになった。 そんな頃、人々に1つの希望を示した人物がいる。被災地に100億円の義援金を出し、ポケットマネーで自然エネルギー財団を設立した経営者・孫正義だ。宣伝にしては多過ぎる額に、彼を訝しく思った人も少なく...…続きを読む

アンダーグラウンド(著:村上春樹)

人は、メディアを通じてニュースを知り、事件を知った気になる。しかし、その報道の裏側にある真実は見えてこない。本書が成し遂げたのは、そういった事件の中心にいた人々に「顔」を与えるという作業だ。 2012年6月15日、17年間の逃亡生活の末、元オウム真理教信者・高橋容疑者が逮捕された。彼が関わったとされる「...…続きを読む

上昇思考 幸せを感じるために大切なこと(著:長友佑都)

その瞬間、スタンドは青く揺れた。 6月3日、サッカーW杯最終予選のオマーン戦、日本は本田のボレーシュートで先制した。「狙っていた」本田もすごいが、長友のクロスもお見事! この日、現場で取材していて印象的だったのは、その長友佑都選手だ。ピッチ上での活躍はもちろん、試合後の報道対応でみせる“笑顔”も魅力...…続きを読む

2022−これから10年、活躍できる人の条件(著:神田昌典)

数年前から「今の日本は戦争末期頃だな〜」と思っていた。「何故?」と聞かれれば理由はあるが「感覚」に近い部分も否定できない。 何げなく本書を見た時、私は驚いた。「歴史は70年周期で巡る」といきなり書かれているではないか!! 著者は経営コンサルタントの経験を生かしてデータや分析で社会を予測し、日本...…続きを読む

部下には何も教えるな。 “結果を出すリーダー”6つの成功法則(著:小宮謙一)

ビジネスマンの多くは部下の悩みを持っているようだ。慰めにその理由を「世代間格差」だと思うことにしていたりする。 人事コンサルタントである著者の新刊は、従来のリーダー論からすると笑われかねない逆説的なタイトル。だからこそ、荒波の社会を泳いでいくヒントがありそうだ。 本書の ‘リーダー’とは会社勤めで...…続きを読む

遺伝子はダメなあなたを愛してる(著:福岡伸一)

草食系男子、婚活、少子化、妊活、断捨離、ソーシャルメディア、いまどきはやりのキーワードにまつわる身近な悩みから、エネルギー問題など解決困難な壮大な問題まで、人類、人生の悩みに生物学者、福岡先生が答える1冊。 でも実は福岡先生は悩みに答えているようで、あんまり解決につながっていないというのが味噌。...…続きを読む

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ