• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

【書考空間】10分あれば書店に行きなさい(著:斎藤孝)

総務省の家計調査によると、2011年の1世帯あたりの書籍・雑誌・週刊誌の購入額の合計は1万3725円。つまり、1世帯で月に1000円程度しか、本にお金を使っていないということです。 テレビのコメンテーターとしてもおなじみの著者は、こうした読書文化の衰退とも言える状況を憂い、読書のきっかけとなる“書店に行く行為自...…続きを読む

【書考空間】ソーシャルもうええねん(著:村上福之)

アルファブロガー・アワード2011を受賞した、村上福之氏の5年分のブログ記事をまとめた本書。まず、帯にインパクトのある言葉が並んでいます。 表の帯には、「ソーシャルなんて嘘ばっかりだ!!つくられた情報に踊らされない思考術」。そして、裏の帯には、「この世には、誰もがウソとわかっていても、誰もつっこまない...…続きを読む

【書考空間】できるかなゴーゴー!(著:西原理恵子)

【書考空間】できるかなゴーゴー!(著:西原理恵子) 若者が海外旅行離れしていると言われて久しい。11月12日付の日本経済新聞によれば、アメリカの大学・大学院に在籍した日本人留学生もまた、6.2%減と7年連続で減り、初めて2万人を下回ったそうだ。日本の若者達にとって、海外の国々は、そんなにも魅力のないもの...…続きを読む

【書考空間】MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体(著:田端信太郎)

11月29日、各党の党首が一堂に会す党首討論会がニコニコ生放送で行われ、話題となった。翌日、テレビ局各社は一斉に討論会の様子を報じ、まさに、テレビとWEBの力関係の逆転を感じさせる出来事となった。本書は、そんな新たなメディアの時代を解説する一冊。 著者は、「R25」の立ちあげに関わり、「Livedoorニュース...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った(著:竹森 俊平)

総選挙が決まって以来、円が落ち着き始めているが、世界経済は予断を許さない状況。ギリシャから始まったユーロの危うい状態は続いている中で、本書はユーロに内在する問題も含めて、わかりやすく解説してくれて、しかもそれらがしっかりとした裏付けにもとづいているだけに、面白い。 1929年の世界恐慌から始まるこ...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■伊集院 静の「贈る言葉」(著:伊集院 静)

「伝説の新人」という講座を実施している。様々な業界の“新人”たちが集い、突き抜けるような成長と進化を目指していきたいと励む若い社会人たちに接している。そうした中で、出会ったこの本。「二十歳の君へ。働く君へ。」から始まり、“すべては覚悟から始まる”という帯タイトルに共感。ページを繰っていった。 新成...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■平和の毒、日本よ(著:石原 慎太郎)

産経新聞で連載されていたものをまとめたもの。総選挙も控える中で注目される、石原氏の考えを改めて見ておきたいと思い、手にとった一冊。尖閣諸島、原発、靖国、経済など石原氏の6年間にわたって論じてきた様々なテーマを、一気に読める。 石原氏の言動や行動が、大胆なように思われることも多いようだが、その行動...…続きを読む

【書考空間】 死に至る病 改版 (岩波文庫)キェルケゴール (著), 斎藤 信治 (訳)

言わずと知れた名作『死に至る病』。著者のキェルケゴールは1813年デンマーク生まれの哲学者です。 本書の言う“死に至る病”とは、“絶望”のこと。“憂愁孤独”と言われるキェルケゴールは哲学の視点から、徹底的に“絶望”の体系を分析しています。 皆さんは今、“絶望”していますか?日本が抱える問題の数々を考えると“...…続きを読む

【書考空間】殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫) (著者:真梨幸子)

2008年のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』。本書はその文庫版です。 一家惨殺事件の生き残りである10歳の少女は、成長するにつれて、身の回りの人間を次々と殺害していくようになります。自らの欲望を満たすために…。 フジコは“堕ちるべくして、堕ちた”人間です。誰も彼女を救済することはできず、自らが自ら...…続きを読む

【書考空間】名著講義(著:藤原 正彦)

「国家の品格」のベストセラーの著者が御茶ノ水女子大で新入生を対象に十数年続けられた“読書ゼミ”の内容を収録したユニークな1冊。ゼミに入る条件は「毎週1冊の文庫本を読む根性があること」「毎週1冊の文庫本を買う財力があること」の2点。二十歳前後の学生は指定された本を読み、レポートを出して授業中ディスカッシ...…続きを読む

【書考空間】友達・棒になった男(著:安部公房)

先日、「壁」「砂の女」などで知られる安部公房が、22歳の時に書いた未発表の短編小説「天使」が見つかりました。これはいわば幻の未発表短編で、全文が掲載された「新潮」の12月号は全国で売り切れが続出しているようです。これをきっかけに再評価される可能性のある、安部公房。数ある安部公房作品の中から今、何を読...…続きを読む

【書考空間】桶川ストーカー殺人事件―遺言(著:清水潔)

神奈川県逗子市で起きた、ストーカー殺人事件。昨年6月、逗子署が容疑者の男を脅迫容疑で逮捕した際には、署員が被害者の結婚後の姓や住所を読み上げたことが明らかになるなど、“警察のお粗末さ”が浮き彫りになっています。 そして、この事件を報じる際に引き合いに出されるのが、13年前の1999年に埼玉県桶川市で起き...…続きを読む

【書考空間】僕たちのゲーム史(著:さやわか)

RPGとは何だったのか? アドベンチャーゲームとは何だったのか? そして、スーパーマリオとは? 小さいころは面白いという理由だけでゲームをしていた。しかし、その背景にはこんなに面白い歴史があったとは思わなかった。ゲームを取り巻く環境は日々変わる、その変わっていく歴史にはドラマがあった。この本を読む...…続きを読む

【書考空間】東京駅誕生 お雇い外国人バルツァーの論文発見(編:島 秀雄)

創建当時の姿に復元された東京駅について、詳しい歴史を知ることが出来る1冊。1990年刊行の書籍を、この度の復元完成に合わせて復刻、出版したものです。 東京駅を中心とした東京市街地の鉄道高架線についての計画・設計指導のため、ドイツから派遣された土木技師バルツァー。彼の論文『東京の高架鉄道』を中心に、当時...…続きを読む

【書考空間】思いを伝えるということ(著:大宮 エリー)

伝わらないことを恐れたり、伝わることを恐れたりして思いを表現しないことがある。その方が良いと思って表現しないことすらある。しかし、いずれの思いもうまれた元は自分自身。自分がいるからうまれたわけで、いわば自分が生きている印である。忘れるのも逃げるのも生きる術だけど、自分の思いを掘り下げたり、人と共...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■日中韓歴史大論争(著:櫻井よしこ, 田久保 忠衛, 劉 江永, 他)

日本のことを考えるときに、自分の国に関しての視点のみならず、様々な角度からの検証が必要だということは、以前、この欄でも書いた。その『様々な角度』を一気に、読めるのが本書。日本、中国、そして韓国の歴史的な背景や歴史認識の違いを、著者の櫻井氏と田久保氏が中国・韓国の論客と繰り広げる討論を通して、東ア...…続きを読む

【書考空間】間抜けの構造(著:ビートたけし)

「どいつもこいつも、“間”が悪い!」…本書は、芸人として、世界的な映画監督としても活躍する“世界のキタノ=ビートたけし”が、お笑い、スポーツ、映画など、さまざまなものの「間」について考えたエッセイだ。 「間抜け」とは、“間”の悪い人のこと。正しい“間の取り方”がわかっていれば、どんな世界にいても成功でき...…続きを読む

【書考空間】現実を視よ(著:柳井正)

中国で暴徒化した反日デモ。その際、上海にあるユニクロの店舗では、「尖閣は中国領土」とする張り紙を掲げ、日本国内でもネットを中心に“売国行為だ”という声に溢れ、物議を醸した。 「中国を切ってしまえば、日本の『老衰』は早まるだけです」。これは、ユニクロを展開するファーストリテイリング・柳井社長が、こ...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■永田町抹殺指令!嵌められた政治家たち(著:鈴木 文矢)

衆議院が解散。来月は総選挙とあって、時期としてはぴったりの本書のタイトル。政治をそもそも動かしているのが誰なのか、そそられるタイトルに思わず手をとった。世界の中で見ても独特な日本の権力構造の解説から始まり、歴代の首相、そして首相候補たちの「権力」への戦い。真の権力者からの「報復」。 これまでも...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■器(著:斎藤 一人, 柴村 恵美子)

器といっても、漆器とか陶磁器とかの話ではない。人間としての器、器量の話である。本書の著者の一人、齋藤氏のエッセイは以前読んだことがあり、その書き下ろしということもあって興味を持っていた一冊。もうひとりの執筆者である柴村氏は、齋藤氏の一番弟子とのこと。その彼女が、齋藤氏の教えを実践することで人生が...…続きを読む

【書考空間】TimeLine月曜日・星 浩さんが選んだ一冊■かつての超大国アメリカ どこで間違えたのかどうすれば復活できるのか(著:トーマス・フリードマン, マイケル・マン

私は商売柄いつもカバンに一冊二冊読みかけの本を持ち歩いていますが、今持ち歩いて読んでいるのは、トーマス・フリードマンというニューヨークタイムズの記者と、外交問題の学者マイケル・マンデルバウムが書いた、日本名で『かつての超大国アメリカ―どこで間違えたのか どうすれば復活できるのか』 。 新聞記者フ...…続きを読む

【書考空間】 本を読む本 (著者:M.J.アドラー、 V・チャールズ・ドーレン、訳者:外山 滋比古, 槇 未知子)

番組の新コーナー「書考空間」もスタートから、5ヶ月が経ち、番組本編とWebを合わせて、紹介した本は200冊を超えました。新旧、ジャンルを問わず様々な本の書評を読んで見て、実際にその本を読んでみようと思った方もいるかもしれません。 そんな方にこそ、あらためて今紹介したいのが、世界各国で半世紀にわたって...…続きを読む

【書考空間】 消費税、常識のウソ (著者:森信 茂樹)

12月16日投開票が行われる衆議院総選挙まで一ヶ月を切りました。今回の選挙の争点は、「エネルギー問題」「TPP」「デフレ脱却」など様々ありますが、忘れてはならないものの一つが「消費税増税」です。 どこかの党が11%にする!などと言い出したことも記憶に新しい消費税について、増税後の日本はどうなるのか、...…続きを読む

【書考空間】日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―(文:白井 明大/絵:有賀 一広)

11月に入り、街中にはクリスマスツリーがお目見えし始めた。本番までは、まだ1ヶ月もあるのに…。年々、ツリーの登場が早まっていると思いませんか? クリスマスツリーの前、ハロウィンの飾りつけも早まっているし、どうも日本の季節感が前倒しになっているような気がする。 そんな中で、この本は「四季のある国に生...…続きを読む

【書考空間】 服従の心理(著:スタンレー・ミルグラム 訳:山形浩生)

尼崎の連続変死事件で、主犯格とされる角田美代子被告は、周囲の人間を洗脳し、殺人という犯罪に手を染めさせた疑いが持たれています。この事件でわたしが注目したのは、角田被告の人心掌握術。ベールに包まれたその術、そしてそれにのせられた側の心理を解き明かすヒントになるかもしれないと思い、手に取ってみたのが...…続きを読む

【書考空間】 見て見ぬふりをする社会(著:マーガレット・ヘファーナン 訳:仁木めぐみ) 

尼崎市の連続変死・行方不明事件。人が次々と消えているのに、誰も気づかなかったのか。それとも、気づいていたにもかかわらず、“見て見ぬふり”をしていたのか。さまざまな疑問がわき上がりますが、一方で、警察に通報などしたら、どんな仕返しをされるかわからないという恐怖で、“見て見ぬふり”をせざるを得なかった可...…続きを読む

【書考空間】はじまりの日(作:ボブ・ディラン)

30代から、友人に贈るものもその頻度も以前と比べ変化してきています。周りも家庭を持ったり、子供が生まれたり・・・。私が今回紹介する本は、私自身もこの絵本に共感でき、友人の子供にも誕生日等のイベントに必ずといっていいほどプレゼントする、岩崎書店の「はじまりの日」という絵本です。 絵本?と思っている...…続きを読む

【書考空間】なんで?なんで?のこたえ方(監修:丹伊田 弓子)

子どもの頃、「なんで、なんで?」と親や大人に聞いて、「つまらない事を聞くんじゃない」などで怒られた経験はありませんでしたか?「わからないから聞いただけなのに」と大人の理不尽さにがっかりした記憶が、この本の表紙を見た時に蘇ってきました。 普段の生活の中で、子どもが質問すると思われる50項目を3択問題...…続きを読む

【書考空間】戦略おべっか どんな人でも、必ず成功する(著:ホイチョイ・プロダクションズ)

「ビジネス最終兵器」戦略おべっかで電通マンかく闘う!― 汗と涙の教典 その昔、木下藤吉郎が信長の草履を温めた話も、若き日の石田三成が鷹狩りで喉が渇いていた主君秀吉にぬるい茶から順次熱い茶に変えて出して歓心をかったのもすぐれて「戦略的おべっか」なのだという前説から始まり、電通マンの営業の小技が36技...…続きを読む

【書考空間】中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?(著:NHK_PR1号)

インターネット上には、アクセス数やフォロアー数を誇る「ネット界のスター」がいる。その手のスターは、姿を公表していない場合も多く、「中の人」と呼ばれている。そんな「中の人」の一人が、『NHK広報』さんだ。 NHK広報のTwitterアカウントは、誕生から3年。本書は、その「中の人」によるこれまでの回顧録だ。NHK...…続きを読む

【書考空間】できる大人のモノの言い方大全(編:話題の達人倶楽部)

番組の特集やコラムでも取り上げているが、ネット上で飛び交う罵詈雑言の数々は、日々広がりを見せている。そんななか、今、発売から3ヶ月にして30万部のベストセラーになっているのが本書。「ほめる・もてなす・断る・謝る・反論する」など、あらゆる局面ですぐに使える“達人"たちの絶妙な言い回しを収録している。 ...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■日本大沈没 明るい未来を迎えるための資産防衛術(著:藤巻 健史)

前述の『なぜ日本経済は世界最強と言われるのか』とは、180度反対のタイトル。 著者の藤巻氏は、円高によるリスクを、本書のみならず、複数の著書で語っている。ハイパーインフレの到来、日本の財政状況を具体的な数値を持って解説してくれている。本書以外でも藤巻氏が以前から予測している円安の状況は、なかなか訪れ...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■なぜ日本経済は世界最強と言われるのか(著:ぐっちーさん)

前回、“日本経済「円」の真実”を読んで、今の経済の状況を様々な角度で検証したい思いもあり、ブログでも有名な投資銀行家として活動している著者の視点が気になって手にした一冊。日本経済の行く末に暗雲が立ち込めてるという意見に対して、真正面から反論している。 円高で、大手家電メーカーは苦戦しているように...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝(著:レイ・クロック、ロバート・アンダーソン)

おそらく世界中で、その名前を目にしないことはないのではないかというくらいのファストフードブランドのマクドナルド。その創業者の自伝というだけでも十分に魅力的なタイトルに加えて、帯には、ソフトバンクの孫さんと、ユニクロの柳井さんの、「これが僕たちの“人生のバイブル”」というキャッチコピー。読んでおかな...…続きを読む

【書考空間】ザ・ディマンド 爆発的ヒットを生む需要創出術(著者:エイドリアン・J・スライウォツキー)

本書は爆発的ヒットを生む「需要」の作り方を徹底解剖した一冊。 著者のエイドリアン・J・スライウォツキー氏は、経営の神様・ドラッカーの再来と言われています。 タイトルにある「ディマンド」とは、単なる直訳の「需要」ではありません。理由もなくなぜか心を奪われる“エネルギーの特殊な形”のこと。 私たちのデ...…続きを読む

【書考空間】日本型リーダーはなぜ失敗するのか(著者:半藤一利)

著者は作家の中で、歴史を語らせたらこの人の右に出るものはいないと言われる“歴史探偵”半藤一利氏。 震災以降、リーダーの不在、待望論、さらには不要論まで、リーダーのあり方をめぐって様々な議論がなされるようになりました。本書は戦国武将たちのリーダー論、太平洋戦争での実際の指揮などをもとに、「リーダーシ...…続きを読む

【書考空間】私家版 差別語辞典(著:上原 善広)

タイトルを見て「差別語辞典?」と思った方もいるだろう。 著者は被差別部落といわれた同和地区出身者(本書では作家・中上健次が使った「路地」と表現)のノンフィクション作家。「差別語」とされた言葉について、人間が差別するつもりで使ったことが問題であって、言葉自体が差別しているわけではないという持論をも...…続きを読む

【書考空間】『「常識」としての保守主義』(著:櫻田淳) 

都知事の辞職、国政への復帰を表明した、石原慎太郎氏は、新党結成の動機として“保守層の再結成”を上げています。 “保守層の再結成”と言われても、どうにもピンと来ず、肯定も否定もできないというのがわたしの率直な感想。この発言の意図を少しでも理解したいとの思いから、本書を手に取ってみました。 著者による...…続きを読む

【書考空間】『平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学』(著:M・スコット・ペック 訳:森英明)

世界初のiPS細胞を使った移植手術をしたと名乗り出たものの、すぐさま虚偽と判明し、さまざまな詐称が明らかになった森口尚史氏。そして、虚偽の忌引休暇を5年間で12回にわたって不正取得したとして、停職6カ月の処分を受けた愛知県建設部の課長補佐級の男性職員。 「平気でうそをつく人」に該当する人物を取り上...…続きを読む

【書考空間】非道に生きる(著:園 子温)

芸術には元来、人間が生きる社会の中にある病理やタブーを描写し抉り出す機能があります。しかし現代日本において市場に流通する芸術作品のほとんどは、そのような力を発揮することなく、社会性とは切り離された無難で安全なものとして消費されているのが現状です。本書の著者である映画監督園子温は、そんな我が国の現...…続きを読む

【書考空間】家族の勝手でしょ! 写真274枚で見る食卓の喜劇(著:岩村 暢子)

怖い、不気味、知りたくなかった。人生でもっとも嫌な本と言われたらたぶんこれをあげるだろう。 著者は1998年から家庭の食卓調査を継続してきた。本書では2003年以降、直近の調査による274枚ものナマ写真で現代家族の食卓事情があらわれる。これが、「家族の食卓」というものへのイメージをくつがえすひどさ、貧しさ...…続きを読む

【書考空間】一揆の原理(著:呉座 勇一)

一揆と聞いて思い起こすのは学生時代の日本史の授業で習った竹槍をもって年貢の取り立てをするお上に実力行使にでる、というあれ、ぐらいのイメージしかないかと思う。こういったイメージは、戦後歴史学の基本的スタンスが「マルクス主義的歴史学」だったため、一揆史を「階級闘争の歴史」として研究してきたことによる...…続きを読む

【書考空間】「日本をダメにしたB層の研究」/適菜 収 (著)

「近いうちに…」の発言から、早くも3ヶ月が経った政局。 “橋下首相”待望論なども巻き起こるなか、そんな現代日本で起こっている現象を「くだらない」と斬り捨てる“尖った本”を見つけてしまった。 本書の冒頭には、突如として『B層用語辞典』なる章が設けられている。“B層”とは、著者の解釈によると“大衆社会の成れの...…続きを読む

【書考空間】世界から猫が消えたなら/(著:川村 元気)

スマートホン・アプリ「LINE」から登場した初の連載小説を書籍化したもの。本作の為のアカウントが開設された当初は、友だち登録が300人ほどだったそうだが、今や11万人以上が登録しているという。(残念ながら、今から「友だち追加」をしても本作は読めない) 著者は「電車男」「告白」「モテキ」「おおかみこどもの...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■大局観 自分と闘って負けない心(著:羽生 喜治)

普段お付き合いしている経営者の方々の中には、将棋を好まれる方も多い。先を読み、自分の手を考えながら戦略を練る。ビジネスと通じることも多いこともその背景にはあるのかもしれない。事業を進める上で、勝負をかける瞬間に必要な「大局観」。棋士ならではの勝負に対する考え方も気になっていたので、本書を手にとっ...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■誰も語れなかった沖縄の真実(著:恵 龍之介)

日本のことを考える際に、沖縄が抱える様々な問題についてもきちんと知っておく必要があると思い、手にとった1冊である。著者である恵氏が沖縄の出身ということもあり、かなり辛辣な批判も含めて、沖縄の実際について書かれた本。 沖縄の歴史や実情について、事実をもとに丁寧に書かれているため、知らなかったこと...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週のビジネス書■日本経済「円」の真実(著:榊原 英資)

デフレと言われて久しい。日本国内のトップメーカーの中間決算は軒並み赤字と、厳しい状況。輸出による収益状況が、日本経済の状況を左右するだけに、「円高」が進むことは、それだけ経済も逼迫させ、結果として不況を長引かせることになる。「ミスター円」と呼ばれる榊原氏の本ということもあり、円高の要因や背景を知...…続きを読む

【書考空間】古典力(著者:齋藤孝)

本書の著者は幅広いメディアで活躍する、『声に出して読みたい日本語』の著者で教育学者の齋藤孝氏。 「古典力」とは何なのか。 古文を読み解く文法力、理解力ではありません。 著者の言う「古典力」とは、“名著を自分の古典として日々の生活や思考に活かす力”のことです。“情報の新陳代謝の速度が急速に上がってきた...…続きを読む

【書考空間】災害と子どものこころ(著者:清水 將之, 柳田 邦男, 田中 究, 井出浩)

東日本大震災以降、あるいは立て続けに発表された地震発生予測のせいか、最近、地震が起こるとやけに、自分の将来のことについて考えてしまいます。多くの人がおそらくそうであるように、大地震が発生した際のシミュレーションもするようになりました。 私はまだ独身で子どもがいません。20年以内に70%の確立で発...…続きを読む

【書考空間】そなえ 35歳までに学んでおくべきこと(著:野村 克也)

先日、ある書店をブラブラしていると、『TIMELINE』水曜日の上杉隆さんの近著とこの本が並んでいた。野村克也氏の『そなえ』。どちらの表紙も著者の顔写真がデザインされていて、「おっ、珍しいツーショット!」と思わず手に取った。 野村監督(もう監督ではないが、こちらの方がしっくりくるので…)の本なので野球のエ...…続きを読む

【書考空間】『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』 (著:平田オリザ) 

日本経団連が7月に公表した「新卒採用に関するアンケート調査結果」によると、企業が選考に当たって重視した点は「コミュニケーション能力」が9年連続1位で、回答企業の8割が「コミュニケーション能力」を重視していることがわかりました。 企業が「コミュニケーション能力」を重視する傾向は近年、とくに顕著になって...…続きを読む

【書考空間】『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』 (著:豊田正義) 

兵庫県尼崎市の民家で3人の遺体が見つかり、多数の行方不明者が出ている事件。 これら一連の事件の主犯格とされているのが、角田美代子被告です。そもそも無関係だった複数の家族を、なぜこうまで壊すことができたのか。恐ろしさとともに、歪んだ好奇心を刺激されました。 そして、主犯格が自ら手を下していないな...…続きを読む

【書考空間】戦国時代の終焉 「北条の夢」と秀吉の天下統一(著:齋藤 慎一)

1584年(天正12年)に起きた沼尻の合戦についての顛末と戦後処理と意義について詳細を書き起こした一冊。 ほぼ無名の戦いで少ない史料、書簡、地方史の断片的な記述などから戦の全体像を大名や参戦した武士、巻き込まれる寺社や百姓、さらには忍びの姿も交えて多面的に描いていて非常に面白い。 合戦は和議で収束し...…続きを読む

【書考空間】覚悟 理論派新人監督は、なぜ理論を捨てたのか(著:栗山 英樹)

スポーツ界で『監督』というポストに就き優勝や輝かしい成績を残した人の著書は『リーダーシップを学ぶ』や『苦難を乗り越える』といった目的の手引書としてよく売れている。当然自分の経験をもとに書かれているが、『マネジメント業とは何たるか』とビジネス書然としたもの、輝かしい経歴を紹介しただけのようなもの、...…続きを読む

【書考空間】かつての超大国アメリカ どこで間違えたのかどうすれば復活できるのか(著:トーマス・フリードマン, マイケル・マンデルバウム/訳:伏見 威蕃)

アメリカは20世紀にはまぎれもなく超大国であったが、21世紀に入り中国やシンガポールなどの新興国が急速に発展しているのに対し、その影響力は緩やかな衰退の道を歩んでいる。 著者がその原因として挙げるのは、冷戦後のグローバリゼーションによる労働市場の激化、IT革命によって変化した労働に対応できていない...…続きを読む

【書考空間】今を生きるための「哲学的思考」 “想定外の世界”で本質を見抜く11の講義(著:黒崎 政男)

哲学とは何か…その問いに答えられる人は少ないかもしれない。哲学って難しそう…、なんか面倒くさい考え方だよね、という印象を持つ人もいるだろう。 本書は、そんな人にもとっつきやすいよう「哲学とは何か?」というシンプルな問いに対し、イラストなども交えながら解説した“哲学入門本”。本書のタイトルにもある「...…続きを読む

【書考空間】おもかげ復元師(著:笹原留似子)

現在、次々と北米に漂着している「震災がれき」。はじめは“被災者が失った思い出の品が海を越えて発見された”という感動のエピソードとして報じられていたが、来年2月には、4万トン超の瓦礫が漂着すると予想され、生態系に悪影響を及ぼすのではないかと懸念されている。 そんな「震災がれき」も、かつては、人々が...…続きを読む

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