• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

『商店街はなぜ滅びるのか -社会・政治・経済史から探る再生の道』 (著:新雅史)

以前から、全国で叫ばれている「商店街の衰退」。 わたしの家の近所にある商店街も例外ではなく、ほどほどの寂れ感を見せています。 昔ながらの個人商店は毎年、数軒ずつ閉店し、残るのは数軒のみ。 チェーン店ばかりが建ち並ぶため、昔ながらの商店街というイメージとはほど遠いものとなっています。 なぜ、この...…続きを読む

『桐島、部活やめるってよ』 (著:朝井リョウ)

8月11日から公開されている映画「『桐島、部活やめるってよ』。 数々の著名人が熱い想いをツイートするなどネット上では話題になっている、この映画の原作となるのが本書です。 簡単に言いますと、高校のバレー部のキャプテン・桐島が部活を辞めたことから生じた波紋を、桐島の同級生5人の視点で描いた青春小説...…続きを読む

ぼくの村は戦場だった。(著:山本美香)

8月20日、シリア北部の都市アレッポで、反体制武装組織の銃撃戦に巻き込まれ亡くなったフリージャーナリスト・山本美香さんの作品。番組での追悼企画では、最新作「世の中への扉 戦争を取材する─子どもたちは何を体験したのか」を紹介したので、山本さんが初めて綴った本書を手にとってみた。 「なぜ戦争は“悪”なのか...…続きを読む

欺術(ぎじゅつ)―史上最強のハッカーが明かす禁断の技法(著:ケビン・ミトニック、ウィリアム・サイモン/翻訳:岩谷 宏)

先日、友人がTwitterアカウントを乗っ取られた。彼女が被害にあった手口は、とても単純だ。飛んできたメンションに「大変!君の写真が出まわっているよ!」というメッセージとともに貼られたリンクがあり、それを開くとTwitterのログイン画面になる。そこで、ログイン情報を入力すると、いとも簡単にアカウント情報が第...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■グローバル経済に殺される韓国打ち勝つ日本(著:三橋貴明)

以前にも書いたことだが、仕事柄、多くの韓国の学生たちと会い、話をする。そうした中で、学生たちの日本の企業で働きたい意欲の高さを感じることがある。だからこそ、日本企業と比較するうえでも、韓国のグローバル経済の状況については、様々な角度から見ておきたいと思っていた。 三橋さんの本は、これまでも何冊...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■聞く力 心をひらく35のヒント(著:阿川佐和子)

今年のはじめに、なんとなく買ってさらっと読み終えたこの本。 北野武さん、糸井重里さん、笑福亭鶴瓶さんなどとの対談の中で感じた実例を出しつつ、テレビや週刊文春でお馴染みの阿川さんのインタビューが思わず聞こえてきそうな筆致が、軽快なリズムを生み出し、読むのが楽しいというのが、この本の印象だった。 ...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■だれが日本の領土を守るのか? 今、日本の国土が危ない!(著:濱口和久)

領土問題が世間を騒がせている今日この頃。基本から、その問題についてきちんと学びたいと考え、領土に関する様々な本を読み漁った中で、この本は、一番わかりやすく、自分の考え方が整理された。 地政学を考えることから領土問題は始まっている。そのことをわからない人が指導者になっているという、現在の日本の政...…続きを読む

【書考空間】悪魔のささやき(著者:加賀乙彦)

本書につづられているのは精神科医、心理学者、そして作家として半世紀以上にわたり日本人の心を見つめてきた著者の視点からみた「想像を超えた凶悪な犯罪が次々と起きる現代日本の危うい状況」。何人もの死刑囚と接した著者が言うには、犯行の動機はそれぞれであれ、凶悪犯罪者の多くが、犯行の際、そこには何らかの自...…続きを読む

【書考空間】問題発言 (著者:今村 守之)

マスコミは有名人や政治家の失言、問題発言が大好きです。 マスコミだけではありません。例えばネットの世界では、ネット住民と呼ばれる人々が有名人のブログやツイッターを逐一チェックし、目を光らせています。 しかし、昨今の失言を思い返すと、「言葉狩り」という言葉もあるように実にどうでもいい内容ばかりに思...…続きを読む

現代帝王(エリート)学講座 ― 日本武士の美しい「精神力」(著:岬龍一郎)

「日本人はドーナツの穴」という喩えがある。アメリカ人は○○だよね、とか中国人は△△だよと言えるが、日本人の場合は××じゃない、とか★★人よりは〜〜だというように、周辺的な説明や否定の言葉しか見つからない。つまり中核部分が言えないのでドーナツの穴というわけだ。 しかし、2千年も続いてきた日本がいくら海外文化...…続きを読む

■TimeLine月曜日・星浩さんが選んだ一冊■学問のすゝめ(著:福沢諭吉)

「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らずと言えり」という下りが有名ですが、私がいつもおもしろいと思うのは、13編に書いてある、「およそ人間に不徳の箇条多しといえども、その交際に害あるものは怨望(恨み・妬み)より大なるはなし」というところ。 ケチだとか浪費癖はなおるが、嫉妬、ねたみはよくないと...…続きを読む

東京スカイツリー論(著:中川大地)

この夏休みの新名所として連日激混みの東京スカイツリー。いち早く足を運ぶほど観光スポットに興味はないという人も、昨年の震災にめげることなく日々にょきにょきと伸び続け完成したスカイツリーの姿に多少なりとも感慨を覚えたのでは? 本書は昨年3月11日、何百万人という帰宅難民のうちの一人となった著者が、建設...…続きを読む

世界屠畜紀行(著:内澤旬子)

残暑がひどく厳しいここ最近ですが、夏の終わりに体力回復ということで、そこかしこのメディアで肉特集が繰り広げられています。そういう僕が関わっている朝の番組「中西哲生のクロノス」でも満を持して、今週はお肉大好き、パーソナリティの高橋万里恵ちゃんをフィーチャーした「高橋万里恵の肉5番勝負」なるものを展開...…続きを読む

【書考空間】『常識にとらわれない100の講義』 (著:森博嗣) 

発せられた時点で思考を停止させる魔法の言葉、「常識だから」。 本書では、この言葉を根本から疑い、書名通り、「常識にとらわれない」考え方を100コ提示しています。 たとえば、『「当たり前」は、誰にとっても当たり前というわけではない』という見出しの章では、「友達は大事だ」という言葉は、もし自分に大...…続きを読む

【書考空間】 『非常時のことば』 (著:高橋源一郎)

『「3・11」以降、ことばはどう変わったのか』 この本を手に取ったきっかけは、帯に書かれたこの一節でした。 詩や小説から政治家の演説まで非常時に発せられた言葉を引用しながら、3・11後、言葉に対する感じ方はどう変わったのかを考察する本書。 1993年に発表された小説「神様」を3・11後、作者の川上弘美さん...…続きを読む

思想地図beta 3 日本2・0(編集長:東浩紀)

ある日の某討論番組で、議題として取り上げられていた本書。「憲法2.0」という刺激的な内容を詳しく読んでみたくて手にとった一冊だ。 本書は、憲法改正からクールジャパン、新国土計画から文学再定義まで、さまざまな執筆陣が投げかける、日本再生に向けた提言集。東日本大震災以降、社会全体が変わろうとする中で、...…続きを読む

世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析(著・斎藤 環)

私は、ヤンキーと言われる人々が一時的に絶滅しかかっていた時代に青春を過ごした世代だ。ゆえに、ヤンキー的なファッションや根性論に出会うと、好きかどうかは別として、なぜか興味をそそられてしまう。これはどういうことなのか? そんな疑問に答えてくれそうだと思い、手にしたのが本書だ。 “ヤンチャやってるけ...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■突破論 世界で勝ち続ける秘訣、60の“金言”(著:平井伯昌)

つい先日のロンドンオリンピックも含めた今日の競泳陣の躍進。北島選手のコーチとしても有名な著者だが、伸び悩んでいた寺川選手も復活させたことなどを、テレビで見ていて、著者の持つ、人に対する独特な考え方については、以前より注目していた。 大きな舞台で力を発揮すること。 それををゴールに、一流と超一...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■日本人として知っておきたい外交の授業(著:中西輝政)

この書は私の「外交」についての勉強シリーズの中の一冊。たまたまタイトルがわかりやすそうだったので手にしたのだが、松下政経塾の塾生の方たち向けに、「歴史観・国家観養成講座」の議事録から起こしたもののようで、そういった意味では懇切丁寧で、初心者編としてはわかりやすかった。 私自身が改めて納得したポ...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■いまこそ日本人が知っておくべき「領土問題」の真実 国益を守る「国家の盾」(著:水間政憲)

この2か月くらい、領土問題がニュースとならない日はないのではないだろうか。 「情けない」「弱すぎる」といった声も聴きつつ、正直、歴史的な背景をきちんと理解していない自分にとっては、とにかく領土、外交というタイトルの本を、まず、すべて読んでみようと思い立ってみたうちの一冊だ。 歴史的な背景を、実際...…続きを読む

【書考空間】さもしい人間―正義をさがす哲学― (著者:伊藤恭彦)

「さもしい」とは、品性が下劣なさま、心根が卑しい、さらには見苦しい、みすぼらしい様子を表す言葉です。著者によると「快楽を強欲に追求する現代人は人類史上最もさもしい人々」なのだとか。例えば、デフレ下における「激安ブーム」、政治家が芸人個人の問題に介入した「生活保護」もさもしさを象徴しています。そし...…続きを読む

【書考空間】国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策(著者:中野 剛志)

「弱い日本」と言われ出してからか、「国力」という言葉をよく耳にするようになりました。もちろん、“低下した”という意味においてです。 香港活動家の尖閣諸島上陸事件、李明博大統領の竹島訪問など、にわかに熱を帯び始めた領土問題に関しても、明らかに我が国の対応は「国力」を失した結果のように思われます。 日...…続きを読む

伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い(著:小宮謙一、紫垣樹郎)

今回はこの書考空間の特別評者、TOKYO FMで毎週金曜日午後7時から放送「伝説の人事部長」パーソナリティでもある小宮謙一氏の新著です。 長引く景気の低迷に円高の拍車がかかり日本経済はなかなか浮揚できない中、就職を考える学生や仕事に就いて間もない社会人はいろいろと大変な状況だと思います。しかし、そんな状...…続きを読む

『高校野球「裏」ビジネス』 (著:軍司貞則)

今月8日に開幕した第94回全国高校野球大会。 神奈川・桐光学園の松井裕樹投手が大会新記録となる22三振を奪うなど、盛り上がりを見せています。 その一方で、毎年のように問題視される「野球留学」。 今大会の甲子園出場校でレギュラーの過半数が県外出身者のチームは、14校。出場するのは49校なので、4分の...…続きを読む

『文学賞の光と影』 (著:小谷野敦)

先月17日に発表された、第147回芥川賞・直木賞の受賞作。 わたしが受賞作の発表と同じぐらい楽しみにしているのが、受賞者の発言です。 今回は芥川賞、直木賞ともに話題にはなりませんでしたが、前回の芥川賞受賞者である田中慎弥氏の「もらっておいてやる」という発言は物議を醸すほど、注目を集めました。 ...…続きを読む

はだしのゲン(著:中沢啓治)

戦争体験を語れる人が少なくなっている。そんな現代で、本書は、私たち日本人が忘れてはいけない戦争の記憶を語り継いでくれるロングセラー漫画だ。 著者の実体験を交えながら描かれた本書では、原子爆弾が落とされた広島で生きる主人公・ゲンの物語を通じて、現代人が忘れかけた恐ろしい真実が描き出される。原子爆...…続きを読む

小さくてもいちばんの会社 日本人のモノサシを変える64社(著:坂本 光司/坂本光司研究室)

「残業過労死」「若手が使えない」「技術者不足」…近年の企業にまつわるニュースは、何かとネガティブな話題が多い。そんななか、何だか明るい気持ちにさせられるタイトルの本を発見した。 本書は、6600社以上の企業を訪問してきた大学教授とそのゼミ生が、世の中に知らせたい会社64社を厳選。その会社が、どんな分野...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■仕事は“6勝4敗”でいい 「最強の会社員」の行動原則50(著:出口治明)

著者の出口さんの考え方や人柄についても、とても惹かれ、共感することも多かったので、私の講座の講師も依頼させていただいている。その出口さんの考え方を、定義づけし、原則化した同書は、ぜひ読んでおきたい必読の書でもあった。 生命保険の概念を超え、新たな仕組みにしたライフネット生命の社長である出口さん...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■日本企業がサムスンから学ぶべきこと(著:片山修)

韓国の学生たちに会う機会も多いため、サムソンへの憧憬も、現地ならではの企業への誇りも、体感していた。今回の2冊目も、サムソン絡みだが、この企業を通じて、韓国の国をあげての世界戦略の端緒をつかんでおきたいと思ったのが、本書を手にするきっかけだった。 サムソンの「地域専門家制度」。家電業界の市場を席...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■サムスン式仕事の流儀 5年で一流社員になる(著:ムン・ヒョンジン/訳:吉原育子)

企業戦略の見本としていくつかのセミナーにも参加してサムソンについてはだいぶ勉強する機会が多い。 日本国内のトップメーカーも、世界市場で見ると大きく水をあけられ、TV製造から徹底する企業も出ている。 それを実現しているパワーの源は何か、というのはとても気になっていた。 電車の中の広告で見たタイトル...…続きを読む

楽園のカンヴァス(著:原田マハ)

著者の「構想25年以上」という本書は、19世紀末から20世紀初めに活躍した画家、アンリ・ルソーの人生を切り取りながら、彼のある作品をめぐってルソーの専門家たちがその真贋を見極める「アート・ミステリー」です。第25回山本周五郎賞を受賞しました。 真面目に、実直に、ささやかに生きながらもアートと向き...…続きを読む

抱擁家族 (著:小島信夫)

ある日、家政婦の口から、自宅に遊びに来るアメリカ兵と妻とが情事を重ねているとの事実を聞いた大学講師の夫が、妻との関係を修復するために四苦八苦する…。 そんな家族が本書の主役です。 時代背景は1960年代。アメリカに敗北した日本の屈辱と、アメリカナイズドされ、モダン化する日本の狂騒とが、その家族の中...…続きを読む

宇宙はなぜこんなにうまくできているのか(著:村山斉)

8月10日から、この時期の夜空の風物詩、三大流星群の1つ「ペルセウス座流星群」が見頃を迎えます。考えるほどに謎と奇跡的なドラマに魅せられる宇宙。そこで、今回選んだのは『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』。去年の著書『宇宙は何でできているのか』が「新書大賞2011」を受賞、理論物理学者で東京大学数物...…続きを読む

∞(むげん)アイデアのつくり方(著:高橋晋平)

何かと子供が主役になる夏休み、、、今回紹介する本は、株式会社バンダイでオモチャの開発に携わる社員の高橋晋平さんによるアイディア発送法の本。梱包の際に使われるプチプチのビニールを人はみな思わずプチプチしたくなるはず、そこに着目して開発したのは「いつでもどこでも、どんなにつぶしてもなくならないプチプ...…続きを読む

李陵・山月記(著:中島敦)

高校の現代国語の授業中、勝手に教科書を見ていた時に偶然見つけてしまったのが本書に収められている「山月記」との最初の出会いだった。ユニークな設定と漢籍の素養を生かした格調ある文体ながら分かりやすく、しかも人間の内面を抉る内容に衝撃を受けた。 詩家として名を遺したいと思いながらも才能を信じて磨かず...…続きを読む

希望論 2010年代の文化と社会(著:宇野常寛・濱野智史)

今年6月に発表された2012年版「子ども・若者白書」によると、収入や老後の年金に不安を抱く若者が80%を超えることが分かりました。 このニュースを受け、ある新聞には「厳しい雇用情勢や低賃金が続き、若者が明るい展望を持てない実態が浮き彫りとなっている」と書かれているなど、ここ数年は『若者が明るい...…続きを読む

加害者家族(著:鈴木伸元)

滋賀県大津市のいじめ自殺問題。 その加害者とされる生徒やその家族への攻撃は、止まる気配がありません。 インターネット上に個人情報がばら撒かれたのはもちろん、加害者とされる生徒の自宅、父親の会社や取引先に脅迫やいたずら電話が殺到し、仕事ができない状態になっているといいます。 まさに、社会的に追い...…続きを読む

おばあちゃんが、ぼけた。(著:村瀬孝生/装画・挿画:100%ORANGE)

高齢化社会へ突き進んでいる日本。そんな社会を背負っていかなければならないのは、これからの日本を支える若い世代である。何を隠そう、私自身も70才過ぎの両親がいて、独身の一人娘。現在、両親は健康に過ごしているが、いずれ「介護」を必要とする時が来るかもしれない。そんな悩める日々の中で見つけたのが本書だっ...…続きを読む

完全自殺マニュアル(著:鶴見済)

1993年、自殺を推奨するとして販売を取りやめる書店が続出し、“18禁本”にまで指定された本書。様々な自殺の方法を教える“自殺の手引き”として大きな問題を投げかけた作品だ。 本書が社会問題化していた頃、私は、この本を“悪書”だとは思っていなかった。たまたま、私が通っていた予備校の先生が表紙のイラストを書...…続きを読む

■伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■TPP反対が国を滅ぼす 農水省・JA農協を解体せよ!(著:中川八洋)

TPPについては、規制緩和という観点から、「まずは恐れずにやってみよう」という論調のものと、「産業を守る」という観点から慎重な意見も多い。どちらの意見も踏み込んで問題点に上げる部分が、全容を占めているのか、実際には、何か隠しているのではないかとうがってみてしまう。 そんな中、本書は日本農業の現状に...…続きを読む

■「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■上昇思考 幸せを感じるために大切なこと(著:長友佑都)

アスリートが書いた本はなるべく読むようにしている。成功者の他愛ない言葉、行動や思考の習慣が書かれていて、自分自身もカラダを動かすのが好きなせいか、その考え方に身近に感じることができるとともに、そこから元気をもらえることが多い。 この本も、その期待は決して裏切らなかった。感謝の気持ちを持ち続ける...…続きを読む

■「伝説の人事部長」小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■王様マインドと奴隷マインド(著:松島修)

なんとなく気になるタイトルと表紙のデザインに惹かれて、気軽な気持ちで手に取ってみた本書。実は、そういう「タイトル惹き」で手にとった本は、はずれることもあるが、思いもよらず、面白い本に巡り合えることも多々ある。“直感”で購入するのは、私のスタイルでもある。 とても読み易く、文章のリズムもいいので、...…続きを読む

なぜ、「怒る」のをやめられないのか 「怒り恐怖症」と受動的攻撃(著者:片田珠美)

東日本大震災から1年4ヶ月が経過しました。新聞、テレビだけでなく、多くの人が自らの手で情報を収集し、それらをもとに、自分自身の”正義”や”信仰”を築き上げたのではないでしょうか。そんな自分が信じるものと照らし合わせて、受け入れられないと、”怒り”を覚え、受け入れることを”拒否”する…。そういった人が増えた...…続きを読む

科学と宗教と死 (著者:加賀乙彦)

死刑囚と接する医務技官として、阪神大震災時に避難所を回った精神科医として、そして第二次世界大戦を経験したものとしての目線で、「科学」とは何か、「宗教」とは何か、「死」とは何かがつづられています。 戦争を経験された人たちにとって、今回の震災は記憶が重なるようです。悲惨な光景はもちろんのこと、情報伝...…続きを読む

東京「スリバチ」地形散歩 凹凸を楽しむ(著:皆川典久)

いつ頃からか定かではないが、できるなら東京の昔の姿を見てみたいと思っている。‘昔’というのは東京が街として形成された江戸時代から現在の都市システムが確立する以前の戦前まで。そういう指向を持っている人は、この国の経済成長が減速しはじめたしばらく前からたくさんいるようだ。全体として。 縄文時代の地形図...…続きを読む

片山杜秀の本 5 線量計と機関銃(著:片山杜秀)

思想史研究と音楽評論の分野で今もっとも刺激的な論客、片山杜秀氏のラジオ番組「片山杜秀のパンドラの箱」、この番組の3月11日以降の放送を完全収録した本。 パンドラの箱=あらゆる災いのつまった箱。戦後の日本最大の災いである3月11日の大震災と原発事故。 (片山氏いわく)「毒矢が刺さったまま」の日々を暮ら...…続きを読む

やっぱり、イギリス人はおかしい(著:高尾 慶子)

連日連夜、白熱の試合が繰り広げられているロンドン五輪。その裏では、英政府が威信をかけてテロ対策に取り組んでいるといわれる。 イギリスは、2005年に五輪開催が決まった翌日に同時テロが起き、地下鉄やバスに乗っていた市民ら50人以上が死亡、約800人が負傷したという苦い経験がある。本書には、日本では知...…続きを読む

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント(著:西原理恵子)

書店で書籍の物色中、本書のタイトル『生きる悪知恵』という言葉にハッとさせられた。まるで、“あなた、杓子定規な人生、送ってない?”と見透かされたかのようだった。 本書は、『ぼくんち』『毎日かあさん』で知られる人気漫画家・西原理恵子が、自身の波瀾万丈な人生経験をふまえて、恋愛、家族関係から、仕事、お...…続きを読む

コミュニケーションは、要らない(著:押井守)

3・11後、盛んになった、フェイスブックやツイッターをはじめとしたネットによって交わされる議論。 しかし、こうした議論をよく見ると、個々が言いたいことを吐き出すだけで、意味のある議論がなされているのは、ほぼ皆無といっても過言ではありません。 ではなぜ、多くの人はネットでの議論をやり続けてしまうので...…続きを読む

苦役列車(著:西村賢太)

言わずと知れた、第144回芥川賞受賞作。 著者の自伝的小説で、日雇い仕事を続ける主人公の男が閉塞感を抱えて生きていく姿が綴られています。 なぜこんなに有名な作品を今さら・・・と思う方もいるかもしれません。 しかし、私が今、この小説を薦めるのにはちゃんとしたワケがあります。それは以下の3つ。 (1)...…続きを読む

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