• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

【書考空間】夢を売る男(著:百田 尚樹)

「2013年本屋大賞」受賞作家・百田尚樹さんは、これまで2つの両極端な作風の小説をコンスタントに発表しています。ひとつは『海賊とよばれた男』『永遠の0』などの“感動もの”で、もうひとつが『モンスター』『幸福な生活』などの“ブラックな視点で人間の暗部を抉ったもの”。 書き下ろし最新作である本書は後者。ブラッ...…続きを読む

【書考空間】水玉の履歴書(著:草間 彌生)

今まさに書店に並んでいる女性ファッション誌「SPUR」最新号で、国民的アイドルグループのメンバーと2ショットで表紙を飾っている、草間彌生さん。 水玉の服にピンクのカツラがトレードマークで、描いた作品は現役女性アーティストとしては世界最高となる約5億6000万円の値がつくなど、世界的な評価を受けている前衛芸...…続きを読む

【書考空間】白球アフロ(著:朝倉 宏景)

青春小説キターっ!!野球×青春と熱い、熱すぎる!!書名にアフロとあるけど、本当に真面目で熱い青春小説です。 中高とずっと帰宅部だった僕には、こんな青春できて羨ましい、できれば高校生に戻って熱い青春を過ごしたい、と思ってしまった。 また、この物語の主人公達はまだ高校2年生なので彼らが3年になって迎...…続きを読む

【書考空間】辞書を編む(著:飯間 浩明)

地道な辞書編纂現場を現場にいる方自身が語ったもの。ノンフィクションながら、要所はまるで小説のようで面白い。例えばよい語釈をつくるためにカピバラを動物園まで見に行ったり、スナックとの違いを掴むために未経験のキャバクラに行くべきか悩む様子はとても身近に感じられる。主な読者層からかけ離れているだろう女...…続きを読む

【書考空間】写真(著:谷川 俊太郎)

今年の一月に刊行された岩波文庫「自選谷川俊太郎詩集」はちょっとした驚きだった。内容が、ではなく、現役の詩人の選集が岩波文庫に収録されるという事実が、すごいことだと思うのだ。 日本文学の古典になるものとして承認されたということだし、私たちが同時代に読んでいる谷川さんの詩が、変わらず五十年、百年後...…続きを読む

【書考空間】戦争の条件 (集英社新書)/藤原 帰一 (著)

尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発…。平和ボケしていると言われる日本が軍知的緊張に包まれています。 古来より、こういった“緊張”が戦争の火種となってきました。 本書は戦争の条件を考え抜き、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、国際政治学の入門書。 本文には戦争に関する“問題”が次のような形式で何問も登場し...…続きを読む

【書考空間】ももクロの美学~〈わけのわからなさ〉の秘密~/安西 信一 (著)

皆さんの周りに、ももいろクローバーZファンはいますか? 私の周りでは確実にももクロファン、いわゆる「もののふ」が増加しています。 自身の子どもがももクロファンであることをきっかけにファンになった30代もいれば、何だかよくわからないけど感動する、と語る40代もいます。 子どもから大人まで幅広く愛され...…続きを読む

【書考空間】だましの手口 知らないと損する心の法則(著:西田 公昭)

このほど、「振り込め詐欺」にかわる新名称に決定した「母さん助けて詐欺」。高齢者への注意喚起の意味合いがあるようですが、事件が発覚するたびに、この名称を口に出すアナウンサーが気の毒でなりません。 それはさておき、「振り込め詐欺」あらため「母さん助けて詐欺」の被害は一向に減る気配がありません。飽きる...…続きを読む

【書考空間】肉声太宰治(述:太宰 治、編:山口 智司)

先日、報道陣に公開された、太宰治が中学校と高校で使っていたノートや日記。 その中には、傾倒していたとされる芥川龍之介の名前でびっしり埋め尽くされたページや、みずからが主宰した同人雑誌の表紙のデザイン画や似顔絵などが描かれており、わたしを含め、多くの人が思い描く“太宰治らしさ”を全くもって裏切らない...…続きを読む

【書考空間】価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか?(著:リー・コールドウェル)

― 980円は1000円よりたくさん売れるか? YES!でも何故? ― モノの値段とは原価に利潤を加えたものだと単純に思っていたが実はナカナカ複雑である。価格設定は他社製品との競合によるポジショニング、消費者の価値意識(ベネフィット)等々の関数的要素により需要曲線は変化してゆく。この本には「チョコレートポッ...…続きを読む

【書考空間】「糖質オフ!」健康法(著:江部 康二)

もともと糖質制限をして健康になる本として糖尿病予備軍の方に売れていましたが、ここにきて夏までに痩せたい方、健康診断前に少しでも数値を良くしたい方にも支持をされ始め、当店のロングセラーになっています。 実際、私の知り合いで始めた人間がいるのですが、効果がすぐに表れたそうです。例えば血糖値は143から...…続きを読む

【書考空間】僕は明日もお客さまに会いに行く。(著:川田 修)

新卒社員向けに思われがちな、ストーリー仕立てのビジネス書ではありますが、社会人25年目の私でも、ハッとさせられ基本を見直す良いきっかけになった一冊です。 著者は、外資系企業の現役トップセールスでもある、ベストセラー『かばんはハンカチの上に置きなさい』を書かれた川田修氏。自身の経験に基づいた物語に...…続きを読む

【書考空間】 社会人大学人見知り学部卒業見込/若林 正恭(著)

「社会人というものは…」「社会人だったら…」「社会に出たら通用しない」。 社会人デビューして間もないころ。あるいはそれ以前から、よくこのような言葉とともにお説教を食らっていたという経験があるのは、私だけではないはずです。 「社会人」とは“とてもまともな人間”を表す言葉のような気がして、私自身、「社会...…続きを読む

【書考空間】ビブリオバトル - 本を知り人を知る書評ゲ−ム/谷口忠大(著)

今、「ビブリオバトル」というものが流行しているといいます。 都立多摩図書館では、7月3日まで開催中の企画展示「本の海を航海しよう」の中で、「チャレンジ!書評合戦(ビブリオバトル)」と題して、書評合戦に挑戦する高校生に向けて本選びを応援する企画を催しています。 ビブリオバトルとは、紹介したい本につ...…続きを読む

【書考空間】資本主義という謎 「成長なき時代」をどう生きるか(著:水野 和夫, 大澤 真幸)

感心する面白さ+ちょっと難しいけど引き込まれた。率直な読後感である。日本と世界経済に何となく不安感を覚える人には一読の価値がある一冊。但し、不況の処方箋や経済成長に関することを期待して読むのは大間違いということをお伝えしておきたい(そう考える人こそ読んだほうがいいが)。本書は対談形式で、世界の根...…続きを読む

【書考空間】モンスター(著:百田 尚樹)

高岡早紀さん主演の話題の映画『モンスター』。本書はこの映画の原作にして、「2013年本屋大賞」受賞作家・百田尚樹さんが3年前に発表した問題作です。 あらすじはこんな感じ。かつて周囲から“バケモノ”と呼ばれた女・未帆が整形手術によって美女に生まれ変わる。すると、自分のことを“バケモノ”と呼んだ男たちが手のひ...…続きを読む

【書考空間】何者(著:朝井 リョウ)

「リアルすぎて就活中の学生は読まない」 これは、ネット上で目にした本書に関する評判です。この評判に惹かれ、今さらながら1月に発表された直木賞受賞作である本書を手にとってみました。 著者は、『桐島、部活やめるってよ』でデビューした朝井リョウ氏。 あらすじは、就活の情報交換をきっかけに集まった5人の...…続きを読む

【書考空間】のめりこませる技術 誰が物語を操るのか(著:フランク・ローズ)

この本は、私たちに物語を提供する様々な人々が、どんな手段でもって、どのように物語を創造し、それを私たちにどうのめりこませてきたか、について書かれた本である。 日本は特にマンガ、アニメ、ゲーム等々その手の物語には事欠かない。ましてそれらは「クール・ジャパン」だとかで世界に誇る輸出コンテンツ産業に...…続きを読む

【書考空間】知の逆転(著:ジャレド・ダイアモンド他)

先人のことば、素直に聴けていますか。この人のことばなら、身を入れてきいてみよう、と思えていますか。『知の逆転』は、その一つのことばに、なるでしょうか。 この本は、インタビュー集。答えたのは、6人の巨人。 例えば、『銃・病原菌・鉄』の著者、ジャレド・ダイアモンド。「全ての言語には共通する数学的な普...…続きを読む

【書考空間】ポップの現場から 川勝正幸 in TV Bros.1987→2012 (著:川勝 正幸)

優れた文化の周辺には、優れた語り部が存在することが多い。語り部は創作者たちに寄り添い、彼らの仕事を世界に向けて紹介する。昨年2012年に逝去された川勝正幸は間違いなく、日本のある種のポップカルチャーにおける最良の語り部の一人だった。 本人はその言葉を良しとしなかったようだが、1980年代以降の日本にお...…続きを読む

【書考空間】結局、日本のアニメ、マンガは儲かっているのか? (ディスカヴァー携書)/板越 ジョージ (著)

安倍政権が成長戦略の一つとして掲げた「クールジャパン」の推進。 その基本戦略として、 (1)日本のコンテンツを海外で発信する(メディア事業)、 (2)コンテンツに関連した商品を現地で販売して稼ぐ(流通事業)、 (3)日本に呼び込む(インバウンド事業) ――の3点が上げられます。 「日本のコンテンツ」の...…続きを読む

【書考空間】アベノミクスの真実 安倍総理公認/本田 悦朗 (著)

安倍政権が掲げる経済政策、アベノミクス。そのワードも浸透し、きっと今年の流行語大賞にノミネートされる、と個人的に思っています。 書店にはアベノミクスを検証する本が多数並びます。 その中で、なぜ本書を選んだのか。それは先日、安倍総理がFacebookで、「唯一の私公認のアベノミクス解説本」として紹介してい...…続きを読む

【書考空間】甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実(著:中村 計)

5月5日、東京ドーム。長嶋茂雄さんと松井秀喜さんへの国民栄誉賞の授与式が行われ、4万7000人余りの観衆が沸き上がった。 巨人で10年、米大リーグで10年。数々のタイトルを獲得し、多くのファンに愛された松井秀喜さん。その伝説の始まりは92年夏の甲子園の“5打席連続敬遠”だろう。 この本は、タイトルの通り『甲子...…続きを読む

【書考空間】占いにはまる女性と若者(著:板橋作美)

朝、何気なくテレビをつけ、ついつい自分の運勢を確認してしまう「今日の星占い」。占いなんて何の根拠もないから気にしなければいいものを、結果が“良い”“悪い”に関わらず、示された運勢によって、その日の行動の指針を決めてしまうことが多々あります。 なぜ根拠のない占いを気にしてしまうのでしょうか。紹介文に『...…続きを読む

【書考空間】増補改訂版 なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか ルールメーキング論入門(著:青木高夫)

スキージャンプ、柔道などの「国際スポーツ」、半導体、自動車などの「国際ビジネス」で日本が勝つと、必ずと言っていいほど行われるイメージのある“ルールの改定”。 最近で言えば、スキージャンプの「加点目的のゲート変更を認めない」という規則改定案で、この案が通ると不利になると言われているのが、スキー女子ジ...…続きを読む

【書考空間】ビールを〈読む〉 ドイツの文化史と都市史のはざまで(著:森 貴史, 藤代 幸一)

日本でも最近では、地ビールあるいはクラフトビールと呼ばれる個性的なビールが各地で作られるようになり、気軽に飲めるようになってきた。ビールの本場ドイツでは、全土に個性的で歴史ある醸造所が点在している。日本でいえば日本酒や焼酎の蔵元のようなものだろうか。 ドイツでは小さな地方の醸造所であっても、中...…続きを読む

【書考空間】10.8 巨人vs.中日史上最高の決戦(著:鷲田 康)

長いペナントレースの最終戦で同率首位の2チームが直接対決、勝てば優勝という注目の一戦。1994年10月8日のこの試合はプロ野球中継史上最高の視聴率をマークしたが、結果的には巨人が先発3本柱を投入し中盤から押し気味に進めて6-3で快勝であった。しかし同率首位決戦であるだけでなく注目すべきドラマが多々あったのだ...…続きを読む

【書考空間】起業家(著:藤田 晋)

若い世代に絶大な人気を誇る藤田晋社長が、サイバーエージェントの成長と苦難を赤裸々に告白した本である。ネットバブル崩壊後、買収危機にあったサイバーエージェント。そのことは前著『渋谷で働く社長の告白』に詳しい。 その後、社長本人が自らメディア事業のトップにたち、2年で黒字化しなかったら、社長を退任す...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週の一冊■大泉エッセイ 僕が綴った16年(著:大泉 洋)

何となく感じの良いタレントだなあ。という認識ぐらいしかなかった著者。 テレビの番宣で本人が出て宣伝しているのを見て、本屋で見つけたので買って読んでみた。 ちょうど、ゴールデンウィーク直前に購入したので、休み中に一気に読破。楽しく、気楽に読める内容の中に著者の人柄とか暖かさが盛り込まれた素敵な本で...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週の一冊■伝え方が9割(著:佐々木 圭一)

ビジネスの局面でも一番難しい部類に入るのがこの「伝え方」だと思う。著者はいろいろな事例を列挙しながらとても体系的に伝えていてわかりやすい。 私自身、「伝説の新人」という著書の中でも伝え方の重要性を書かせていただいているのだが、本著の方が場面設定が細かく具体的でわかりやすいと思った。正直若干「え...…続きを読む

【書考空間】伝説の人事部長・小宮謙一が選ぶ今週の一冊■パナソニック・ショック(著:立石 泰則)

パナソニックの創業から現在の衰退に至るまでを、ここまで実名で書いてよいのかと思うくらい潔い書き方で進められている。松下幸之助さんについての書物は数々読む機会があり、いわば経営の教科書として伝えられているわけだが、パナソニック社での代々の経営陣がいろいろな解釈の仕方で考え方を踏襲したつもりになり、...…続きを読む

【書考空間】 日本の思想 (岩波新書)/丸山 真男(著)

1961年に刊行された本書。維新、文明開化、第二次世界大戦といった日本人の思想に変化を来した時期を取り上げ、宗教や西洋文明と照らし合わせながら、日本人の思想とはどんな特徴があるのか、そこに由来するものは何なのかを解説しています。 50年経った今、読んでみても全く“古さ”を感じません。 本書は現代社...…続きを読む

【書考空間】おかしなジパング図版帖 -モンタヌスが描いた驚異の王国/宮田珠己(著)

無限に増殖するアイドル集団、“没個性”なのに個性を求められる就活、 苦行とも言える満員電車での通勤。 日本には奇文化が多々あります。それらに囲まれる私はたまに、こう思います。 外国人から見たら、さぞ、おかしな国なのだろうな、と。 本書はアルノルドゥス・モンタヌスというオランダ人が1669年に執筆し...…続きを読む

【書考空間】男は邪魔! 「性差」をめぐる探究(著:高橋秀実)

『男は邪魔!』・・・わたしはこのタイトルから、フェミニストの女性が書いたフェミニスト全開の本をイメージしましたが、よくよく見ると、著者は男性。(名前の漢字表記は女性っぽいですが) 『「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー』などで知られるノンフィクション作家の高橋秀実氏。 男と女の違いについ...…続きを読む

【書考空間】歌舞伎町(写真・文:権徹)

依然として物騒なイメージがある、新宿・歌舞伎町。 本書は、その歌舞伎町を16年にもわたって撮り続けてきた、ドキュメンタリー写真家・権徹氏の集大成とも言える写真ルポルタージュです。 とにかく、掲載されている写真がどれもこれも生々しい。 たとえば、「無銭飲食したホームレス風の男性を警察が取り押さえた...…続きを読む

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