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番組スタッフ
依然として厳しいと言われる、大学生の就活。その厳しさは、「就職には困らない」というイメージのある東大生であっても、例外ではないようです。
東京大学新聞のアンケートで、今年の春、東大に入学した新入生の6割が就活に不安を感じていることが明らかになりました。
大学に入ったばかりなのに、もう就活の心配をしている…分からないではないですが、どうも腑に落ちません。受験競争を勝ち抜いた東大生でさえも就活を楽観視できない、近年の就活の厳しさをあらわしているということなのでしょうか。

大学生の就活への危機感が増すなか、青土社の思想誌『現代思想』(2013年4月号)が「就活のリアル」という特集を組み、大学生たちが躍起になっている“就活のおかしさ”を指摘する対談を掲載しています。
中京大学の大内裕和教授と、和光大学の竹信三恵子教授の対談、『「全身就活」から脱するために』。
この30ページにわたる対談のなかには“就活のおかしさ”を気づかせてくれる指摘がたくさん詰まっているのですが、とくに興味深いのが、竹信教授の“就活の過程が「自己否定を生み出す過剰競争」になっている”という懸念と、大内教授の今、学生たちが置かれた状況を端的にあらわした「全身就活」という表現です。

●就活の過程が「自己否定を生み出す過剰競争」になっているという懸念
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会社訪問のときの服装も、みんな同じような色に揃えさせて、嫌われるリスクを減らそうとします。そんな空気のなかで、特に女子学生の間では「プチ整形」など、気に入らない顔の一部を変えて「感じのいい顔」にしなければいけないのかと考える学生まで出てきます。
(中略)
やってもダメだという諦めの構造もある。その結果、狭い枠に自分だけは入ろうとして、押し合いへし合いの競争になる。
そもそも就活の過程で、「会社に気に入られないほうが悪い」と考える習性をたたき込まれてしまっているので、ここからこぼれると、「自分がダメだったからだ」、と思い込んで、自己否定へと追い込まれていくわけです。

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●学生たちが置かれた状況を端的にあらわした「全身就活」という表現
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就職が難しくなっている社会構造をちゃんと教えていないから、自分に責任があると解釈してしまう。今の学生たちの状況は、いわば「全身就活」と呼んでもよいものです。いわば全身を就活に向けて組織していかなければならなくなっている。
大学生の生活全体が就活に向けて組織されていて、だからこそ失敗すればすべてがダメになるように感じられてしまう。

(中略)
正社員になっても大した未来なんて待っていない。つまりこれまでの日本型雇用は解体しているのに、学生たちのリアリティは不思議なほど変わっていない。「正社員・大手企業」に決まることを目標にし、決まると夢が実現したかのように喜んでいる。逆に正社員に決まらない学生は、絶望的なほど悲しんでしまう。
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この対談を読んで、まずわたしが感じたのは、“就活のおかしさ”が10年前と何ら変わっていないということです。
わたしが就活を経験したのは、今からおよそ10年前の就職氷河期の真っ只中だったのですが、「新卒で正社員になれないと負け組」であるかのような、いや〜な雰囲気が蔓延していました。
そうすると当然、就活で周囲に出遅れることは許されません。
大学3年の秋ごろから、会社説明会や就職セミナーに参加し、スムーズに就職を決めるためのノウハウを蓄積し始めます。
このころ蓄積したノウハウというのが、今思えば、おかしなものばかりで、たとえば、「面接官の心に響く自己PRの仕方」、「いい印象を与える話し方」といった王道のものから、「マスコミに入りたいなら、趣味の欄に『人間観察』と書くとよい」「某大手百貨店の写真館で撮った写真を履歴書に貼ると書類選考に通りやすい」といった迷信めいたものまで、さまざま。

“就活のおかしさ”は、教えられるノウハウだけではありません。ノウハウがもたらす結果も、同じようにおかしなものです。
みんながみんな、同じようなノウハウを蓄積しているわけですから、当然、就職試験も、みんな同じような服装で同じような髪型で受けに来て、発表する自己PRも似通ってしまう。
こんなありさまで、人事担当者は何を判断材料に「採用・不採用」を決めているのか、今でも不思議でなりません。

CNETのこのエントリーによると、最近、アメリカでは、履歴書ではなく、ソーシャルメディアのリンクや、希望の仕事への興味を示した動画の提出を課す会社も出てきているようです。
たびたび議論される、新卒一括採用の見直しもひとつの手ですが、ノウハウが確立していない、こうした新たな試みを企業側がしていくことも、“就活のおかしさ”を少しでも変えるきっかけになるような気がします。

(スタッフH)
(2013/4/30 UPDATE)
番組スタッフ
グーグルが開発を進めるメガネ型のカメラつき端末「グーグルグラス(Googel
Glass)」
に関するニュースが、ネットメディアで多く見られるようになってきました。試作版が一部の開発者に配られ、その体験レポートも報告されるようになっています。

グーグルグラスは、メガネのように頭に装着する「ウェアラブルコンピュータ」で、人間の目と同じような視野をもったカメラがついているほか、音声でさまざまな操作を指示できるのが特徴です。写真や動画の撮影、ビデオチャット、メール送信など、パソコンやスマートフォンでできることの多くが、グーグルグラスでも実現できるとのこと。どんな使い方が考えられるかは、「年内に発売か?!近未来なメガネ型PC「Google Glass」私ならこう使う!」というまとめページで紹介されています。

気になる消費者向けモデルの発売時期については、「2013年内にも発売か」という見方もありました。しかし、グーグルのエリック・シュミット会長は4月22日(現地時間)、英BBCラジオの番組で「おそらく1年ほど先になる」とコメントしており、一般の目に触れるまでにはもう少し時間がかかりそうです。値段については、「1500ドル以下になる見込み」という情報が一部のサイトで伝えられています。

もし一般向けに発売されたら、どれぐらいのインパクトがあるのでしょうか。米国の調査会社IHSは、グーグルグラスのようなメガネ型端末はアプリの充実しだいで、2016年までに累計1000万本が出荷される可能性もある、との予測を示しているそうです。その近未来的なデザインも手伝って、グーグルグラスが発売されれば、アイフォーンが世に出たときのような熱狂が起こるかもしれません。

すでに一部の開発者向けにテスト版が配られたグーグルグラス。実際に装着してみた人からは、肯定と否定という対照的なレポートが報告されています。米国のデータ解析企業のCTOであるブランドン・オールグッド氏は「Google
Glass は生活習慣を一変させるものだ。これまでであれば、私は何かしようと思ったとき、コンピューターのもとへ走っていた。だがいまではそんなことをする必要はない。Glass
があるからだ」とコメント。装着感も悪くなかったと賞賛しています。

一方、ヨーロッパのあるカンファレンスで短時間試してみたというマイク・ブッチャー氏は「このプロダクトが短期間で大衆的なヒット製品になることはない」と断言しています。グーグルグラスの画面を見るための動作について「日常的で自然な目の動きではない。コンタクトレンズをしている友人はGlassを10分間使ってみて、その後の1時間を頭痛に悩まされた」と指摘。グーグルグラスに向かって音声で指示する点についても、「誰かと話をしていて、その人の写真を撮りたくなって、『写真を撮れ!』と大声で言ったら、非常におかしなことになる」と疑問を呈しています。

このように発売前から賛否両論が飛び交うグーグルグラスですが、各企業はそこで使われるアプリの開発を進めています。たとえば、米国を代表する新聞社「ニューヨーク・タイムズ」は4月25日、グーグルグラスでニュースが読めるアプリを発表しました。このアプリを使うと、グーグルグラスの画面上に、速報記事のヘッドラインが表示されるほか、その記事を選ぶと音声で読み上げてくれるのだそうです。

テック系のネットメディアが伝えるグーグルグラスの最新動向を見ていると、いいことばかりのようですが、なかにはグーグルグラスが引き起こす「リスク」を心配する声もあります。シリコンバレー在住のジャーナリストである瀧口範子さんは日経BP・PCオンラインに「グーグルグラス(Google
Glass)が引き起こすプライバシー侵害が心配だ」
という記事を掲載。実際にグーグルグラスを着けている人にサンフランシスコのレストランで遭遇したというエピソードをもとに、自分のプライバシーが簡単にネットにさらされる危険性について言及しています。

また、気の早い話ですが、あるブログには「Google Glass
殺人事件」
というタイトルの超短編小説も掲載されました。そこでは、グーグルグラスを使った殺人事件とそのトリックを紹介しているのですが、もしかすると何年か後には、こんなタイトルの推理ドラマがテレビで放映されているのかもしれません。

かつてSF映画で見た世界を現実化とするともいえる「グーグルグラス」。新技術につきものの功罪があることを承知しつつも、グーグルグラスを装着したら、どんな体験が得られるのか。早く試してみたいものだな、と思います。

(スタッフ : K)
(2013/4/29 UPDATE)
番組スタッフ
リーマンショック以降、ノマドブーム(?)などもあり、増え続けていると言われる自営業者。
実際に、私の周りにも自営業者、フリーランスは増えたような気がします。ワーキングスペースや無線LAN環境など、インフラの充実も影響しているのでしょう。

フリーランスの仕事において、ITビジネスアナリストの大元隆志氏の「フリーランスとGmailのメールアドレス」というエントリーが話題を呼んでいます。
簡単に要約しますと以下の通りです。
*名刺交換をして、これまでGmailを記載している人に会ったことがない筆者
*名刺にGmailは、個人間での取引は出来ても、会社としての取引は控えざるを得ないと感じる
*個人の名刺を作ろうと思うが、Gmailのアドレスを記載していいものか?
*フリーランスの方々のご意見を是非聞かせて欲しい。


この問いかけに対して、「考えが古い」「全然気にしない」という意見があるようですが、実際に、フリーランスの方は「Gmailのアカウント問題」について、どう思っているのか。
フリーランスのプログラマーのTさんにお話をうかがいました。

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IT業界にはフリーランサーが多いです。ですが、同業者で名刺交換をして、Gmailが記載されていることはほぼありません。だいたい、フリーランサーであっても独自のドメインを作っています。
なぜか。それが、自分の実力の基本中の「き」を証明することになるからです。
フリーランスでうまくやっている人(IT系)はたいてい、自分のブログを開設していて、そのアドレスも名刺に記載しています。私は名刺が自己PRできる有効手段の一つだと思っているので、私の実力を評価してもらうきっかけとなる情報は記載しておきます。それがGmailだと、できません。

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プログラマーのTさんの場合、自身の実力をプレゼンするツールとなる名刺には、Gmailのアドレスは記載しないというポリシーのようです。

では、法人の場合、Gmailのアカウントを記載することは、信用性が薄れる行為であると言えるのでしょうか?私も少人数の法人株式会社に属していますが、名刺は2種類あり、片方にはGmailのものを記載しています。私が属する法人株式会社の代表取締役もGmailのアドレスを載せていますが、そもそも会社のドメインを作るつもりはないと社長は語ります。

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Gmailだと信用が薄れる。確かにそうかもしれません。
私どもは少人数ではありますが、会社としての信頼度を上げるために、株式会社にしました。
法人対法人での仕事をするためです。実際に今、BtoBの仕事を主にしています。
Gmailだからということで、後ろめたさは感じていません。
Gmailでスケジュール管理をするとやはり便利です。資料もクラウドにアップして、メンバーで共有しています。
ちなみに、会社のホームページもFacebookページにしています。
今のメンバーで会社も運営していきますし、これ以上大きくするつもりはありません。
また、無料だからGmailを選んだのではありません。
安いものを求めるならば、株式会社ではなく合同会社化して、費用を削る道もありました。
私どものような小さな株式会社は、Gmailの利便性の恩恵をかなり被ることができると考えており、Gmailで十分です。

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最近では法人株式会社に属している人でも、Gmailを利用しているのを多々見かけるようになりました。私の周りの場合、その理由として上げられるのが、「情報の共有」が簡単に行えるということにあります。
また、あるGoogle信者は「Gmailアカウントを持っているだけで、起きているときはいつでも使っていたくなるサービスに触れられる」と述べています。

今回の問題提起は「個人の名刺」の場合に限ります。
あくまでも個人的な意見ですが、名刺に記載されているアドレスがHotmailやYahoo!メールよりも、Gmailの方が見栄えがいいと感じる次第です。
それだけ、Googleブランドに「磁力」があるということでしょうか。

ちなみに、問題提起者の解決法は「google appsで独自ドメインのメールを受信する」ことにいたったようです。


スタッフ:坂本
(2013/4/25 UPDATE)
番組スタッフ
季節は春。卒業・入学のシーズンに伴い、
“青春の記念として”遊園地などの公共の場で、
「裸になる」「寝そべる」といった迷惑行為を行い、
その写真をSNSなどで自ら晒す若者たちが続々と現れ、話題となっています。

毎年“成人式”などでも見られる現象ですが、
こうした“悪目立ち”する若者達が増加する一因にあるのは、“簡単でマネしやすい”から。

現在、こうした“簡単でマネしやすい”ある情報を巡って、
ネット上で不安の声が広がっています。

●テレビで「圧力鍋爆弾の作り方」紹介 「詳しすぎる」「モラルあるのか」と批判/J-CASTニュース4月18日

先週16日(現地時間15日)、アメリカで発生したボストン・マラソン爆破テロ事件。
それを受けて、現場で使われたとみられる「圧力鍋爆弾」の作り方を、
テレビ局各局が事細かく報じたことで、
ネット上では、“模倣犯が出現してしまうのでは?”といった声が多くあがっているのです。

記事によると、主要各局が「簡単に作れること」「手軽であること」「安く作れること」を
取り上げながら報じ、なかには実際に“お手製の爆弾”を作り、
『インターネットで検索すれば、詳しい作り方が載っている』と
紹介した番組もあるとのこと。

この各局が報じた『爆弾の作り方』に対し、Twitterに寄せられた意見では、
こんなツイートがあがっていました。
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「ほとんど「作ってみろ」と言わんばかりだ。」
「影響力のあるメディアでこういう事を放送する事が情けない。」
「テレビで『時限爆弾の作り方』詳しく説明する必要が有るのか?料理番組でも有るまいし」
「思慮が足りない報道だね、まったく。」
「この手の情報は自殺報道のガイドラインに準じる形にしてほしいもんだけどね。」

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実際、私もこの“爆弾の作り方”を、別々の局で2回ほど見かけたのですが、
確かに簡単に作ることができそうな印象を受けましたし、
結構、詳しく解説してるけど大丈夫なのかな?…といった疑問も持ちました。

これまでにもテレビでは、「練炭自殺」や「オレオレ詐欺」「盗撮」など、
様々な方法や手口が伝えられてきました。
しかし、こうした“種明かし”的な情報は、誰に向けて発信しているものなのか?
そもそも必要なのか? といった疑問は、なかなか拭うことができません。

また、多くの人が不安を持ったように
「模倣犯が現れやすくなるのでは?」という懸念もあります。

海外では、スパイ道具や、爆弾の作り方などを解説するドラマが多数あり、
その中で紹介された手口を参考にイタズラを起こした…なんて話はよくありますし、
実際に、今年3月には、窃盗集団が主人公になっている大ヒット映画の手口を真似て、
オーストラリアのカジノで約30億円がだまし取られたという事件も起こっています。

もちろん「圧力鍋爆弾」を本気で作ろうと思っている人にとっては、
どこかでもっと詳細な情報を調べるでしょうけど、
何らかの騒ぎを起こそうと思っている人や、何かに対して恨みを持っている人にとって、
「簡単にできる」と紹介してしまうことは、
彼らに一つのキッカケを与えてしまう危険な行為だとも思うのです。

「爆弾の作り方」のような“種明かし”情報は、必要か否かの境界線。
私は、正直なところ、必要ないと思ってしまいました。

漂白剤の裏面などに書かれている“まぜるな危険”のような、
偶然が重なって人を死に至らしめる危険性がある情報に関しては、
むしろ詳しくメカニズムを解説し、その危険性を訴えるべきだと思うのですが、
単に“身近な物で作れてしまう恐ろしさ”だけを伝えることに、
あまり意味を見出せないからです。

(もちろん、そうした恐怖を煽る内容は、物珍しさもあって
大衆の興味を引くとは思うのですが…)

公共の放送は、いい意味でも悪い意味でも、
時に予想もしなかった反応が返ってきたり、想像もしなかった現象が連鎖的に起こります。
メディア自身がどんどん自主規制をかけ、放送出来る情報を狭めていく現象に、
個人的には“切なさ”を感じていたりもするのですが、
今回の報道に関する世間の反応は、
改めて“情報の必然性”について考えさせられた出来事でした。

担当/梅木

(2013/4/24 UPDATE)
番組スタッフ
先週の水曜にアップされたブログエントリー『結婚のご報告。30年彼女がいなかった僕が、秒速で結婚できた理由。』。
フェイスブックの「いいね!」が2.4万もつく一方で、ネット上では否定的な意見が飛び交うなど、いい意味でも悪い意味でも話題となっています。

記事を書いたのは、30歳で「彼女いない歴=年齢」だというWeb制作会社の部長。
ひょんなことから、そんな彼と結婚したいという人が現れ、一度も会わぬまま結婚を決め、出会ってわずか3時間で結婚が成立する、という“非常識極まりないエピソード”が、豊富な写真とともに、こと細かに綴られています。
結婚成立までの経緯はざっくりではありますが、以下のとおりです。

●4月1日に“嫁を募集する”エントリーを会社のブログにあげる。
●その日の深夜に「結婚したい」という女性から、結婚したい理由が書かれた企画書が送られてくる。
●一度も会わないまま結婚の意思を固め、お相手の女性が勤める会社に行き、サプライズでプロポーズ。
●プロポーズは成功し、その場で婚姻届を書き、役所に提出。
●“嫁募集”から11日間で、出会ってから3時間弱で正式に結婚が成立。

このエピソードは、一見、ドラマチックで、感動的な話のように思えてしまうことから、ツイッターなどでは「いい話」「感動した」などといった好意的な意見があがっていますが、その一方で「非常識だ」という否定的な意見をはじめ、注意深くエントリーを読むと、お相手の女性がトレンダーズの社員であること、そして一連の経緯をトレンダーズの“はあちゅう”こと伊藤春香さんがブログにあげていることなどから、結婚という人生の一大事を「企業のプロモーション」として利用することに対して嫌悪感を示す意見も数多くあがっています。

代表的なところで言えば、ブロガーのやまもといちろう氏が自身のブログ(※以下は抜粋)に綴った否定的な意見。
=====
そりゃあもちろん、結婚はおめでとうございます、ですよ。
ただ、会いもしないのに結婚しますかね?企業のプロモーションで、ノリ良くやるってのは構わないし、嫌いじゃないんですけれども…人の人生ですよ?
おめでたいんですけど、それでいいんですかねえ。っていうか、誰も止めなかったの?大人はいないのですか。
(中略)
そしたら、今度ははあちゅう女史が。これは臭い。はあちゅう女史特有の胡散臭さが瘴気のように立ち上っています。
うーん、個人的に感じるのは、2つの会社がそれなりに組織的に活動していながら、誰一人として「それはやりすぎだ」と止める者がいなかったという奇跡ですけどねえ。
結婚って、そんなに軽いものなんでしょうか。いや、軽いものだと言う認識がないからこそ、希少な例だという認識の下に奇跡だと言っているんだろうと思うんですけど…
これだけ読むと、ただの悪ノリの極致とも感じます。
=====

これに対し、やまもと氏とネット上で何度もバトルを繰り広げている、プロブロガーのイケダハヤト氏が自身のブログ(※以下は抜粋)で反論。やまもと氏の否定的な意見を拾いつつ、好意的な意見を綴っています。
=====
例の結婚話について、「これはない」「なんで誰も止めなかったんだ」みたいな意見が出ていて驚きます。隊長なんかも「大人はいないのですか」「ただの悪ノリの極致」とdisってますね。
しょせん観客席からの意見ですが、「秒速で結婚」の何が悪いのか全然わかりません。別にいいじゃないですか。(例によって)個人的には、批判している側の価値観が気に入りませんね。
(中略)
そもそも「軽い決断」ではないことなど、本人たちと、周囲の仲間たちが一番わかっていることでしょう。そんなことは承知の上で、決断しているのです。そこを見誤って「あいつらは愚かだ」と一方的に見下すことは、鈍感で傲慢な態度です。素敵な出会いを、祝福しましょうよ。
=====

このエピソードに対しては、とくに目立つのが“非常識”という否定的な意見ですが、わたしが抱いたのはこれとは少し違って、“非常識”だけど他人事だから面白い、という不謹慎な感情です。
やまもと氏が言うように、2つの会社内に流れていた悪ノリ感には“気持ち悪さ”を感じますが、外野にいる、わたしにとってはどうでもいいこと。
周囲の悪ノリ感や、それを感じながらも、本人たちが納得し、結婚という一大決心をしたことの“非常識さ”こそに、わたしは魅力を感じてしまっています。

“非常識さ”に魅力を感じるというのも、ある意味で“非常識”なのかもしれませんが、これはわたしだけなのでしょうか。
おととい(21日)放送され、19.3%という高視聴率を記録した『痛快!ビッグダディ19』(テレビ朝日)。わたしはこのシリーズを見る度に、“非常識”だけど他人事だから面白い、という「30年間彼女がいなかった男の秒速結婚エピソード」を知ったときと同様の不謹慎な感情を抱いています。
『ビッグダディ』に登場する大人たちは、こう言っては何ですが、とことん非常識。
でも、その姿を見ることで、自分が常識人であることを確認し、安心しているようにも思います。

わたしは、これまでのシリーズを欠かさず見ているほどの“ビッグダディフリーク”なのですが、19回放送されたうち、ビッグダディが非常識な行動を起こしたり、一家に大きな波乱が起きた回は高視聴率、ビッグダディがわりかし常識的で波乱がほとんど起きない回は低視聴率。
こうしたこととから推測すると、わたしと同様の不謹慎な感情を抱いている人も少なくない・・・のかもしれません。

(スタッフH)
(2013/4/23 UPDATE)
番組スタッフ
インターネットを頻繁に利用する人なら一度は、「うわっ…私の年収、低すぎ…?」という女性が口元を手で覆っているバナー広告を見たことがあると思います。
『無料5分で、適正年収やビジネス基礎能力がわかる「市場価値診断テスト」 』ということですが、実際に自分が受け取るべき年収を確かめたくて、5分を費やしたという人は私だけはないはずです…。

国税庁の調査によると、民間企業で働くサラリーマンや役員、パート従業員の平成23年度の平均年収は409万円。
年収300万で生き抜く、いやその半分、150万あれば十分といった指南本も登場していますが、409万という数字はまだまだ低い水準にあるようです。

皆さんは自分の年収をざっくりと世界的に見た場合、どのくらいの位置に来るのか、考えたことはありますか。
自分の年収が世界何位か分かるちょっとおもしろいサービスが登場しました。
その名も「Global Rich List」。イギリス・ロンドンのWeb制作会社Pokeが公開しているサイトです。

ポンド、USドル、ユーロ、カナダドル、円から通貨を選択し、自分の年収を入力して、「Show me the money!」のボタンをクリックするだけ。
300万円と入力すると、世界で566,647,127番目。上位9・44%に属する年収ということがわかります。
240万円で試してみても、世界で658,327,841番目の年収、それでも上位10・97%という結果が出ます。

もちろん、このサイトは自身の裕福さを実感させることが目的ではありません。
運営するPokeはサイトの目的についてこう述べています。

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「われわれは、富にとりつかれ、上ばかりを見て裕福かを判断するが、このサイトを見られる人のほとんどが、特権的な少数派であると感じて欲しい」とし、予想より上位の結果だったら、収入の低い人びとを助けるべく寄付をするよう呼びかけている。
ITmediaニュース
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東日本大震災発生直後、私は義援金としていくらかのお金を寄付をしました。
あれから2年。恥ずかしながら、私の生活に寄付という行為は全く根付いていません。
寄付という概念が私の人生になかったこと、それに疑いを持ったことはないのですが、
「Global Rich List」の結果で自身の年収に対して、後ろめたさを感じたのは事実です。

話は変わりますが、先日、大学時代の友人がFacebook上でオモシロい貯金箱をオススメしていました。
それは主にアメリカで売られているもので、3つの貯金箱が1つになったようなデザインで、お金を入れる口が3つあります。もちろん、お金を貯められるスペースも3つあります。
この3つの違いは、硬貨の違いなどではなく、「目的の違い」です。
その3つとは<貯金><使用><寄付>
私の友人はこの貯金箱がアメリカのある小学校で使われていると語り、自身の家庭にも、幼い子どもの金銭教育のために導入を検討していると言います。
確かに、 子どもの頃からの金銭教育を持ってすれば、日本にも寄付は根付くのではないでしょうか。

アメリカでは年間、成人1人あたり約13万円のお金を寄付しています。それに対して日本では、成人1人あたり、わずか2500円。(JST理科教育支援センター調べ)
アメリカは家計の3%を寄付にあてており、日本は家計のわずか0・8%だそうです。
ハリウッドスターのような大金持ちが寄付をして、その額を上げているのではないか、と思いがちですが、アメリカにおける寄付主体の個人比率は76%も占めています。つまり一般の人も多く寄付しているのです。
また、アメリカでは年収2万5000ドル以下の人でさえも、年収の4・2%を寄付していることから、お金にゆとりのない人も寄付をしているということがわかります。(参考:『投資家が「お金」よりも大切にしていること』藤野英人著)

お金を荒稼ぎしている人は汚いというイメージがあり、清貧こそ美徳とされる日本。
しかし、寄付が根付いていない現状を考えると、日本人は自分のためにしかお金を使わない人種が集まる国とも言えます。文化と言ってしまえばそれまでですが…。
寄付というのりしろを残しておくために、お金を稼ぐ、消費するということをもっとポジティブに考えてもいいのではないか。私はそう思います。


スタッフ:坂本
(2013/4/18 UPDATE)
番組スタッフ
東京都内の繁華街にあふれる“24h”の文字。
コンビニはもちろん、飲食店、ガソリンスタンド、美容室など、
都内の繁華街を歩けば、24時間営業を掲げる店舗は様々あります。

そんななか、東京都・猪瀬都知事が「都営バスの一部区間を
年内に24時間運行にしようと考えている」と表明。
政府も「アベノミクス戦略特区」を創設する方向で検討に入り、話題になっています。

●東京都でバス・地下鉄24時間運行 政府がアベノミクス戦略特区構想/4月17日SankeiBiz

この計画に対し、深夜のタクシーに乗る機会が非常に多い私としては大喜びだったのですが、
意外にも、こんなアンケート結果を見つけてしまいました。

Yahoo!ニュースで4月26日まで展開されている
都営バスと都営地下鉄の24時間化、必要?』というアンケート。
現在までの投票結果は・・・

・都営バス、都営地下鉄ともに必要:24%
・都営バスのみ必要:6%
・都営地下鉄のみ必要:17%
・どちらも必要ない:56%

(対象は2万2912人 ※4月17日13時00分現在)

・・・過半数が「どちらも必要ない」という回答をしています。

そもそも24時間運行の目的は「夜間の経済活動が活発になる」ことを見越してのもので、
都バス沿線の地元からは既に「若者を中心に人の行き来が増える」と
歓迎ムードが広がっているそうですが、
肝心な利用客がイマイチな反応なのは、なぜなのでしょうか?。

ネット上でも、この件に対して不満の声が多くあがっていましたのでご紹介します。

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「都営地下鉄24時間営業で 深夜の経済活動を後押しって 政府は過労死させたいの?」
「24時間営業なんてやめようよ。眠らない街は犯罪も増えるだろう。」
「24時間化のメリットって? 新たな顧客が発生するわけではないのに・・・。」
「都営地下鉄24時間営業とか ブラックに勤める社畜が死ぬぞ…」
「終電を理由に帰れない><」
「都営地下鉄と都バスが24時間運行してもJRが動かないなら意味ないな。」

++++++++++++++++++++++++++

まとめると・・・

・残業時間が増える
・「終電があるから」という言い訳ができなくなる
・沿線に住んでいない為、特にメリットがない
・犯罪が増えるのでは? という懸念


・・・といった意見をあげている人が多く見られました。

この「都営バス・都営地下鉄の24時間化」について賛否が分かれる境界線には、
どうやら度々ネット上で話題となっている雇用環境の問題、
いわゆる“ブラック企業”の問題が深く関わっているようです。


確かに、今まで「終電があるから」という理由で深夜残業を免れていた人達にとって、
大きな痛手となることは容易に想像出来ます。

そういった不満を見越してなのか、
自民党では夏の参院選へ向け、こんな公約を掲げています。

●自民が「ブラック企業」公表提言へ 参院選公約/4月9日 日本経済新聞電子版

自民党は夏の参院選へ向け、厳しい労働環境などで問題となっている「ブラック企業」について、
社名公表などの措置を政府に提言する方針を固めたそうです。

「都営バス・地下鉄の24時間化」と「ブラック企業の公表提言」。
これらが実現した時、より便利な東京になるのか、
それとも、就労者がより厳しい雇用環境に追い込まれてしまうのかはわかりません。
しかし、交通機関の24時間化が、就労者の雇用環境に、
何らかの影響を与えることにはなりそうです。


個人的には大賛成だった都営バス・都営地下鉄の24時間運行ですが、
その反対理由に「ブラック企業の影響」が多数あがっていることに私は驚きました。
それと同時に、政府が実現すべきは、交通機関の24時間運行ではなく、
まず先に、雇用環境の改善へ向けた取り組みなのだと改めて実感した出来事でした。


担当:梅木

(2013/4/17 UPDATE)
番組スタッフ
『6割以上の人が愚痴を我慢』
日々、投稿される自慢話にうんざりし、“リア充自慢ツール”などと揶揄されるSNSですが、先週の木曜(11日)にサイバーエージェントが発表した「SNSの愚痴」に関する意識調査(SNSを週5日以上、投稿する20代〜30代の男女500名を対象に実施)で、上記のようなSNSユーザーの秘めた感情が明らかになりました。

RBB TODAY」によると、『SNS上で愚痴を投稿したくても投稿できないことが多いと思いますか?』と聞いたところ、64%の人が「そう思う」と回答。
「SNSに投稿できない理由」としては、「自分の投稿を見た人を不快にさせてしまうので」(61.3%)が最も多く、「自分のイメージを悪くしたくないので」(39.7%)、「他人の愚痴の投稿を見て不快に思ったので」(38.4%)がつづいています。

また、トレンド総研が20〜30代の男女 500名に対して実施した「SNSの利用と投稿の自由性に関する調査」でも、「SNSに投稿する際に、自由に言いたいことを投稿できない」という意見が58.6%にのぼり、投稿できない内容としては、「仕事の愚痴」が最も多く45.4%だったことが分かっています。

今回、明らかになった、「愚痴を投稿したくても投稿できない」という感情は、“自らが投稿する際に湧きあがる感情”ですが、“他人の投稿を見た際に湧きあがる感情”のなかにも、一見、不可解でありながら、とても興味をそそられるものが存在します。
それは、ドイツのフンボルト大学とダルムシュタット工科大学の研究者らが、600人のFacebookユーザーを対象に行った調査(出典:「AppWoman」 「ロイター」「ロケットニュース24」)によって明らかになった感情。
対象となったFacebookユーザーの3人に1人が、「閲覧後に孤独感や嫉妬心などを抱き、気持ちが落ち込んでしまうこと」が分かっています。

また、「閲覧後に孤独感や嫉妬心を抱く」と回答した人に、“その原因となる投稿内容”を聞いたところ、『友人の楽しそうな休日の写真』『誕生日祝いのコメント』『日常生活の自慢話』『仕事の自慢話』といった回答が多く見られ、こういった感情を抱きやすいのは、Facebookカウントを持っているにも関わらず、自分がアップデートすることはほとんどなく、他人の投稿や写真をチェックしているだけの人、いわゆる「Rom専」(Read Only Member=読む専門の人)に多いことも明らかになっているようです。

ではなぜ、『日常生活の自慢話』などを目にすると、人は孤独感や嫉妬心を抱いてしまうのでしょうか?調査を行った研究者は下記のような分析をしています。
=====
友人がアップした成功や才能、所有物などが嫉妬心や挫折感を抱く原因になっているようです。しかし、いつも輝かしい内容を公開している人たちは、たいてい、より良く見せようとしているものです。それゆえ、彼らがとてつもなく素晴らしい人生を送っているように見えるのです。
Facebook閲覧後に嫉妬心を感じてしまう人は、友人が公開した内容だけを見て、その人の幸せを勝手に過大評価しているのだと思います。SNSの急成長と共に、このような妬みがソーシャルネットワーク上では急増しているのです。
=====
※「ロケットニュース24」より抜粋

「愚痴を投稿したいけれども、他人が投稿する愚痴は不快だから見たくない」
「孤独感や嫉妬心を抱きたくないから、他人の自慢話も見たくない」

こうした欲求に沿うとしたら、投稿されるのは当たり障りのない話に限定されてしまいますが、それは、ROM専で他人が投稿した愚痴や自慢話も“酒の肴”として重宝している、わたしにとっては物足りなくもあります。

当たり障りのない話だけでなく、愚痴や自慢話が混在しているからこそ、SNSは議論を呼び、人を惹きつける。そんな気もします。

(スタッフH)
(2013/4/16 UPDATE)
番組スタッフ
「学生の奨学金 返済の重荷負わせるな」。東京新聞のウェブサイトに先週4月12日に掲載された社説のタイトルです。金銭的に余裕がない学生を支援することを目的にした「奨学金制度」ですが、不況の影響もあって、近年は社会に出たあとに返済に苦しむ若者が増えています。

奨学金には、将来返済しなければならない「貸与型」と返済不要の「給付型」があり、さらに貸与型は「有利子型」と「無利子型」に分けられます。東京新聞の社説では、日本の奨学金の9割が「貸与型」であり、返済遅れの人が33万人以上もいる現実を紹介しています。その背景には、就職難や雇用の非正規化により、社会人になっても安定した収入を得られない若者が増えていることがあるとみられています。

●「奨学金」というよりは「学生ローン」と呼んだほうがいい

そのような奨学金制度の問題に対処するため、弁護士や学者らが集まって3月31日に「奨学金問題対策全国会議」を発足させました。この全国会議については、毎日新聞共同通信などが記事で取り上げたほか、設立集会のときにおこなわれた専門家による講演の模様がツイッターで逐次レポートされました。

この全国会議の中心となっているのは、東京市民法律事務所の岩重佳治弁護士です。弁護士ドットコムが2月に掲載した「『金融事業化』する日本の奨学金制度 『返済できない若者』が急増」という記事では、いまの奨学金制度にどのような構造的な問題が潜んでいるのかについて、岩重弁護士が詳しく説明しています。近年は「有利子の貸与型」の奨学金を利用する学生が増えていて、「奨学金」というよりは「学生ローン」と呼んだほうがいい事態になっているのです。

そのようなことから、教育ジャーナリストの松本肇さんはブログに「奨学金を借りてはいけない」というタイトルの記事を掲載し、「返せる見込みのない借金は、奨学金・教育ローンなんて名前はついていても、それはただの借金。金額が大きいのですから、実質的には多重債務です」と指摘しています。同じような問題意識から、日経新聞は「週末マネー講座」というコーナーに「奨学金、返せる自信は 就職難や住宅ローンも考慮を」という記事を載せ、「奨学金は借金。返済をよく考えて」というファイナンシャルプランナーのアドバイスを紹介しています。

●「奨学金といえば給付型か、無利子貸与型」という原点に戻るべき

このように最近、奨学金の問題がクローズアップされるようになってきたのですが、一番の問題は、「奨学金」という言葉の響きとは裏腹の「借金」を抱え込んで苦しんでいる若者が多いということでしょう。本来、若者を支援するための制度が、若者を追い込む結果となっている矛盾がそこにあります。

欧米では奨学金といえば、返済が不要な「給付型」が主流だといいますし、かつては日本も「給付型」か「無利子の貸与型」が中心でした。若者の学業を支援するという意味では、その原点に戻るべきといえます。もちろん財源の問題はありますが、日本の将来を担う若者の教育に力を入れることは、長期的にみて大きな投資となるはずです。

奨学金制度の問題は、直接の利用者である若者やその家族だけでなく、日本全体の未来にかかわっているといえます。奨学金問題の解決をめざす「全国会議」の発足を受け、今後、議論の輪が広がっていくことを期待したいと思います。

(スタッフ : K)
(2013/4/15 UPDATE)
番組スタッフ
先日、このコラムでFacebookで2ちゃんねるを盗用したバス運転手のいい話が、拡散され続けていることを紹介しました。

Facebook上で、友人から何らかのいい話やこわい話が拡散され、自身のタイムラインに表示されるということはもはや日常の光景。それがデマであろうが、真実であろうが、関係ありません。
今週もこんな投稿が私のタイムラインに表示されました。

**********************
フライ○ー襲撃事件後
ビートたけしが一時的に干された時は、
志村けんがたけしの家族と
軍団、軍団の家族の生活費を面倒見ていた。
当時の志村とたけしは、ライバル関係。
「かとちゃんけんちゃんごきげんテレビ」と「ひょうきん」で
視聴率を争っていた。
なのに、志村はたけしを助けた。
たけしの著書に書いてあった、
『おそらく、けんさんの出費は3億円はくだらない』と。
そしてたけし出所後こんなやり取りがあったそうだ。
『ご迷惑おかけしました。軍団がお世話になりました。お金は必ず返します。』
たけしがこう言うと
『たけしさん、俺は口下手だから、うまく言えないけど、今回の事は気にしないでよ。俺が勝手にやった事だよ。
それよりも、今まで通り、どっちがお客さんを笑わせるか、ライバルでいてくれよ。
だから、今回の事は忘れてくれよ・・・。今まで通り、頼むよ。 』 
と、志村は言ったそうだ。。。

**********************

素晴らしいお話です。ライバル関係にある2人が、相手を助けるために動くなんて、まるでフィクションの世界のお話のようです。
そうです。このお話はフィクションです。

Facebook上で拡散され続けるこの話に対して、たけし軍団の一員、グレート義太夫さんが自身のTwitterでこう述べています。

FBで、エラい勢いで広まってる「志村さんと殿の美談」当事者として言わせてもらうと「初耳」そう言う事実は無かったと思うよ、誰が流行らせたんだか…。

もちろん、グレート義太夫さんのツイートが真実かどうかを私が判断することはできません。
しかし、ネットに落ちてあるいい話を集めて、拡散をうながす連中と比べたら、当時を知るたけし軍団・グレート義太夫さんの言い分の方が、信頼度が天と地の差があるほど高いのは明白です。

なぜ、このような拡散が繰り返されるのか…。
志村けんさんとビートたけしさんのいい話をシェアした投稿主(私の友人)に対して、こんなコメントが寄せられていました。

「いい話! 志村けんさんも、 ビートたけしさんも素晴らしい! そんな話を多くの人に伝えようとする●●さん(投稿主)は素晴らしすぎる! 最高に素敵です」

このコメントに対して、私は気色悪さを感じました。さらに言うと、いい話を共有すればヒーローになりうることに、恐怖を感じています。
美談をシェアした人は、それがウソだとわかったとき、それでも最高に素敵でしょうか?
もちろん、ただ皆、純粋に良いものを伝えたいだけなのです。
中には良いものを伝えることで、ある種の承認欲求を満たしたい、ヒーローになりたいという人もいるのかもしれません。
しかし私は、自分が体験していない出来事にもかかわらず、感動したからと言って、「純粋に良いものを伝えたい」という感情から、真贋を見極めないまま誰かに伝えることに、危うさを感じます。
やはり、それは妄信と映るからです。
(宗教とSNSの相性がいいと言われるのも、こんなところに理由があるのでしょうか)

おそらく今後も、ニセ美談はSNS上で拡散され続けるでしょう。
SNSにはある種の見栄が働きます。
だから、ウソをウソと知らずに感動するという無防備な行為に、臆病な私は恥ずかしさを感じてしまうのです。
そんな私には、自身が体験していない美談に対して、「無条件にシェアしない」という自警手段しかありません。
シェアしたいと思った場合、どうするか…。
不可能な真贋の見極めよりも、投稿主の信頼度を見極めることが重要でしょう。

次はどんなニセ美談が拡散されるのでしょうか。
「●●したらシェア」という類のアカウントは、本当にタチが悪いなと思う次第です。


スタッフ・坂本
(2013/4/11 UPDATE)
番組スタッフ
ずっと気に入らなかった相手に対し腹を立てて、
後日、時間が経ってから感情が再燃するのはよくある事ですが、
公人がおおっぴらにそれをやるのは、いかがなものでしょうか?

現在、Twitterを中心に「橋下徹市長」vs「週刊朝日」の、
再燃したバトルが話題となっています。

●橋下氏、週刊朝日に法的手続きへ 連載めぐりバトル再燃/産経ニュース4月6日

大阪市・橋下市長の出自についての連載記事をめぐり、
昨年11月、朝日新聞出版の神徳社長が引責辞任。
これをもって一度は和解したかに見えた橋下市長と
週刊朝日(朝日新聞出版)でしたが、
ここに来て、訴訟問題に発展するほど、熱いバトルが再燃しています。

原因は、橋下市長のメディア露出について茶化した記事

内容は、「もう橋下さんでは視聴率がとれない(テレビ関係者)」
「焦ると政治家はネット番組ややわらかい番組に出たがるものです(議員秘書)」
といった匿名のコメントを紹介したもので、これに対し橋下市長は・・・

「こんな人をバカにしたような記事を載せやがって(抜粋)」
「過去の人権侵害記事について、民事、刑事の法的手続きを執ります(抜粋)」

・・・といったツイートを4月6日に連投したのです。

この出来事に対し、言論人達をはじめ、多くのネット民から冷ややかな声があがっています。
その一部をご紹介します。

++++++++++++++++++++++

●江川紹子さん(@amneris84)4月10日のツイート
「橋下市長は、批判するメディアを罵倒せずにはいられないらしい。」

●小田嶋隆さん(@tako_ashi)4月7日のツイート
「当たり屋ですか?」

●宋文洲さん(@sohbunshu)4月6日のツイート
「差別などの人権侵害に法的措置を取るべきだが、普通の批判は許すべきだ。」

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<ネット民の反応>
「政治家に、あれこれ言うのは当たり前。」
「橋下が、週刊朝日だけを攻撃する意図が分からない。
他にも興味本意な記事を書いている雑誌はあるのに」
「メディアに取り上げてもらいたくて大騒ぎしてるだけだろう。」
「こんな程度のことでいちいち切れるのだったら、政治家なんか辞めて、
タレント業に戻ったらどうか。」
「大阪の市長職とは随分と暇なようである。」

++++++++++++++++++++++

他にも、もちろん「朝日が悪い」といった意見もありましたが、
ざっと見た限りでは、多くの人が、橋下市長が「改めて週刊朝日を訴える」と言い出したことに
疑問を感じている様子でした。

果たして、橋下市長が言い出している法的措置は、
「正論」なのでしょうか? それとも「単なるクレーマー」なのでしょうか?
その境界線は、「橋本市長が世論をいかに操作できるか」によって、
見え方が180度変わります。

正直なところ、政治家である以上、その存在が目立てば目立つほど、
この手のバッシングが多くなるのは必然かと思います。
そんななか「週刊朝日」側は、雑誌のコンセプトに従って、
“自分の仕事をしたまで”だと思うのです。

前回の「出自についての掲載記事騒動」は、
私自身も橋下市長に対し気の毒に思ったのですが、
今回の出来事は、橋下市長が、権力を誇示すればするほど、
大人気ない印象が強まり、社会常識上どうなんだ?という思いが湧き上がります。
私はこれまで、橋下市長に対して、メディアを利用するのが上手な政治家…
という印象を持っていたのですが、今回は、空回りに終わっている気がしてなりません。

日本有数の巨大都市・大阪市を支える身として、
また「日本維新の会」の共同代表として、本来なら忙しいはず。
「週刊朝日」のように、自身の仕事に専念したほうが良いのでは…?
と感じるのは、私だけでしょうか?


担当/梅木


(2013/4/10 UPDATE)
番組スタッフ
中高生のクラス内の階層や序列を指す『スクールカースト』。
いじめの温床になるとして、問題視されるようになりましたが、最近、また新たな“カースト”の存在が指摘されています。
それは、「女性セブン」と「SAPIO」の最新号が取り上げている『ママカースト』。
ママ友同士が格付けを意識し、格差社会を作り上げている状況を指す言葉で、「SAPIO」(2013年4月号)によると、ママ友同士の対立やいじめは陰湿さを増し、新たな差別にエスカレートしているようです。
=====
「引っ越してきた人がいると、まずダンナさんがどんな仕事をしているのか、どれくらいお金持ちか、子供を使ってスパイするママがいる」
そう語るのは東京都内の高級住宅地に住む小学2年の男児を持つ36歳のA子さん。子供を遊びに行かせてその父親の仕事を聞き出し、家の大きさや間取りをチェックさせるというのだ。そして、自分たちのグループに入れるかを“審査”する。
夫が有名企業や外資系に勤務していたり、医師や弁護士、大学教員などなら“合格”。
審査項目は夫の職業や住む家だけでなく、所有する車やペット、身に着けるブランド品などが事細かに値踏みされる。
世帯の経済状況のほか、親が資産家かどうかもチェック対象だという。そうしてママたちのほとんどを“勝手格付け”し、不合格になったママたちを徹底的に排除する。
=====
※「SAPIO」(2013年4月号)より抜粋

「女性セブン」が実施した小中学生の子どもを持つ母親200人へのアンケート結果では、「ママ友との間に格差や格付けがあると感じたことがある」という人は33・5%に上り、3人に1人以上が肌で感じている『ママカースト』。
なぜ、母親たちは互いの格付けを意識し、狭いところで格差社会を作り上げてしまうのでしょうか。
「女性セブン」(2013年4月18日号)には、少子化ジャーナリスト・白河桃子さんの興味深い分析が掲載されています。
=====
小学生、中学生の子どもを持つ母親というと、30〜40代でバブルも知りません。彼女たちは給料も減り、“自分が下流に転落しているのでは”という危機感を持っています。母親たちが格付けを強く意識してしまうのは、ほかの家庭を下に見たり、横並びであることを確認し、自分が“まだ中流にいる”という安心感を得たいためではないでしょうか。
=====

この白河さんの分析も十分興味深いのですが、これ以上に興味深い分析を先日、まもなく出産予定の知人N(30代の女性)から聞くことができました。
まず、Nが話してくれたのが、同世代の子供を持つ友人から教わったという『ママカースト』に組み込まれないための知恵。
それは、「出産後、なるべく早く、仕事を再開すること」。仕事をしている母親は社会に組み込まれているため、専業主婦の母親とは別格扱いで、格付けの対象外となり、ママ友同士の嫌な付き合いも強要されないのだと言います。
そのうえで、Nは「専業主婦の母親が自分の立ち位置を把握できるのは、ママ友同士の間だけ。自分の立ち位置を把握し、安心したいから、互いに馴れ合って、裏で格付けし合うんでしょ」と、将来の自分の姿を想像してなのか、不安げな表情を浮かべながら話してくれました。

『ママカースト』は端から見れば、醜い格付けのし合い。
ただ、こうした格付けのし合いは、自分の身近なところ、たとえば、会社の同期やごく親しい友人のグループの間でも密かに行われているはずです。
わたしも恥ずかしながら、ごく親しい友人のグループだけでなく、肉親(きょうだい)においても、密かな格付けをしてしまっています。
『ママカースト』の存在を知った直後は当事者たちを鼻で笑っていましたが、それは今、思えば浅はか。
『ママカースト』を他人事として鼻で笑うのではなく、“人間は自分が安心するために格付けし合う悲しい生き物だ”ということを再認識するきっかけと捉えるべきなのかもしれません。

(スタッフH)
(2013/4/9 UPDATE)
番組スタッフ
春の選抜高校野球大会で準優勝した済美の安楽投手の「熱投」は、テレビだけでなくネットでも話題になりました。最速152キロを誇る豪腕で大会を盛り上げた安楽投手ですが、5試合で772球という「投球数」が、16歳の高校生としては多すぎるのではないか、と懸念されたのです。

●乙武さんやダルビッシュ投手が「球数制限」を提案

スポーツライターとしての経歴も持つ乙武洋匡さんはツイッターで「報道を見ていると、『エース力投』など美談、賞賛の一辺倒。なぜ、ここまでの球数を投げさせることに疑問を呈する報道が見られないのか。それは高校野球を『教育の一環』ではなく、『ビジネスのコンテンツ』と見ているからだろう」と、マスコミの姿勢を批判しました。高野連に対しても「本当に球児たちの体のことを考えているなら、なぜ球数制限の導入を検討しないのだ。本音と建前の乖離に、野球ファンとして、教育者として、苦言を呈したい」と、疑問を投げかけています。

この問題に対しては、先日あと一人というところで完全試合達成を逃したメジャーリーグのダルビッシュ有投手も反応。「出場選手登録を25人にして、学年別に球数制限がいいかと」というツイートをして、具体的な提案をしています。ダルビッシュ投手自身が甲子園で投げた経験をもつだけに、一定の説得力をもって受け取られているようです。

さらに、アメリカのメディアが安楽投手の「球数」問題を取り上げたことで、反響は海外にも広がりました。野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は、オンラインサイトに「16歳の日本の天才、安楽智大は1試合で232球を投げた」というタイトルの記事を掲載。「そんな環境では、彼は殺されてしまうだろう」という国際スカウトの言葉を紹介しつつ、「アメリカのスカウトたちは、彼が健康でありつづけることを祈っている」と結んでいます。

また、テレビ局のCBSが運営するスポーツ情報サイト「CBSスポーツ・ドットコム」は大会中に掲載した記事のなかで、「4日間で391球も投げさせるのは正気の沙汰ではないし、どんな投手にとっても危険な負荷といえる。ましてや、成長途上の16歳にそんなことをさせるなんてとんでもない」と批判しています。

一方、このような海外メディアからの批判に対して、プロ野球解説者の江本孟紀さんはブログで「アメリカの勉強不足と自分達の基準でモノを言うという傲慢さに呆れる」と反発しました。江本さんは、若い投手でも連投の効く「強い肩」のタイプがいて、優れた練習法でその肩や腰がさらに強靭になる、と主張。「アメリカのそのメディアよ、正気の沙汰とか言う前に、何故16歳の少年がこれだけの球を投げられるのか科学的に証明し研究してみれば?」と反論しています。

●メジャーリーグのスカウトが「日本の16歳」の健康を心配する時代になった

このように賛否両論を巻き起こしている安楽投手の「球数問題」ですが、興味深いのは、アメリカのメディアが16歳の投手の将来を憂えるほど、日本の高校野球界がアメリカで注目される存在となった、という事実です。

実は、安楽投手の投球数について批判した「ベースボール・アメリカ」や「CBSスポーツ・ドットコム」の記事の冒頭には、松坂大輔やダルビッシュ有といったメジャーリーグでも実績を残している投手の名前が列挙され、それらの選手が高校時代に「甲子園」という舞台で脚光を浴びたことが紹介されています。さらには、大谷翔平や藤浪晋太郎といった昨年の甲子園のスターの名もあげられていて、彼らがすでにアメリカのスポーツマスコミの熱い視線を浴びていることがうかがえます。

また「ベースボール・アメリカ」の記事は、「もし安楽投手がいまメジャーリーグと契約すれば、100万ドル(約9000万円)の契約金を手にできるだろう」という評価にも触れています。つまり、日本の高校野球のトップクラスの選手は、アメリカのスポーツビジネスの世界からも大きな注目を集めているといえるのです。

その背景にあるのは、メジャーリーグにおける日本人選手の成功です。松坂やダルビッシュのほか、イチローや松井秀喜などアメリカの野球ファンに強い印象を残す選手が次々と生まれています。その多くは、甲子園でも活躍した選手ですから、アメリカのメディアやメジャーリーグのスカウトが、「青田買い」として日本の高校野球に注目するのも当然といえるかもしれません。

このような現象を象徴するのが、さきほども紹介した「アメリカのスカウトたちは、彼が健康でありつづけることを祈っている」という「ベースボール・アメリカ」の一文です。メジャーリーグのスカウトが愛媛県の一高校生の健康を祈るなんて、10年前は想像できたでしょうか。良くも悪くも、メジャーリーグを頂点とする「グローバルな野球ビジネス」の世界に、日本の高校野球も組み込まれつつあるということを感じずにはいられませんでした。

(スタッフ : K)
(2013/4/8 UPDATE)
番組スタッフ
「観たくないなら観なくていい」と某テレビ局の看板番組に出演するタレントが口にしたことからか、何をやってもネット住民に笑われる、某テレビ局。
王道ドラマ枠が低視聴率となればキャスティングをこき下ろし、新番組が早々に打ち切りとなっては笑う…。そして局全体の視聴率がふるわないとなれば大団円とも言わんばかりに大盛り上がり…。
何だか、某テレビ局がとてもけなげに見えてくるのは私だけでしょうか。

その某テレビ局が今度はニコ動などでおなじみのボーカロイド・初音ミクとコラボした音楽番組を今週末に放送するというのです。地上波放送では初めてのボーカロイドに特化した1時間の音楽番組のようで、現在のボーカロイド音楽シーンをフジテレビ独自の視線で切り取った…のだとか。
この発表に対し、「都合の良い時だけ、ネットにすりよってくんじゃねぇ」という批判もあるようです。

これまで何度となく、テレビ局はネットのパワーを利用しようとしてきました。
mixiが流行ったときは、それ風のソーシャルサイトを番組で設けてみたり、
YouTubeに投稿されたおもしろ動画を紹介するだけの番組を作ってみたり…
Twitterが登場したばかりの頃は、番組にただただ視聴者からのツイートを付けてみたり…
生放送にすることで、Twitterのような独自のつぶやきシステムを導入して、評価を楽しむお笑い芸人のネタ番組も登場しました。
どれもこれも、番組にとっては視聴率低迷時代を覆す画期的システムとはなっておらず、もちろん定着すらしていません。

3年程前、歌手の宇多田ヒカルさんが、ユーストリームでライブ中継を生配信しました。
その時の視聴者数は40万人弱と言われています。いわゆるテレビのゴールデンタイムにライブは配信されていました。その時、私の周りにいたほとんどの人が、仕事の手を一旦止めて、宇多田ヒカルさんの歌に魅了されていたことを記憶しています。
宇多田ヒカルさんのユーストリーム中継に関して、あるテレビ番組で共演した、ベテラン放送作家や制作会社の社長はこう言っていました。
「もはやネット動画はテレビの“裏番組”である」

ネットは裏番組になりうる時代。既存メディアに従事する多くの人は、ネットに脅威を感じ、憧れ、嫉妬しています。私もその1人です。
私はラジオやテレビの仕事を主にしていますが、昨年初めて、ニコニコ生放送の番組制作に携わりました。
出演者は「生主(なまぬし)」と言われる人々。
「生主」とは、ニコニコユーザー生放送の配信主のこと。ゲームの実況をする生主がニコ動の世界にはたくさん存在します。

私はある生主・Kと仕事をし、彼はもしかしたら私が今までにあった芸人やタレントよりもオモシロイのではないか…。そう思ってしまいました。
それはなぜか。彼のプライドのなさが妙に神々しく見えたからです。
そしてそれは、私が従事する世界にはないものだったからです。
ベテランから若手まで、色々な芸人、タレントと仕事をしましたが、良い人は良いなの人ですが、少々売れているだけで、ちょっとテレビに出たからといって、やはり天狗になっている若手は多々います。そういった人はやはり一緒に仕事をしていて、心の底から笑えません。
小さなプライドがあると、やはり人は守りに入りがちです。
生主Kは、完全にあらゆるプライドを捨て、攻めに徹していました。
以前、ニコニコ動画特有の煽りコメントにある人気芸人がキレるというニュースが何度かありました。
そんな煽りコメントに対しても、Kは抜群の耐性を持っており、むしろまだ足りないと、煽りコメントを煽っていたほどです。
テレビで活躍する人気芸人ができないことを平然とやってのける生主Kに、私は痺れました。
実際に、ユーザー、スポンサーからの番組の評価もかなりよかったようです。

どうやらKは生主としてはかなり有名で、イベントでTシャツが売られ、それが売り切れになるほど人気のようですが、プライドの高さや変な自信を感じさせませんでした。
もちろん、生主の全てが従来のメディアで活躍するタレントよりもオモシロイわけではないでしょう。
そしてもちろん、Kが従来のメディアに出演したからといって、大ウケするとも限りません

既存メディアの世界はスポンサー様やタレント事務所との折り合いやら、放送倫理やらで、年々、できることが減少しています。そんなやってはいけないことが多々あるガチガチの世界で、失敗も試みず、攻め続けて成功を納めることは中々できないでしょう。

ルールだらけのテレビと、ルールがテレビほど多くはないネットが融合するとどうなるか…。
私はざんない結末しか想像できないのです。
イデオロギーの違う者同士がお互いを受け入れることが、中々できないように…。

今回の初音ミクはニュースとしてリリースされた情報ですが、テレビ局が何かやらかす度に、画面がキャプチャーされ、2ちゃんねるやTwitterにアップされます。
テレビ離れが進んでいると言われる昨今。
私もそんな投稿を見てはニヤニヤしているのですが、何だかんだ言いながらテレビ観てんじゃないのと思うのも事実です。

スタッフ:坂本
(2013/4/4 UPDATE)
番組スタッフ
今日は、朝から生憎の暴風雨となり、まさに春の嵐となりました。
そして最近、国会でもある“嵐”が巻き起こり、ネット上で話題となっています。

●「そういう子供っぽいことやめて」首相、民主・小西氏にあきれ顔/3月29日産経ニュース

3月29日に行われた参議院予算委員会での出来事。
民主党・小西洋之議員が安倍首相に対し
「芦部信喜さんという憲法学者をご存じですか?」などと指差しながら
“憲法クイズ”のような質問を次々と投げかけたのです。
それに対し安倍首相が「私は存じ上げておりません」
「そういう子供っぽいことは、やめましょうよ」と答える一幕がありました。

芦部信喜(あしべ・のぶよし/1923年生 - 1999年没)とは、
憲法を専門とする法学者で、憲法教科書の定番となった著書「憲法」があるほか、
法務省に設置された法制審議会のメンバーでもあった人物。

民主・小西議員いわく“憲法に関わる者ならその名を知らない者はいない「芦部信喜」を、
憲法改正を唱える安倍首相が知らないのは言語道断”とのこと。

私は「芦部信喜」を知らなかったので、
その名の重さもイマイチわからなかったのですが、ザッと調べた限りでは、
例えば、「漫画家を志す人が手塚治虫を知らないなんて…」とか、
「映画好きと自称しているのに、スピルバーグを知らないの?」など、
その名を知らないことは“恥”であり“勉強不足”に値することのようです。

以前、麻生首相があまりにも一般的な漢字が読めず、
世間の失笑を買った出来事がありましたが、今回の場合は、どうやら勝手が違う様子。
安倍首相の無知ぶりが叩かれたのではなく、ネット上では小西議員のブログが大炎上。

3月31日のヤフーブログ・ランキングでは、アクセス数1位に輝くまでになっていました。

そこに寄せられたコメントをみてみると…
+++++++++++++++++++++++

「貴方は国会の予算委員会をくだらないクイズの場にし、
安倍首相を支持する70%以上の国民を侮辱した。
これはもう国会議員のていをなしてないんじゃないですか?」

「非常に幼稚な討論でしたね。落胆しました。税金の無駄遣いは、腹立たしい。」

「厳しいこというけど、あなたは人を指したり見下すような表情をして
挑発的な態度をとったりするなど、社会人としての基礎的なところができてない。
今回の批判もそこに起因して、「政治家として」というより、
「人として」受け入れてもらえていないために起こっているように見える。」

「憲法を知ってる知らないの議論では無くて、新しい考え方が必要な時代の議論すべき。
過去の憲法より人が生き抜くため将来の憲法を提案下さい。」

+++++++++++++++++++++++

なかには、「総理が基本的な知識も無く憲法改正をしようとする人間だと
分かりました。国民は総理がどのような人物かを知る必要があります。
これからも頑張ってください」といった励ましのコメントも
チラホラありましたが、基本的には、かなりの罵詈雑言が混じりつつの
批判の嵐が巻き起こっています。

ここで私が気になったのは、そもそも「ネット民の怒りのポイント」と、
「小西議員の主張」の境界線には、大きなズレがあるということ。

ネット民は、小西議員の“こんなことも知らないの?”といった
上から目線な「質問の方法」に苛立ち、
小西議員は、安倍首相の無知さを露呈させることで、
憲法改正草案に“待った”をかけようとしています。

私自身は、安倍首相も小西議員も、どちらも支持しているわけではありません。
しかし今回の小西議員がとった方法は、あまりにもプレゼンの方法が悪く、
ある種のイジメに似た虚しさを感じてしまいました。
そして、安倍首相の答弁にも、「知らないけど…それが何か?」といった、
開き直りが見て取れました。

政治家が、法の専門家である必要はないと思います。
しかし、ある程度の知識や語彙がないと会話が成り立たなくなるのと一緒で、
安倍首相が法改正を唱えるなら、
やはり最低限知っておくべき知識というものがあるのでは?と思いました。
(それが「芦部信喜」かどうかはわかりませんが…)

ちなみに、“憲法クイズ”の一幕で、小西議員が最も追求していたのが、
“安倍首相が「憲法13条」がどんな内容かを知っているかどうか?”
現在の「憲法13条」は、「すべて国民は、個人として尊重される」とされています。

しかし、昨年4月に自民党が発表した改正草案では「人として尊重される」に変更。

「“個人”として尊重」と「“人”として尊重」。
たった一文字が消されただけですが、
わざわざ“個”を消したことが意味する“尊厳の違い”とは?

安倍首相が、小西議員の質問に答えられなかったことも含めて、
今回の出来事は、我々に一つの問題提起をしていると思いました。


担当/梅木


(2013/4/3 UPDATE)
番組スタッフ
先週火曜のコラムの冒頭でちらっと紹介した、将棋のプロ棋士とコンピュータによる5対5の団体戦、第2回電王戦の第1局の結果。
第1局ではプロ棋士が勝利を収めましたが、先週土曜(30日)に行われた第2局では一転、プロ棋士の佐藤慎一四段が将棋ソフト「ponanza」に敗れました。

確かな敗因は分かりませんが、ねとらぼによると、第1局と第2局の決定的な違いは、対戦する将棋ソフトの旧バージョンが貸し出されていたか否か。
電王戦では、ほとんどの開発者がプロ棋士側に旧バージョンのソフトを貸し出していて、第1局で将棋ソフト「習甦」と対局した阿部光瑠四段も、旧バージョンを元に研究を重ね、コンピュータの癖を見抜いて勝利。
しかし、第2局の将棋ソフト「ponanza」だけは開発者の山本一成さんが真剣勝負にこだわり、佐藤四段に貸し出されていなかったようです。

こうした背景があるにしろ、公の場で現役プロ棋士がコンピュータに敗れたのは初めてのこと。
この結果を受け、佐藤四段のブログ「サトシンの将棋と私生活50−50日記」には誹謗中傷が書き込まれるなど、ブログが荒らされる事態となっています。

対局翌日の『申し訳ない』と題したブログで佐藤四段は、
=====
未だ体が震えてる。どうしてか悔しいかすらわからない。
(中略)
ブログにも、たくさんのコメントを貰ってて驚いた。全て読ませて頂いたけれど批判のコメント、当たり前だと思ってる。
負けたときには覚悟してたし、自分が将棋ファンなら同じ気持ちかもしれない。

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などと苦しい胸の内を綴っているのですが、これに対して、「思いっきり落ち込んで思いっきり泣いて、またがんばってよ!」「落ち込んでも、何度でも立ち直って、また良い将棋を指していただきたいです。応援しています」などの激励のコメントが書き込まれる一方で、「偽善者ばかりで、お前つらいだろ 俺が本当のこと言ってやるよ 棋士やめるか人間やめるかどっちだ?」「もうお前がいくら謝ろうとプロ棋士の権威は戻らねーんだよ」といった誹謗中傷のコメントも大量に書き込まれています。

数ある誹謗中傷のなかでも目についたのが「プロ棋士の権威は戻らない」という意見。
「プロ棋士でもない奴がプロ棋士の権威を心配するな」とツッコミたくなりますが、実はこうしたプロ棋士や将棋界を心配する声は決して少数意見ではなく、今回の対局以前から、「プロ棋士がコンピュータに勝てなくなると将棋界が衰退するのでは」と心配する声が少なからずあがっているようです。

いらぬ心配のように思いますが、こうした声を、当事者であるプロ棋士、人工知能の研究者はどのように受け止めているのでしょうか。
プロ棋士の羽生善治・三冠は、『週刊ダイヤモンド』(2013/4/6号)に掲載された川上量生氏(ドワンゴ代表取締役会長)との対談“将棋電王戦開幕 人間VSコンピュータ”で「おそらく心配はないでしょう」との見方を示しています。
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チェスの世界では97年にコンピュータに負けて大きなニュースになりましたが、それによってチェス界が衰退したかというと、実はあまり変わらなかったというのは実態です。将棋もおそらく心配はないでしょう。
逆にコンピュータと対戦する将棋電王戦は、将棋の世界に新たな価値を生んだのだと思います。基本的には、将棋を通じて、どれだけの価値をつくれたのかが大事だと考えています。
対局を食材のように見立てれば、人と人が対局する何百年も続く伝統の味もありますが、今回、それとは別の新たな料理を提供できたということではないでしょうか。

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また、人工知能研究の第一人者として知られる、はこだて未来大学の松原仁教授も、将棋に関する話題や情報を交換する掲示板『将棋パイナップル』に掲載されたエッセー、“コンピュータは将棋を変えるのか”に、「将棋も元気であり続けるでしょう」と綴っています。
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コンピュータ将棋の発展が将棋をつまらなくするという考えもあると思いますが、私はそうは思いません。人間よりコンピュータが強くなったチェスも依然として元気です。将棋も元気であり続けるでしょう。
もしも将棋が元気を失うとすれば、それはコンピュータが強くなったときではなく、ファンから遊離してしまったときだろうと思います。
私は以前あるところにこのようなことを書きました。
『コンピュータが人間より強くなったら将棋がつまらなくなるという人は、将棋というものを理解していないか、人間というものを理解していないか、どちらかである』。
コンピュータが将棋の新しい魅力を示してくれることを祈っています。

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電王戦は残り3局。6日に第3局、13日に第4局、20日に第5局が行われます。
「人間VSコンピュータ」という構図を意識するがゆえに盛り上がるとも言えますが、それもほどほどに。
もし、プロ棋士が負けても、前出の松原教授の『コンピュータが人間より強くなったら将棋がつまらなくなるという人は、将棋というものを理解していないか、人間というものを理解していないか、どちらかである』という言葉を思い出してください。
人間がコンピュータに負けても、大したことではないと思えるはずです。

(スタッフH)
(2013/4/2 UPDATE)
番組スタッフ
今日4月1日はエイプリルフール。毎年恒例の「ウソ合戦」がネットで繰り広げられています。特にウェブサービスを展開するネット企業はその威信をかけて、どれだけ面白いウソをつけるかを競っています。

たとえば、ぐるなびはブライダル情報サイトの「ぐるなびウエディング」のなかで、3分でできてしまうという「今でしょ婚」のサービス開始を発表。四コマ漫画風の写真を使って、「結婚式、いつやるの?」「今でしょ!」とやっています。さらに、「今でしょ!」の元ネタである東進ハイスクールのCMをパロディ化した動画も公開し、名物講師たちが「今でしょ婚」をアピールしています。

グーグルの日本語サイトでは、検索窓のすぐ下に「パタパタで思いどおりの日本語入力」というメッセージが登場。「今すぐ試す」というリンクをクリックすると、「日本語入力パタパタバージョン」という新しい文字入力デバイスの案内ページに飛ぶようになっています。これは、たった一つのボタンだけで日本語入力ができてしまうという夢のキーボードで、空港の発着時刻案内版のようなフラップを使っているところから「パタパタバージョン」と命名されています。「シンプルかつ直感的な操作を追求したら、こうなった」というのが開発者の言葉。一刻も早い発売が待ち望まれています。

また、クラウド型のビジネス向けチャットサービスを展開するChatWorkは、「CatWork」に社名を変更することを発表。「猫が好きすぎるあまり社名変更を決めました」とその理由を説明しています。「猫生活」を定期購読しているという社長のメッセージによれば、「半年間周りを説得し続けて、やっと変更することができました」とのことです。社名変更に伴い、CatWork社では「猫耳支給制度」や「メザシ支給制度」「お昼寝制度」などの新制度導入も決定。猫好きが多いといわれるエンジニア業界から大きな注目を集めると見られています。

さらに、いつもネットでウソニュースを発信して好評を得ている虚構新聞は、ニコニコ動画が運営する「ニコニコチャンネル」に参入することを発表しました。ただ、虚構新聞の場合は、いつもウソニュースを流しているので、エイプリルフールにかぎっては、逆に、ホントのニュースのである疑いもあります。実際、ニコニコチャンネルには虚構新聞のチャンネルが開設されており、どうやら「ウソ×ウソ=ホント」ということになりそうです。

このほかにも、まだまだたくさんあるエイプリルフールの「おもしろウソサイト」。さっそくNaverまとめには「【厳選】 #エイプリルフール
秀逸ネタ厳選まとめ2013」
というまとめページも作られています。もっとウソを楽しみたいという方はそちらをご覧ください。

それにしても、エイプリルフールのネタばかりをずっと追い続けていると、何がホントで何がウソなのか、よく分からない感覚に陥ってきます。NHKが伝える「大阪・道頓堀にプール」というニュースを見ても、「もしかしたら、これもウソニュースなのでは?」と疑ってしまうのです。

「情報信ずべし、然もまた信ずべからず」。これは、文藝春秋を創設した作家・ジャーナリストの菊池寛が、「我が馬券哲学」というコラムの中で記している警句です。競馬を予想するための情報は、信じていいときもあれば、信じてはいけないことがある、という意味ですが、この教訓はすべての情報を判断するときにあてはまるのではないかと思います。

ネットに流布する情報は玉石混淆で、ホントの情報とウソの情報を見分けるのが大変です。エイプリルフールという一年に一回の特別な日は、そんな情報を見極めることの大切さと難しさを改めて感じさせてくれる、いい機会なのかもしれない。ウソを見続けて、クラクラしそうになる脳で、そんなことを考えました。

(スタッフ : K)
(2013/4/1 UPDATE)

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