DAILY NEWS ★あなたの気になる特集内容は?ソーシャルボタンでシェアしよう!

番組スタッフ
「暴走老人」という言葉を、挨拶のつかみにしつつある某党代表。
「老害」だ!なんて言われ続けてきながらも、若い世代がだらしないから、俺が立ち上がったんだ…と目を輝かせながらのたまう姿に皆さんは何を思ったでしょうか。
今の日本の未来を左右する政治の世界で、必要なのは「暴走」よりも、「堅実な前進」なのではないか、と個人的に思う次第です。
もちろん芥川賞作家なりのユーモアでしょうが、実際に、もっとたちの悪い「暴走老人」が実際に増えているようです。

++++++++++++++++++++
法務省は16日、12年版の犯罪白書を公表した。昨年の高齢(65歳以上)犯罪者の検挙人数は4万8637人に上り、全年齢層に占める割合が統計を取り始めた86年以降で過去最悪の約16%に上った。
(中略)
昨年の高齢者の検挙人数のうち約6割は万引きで、万引き以外も含めた窃盗は約7割を占めた。20年間で暴行が約50倍、傷害が約9倍、窃盗が約7倍に増えた。

毎日jp:犯罪白書:検挙16%が高齢者 「暴行」増加、過去最悪に−−12年版> 
++++++++++++++++++++

上記データはあくまで「犯罪」に限ったものですが、電車に乗ると、空いている座席に荷物を置いて占領したり、携帯電話で話をしたり…私は老人のマナーの方が悪いように思えます。私の主観ですが…。
以前、舞台を観に行った時、お芝居の真っ最中に感想をそこそこのボリュームで述べ合う老女集団と出くわしたこともあります。

私がなぜ今、「老人のマナー」について語るのか。高齢者の犯罪増加というニュースは、あくまでも入り口にすぎません。私自身が先日、某党代表とは違う種類の「暴走老人」から、直接的な害を被ったからです。

先週の土曜日、私の自宅マンションにとんでもない「マナーの悪い老人」がやってきました。

私の部屋は1Fなのですが、朝、窓を開けると、マンションの共有駐車場にタクシーが止まっていました。おそらく、マンションの住人が配車をお願いしたのでしょう。
何気なくそのタクシーを見ていると、60代から70代くらいのドライバーが降りてきて、何と突然、排水溝に向かって、放尿を始めたのです。隅に隠れるのではなく、駐車スペースの真ん中で堂々とです。

逃げるかのように、そして何もなかったかのようにマンションの住人を乗せて去って行ったタクシー。
すぐさま、タクシー会社に連絡しました。
「大変申し訳ありません。事実確認をしてすぐにご連絡いたします」と上司と思われる方。
事実確認後の電話では、謝罪にうかがうということでした。

謝罪に来たのはドライバーよりもかなり若い上司(40代?)。
菓子折りを持ってきたその上司は、ただただこう繰り返していました。
「申し訳ありません。顔から火が出る思いです。前代未聞です」

公園のそばにタクシーが止まって、ドライバーがトイレにかけこむという光景はよく目にしますが、謝罪にいらした上司によると、「お客様のマンション敷地内で用を足すという行為は、弊社で初めてです」ととても恥ずかしそうでした。

目の当たりした「自分より年長者の良識の欠如」…。
これが超高齢化社会で増幅しつつある“闇”かと思うと、とても哀しくなりましたが、
若い上司の対応に少し救われたように思っています。
監督不行き届きだととがめればそれまでですが、事件発覚から、謝罪の訪問まで1時間あまり。
車の移動時間、菓子折りの用意などを考えると、とても早い対応ではないでしょうか。

罪を犯す人、良識が欠如した人に関する議論に、「世代」「年齢」の違いを持ち込みたくはありません。
しかし、老人の暴走のツケを、彼らより若い人が払う…こんなことはあってはならないと強く思います。政治の世界においてもです。


スタッフ:坂本
(2012/11/29 UPDATE)
番組スタッフ
今回のテーマは、“就活戦線”に備え、また働き方を考える全ての人々に捧げる3冊。

12月1日、いよいよ就活の会社説明会が一斉にスタートする予定です。
そんななか、正社員として就職した若者のうち、中学卒業・高校卒業・大学卒業の新入社員が、入社後3年以内に、それぞれ7割・5割・3割の割合で離職する「7・5・3問題」という現象も問題視されています。

番組内の特集でも取り上げましたが、「若者たちの離職」は、
大学中退者などを“第二新卒”と呼ぶ言葉が出来たり、
転職が当たり前という社会の風潮があったりで、
多くの若者がキャリアを積まないまま、仕事を辞めてしまう現状が、
改善される気配はありません。

では、これから就活を控える学生達、また若手社員は、
どのような意気込みで仕事と向き合えばいいのでしょうか?

そこで、まずは“良き会社員の鏡”となる人材が、
どのように働いているのかを解説した一冊がコチラ。
還暦間際で「ライフネット生命」を起業し、
4年ほどで上場まで達成してしまった著者・出口治明氏による
『仕事は“6勝4敗”でいい 「最強の会社員」の行動原則50』です。

著者の考え方を、定義づけし、原則化した同書。
タイトルにある「最強の会社員」とは、特別な能力を持った人のことではなく、“仕事を楽しめる人”なのだと著者は言います。

では、「仕事を楽しむ」とはどういうことなのでしょうか?
同書では、20代、30代のビジネスマンに向けて、
仕事で突き抜けるためにどう取り組むべきか。
“割れにくい瓦”になるためにどうすればよいのかなどを、
著者の体験も盛り込みながら、わかりやすく解説しています。

そして次に、仕事をする上で、会社の採用担当・人事部のことを理解することは、就活生にとっても、既に会社に勤務中の会社員にとっても重要なこと。
そんな人事部のオモテとウラがわかる一冊がコチラ。

ベテラン人事マネージャー・三冨圭氏による、
人事部を舞台にした小説仕立てのビジネス書
『あなたがデキる人か否かを決めるのは、人事部です。』

内資・外資系企業の双方で人事労務業務を経験した著者による作品なので、
人事経験者が読むと「あるある!」と膝を打ちたくなるし、
そうでない方は“人事のカラクリがわかった気になれる一冊です。

また、「なんで私の給与は上がらないんですか?」という気持ちを
人事にぶつけたい方にとっても、自分の給与がどうしてその額なのか、
理解する助けになると思います。

それでも、“仕事を辞めたい”“働く意義を見失ってしまった…”と感じる人にオススメしたい一冊がコチラ!

金融会社で「督促係」という
“誰からも歓迎されない業務”に従事するOL・榎本まみ氏が執筆した
『督促OL 修行日記』

同書は、現在、多くのビジネスパーソンに勇気を与え続けているエッセイ。
「督促OL」という過酷な業務内容を紹介しながら、
ひたむきに職務に向き合う著者の姿を通じて、
また著者が紹介する“督促の極意”を通じて、
どんな職業にでも活用できる処世術を学ぶことができます。

「仕事」とは、生活を支える基盤となるものですが、
それ以上に、様々な学びを与え、
人生に厚みをもたせてくれるものだと私は思います。

もちろん、仕事が人生の全てだとは思いません。
しかし、“仕事の楽しさ”や“醍醐味”を知らずして、
職を離れるようと考える方がいるなら、
まずは、この三冊を読んでみてはいかがでしょうか?

担当:梅木



(2012/11/28 UPDATE)
番組スタッフ
ここのところ、「子どものしつけ」に関する騒動が相次いで起こり、ネット上での議論が活発になっています。
ひとつは、先週の月曜から火曜にかけてネットが炎上した、「漫画家のさかもと未明さんの乳児へのクレーム発言」。
もうひとつが、先週の金曜付にアップされ、ネット上で賛否を呼んでいる、「お笑い芸人のくわばたりえさんの子供のしつけに関するブログ記事」です。


さかもと未明さんがネットを炎上させたのは、さかもとさんが月刊誌「VOICE」(2012年12月号)に寄稿した「再生JALの心意気」というタイトルのコラム

元記事は長文なので、J-castの記事を下敷きに経緯を簡単に説明します。
=====
,気もとさんが搭乗した飛行機内には1歳ぐらいの乳児が乗っていた
△修瞭児が離陸から着陸前まで長時間、泣き叫び通しだったことから、さかもとさんは腹を立てた。
5匱湿萍外が母親と一緒にあやしても泣き止まず、さかもとさんは耐えられなくなった
と行機は着陸態勢に入っていたが、もう降りたいと、さかもとさんはシートベルトを外し、出口に向かって通路を走り始めた
テ児の母親に対しては、もう少し大きくなるまで飛行機に乗せるべきではないと諭した
θ行機が着陸後も、さかもとさんは、羽田のJALスタッフにクレームを言い続けた
Р魴荳として、機内に音の漏れない個室を作ったり、乳児を寝かせる薬を親にもたせたり、2歳以下は乗せないようにしたりできないかと問いただした
┯綟、さかもとさんは、コラムを書くため、ボイス編集部を通じてJALに取材を申し込み、日航側も了承
JAL側は、ファーストクラスでさえ避難に備えて密閉できないこと、乳児を連れた母親らにはマナー冊子を渡して協力を呼びかけていることを説明した
さかもとさんは、この説明でやっと心が安まったとしながらも、JALが乗客マナーについてもっと発信すべきだと主張している
=====

さかもとさんのこのコラムがネットに配信されると、音楽プロデューサーのつんくさんや乙武洋匡さんといった著名人も、さかもとさんの発言に異議を唱えるなど、ネットが炎上する騒ぎとなりました。

そして、先週の金曜からネットで物議を醸している、お笑い芸人のくわばたりえさんのブログ記事
この記事の中で、くわばたさんが投げかけた、「レストランで走り回る子どもたちを叱るべきかどうか」という疑問に対し、ブログのコメント欄には432件にものぼる、賛否が分かれたコメントが寄せられたようなのです。

=====
「どちらが正解?」と題したブログ記事で、くわばたは「走り回る子どもを注意し、泣いている赤ん坊を外に連れて泣き止むまであやす親A」と「注意もあやしもせず、仲良く夫婦でおしゃべりしている親B」を例に挙げ、「どちらがアカンと思う?」と問題提起。
くわばた自身は親Aの行動がよくわかるとしつつも、海外の国で尋ねたときに返ってきた「Bの家族が普通に決まってる せっかく外食してるんだから夫婦でゆっくりお喋りしながら、食事して…それが普通」という意見も紹介した。

しつけの在り方について、くわばたは「でもその注意って子供を思って躾してんのか 躾してへんって思われたくないから自分の為に 子供に注意してるのか…」と葛藤を吐露。そうしたこともあり、「私は3歳の子供が走り回っても それが当たり前♪の日本になればええと思うねんけどそれって間違ってる?」とブログ読者から意見を募った。

同記事に対してはコメント欄に多くの意見が寄せられているが、賛否両論。
「日本と外国は違う」という意見がある一方で、「子どもに対して寛容な国って理想かもしれない」とくわばたに共感する声もあった。
=====
「シネマトゥデイ」より抜粋

このように2つの騒動によって、今、ネット上で活発に議論が行われている、「子どものしつけ」をめぐる問題。
わたしは基本的には他人の「子どものしつけ」には寛容で、クレームをつける側の人格を疑っているのですが、そのクレームの極みと言えるのが、東京・世田谷区の保坂展人区長のツイートをきっかけに巻き起こった、「子どもの声が騒音か否か」という議論です。


「AERA」(2012/11/26)によると、保坂区長が8月25日に自身のツイッターで「役所に寄せられるクレームの中で、『保育園で子どもたちの声がうるさい』というものがある」「防音壁を作ったり、子どもを園庭に出さないということも起きている」とつぶやくと、たちまち賛否両論の反応が相次いだのだといいます。

このクレームの存在を知って、わたしは「子どもの声が騒音であるならば、子どもは泣いてはいけないということなのか」と思うとともに激しい憤りを感じました。
わたしにはまだ子どもがいません。子どもを持つ親の気持ちが100%理解できないがゆえに、ときには電車の中で狂ったように泣き叫ぶ、他人の子供の声をうるさい、わずらわしいと感じることもあります。
しかし、決して、「騒音」だと思ったことはありません。
なぜかというと、「騒音」だと思うことは、「泣くことが仕事」とも言われる子どもの存在自体を否定することになるような気がするからです。

近い将来、わたしに子どもができたとき、周囲の人間が子どものしつけや、ましてや声に“厳しい眼差し”を向けているとしたら、それは何て生きづらい世の中なのでしょう。
わたしはそう思うと同時に、子どもを持つことに不安すら覚えます。

ただでさえ生きづらい時代に生まれてくる新しい命。
せめて周囲の人間だけは、その命を“寛容な眼差し”で見守っていけないものなのでしょうか。

(H)
(2012/11/27 UPDATE)
番組スタッフ
東京スカイツリーもクリスマスバージョンの
イルミネーションに変わり、街はクリスマスムード一色。
そんな、人恋しくなる季節が到来するなか、
何とも世知辛いニュースを見つけてしまいました。

●ストーカー:男が交際を求め手紙 容疑で逮捕−−市川/千葉 /毎日新聞11月25日

事件は、無職・41歳の男性が、コンビニでバイトする20代の女性に、
交際を求める手紙をしつこく手渡そうとしたとして、
ストーカー規制法違反(つきまとい)容疑で逮捕された、という内容。

しかし、記事をよく読んでみると、コンビニの常連客でもあった容疑者が、
先月中旬ごろ、「一緒に遊んでほしい」という内容のラブレターを
バイトの女性に2回渡し、そして再び店を訪れ、
手紙を渡そうとしたものの、女性は受け取りを拒否。
その後2回、他の店員に手紙を託すなどしたため、
困った女性から警察に通報されてしまったというものでした。

つまり、実質的な被害(?)は、
4回渡した「ラブレター」のみということになるのです。
ちなみに容疑者は、警察の事情聴取で
「気持ちを抑えられなかった」と答えたそうです。

この記事に対し、ネット上の意見を集めてみると、
容疑者に同情的な意見が多く寄せられていました。

++++++++++++++++++++++++++
『逮捕は可哀想だなぁ。注意でいいのに。。。』
『通報するほどの渡し方だったのか?
こうなってくると、人を好きになっちゃダメって思っちゃうよねぇ…』
『逗子のような事件があったかと思えば、コレである。
記事だけ見ていると諦めずに交際を何度か申し込んだだけのように思える。
これでストーカー認定〜逮捕ってのは可哀想だろ。』
『2回ラブレターを渡した位で逮捕され、実名報道ってやり過ぎ。
もっとはるかに極悪な犯罪者が匿名報道されてるのに。』
『告白に失敗すると逮捕、実名晒されるのか…恋愛はリスク高いなあ』
++++++++++++++++++++++++++

もちろん、実際のところ、どんな内容のラブレターで、どんな風に渡したのか?
被害者の女性が、どんな恐怖を感じたのか?など、
詳しいところは報じられていないのでわかりません。
とはいえ、私自身も「これで逮捕は、やりすぎなのでは?」と
感じずにいられませんでした。

その他にも、各地方自治体が提供している地域の安全情報で報告された
不審者の目撃情報によると、この11月だけでも・・・

◆小学生を見ながら「小学生・・・」と呟いた女性が通報される @愛知
◆自転車で帰宅中の女子中学生を、自転車で追い抜き
立ち去った男が通報される @京都

・・・などなど「え?そんな事で?」と、
思わず首をかしげたくなるレベルの通報が相次いでいます。

もちろん、これまでに起こったストーカー殺人事件では、
「警察がもっと早く動いてくれていれば…」という声は必ず聞くことですし、
“備えあれば憂いなし”で、犯罪被害を未然に防ぐことは、
疑いようなく大切な事だとも思うのですが、
警察に通報するレベルの境界線って、どこにあるんでしょうか?

私自身、女性なので、恐怖を感じたら…、不審に思ったら即通報…となる心理は
わからなくもないのですが、「どのくらいの規模で被害を被っているのか?」と、
冷静に分析する必要は、少なからず感じます。


ちなみに、「ストーカー」にまつわるものではないですが、
10月、静岡県は、児童相談所と警察の連携体制を強化するため、
全国で初となる「児童虐待ケースの警察への連絡に関する基準」という
警察への通報基準を作成し、適用をスタートしています。

こんな風に「ストーカー」にしても「不審者」にしても、
自治体や警察が連携をとって、
通報の基準を設ける必要があるのではないでしょうか?
また逮捕に踏みきる際、実名報道についても、
ほぼ未来永劫、ネット上に実名が残り続けることを考えると、
未成年かどうかだけではなく、
刑の重さにあわせた報道基準に見直すべきなのかもしれません。


担当:梅木

(2012/11/26 UPDATE)
番組スタッフ
群雄割拠のアイドル戦国時代はいつ泰平の世を迎えるのでしょうか。
ようやく神セブンが誰かを知り、派生系組織や、それを迫る勢いの週末ヒロインとかいう肩書きのグループに興味を持とうとした…
そんな人々を無視するかのように、誰が誰かわからないまま、次々と新しいアイドル、グループが生まれています。
アイドルグループに属する人たちとお仕事をさせていただくこともあり、自らに鞭打って、最低限のことはかじっておこうと思い、記憶するよう努めていましたが、正直そろそろ、ギブアップしそうです。

アイドル戦国時代と言われるだけあって、多種多様なアイドルがいます。
昔と今の何が違うかと言えば、単純に「アイドルとファンの距離が近くなった」ことにあるでしょう。
ご存知のように、握手券をつけることで、爆発的なCDの売り上げを誇るグループがありますが、
握手会でメンバーがセクハラまがいの暴言を吐かれたとのことで、関係者が公式ブログで、ファンに向けて握手会でのマナー改善を求めるという事態も起こりました。

握手会廃止論もあるなか、アイドルの数が増えるに従って、ファンへのサービスも進化(?)しているようです。
スクール水着で客席にダイブするパフォーマンスで話題の、ある女性アイドルグループがちょっと変わったファンサービスをしようとしています。
なんと、Yahoo!オークションに、メンバーそれぞれが家政婦になるというサービスが出品されているのです。
オークションのサイトには、次のような注意書きがあります。

※ アイドルの掃除、洗濯、料理なのでクオリティーの補償はできません。
※ 性的なものはもちろんありません。
※ 当日はスタッフが同行します。
※ もしかしたら撮影するかもしれません。
※ 特殊な依頼(法に触れる行為・触れる可能性のある行為)は行えません。
※ 移動費は落札者様負担になります。要相談です。(渋谷駅からの移動です)

1円からスタートしたこのオークションは、人によっては72の入札があり、40万2000円の値が付けられています。(11月22日14時15分現在、なお、オークションの終了は11月25日)
想像を遥かに超える高値が需要を証明していますが、ここまでやる必要があるのでしょうか?「性的なものはもちろんありません」とあるものの、ここまでして、アイドルでいる意味って何なのでしょうか?まさにアイドル戦国時代、名誉に飢えた亡者たちだらけです。

つい先日も、大阪を拠点にする某アイドルグループがファンを接待するというサービスも話題になりました。
もはやアイドルではなく、コンパニオン、キャバ嬢であると…。
ファンサービスがインフレを起こしつつあるような気がします。

アイドルとファンの距離は近づいたものの、アイドルがファンに優しくなったかと言えば、一概にそうは言えないでしょう。
ファンとの交流のために設けられた握手会で、ファンとの交流におびえるアイドルもいるという始末だからです。

アイドルとは何なのか。
こういったことを深刻に考える人はほとんどいないと思いますが、音楽CDの売り上げランキングが、アイドルばかりを占めるという背景に過剰なファンサービスがあると知ると、とても虚しいです。
純粋にいいものを提供しようとしている作り手が、彼女達の栄光に埋没してしまうからです。
音楽の世界だけではありません。某アイドルグループの人気により、出演の場所を負われ、日の目を浴びることができなくなってしまったというタレントを何人か知っています。彼らはライブで地道に努力を続けるのです。
残念ながらこの現状を打破する方法は、次々と生まれるアイドルたちに興味を持たない、お金を使わないといった方法しか思いつきません。彼女達に何の怨みもないのですが…。

昔よりも、はるかに親しみやすくなったアイドル。
親しみやすくなったにもかかわらず…某団体を卒業したある元アイドルの女優が、キリストを超えたなどという新書が発売されるとかで、物議をかもしています。
娘がいて、もしアイドルになりたいって言ったらどうしますか?私は絶対止めます。

スタッフ:坂本
(2012/11/22 UPDATE)
番組スタッフ
インターネット依存症という言葉があります。
これは文字通り、パソコンやスマホ、デジタルデバイスを利用できないと苛立ったり、リアルの人間関係がわずらわしくなるというもの。
過度のネット利用で、日常生活に支障をきたす人も多々いるようです。
日本国内にインターネット依存症の疑いがある人は270万人もいるという調査結果も出されました。
「インターネット依存症」がきっかけでこんな事件も起きています。
Facebookに夢中になった主婦が、高熱を出していた1歳の息子を放置して死なせるという事件が、昨年6月に滋賀県で発生し、大きな議論を呼びました。逮捕された母親は調べに対し、「インターネットのチャットに熱中し、昼夜逆転の生活をしていた」と供述していたそうです。
インターネット依存症とまではいかないけれど、SNSをやめたいけど、やめられない…そんな人は意外と多いのではないでしょうか。

ネットの世界では、過去の武勇伝自慢が火種となり、何度となく炎上が繰り返されています。
まさにネット露出狂と呼ぶべき方々は、なぜここまで、自分のことをネットの海の中に晒すことができるのか。いや、したがるのでしょうか。
一つしかない過去の武勇伝を自慢するのは年齢に限ったことではありません。
しかし、SNSにおいては、若者の方がその傾向が強いようです。

『自分のことをしゃべりすぎる若者たち』では、HPやメールから始まり、有名人も一般人も関係なく始められるSNSなど、急速に発展した「ネットのつながり」にどれだけ落とし穴が多く、また勘違いが生まれているかを警告しています。
ネットでどうでもいいことを積極的に発信しているのは、勘違いしている人たち。例えば、1日に何十回もツイートし「もう私は一生懸命仕事をやるしかない」と書き込むにもかかわらず、実は全く会社で仕事せず社内で問題になっているという女性の話が登場します。Twitterやオフ会で励まされ、お姫様であることに安心感と喜びを感じるとてもかわいそうな人です。
社会性があり発信能力レベルが高くない人間はもっと他にやることがあるだろう、コミュニケーション能力にはある程度の才能が必要なのだと著者の杉浦 由美子氏は述べています。

どうでもいい投稿をする人にたいして、Facebookの場合、「いいね」しかないことに不満を感じている人もいるでしょう。
「いいね」を得るために、一般的に「ポジティブなこと」しない傾向にあります。
(仕事の愚痴を投稿して、無視される、引かれるという場合もありますが…)
「予約していた限定●●が届いた」「おいしいランチ食べました」「有名人と写真撮りました(これが一番気持ち悪い)」「俺たちアツく語り合ってるなう」…。
「いいね」を得ようとするとなると、やはり必然的に自慢話(もちろん本人はそう思っていない)を投稿せざるをえないようです。
まだ許せる部類に入る「美味しいものを食べた」自慢、「寝てない&忙しい」自慢や「前を見てがんまってます!」自慢で日々溢れかえっているのは私のタイムラインだけではないはずです。
なぜ皆、そこまで自慢ができるのか…。そんな疑問に答えてくれるのが榎本博明氏の『病的に自分が好きな人』です。
本書は、心理学博士である著者が、自分のことしか考えられない自分大好き人間が急増している理由、そしてそうした人たちがなぜそれほどまでに自分好きなのか、その深層心理を説き明かしています。自慢する理由の一つとして、上げられるのが「自信のなさのあらわれ」。自信のなさを見透かされないように、自慢話をすることで、自分を守っているのだといいます。
確かに私のタイムラインで自慢を繰り広げるある友人は、コンプレックスの塊のような人間です。妙に納得できました。

リアルの友人の見たくない一面まで見えてしまうのは「SNSあるある」でしょう。
私は、リツイートやシェアでその人の隠れたイデオロギーを知ってしまい、日常生活に支障のない範囲で「距離をとる」という選択をしたことがあります。些細なことがきっかけで、SNS上でのみ、その人とのコミュニケーションを控えるということがありあました。もちろん、会った時にその人とは普通にコミュニケーションをとるわけですが…。

SNSに意義のあるコミュニケーションは存在するのか…そんな疑問を抱く人にオススメするのが、押井守氏の『コミュニケーションは、要らない』です。
本書は、ネットでのコミュニケーションの不毛さ、そして真のコミュニケーションとは何かを論じています。携帯電話やパソコンなどの道具を使って便利に効率的にコミュニケーションをとるというような方法論によって表層的にコミュニケーションを論じる以前に、この国にはそもそもコミュニケーションの内実が存在しないといのが押井守氏の見解です。


情報を得るには便利で、昔の友達、新たな友達とつながることができるSNS。今後も大いに役立つことは明白です。
実生活に近いストレスを感じることもしばしばのような気がします。
自慢に対するストレスや、ネット露出狂への気持ち悪さを感じながら、それでもSNSを続けるべきか、きっぱりとやめるべきか…。
Facebookがないと仕事にならないものもあるし、辞めるとなると心苦しい…。
そんな小さな葛藤を抱きながら、私は今日も明日もSNSにログインすることでしょう。
SNSに本当のコミュニケーションを求めてはいけないのです。本当のコミュニケーションでないと思うと、ストレスをそこまで感じることなく、使っていられるような気がします。
あと、忘れてはならないのが「どうでもいい小さな自慢だけはしない」ということ。
これだけは心がけたいと思います。

スタッフ:坂本
(2012/11/21 UPDATE)
番組スタッフ
東日本大震災から1年8カ月が経過しましたが・・・
そんななか、被災地では東日本大震災からの復興のために作られた特例を悪用した犯罪が目立ち始めているのだといいます。

具体的には、どのような手口で犯罪が行われているのか、まずは「朝日新聞」(2012/10/28)に掲載されている、代表的な事例をご紹介いたします。

たとえば、経営難に陥っていた宮城県多賀城市にある幼稚園の元理事と幼稚園の元園長。
2人は、被災した園舎の天井などの修理費が269万円だったにもかかわらず、見積書の工事費を水増しして補助金659万円を受け取っていたことが分かっています。
2人が補助金を不正に受け取ることができたのには理由があり、それは“審査の簡略化”だと言われています。
国の規則で補助金の支給には、原則として現地調査が必要と定められているのですが、文科省が昨年7月、被災した私立学校などの再開を急ぐため、特例として2億円未満の工事には書類だけの審査で支給することを認めていて、これにより、通常は1日以上かかる審査が、平均数時間に短縮。結果として、通常よりチェックが甘くなってしまっていたようなんです。

これ以外にも、震災の特例を悪用したとして容疑者が逮捕された事件だけでも、宮城県警で2件、福島県警で2件、岩手県警で1件、摘発されています。
多発しているというほどの件数ではないにしろ、犯罪は犯罪。
何かしらの対策を打たなければいけないのでしょうが、現場はスピードを優先せざるを得ず、効果的な手を打てずにいるのだといいます。

この状況をみて、すぐにわたしの脳裏に浮かんだのは、「生活保護の不正受給問題」でした。
復興特例を悪用した犯罪と同様に、審査の甘さがかねてより指摘されています。
また、不正受給に対する処分の甘さも指摘されており、そのことが不正を助長しているとの指摘もあるようですが、「復興特例の悪用」と同じく、有効な対策は講じられることなく、そのまま放置されているように思います。

そんななか、きのう、不正受給問題に一石を投じるような案が明らかになりました。
=====
自民党の生活保護プロジェクトチームがまとめた生活保護法改正案の骨子が19日、判明した。生活保護受給者への食費などで、自治体が現金給付か現物給付かを選択できる制度の導入が柱。ジェネリック医薬品の原則使用も医師に求める。20日の会合に提示する。
生活保護は医療扶助などを除き原則、現金で給付。しかし、保護費を搾取する貧困ビジネスが社会問題となっており、現物給付活用を盛り込んだ。
対象は、食費や衣服代に充てる生活扶助など。具体的には受給者に現金の代わりに食品と交換できるクーポン券を配ったり、電子マネーなどの形で生活費を支給し、使途を限定したりすることを検討。食品などを直接配るわけではないが、使途を限定したクーポン券などは現物給付の一種とされる。

=====
※「共同通信」(2012/11/19)より抜粋

この改正案に対して、ネット上では「これは良案!今すぐやってくれ!」「人気取りの無意味な政策だねこれは」などと賛否が分かれているようですが、わたしは何もやらないよりはやる方がましのように思います。

審査が緩いままであれば、悪用するケースは今後も相次ぐ可能性は否定できない。
しかし、もし審査を厳しくすれば、本当に困っている人の手に、すぐにお金が渡らなくなってしまう。
こうしたジレンマが「復興特例の悪用」と「生活保護の不正受給問題」には共通して存在しています。

すべての人が善人であることはありえません。そうであれば、やはり、「復興特例の悪用」にも何らかの対策を講じるべきなのではないでしょうか。
何らかの対策、それはたとえば、“審査は甘いままで、罰則を厳しくする”といったものなのかもしれません。


(Web担当:H)
(2012/11/20 UPDATE)
番組スタッフ
某下着メイカーが発表した今年の世相ブラジャーは「女性維新」。
特に今年は、オリンピックで女性選手が活躍を見せたこともあり、
なにかと「ウーマン・パワー」を見せつけられた年でした。

そんななか、「NAVERまとめ」の記事で、
女性のパワーが逆効果に働き、考えさせられる記事を発見してしまいました。

そのまとめによると、電車の「女性専用車」でのマナーをめぐり、
現在、様々な問題が起こっているようです。

その中から、主な出来事を抜粋してみると…

+++++++++++++++++++++++++
・女性専用車両に間違えて入った男性を女性が追い出す。
・忘れ物の捜索で女性専用車に入った駅員を、
女性の乗客達が冷ややかな目で見ていた。
・電車に飛び込んだら女性専用車で、まあ1駅だからと思って座ったところ、
下車する時に、女学生に「ビデオで撮って、ユーチューブで流したれ!」と
怒鳴られた。
・女性専用車に男性が乗ったことで非常停止ボタン押され、
電車が7分の遅延に。
+++++++++++++++++++++++++

その他にも…
『おじいさんに、女性専用車両乗れや!早くどっか行け!と
指差されながら大声で怒られた』
『男性が「女性専用車両から追い出したら刑法に違反します」と書いた
プラカードを首から下げて乗ってきたため、車両あげて本気の総ゲンカに。』
…といった、男性の逆恨み(?)とも取れる出来事も起こっているようです。

もちろん、「女性専用車両」を利用する全ての女性が、
車両から男性を排除している訳ではありませんし、
「女性専用車」を男性が利用することについて、
国土交通省は『男性のお客様を排除するためのものではありません』と
明言しています。

しかし、導入当初から「ラッシュ時に他車両の混雑を招く」
「男性に対する性差別だ」といった問題点も指摘されてきた『女性専用車両』。
本来なら、世の中の善意で作られたはずの車両が、
なぜ、こんな男女間の境界線を生むことになってしまったのでしょうか?


個人的には、以前、中央線の8時台という激ラッシュアワーに
体育会系の大学の運動部員と見られる男の子達の間に挟まれて、
あまりの圧迫で失神寸前になった経験があったため、
「女性専用車両」に大賛成だったのですが、
まとめられた記事のように、女性のモラルが問われるような出来事が起こると、
今後の「女性専用車両」の存続が危うくなってしまうのでは?と思います。

ちなみに「女性専用車両」の話ではないのですが、
アメリカのビジネスシーンでは、
「妊婦」にきつい仕事を与えないように配慮すると、
訴訟の対象となることがあるようです。

●社員を公正に扱うアメリカ 妊婦にキツイ仕事を与えない配慮すら禁止/AERA11月16日

記事によると、訴訟社会のアメリカでは、職場で、
男女関係なく人々を公正に扱うことが求められ、
仕事の内容は、性別や家族の有無などではなく、
「その人の能力にふさわしいか」など
客観的な基準で任されるべき、とされているのだそう。

とはいえ、アメリカのように「妊婦でも平等に扱う」社会は、
あまりにも極端すぎて、人に優しいとは思えません。


10月24日、世界経済フォーラム(WEF)が発表した
世界各国の「男女平等の度合い」を指数化した、
2012年版「ジェンダー・ギャップ指数」によると、
日本の順位は、135カ国のうち101位。
これは、政治や経済への女性の進出が遅れているのが原因とみられ、
先進諸国の中で極めて低いランクとなっています。

しかし、経済が低迷する日本では、
「子育てなどで、かつてのキャリアを眠らせた人材が埋もれている」
「女性をターゲットとした商品を作る企業では、
女性の目線、女性のアイディアが必要不可欠」など、
“女性の社会進出が進むと、日本が立ち直るかもしれない”とも
言われています。

そんななか、ビジネスを支える通勤電車で
そんな“女尊男卑”が起きてしまうのは、同じ女性として悲しくなります。

本当の意味での「女性の社会進出」は、
こういったモラルの向上から始まるのかもしれない…と思う出来事でした。

担当:梅木


(2012/11/19 UPDATE)
番組スタッフ
今週土曜日から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』の公開が始まります。
公開を前に様々なキャンペーンが繰り広げられ、圧倒的に注目されている作品ということもあり、一部のファンがこんな呼びかけをしているようです。
「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』を見終わった直後に、残酷な天使のテーゼを歌うか、三三七拍子を劇場でする」

想像しただけで、眉間にシワがよってしまいます。
自分の好きな映画を観に行って、その直後、急に大合唱と三三七拍子が始まったら、どう思いますか?
エンドロールを読むわけではないけれど、映画観賞直後の余韻をしっとり楽しむという人も多々いるのではないでしょうか?私は「余韻に浸る派」なので、おそろしく思いました。
この呼びかけに関し、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』で声優を務める緒方恵美さんは次のようにツイートしています。

●…本当にされるのかどうかは知りません。 でも、本当にそうだとしたら。…非常に哀しく、かつ、憤りを感じます。 「絶対にやめて下さい」。強く願います。

●エヴァだけではなく、全ての作品は、その「幕引き」まで「観て下さる方に残る余韻まで計算して」…大切に大切に、作ってきたものです。作り手全ての、大切な「エンディング」です。 「ファンだから」なのかもしれない。でもファンなら(一見ならもっとですが)、大事にして下さい。私達の思いを。

●…これは私の私見ですが…「応援するために三三七拍子を」「応援するために応援の踊りを」等する方々は、「本当に(その対象のアーティストや作品が)好きなのではないのだな」と思います。 …いえ、好きでいてくれるのかもしれません。でも、その方達にとっての1stは、「自分が目立ちたいから」。

●自分を表現する場は、いくらでもできます。やって下さい。個人の場で。 私達が大事にしている作品やステージのエンディングを、私達がお客様のためを思って、誠心誠意用意しているエンディングを、私的な「欲」で塗り替えないで下さい。 みんなが楽しみにしてくれている場だけは、壊さないで…!


元ツイートが見つからず、愉快犯の仕業では…という声もありますが、某アイドルの握手会のマナー悪化やSNSの力などから考えると、緒方恵美さんがツイートで注意を促したのも十分理解できます。放っておくと起こらなくもないと想像できるからです。

先日、某国民的アイドルグループのメンバーが、マナーの悪いファンをブログで注意し、後日、言葉が足りなかったと謝罪をしています。
彼女はこうつづっています。
「ライブを壊してやろうなんて思って会場に来る方はいないと思う。いないと信じたい笑 ただ、その応援の仕方が危なそうだったり周りの方のご迷惑になりそうだったから…お願いしたんです」

もちろん「ファンマナー向上」を訴えるサイトも多数存在します。
2010年、鉄道ファンが列車の撮影目的で線路内に入り、列車の運行を妨げたことが大きく報道されました。これに対し、鉄道ファンのためのサイト「みんなで作る鉄道コム」では、鉄道ファンのマナーを考える緊急企画が行われています。

なぜマナーの悪化が叫ばれ続けるのか?
渋谷で騒ぎ散らすサッカーファン、某アイドルファンの集団を見ていると、どうしてここまで厚顔無恥でいられるのだろうと不思議でなりませんが、そもそも人が群れると「マナーが悪化する」ものだと学術的に解明されているそうです。
人間の群集心理(集団心理)として、社会心理学者の碓井真史氏は次のように解説しています。

+++++++++++++++++++++++++
匿名性
自己の言動に対する責任感と個性がなくなること(無名性、無責任性)。群集の中の一人になってしまうと、普段感じている「私」の意識が弱くなってしまいます。

被暗示性
被暗示性とは、暗示のかかりやすさ。群衆の中の一人になると、被暗示性が高まり暗示にかかりやすくなる。いつもならもっと冷静な人なのに誰かの意見に簡単に乗ってしまったり、その場の雰囲気にしたがった行動をしてしまいます。大きな声や、はっきりとした号令、命令につい従ってしまいます。また、他の人の思いがまるで伝染するように、共通した考えや感情を持ちやすくなります。
+++++++++++++++++++++++++

ファンが集まると暴走する可能性があると学術的に解明されているなら、
ある程度は仕方のないこと…とは決して言えません。
しかし、「マナー向上」を訴える人のためにも、「ただ大人しく楽しみたい人」、「作り手」のためにも、品をもって楽しむべきです。

先日、某ゲームのイベントに行きました。会場は女性ファンだらけ。
男のみで集合し、狭い階段を歩いて上って、関係者席へ向かっていたのですが、
開演直前、歩いて階段を上っていると、背後から若い女性に「遅いよ、アンタたちぃ!どいてよ!」と一喝されました。
とても狭い螺旋階段で、です。
そこにいた40代男性仕事仲間がこう彼女に言いました。
「俺もファンなんだが、この階段で走って、足を踏み外して、今日のイベント観られなくなったら、誰を恨めばいいのか」

私は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』を観に行く予定です。
ここまで緒方恵美さんがツイートしてくれている以上、そんなことはないと思いますが、合唱と三三七拍子は辞めていただきたいものです。
作品が素晴らしかったなら、スタンディングオベーションでいいではありませんか。
多分、それなら皆やります。


スタッフ:坂本
(2012/11/15 UPDATE)
番組スタッフ
番組の新コーナー「書考空間」もスタートから、5ヶ月が経ち、番組本編とWebを合わせて、紹介した本は200冊を超えました。
番組で取り上げた本をテーマでまとめて、いくつか紹介したいと思います。

今回のテーマはいまだ続く食通ブームに違和感を感じる人に捧ぐ本です。
12月1日、「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2013」が発売されます。
発売を前に、ネット上では星を獲得する店のラインナップが予想されるなど、例年通り、話題となっているようです。
私は「あの店絶対、星を取ると思った」だとか、「美味しいもの」を食べた、「美味しいもの」を提供する店を知っているといった自慢臭い話が嫌いです。
確かに「美味しいもの」を食べている時は何とも言えない幸福を感じますが、大のおとなが「美味しいものを知っているぞ!」と飲み会やSNSでひけらかすことに関して、薄ら寒さ、時には怒りすら覚えます。
作家の伊集院静氏が自身の著書の中で、「あの人は食通だ、などとまともな大人の男は他人のことを言うものではない」と述べているように、確かに身の回りに自称・他称「食通」が異様に増えました。


「一億総食通化」に拍車をかけるきっかけとなったのが、食べログなどの口コミサイトの登場でしょう。
口コミサイトの台頭によるグルメブームに一石を投じるのが、
「覆面・自腹」を基本とするレストラン評論家、友里征耶氏の『グルメの真実 辛口料理評論家の㊙取材ノート』
さまざまなお店に通い続けてきた著者が、ミシュランガイドに掲載されているお店のウソを明らかにし、料理やシェフのみならず仕入れから内装まで業界を知り尽くした男が、グルメブームをバッサリ切り捨てています。
「一部の料理評論家やフードライターは、料理をタダで提供してもらうため、店にとって都合の悪いことは決して書かない」といった具体例を示しつつ、「飲食店ムラ」の癒着構造の存在を解き明かすなど、グルメブームに違和感を感じる人にとってその斬り捨て方は痛快です。


なぜ「美味しいもの」を知っていることが社会的ステータスとなってしまったのでしょうか?
「美味しいもの」について、熱く語る人を見るとどうも空虚に思えます。
曾野綾子さんの著書『人間の基本』では、「美味しいもの」を理解していても、「農」を理解していない人々の虚しさを嘆いています。
絶望に近いほど閉塞した現代社会の中で “人間とはどうあるべきか”、著者の多彩な「人生哲学」をもってつづられた本書。「人間の基本」を逸した現代人は、食に対する感覚もおかしくなっていると著者は語っています。
食べ物が口に入るまでのプロセスが意識されることのない現代社会において、「農」と「食」が切り離されてしまっているがために、「近年、あらゆる思想が宙に浮いている」と言うのです。

「本当に美味しいものを知っているか」よりも大切なことは、「美しく食べることができるか」だと思います。
美しい食べ方を学べるのが、『イラストでよくわかるきれいな食べ方』
この本はどうすればおいしく、美しく食べられるのか、図解でわかりやすく解説。焼き魚、フランス料理、ワイン、天ぷら、懐石料理、さらにはラーメンなどおよそ40種類の料理の食べ方を紹介しています。
「美味しいもの」を口にすることはとても幸せです。
「美味しいもの」を食べることのできる店で、それを台無しにするかのような下品な食べ方をなさる方々も多々見られます。私の個人的な統計ですが、「食べ方が下品な人」が決まって「美味しいもの」を知っている自慢をするように思えます。そういった方は、特に年配の方が多いでしょうか。

「美味しいもの」を「美しく」食べる。そんな人間になりたいと思います。

スタッフ:坂本
(2012/11/14 UPDATE)
番組スタッフ
“善意”をキーワードに心温まるエピソードとして紹介され、多くの人の共感を呼んでいる、「京都教育大学のプリン誤発注騒動」。
まずはこの騒動、多くの人はご存知かと思いますが、念のため、「日刊スポーツ」(2012年11月10日)より、ことの顛末を抜粋させていただきます。
=====
京都教育大の購買部女性担当者の誤発注により、同大含む近隣5大学の売店の商品棚が大量の焼きプリンで埋め尽くされる騒動があり、これを知った学生らがツイッターなどで購入を呼び掛け、完売させたことが9日、分かった。
京都教育大の生協関係者などによると、先月31日に同大購買部の女性担当者が、当初20個発注予定であった森永乳業「森永の焼プリン」を機械の入力ミスで200倍の4000個発注してしまった。今月2日、同大に4000個のプリンが到着すると、同大だけでは「完売はどう考えても不可能」とし、近隣の京都大や大阪、滋賀の3府県5大学の売店計20店舗へ“緊急販売”を要請した。
京都教育大の売店では、2日午前10時から204個のプリンを商品棚に陳列した。数をさばくため、値段も通常1個105円を70円の特別価格で販売。
棚には「大変な発注ミスをしてしまいました。お願い!プリンを買ってください」などと書いた直筆の貼り紙をした。直後から学生らの目に留まり、ツイッターなどには「プリン好きな人は3つ以上買ってあげて!!」などと書き込み、注目を集めた。
一部では「そもそも、そんな数の誤発注するな」という厳しい書き込みもあったが、販売開始から約2時間の正午すぎには完売。学生だけでなく、うわさを聞きつけた近所の主婦らも買いにきたという。

=====

このニュースに対し、ツイッター上に寄せられている意見は、「世知辛い世の中だけどまだまだ若い人たちも捨てたモンじゃないなぁ」「京都のプリン発注ミスの話し今知った。ネットの拡散も凄いけど 善意も素晴らしいね」といった好意的なものがほとんどで、ソフトバンクの孫正義社長も「今、Mr.サンデーで京都の誤発注プリン4000個の件が放映されていた。 Twitterのパワーと日本人の善意の輪を感じた。 何だか心があったかくなったなあ。 京都の学生の皆さん、有難う」と書き込むなど、人の“善意”に受けた感動を伝える意見が数多く見受けられました。

余談ではありますが、わたしは善意だけが4000個のプリンを完売させた原動力とは到底、思えません。ツイッターで呼びかけた学生の行動は善意、そして、それを見て困っている人を助けようとプリンを買った人も善意、しかしその他大勢は善意からではなく、ツイッター上で話題になっていること、いわゆる祭に自分も参加したいとの欲求を満たすためにプリンを買っていたような印象を受けます。とはいえ、善意がきっかけで多くの人を動かした、というのは紛れもない事実なのでしょうが・・・。

「京都教育大学のプリン誤発注騒動」のように、人の“善意”がきっかけでいい方向に転べば問題はないのですが、その一方で、人の“善意”を、“悪意”を持って利用しようとする輩も存在し、その結果、思わぬ悲劇を引き起こすケースも実際に起こっています。

このケースにピタリとあてはまるのが、ここのところ、連日、テレビがトップで報じている、「逗子のストーカー殺人事件」。
自殺した容疑者の男は、インターネットの質問サイト「ヤフー知恵袋」で被害者の情報を求める質問を繰り返していたことがわかっていますが、その手口というのが人の“善意”を逆手にとったもので、「世話になった人を捜しているように装って、被害者の住所を特定しようとしていた」ようなのです。

容疑者の男が書き込んだ質問の総数は400件に上り、NAVERまとめの「逗子ストーカー殺人事件、Yahoo!知恵袋に残された恐ろしい投稿履歴」には、容疑者の男が書き込んだとみられる投稿履歴がまとめられているのですが、このなかから、人の“善意”を、“悪意”を持って利用したいえる質問を抜粋してみました。

●ストーカーの被害者を装って質問(2011/5/18)
『最近、悪戯mailが多かったり、悪戯電話も多かったので、携帯のアドレスも電話番号も変えました。以前の携帯のアドレスや電話番号から新しい携帯のアドレスや電話番号を特定したりは、さすがに不可能ですよね?なんかストーカー被害に遭ってるみたいで怖いんですけど。探偵業者さんまたは携帯事情に詳しい方、宜しくお願い致します。』

⇒この質問に善意で答えた、ベストアンサー
=====
探偵です。今の世の中金さえ出せば調べられますよ。ストーカーの資金力さえあればどうにでもなるのが現実です。探偵が無くなる事もないのが現実ですよ。ストーカーですので家に来る事も出来るでしょうし、郵便ポストには、携帯電話の明細だって届きますよね。調べればわかるのが現実ですので自分とすれば防衛策を考えた方が賢明だとおもっています。
=====

●お世話になった人を探していると装って質問(2011/10/12)
『お世話になった人探しをしています。だいたいの住所はわかるのですが、番地などが分かりません。会ってお礼をしたいのですが、いかんせん住所が分からないのでお礼ができません。何か住所を特定できる方法はないでしょうか?』

⇒この質問に善意で答えた、ベストアンサー
=====
1)近所の交番で聞く
2)居住者が乗っている地図を見る
3)電話帳から探す
4)ビシっとスーツを着て聞き込み

交番にこえかけた後に聞き込みするといいですよ。住所が解っても大体の場所しか判らない時というのも、結構ありますので最悪聞き込みです。意外と教えてくれますよ。「●●さんのお宅を探しているのですが…」等
=====

そして、事件が発覚する2日前の11月4日には、こんな質問をしています。
『最近、一人暮らしを始めて自炊するようになったのですが、包丁が安物だけに切れが悪くて困っています。包丁って東急ハンズみたいなホームセンターに行けば売っていますか?それとも問屋街に行かないと買えないのでしょうか?』

この質問が書き込まれた2日後の11月6日に事件が発覚。容疑者の男は自殺したため、この質問に対するベストアンサーは今も確定していません。

以上のように、容疑者の男はいろいろ質問したものの、「ヤフー知恵袋」の回答だけでは決定的な情報を得ることができず、最終的には依頼した探偵からの情報で被害者の住所を特定したと報じられています。
ただ、困っている人を助けようと、善意から書き込んだ情報が、もし悪意をもって犯罪などに利用されているとしたら・・・。
こう考えると、ぞっとするとともに、いくら善意であっても、書き込む情報には細心の注意を払わなければならない、とあらためて思い知らされました。
そして、回答者の善意が仇になることもある、個々がこれを自覚すべきなのでしょう。

そして、こういった問題が起こると、必ず湧きあがるのが、サービス自体の規制。
弁護士の落合洋司さんは12日、ツイッターで、「ストーカーに悪用されるような、ヤフー知恵袋のようなサービスを規制できないか、と聞いてきた某マスコミがいたので、そういう考え方は根本的に外していると、しばし説教調で話していた。疲れた」と書き込んでいるように、規制の声はあがりつつあるようです。

ただ、問題なのはサービスではなく、あくまでも利用者。
利用者が多様化する今、これまで以上に書き込みにこめられた“善意”と“悪意”を見極める力が求められているような気がします。


(Web担当:H)
(2012/11/13 UPDATE)
番組スタッフ
今や、インターネットがインフラ化し、ネットなしでは生きられない世の中。

総務省が発表した平成23年の「通信利用動向調査」の結果によると、
日本のインターネット人口普及率は79.1%にまで達し、
13歳から49歳までの層では、実に9割を超えて普及しているといいます。

そんななか、あるTV局のバラエティー番組で取り上げられた
「インターネット依存症」という言葉が、いま、波紋を起こしています。

●「インターネット依存症」日本国内に270万人 脳が退化、「妄想や幻覚を見る」は本当か/J-CASTニュース11月9日


同番組で放送された内容を扱った記事によると、
「インターネット依存症」とは、
1997年にアメリカの精神科医イヴァン・ゴールドバーグ氏が理論づけた障害のこと。
多くの研究者が研究を進めるものの、現時点では、精神疾患であるかどうかさえ
結論は出ていないのだそうです。

とはいえ、実際に「インターネット依存症」を扱う病院も日本国内あり、
「インターネット依存症」になると、四六時中ネットを利用していることで「脳が退化」し、
重度の症状になると「妄想や幻覚を見る」といいます。

これに対し、ネット上では疑問視する声が相次いでいます。
その一部をご紹介します。

++++++++++++++++++++++++++++
「ネット依存症じゃなくても自分の頭で考えることのできない人間はゴマンといると思うが。」
「こういうのTVで放映するとTV依存症で脳が退化しているうちの父親が
『ネットやめろ』と妄言を吐きだすのでやめてほしい」
「幼稚園に行く前からiPad使ってる今の子供たちはどうなっちゃうんだろう。」
「なんというトンデモ臭... この説で行くと、30年以上ネットをやっている自分は
廃人なのですね」
++++++++++++++++++++++++++++

これら「インターネット依存症」の話題を見て、私自身も大きな疑問を持ちました。
マスコミ業界には、「リサーチャー」という年がら年中、ネットと向き合い、
様々な情報を検索し続けるプロがいます。
その人達の脳が退化しつつあるか?と聞かれたら、「いいえ」としか答えられません。
彼らは、欲しい情報を得るために、脳を使っているからです。

では、今回の「インターネット依存症」は、どんな問題を含んでいるのでしょうか?
私には、問題の境界線に“過剰に反応し、何かに責任転嫁する社会”が
映し出されているように思えてなりません。

これまでも、凶悪な事件が起こったら、
「暴力的な映画の影響だ」「ゲームをやりまくっていたからだ」など、
とかく“何かの責任”にされる風潮がありました。

私自身も幼い頃には「テレビを見すぎると頭が悪くなる」と注意され、
「ゲームをやったら“ゲーム脳”になる」と言われ、
「ホラー映画を見ると凶暴になる」とたしなめられ、
でも、そんなことはお構いなしに十分に満喫しながら育ってきたわけですが、
犯罪に手を染めることもなく、(おそらく脳が退化することもなく?)
意外と普通に生きていけています。


また、これだけ様々なハードやソフトが出回っている世の中で、
むしろ、そういった“危険なもの”に、
一切触れずに生きていく方が難しいのでは?とも思います。

それを考えると、今回の「ネット依存症」の問題も、
社会の問題を何かに押し付けたい“大人の言い訳”に思えてしまいます。

(もっとも、私自身もいい大人なのですが…)

ちなみに、某インターネット掲示板で、こんなスレッドを発見しました。
「インターネットが普及する以前って何してた?」
そこから抜粋したコメントを紹介します。

++++++++++++++++++++++++++++++
「長時間、時間をつぶせるロープレ(ロールプレイングゲーム)は重宝したね」
「深夜のテレビとかラジオだな」
「昔はおんなじ雑誌を何回も読み直してたなw」
「友だちと長電話」
「昔録画してたテレビ番組を見返してたな」
「FMラジオ聞きながら勉強してた。んでオールナイト聞きながら寝る」
「早々に寝てた記憶しかねぇ.」
「何する訳でもなく車で走り回ったりフラフラ遊んでいたな。まあ若かったのもあるが」
++++++++++++++++++++++++++++++

このスレッドに寄せられた意見を見て思ったこととしては、
インターネットは、人間にとって“便利な道具”でありながら、
“最高の暇つぶし”でもあること。
それを考えると「インターネット依存症」は、
日本の文化レベルを、より幅の狭いものに
追いやってしまう可能性はあるのかもしれません。

担当:梅木

(2012/11/12 UPDATE)
番組スタッフ
テレビがおもしろくなくなったと言われて、どのくらい経つでしょうか?
先日、テレビ離れを裏打ちするこんなデータが発表されました。

++++++++++++++++++++
1990年代に70%あった総世帯視聴率(地上波のテレビ放送を観ている世帯の割合)が、現在では63%台にまで落ち込んでいることが報道され、Yahoo!ニュースの「意識調査」コーナーでは、「テレビ番組の視聴時間は変わった?」との意識調査を実施した。

テレビの総世帯視聴率が低下しているとの指摘がある一方で、ワンセグ放送やパソコンでの視聴、録画したテレビ番組の視聴は総世帯視聴率に反映されないことから、同コーナーでは「あなたのパソコンやワンセグ、録画を含めたテレビ番組の視聴時間は以前と比べて変わった?」と意識調査を実施。11月7日までに計21665票寄せられており、その結果を発表。

「減っている」という回答が78%(16783票)と圧倒的多数で、「同じくらい」が15%(3226票)、「増えている」は8%(1656票)という結果に。
【アメーバニュース:78%の人がテレビの視聴時間「減っている」と回答】
++++++++++++++++++++

皆さんはテレビを見ていますか?私は職業柄、新番組は可能な限りチェックするようにしています。
10月から色々な新番組がスタートしましたが、私は某テレビ局の新番組に少しアレルギー反応を起こしています。

某テレビ局が制作する深夜の新番組は、“オシャレ”なクリエイターのドキュメンタリー。
クリエイターの軌跡が第三者を介してつづられます。
映像も編集もテロップも“オシャレ”で、白を貴重としたスタジオも、目がくらみそうなほど“オシャレ”です。
“オシャレ”というのも恥ずかしいですが、あえて“オシャレ”という言葉を使います。

もう一つ。古今東西の「名言」の続きを予想して大喜利風に紹介する番組(上記番組と同じ放送局)の“オシャレさ”にも違和感を覚えます。
スタジオにはパネラー分のMacBook Airが並び、途中で挟みこまれる映像もiTunesをイメージして作られていると思われ、全ての人間がAppleの魅力=オシャレかと考えていると言わんばかりの視聴者をバカにしたかのような演出に、気色悪さを感じるのは私だけでしょうか。

同業者の何人かに、2つの番組の評判を聞いてみたところ、賛否両論別れました。
番組の内容・構成はさておき、やはり私と同じように、地上波ではあまり見ない過剰な“オシャレさ”に批判的な人も何人かいます。
支持する人も何人かいました。その理由はもちろん、「オシャレでカッコいい!」です。

テレビ番組のほとんどが女性(いわゆるおばちゃん)をターゲットに作られています。
テレビ番組制作にも携わる私としては、誰もが簡単に無料で見ることのできるテレビに“オシャレさ”は極力いらないというのが見解です。
敷居を低くして、内容さえ充実していればいいと思うのです。
“オシャレ”を押し売りするかのような上記2つの番組に関しては「ガワ(見た目の演出)」にばかり目がいき、「内容」が頭に入ってきません。
そして、完全に個人的な見解ですが、本当にオシャレな人、スタイリッシュな人は、“オシャレ”をもとめて地上波のテレビを見ていないでしょう。テレビ自体を見ていないか、お金を払ってCSやBSを楽しんでいるはずです。

上記の“オシャレ”な2番組は、果敢な挑戦だと評価することもできますが、「マーケティング不足」の無謀な挑戦に終わるのではないでしょうか。これも個人的な見解です。

作る側もどんな番組が視聴者にとって面白い番組なのか、把握しづらい昨今。
視聴率調査をしているビデオリサーチはこんな試みをしようとしています。

++++++++++++++++++++
ビデオリサーチは、テレビ番組に対する反応をTwitter上のツイート数などから測定する指標の整備に取り組むと発表した。Twitterの日本法人・Twitter Japanが協力し、テレビとソーシャルメディアの関係性を示すデータの整理と指標の整備を進める。
 まず最初の取り組みとして、番組別に1分当たりのツイート数と、その全4週平均を算出し、番組全体を「量的」にとらえる指標として研究を始める。テレビ番組がTwitter上でどれだけ話題になったのかを網羅的に簡単に確認でき、過去の放送や他の番組と比較することが可能になるという。
【ITメディア:ツイート数がソーシャル時代の“視聴率”に? ビデオリサーチが研究開始、Twitterが協力】
++++++++++++++++++++

テレビとmixiとの連携、Twitterの融合など多くの番組がSNSを使おうとして、何度となく失敗してきました。
しかし、視聴率的指標としてだけでなく、Twitterでのマーケティングはおそらく可能でしょう。
リアクションの速いTwitterを注視することは、番組の改良にきっと役立つはずです。
もちろん、Twitterの反応をうかがう以前に、番組自体がそれなりに内容のあるものでなければならないことは言うまでもありません。
塵屑扱いされることも多々あるマスコミで働く1人として、多種多様なしがらみを気にすることなく、「内容」だけを重視したいと夢想しています。

スタッフ:坂本
(2012/11/8 UPDATE)
番組スタッフ
近年、大学など教育の現場で騒がれている学生達の学力低下問題。
その反動からか、現在「小学生への教育方針」が見直されつつあるようです。

●大阪市、小1から英語授業 13年度、一部校に導入案/朝日新聞11月6日

グローバルな人材の育成をめざす大阪市・橋下徹市長の方針を受けて、
市の教育委員会事務局が、市立小学校の1年生から
英語の授業を始める案をまとめたそうです。

こうした動きは大阪市以外でも起こっていて、群馬県伊勢崎市、大分県別府市など、
自治体ごとにも独自の英語教育が行われているようです。

●分刻みスケジュール、涙する子も 小学生の留学が人気/AERA11月1日

また、AERAの記事によると、
ここ数年は、親子留学や海外でのキャンプなど、小学生向けの海外プログラムが増加。
京都市の私立立命館小学校は、提携する姉妹校への「2カ月のターム留学」を
今年初めて実施したとのこと。

これまでも、「受験戦争」の反動で「ゆとり世代」が生まれ、
「ニート」が社会問題になれば、
その下の世代は「就活競争を勝ち抜け」と煽られるなど、
教育の現場は、時代に応じて、真逆の指導方針を打ち立てる傾向にありましたが、
小学生からの英語教育が良いか悪いかは別として、
今回の動きも、現在の社会情勢を重く捉えた結果のような気がします。

そんな“小学生への教育ブーム”が起こりつつあるなか、
ついにここまで来たか…!というニュースを発見してしまいました。

●3.6万部売上13才ゲーム会社社長 iPhoneアプリで世界が注目/NEWS ポストセブン 11月6日

記事によると、現在若干13歳でゲーム会社の代表取締役となっている
米山維斗くんは、2011年7月に、カードゲームを発売する
「ケミストリー・クエスト株式会社」を設立し、
日本最年少となる小学6年生で社長に就任したのだそうです。

米山くんが発案したゲームは、水素、炭素、酸素、窒素の元素の組み合わせで
カードを取り合って分子を作り、最終的に持っているカードの枚数で勝敗が決まるという内容。
科学の知識がないと難しそうに思いますが、
先入観のない子供たちは、すんなりゲームに入り込んでいくといいます。

もちろん、米山くんのような“大人顔負けの小学生”は稀な例だと思いますが、
早期の英語教育が実施されつつある今、
小さい頃から英語をしゃべる小学生が大人になり、社会に出た頃、
世代間の格差は「ジェネレーション・ギャップ」という言葉では埋められないほど、
大きくなっているのではないかと思いました。

というのも、現在、30代・40代・50代の「ニート」が増加しつつあるからです。

●40代のひきこもり10万人超え マネープランの説明が必要/AERA11月2日

90年代に“ひきこもり生活”をはじめた人たちが、
現在、中年層となり、全国におよそ100万人いると見られているそうです。
精神科医・斎藤環さんの意見によれば
『このまま行けば2030年には、60代の4分の1が単身者で、
そのうちのかなりの部分をひきこもりの人が占める可能性があります』
…とのこと。

もしこの記事のような時代が現実化してしまったら、
個々にのしかかる負担も大きくなるでしょうし
何よりも、世代や学力、収入などの格差が複雑な壁を生み、
“社会からの疎外感”が、さらにひきこもり人口が増加させていくことも予想できます。

インターネット周辺の技術が発達したことで、
私たちの世代ごとの格差は、顕著に現れつつあります。

若い世代は“情報感度”は高いですが、その情報感度の高さゆえ、
ネットで見た情報を、まるで自分の経験のように語ってしまう傾向にあります。
反対に、上に立つ世代は、“情報感度”よりも“経験値”を重視するため、
「これだから若い奴は…」と否定してしまいがち。

これまでもコミュニケーション不足で起こる軋轢は幾度となく問題視されてきましたが、
近いうちに到来するであろう格差社会を生き抜くためには、
格差を「特性」ととらえ、より一層、お互いを理解しあうことが、
私も含め、全ての社会人にとって今後の最重要課題なのかもしれないなぁ…と思いました。


担当:梅木





(2012/11/7 UPDATE)
番組スタッフ
ここのところ、過去に失敗を犯した会社または個人が、再び、同じような失敗を犯す事態が相次いでいます。

たとえば、先月31日に金沢市のホテルで起きた「シンドラー社製エレベーターの死亡事故」。
シンドラー社製のエレベーターは、6年前の2006年にも死亡事故を起こしており、死亡事故は今回が2度目。なぜ、悲劇は繰り返されてしまったのでしょうか。

前回の事故を受けて建築基準法施行令が改正され、2009年9月28日以降に着工した建物には扉が開いたままの上昇を防ぐ補助ブレーキの取り付けが義務付けられているのですが、今回、事故を起こしたエレベーターは法改正以前に設置されたもので取り付けの義務はない。
そのため、その後も補助ブレーキは取り付けられることなく、今回の事故が起きてしまった、ということのようです。

ただ、補助ブレーキがないことが事故の直接的原因とは言い切れず、シンドラー社側も「なぜ事故が起きたか分からない」という姿勢を貫いていますが、「そもそも事故の原因を解明する気があるのか」、と問いたい気持ちがわたしの中にはくすぶっています。
それというのも、2006年の事故ではシンドラー社が情報提供を拒んだため、事故原因が解明されないまま、騒動の幕が引かれているからです。

さらに、シンドラー社の“懲りなさ”を示すような、こんなエピソードもあります。
シンドラーのエレベーターは全国に5500台。このうち、事故を起こしたものと同じ型のエレベーターは80台あるといいます。 危険を避ける上でも、その80台が設置された場所を知らせてほしいものですが、日刊ゲンダイの取材に対し、シンドラー社の広報担当者は「事故で人が亡くなったことは反省していますが、エレベーターはオーナーさまのものです。お客さまの『個人情報』になりますので、開示することはできません。監督官庁である国交省から提出を求められた場合は従いますが今回、まだ求められていません」と答えているようなんです。

事故の原因も解明しない、事故が起こる可能性のあるエレベーターの情報も開示しない。
過去の失敗を教訓にせず、失敗に蓋をするこうした姿勢を見ていると、今後も同じ失敗を繰り返すような気がしてなりません。


そして、今月3日に起きた「中国の万里の長城付近で日本人ツアー客3人が死亡した遭難事故」。
=====
中国河北省にある万里の長城でツアー中の日本人3人が死亡した事故で、ツアーを主催した旅行会社「アミューズトラベル」が2010年に業務停止処分を受けた後も、観光庁から行政指導を受けていたことが5日、同庁への取材で分かった。
観光庁によると、アミューズ社は1996年に第1種旅行業者として登録。09年7月に北海道・大雪山系のトムラウシ山でツアー客ら8人が遭難、死亡した事故で、同庁は10年12月、天候悪化の際に引き返す基準を設定していなかったなどとして、同社を51日間の業務停止処分にした。
同庁はその後、昨年2月と6月、アミューズ社の立ち入り検査を実施。同社が誤って業務停止の期間中に新規顧客と契約したとして、厳重注意の行政指導をしたほか、会社組織表の不備で口頭注意をした。ただ、昨年12月に行われた直近の立ち入り検査で、問題は見つからなかったという。
=====
※時事ドットコム(2012/11/5)より抜粋

こちらもツアーを主催した「アミューズトラベル」が、過去にも遭難事故を起こしていることがわかるなど、過去の失敗を教訓にしない、ずさんな経営体質が明らかになっています。

また、広い意味で見ると、秋田公立美術大など3大学の新設を独断で不認可とした、田中真紀子文部科学大臣も、失敗を繰り返した人物と言えるかもしれません。
田中大臣は、2001年の外務大臣時代、外務官僚との衝突を繰り返し、アメリカの国務副長官との会談をドタキャンするなどして更迭されたという過去の失敗を抱えており、今回の文部科学大臣就任時には「役所と対立するつもりはありません」と話していました。
ところが、今回、独断でこのような問題を起こしてしまいました。正直、「懲りないなぁ」という印象しかありません。

シンドラー社、アミューズトラベル、田中真紀子に共通するのが、過去の失敗を教訓として生かすどころではなく、失敗自体に蓋をしていることのように思います。中には、失敗自体に気付いていないケースもありますが・・・。

ただ、失敗を絶対に犯さない人など、この世におそらく存在しません。
「人の振り見て我が振り直せ」ということわざがありますが、今回あげた3つのケースのようにならないためにも、当番組のスタッフとして、また一個人として、“失敗にどう向き合うか”、真剣に考えるときがきているように思います。


(Web担当:H)
(2012/11/7 UPDATE)
番組スタッフ
秋が深まり、朝晩の寒さが身にしみる今日この頃。
各大学では学園祭が続々開催されていますが、
そんななか、注目されているのが「禁酒令」の動きです。

●一橋学園祭、東大「駒場祭」も「禁酒」 「酒飲めない学祭なんて…」反発の声多数/J-CASTニュース10月29日

記事によると、過去に泥酔者を出したことや、
危険な飲酒への意識の低下が一因となり、
一橋大学の「一橋祭」、東京大学の「駒場祭」など、
いくつかの大学が学園祭での「禁酒」を命じているそうです。

なかでも大騒ぎとなったのが法政大学・市ヶ谷キャンパス。
多くの学生参加者が禁酒に抗議し、学内を封鎖。
警察や護送車なども出動し、デモが始まった午後2時以降から、
Twitterのトレンドに“法政大学”が入るなど話題となっていましたが、
逮捕者が出るといった騒動は起こらなかったようです。

そんな大学の「禁酒令」に対し、ネット上では賛否両論がわかれています。

++++++++++++++++++++++++++

<賛成派の意見>
●学園祭というものが僕らの頃からすら変わってしまってるんだろうけど、
大学当局側の動きはただ臭いものに蓋をしてるだけだよな。
●大学生は子供だと思われてるからじゃないの。
入学式に親が出るくらいだし。
●失われる学生文化、出会いやコミュニケーションの機会については、
大学はどう考えているのだろうかねぇ。

++++++++++++++++++++++++++

<反対派の意見>
●人が亡くなってるなら、しょうがないような
●学祭終了後に打ち上げで美味しいビールが飲めれば良いじゃないか!
●飲みたきゃ他で飲めよ 学校で飲む必要ないだろ別に
●酒飲まないと楽しめないってのも、寂しいもんだな

++++++++++++++++++++++++++

名門大学で相次ぐ禁酒令。
問題は、「一気飲み」や、「お酒の過剰摂取による事故」にあるようですが、
そもそも「一気コール」などの文化(?)は、バブル期にブームとなったもの。
その時代を謳歌したであろう大学の運営側が、
お酒に規制をかけるのもおかしな話です。

北海道や広島など、全国的にも拡大しつつある大学のアルコールフリー化現象。
この賛否の境界線は「学びの場をどう捉えるか」にあるような気がします。

もちろん「一気飲み」や「飲酒の強要」といった
アルコール・ハラスメントはなくなるべきですし、
未成年者の飲酒に対しても、学内でのお酒の購入時に学生証の提示を求めるなど
然るべき対応は必要だと思います。

しかし学園祭は、学生にとってハレの日。
ただの飲み会とは違って、普段なかなかお酒を酌み交わす機会がない教授などとも
コミュニケーションを図れる絶好の機会だったりもします。
そういった、学生にとっての「社会を知る場」を
大学自らが取り上げてしまうことは、何だか残念な風潮に思えてなりません。

大学は、ただ専門的な勉強をするだけの場所なのでしょうか?
お酒のたしなみ方ひとつにしても、
学業とともに、様々なことを学ぶ場所であるべきだと私は思います。

今回の禁酒令、そしていじめ問題もそうですが、
教育現場が閉鎖的になればなるほど、
そのシワ寄せが、社会に現れるような気がしてしまいます。


担当:梅木


(2012/11/5 UPDATE)
番組スタッフ
年々、深刻化する日本の「自殺者数の増加」。昨年度の自殺者は3万651人で前年より少し下回りました。
日本は難題を抱えていますが、早急に解決すべき問題の一つが私は「自殺者の増加」だと思っています。年間、3万人以上の人が何らかの理由でその命を断っているというのは、異常な事態です。
その原因としてもっとも多いのは「健康問題」だそうです。その次が「経済・生活」。
人口10万人あたりの自殺者で表される「自殺率」は25.5だそうで、この数字がどれくらいすごいかというと、アメリカの2倍以上にあたり、世界トップレベルの数字なんだそうです。

前置きが長くなりましたが、そんな「自殺」という言葉を使うのを辞めて、「自死」と呼ぼうという動きがあるようです。
島根県では来年度から県の「自殺対策総合計画」を「自死対策総合計画」とすることにしました。

++++++++++++++++++++++++
県は30日、自殺防止の施策をまとめた県の「自殺対策総合計画」の名称について、「自殺」という言葉の使用をやめ、来年度から「自死対策総合計画」に改める方針を示した。中身も「自死」の言葉を使う。遺族の感情に配慮したといい、県の文書では今後、可能な限り「自死」に統一する。
この日、松江市で開かれた県自殺総合対策連絡協議会で明らかにした。2007年度に策定した自殺対策総合計画が改訂されるのに合わせて変更する。
「自殺」という言葉を巡っては、「殺す」という文言が含まれ、罪人のようなイメージがあることから、県内の遺族らが「自死」とするよう県に求めていた。新たな計画は13年度から5年間。市民から意見を募るパブリックコメントなどを経て、策定する。

<読売新聞:県文書「自殺」→「自死」へ 来年度から>
++++++++++++++++++++++++

目的は遺族への配慮だそうですが、この呼称変更が波紋を呼んでいます。
ネットの反応をみると、「ただの言葉狩りに過ぎないのでは?」などといった疑問が多く出ており、「自死」という言葉が「自然に死んでしまった」ような感じを与えるという意見も見受けられます。

「自死」。
この言葉で果たして、「自殺」のイメージは改善されるのでしょうか?
いや、そもそも、改善する必要があるのでしょうか?
もちろん、「遺族」の気持ちは救済されるとしても、根本的な自殺対策をもっと考えるべきではないか、という疑問が私の頭には浮かび上がりました。
調べてみると、家族が自殺した人はすでに「自死遺族」と呼ばれており、遺族側から見れば比較的、定着しつつある言葉のようです。
「自殺」は「自分」を「殺す」というとてつもなく哀しい行為であると認識おくことは、決して悪くないことではないと思うのですが…。
(ちなみに、島根県に「自死」とすることでイメージを改善し、“自死する人”を減らそうという思惑があるかは不明です。)

呼称変更といえば、私は「珍走団」を思い浮かべます。暴走族を「珍走団」と呼んで、格好悪いイメージを植え付けることで、若者の新規参入の防止、グループ解体をめざすというものです。結局、日常生活で耳にすることはなく、ネットの世界では、揶揄する言葉として使われている程度の言葉となりました。
「暴走族」でニュース検索したところ、いまだかなりの数のニュースがヒットし、「暴走族」でない側も「暴走族」という言葉の方が使いやすいという事実が伺えます。

一方、新たな呼称が定着したものもあります。
以前は「痴呆症」と呼ばれていた「認知症」です。
厚生労働省のホームページでは、なぜ「認知症」としたのか、その経緯が詳しく記されています。
国の介入がある程度本気であれば、新たな呼称の浸透は意外と簡単なのかもしれません。
ただ、警察庁がホームページで暴走族を「珍走団」に呼ぶようあらためる旨を真面目に、発表することを妄想すると、何だかとっても滑稽です。
イメージばかりにとらわれて、問題の根本的な解決がおろそかにならないことを願います。

スタッフ:坂本
(2012/11/1 UPDATE)

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ