• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

【書考空間】「最悪」の医療の歴史(著:ネイサン・ベロフスキー)

本書には、古代〜近代に至るまで実際に行われた色々な治療例が紹介されている。現在ではどれも信じられないような方法が真剣に用いられていたようだが、治療を受けた患者にとってはまさしく「最悪」な医療そのものだったのではないだろうか。 しかし、これは我々にとっても他人事ではない。 以前よりも診断基準、治療...…続きを読む

【書考空間】ママだって、人間(著:田房 永子)

一昨年大変話題となった『母がしんどい』(新人物往来社)の著者、田房永子さん。この本は今まであまり表面化していなかった母娘関係の悩みにスポットライトを当てた本で、この本の出版を機に色々なメディアで、いわゆる毒母・毒親の問題が取り上げられるようになりました。その田房さんの2作目の著書が、この『ママだっ...…続きを読む

【書考空間】被災地デイズ(編著:矢守 克也)

災害に遭遇した時、最適な状況判断ができるか? 本書のロールプレイング形式の問いの殆どに思考停止してしまった。 「Q1 自宅で地震に遭遇。10分後に津波が来るという。近所には一人暮らしのおばあさんがいるが様子を見に行く? Yes or No」 といった問いが、時には会社の管理職、時には自治体職員、あるい...…続きを読む

【書考空間】 悟浄出立 / 万城目 学 (著)

『鴨川ホルモー』で知られる万城目学氏による、決して主人公にはなれない中国の古典に登場する脇役たちのお話し。スポットライトが当てられる脇役は、西遊記の沙悟浄、三国志の趙雲、司馬遷に見向きもされないその娘などです。 「出世したくない」「ナンバー1ではなくナンバー2でいい」と考える若者が 増えている...…続きを読む

【書考空間】中級作家入門 / 松久 淳 (著)

作家という職業はどのくらい稼げるものなのでしょうか。 どのような生活をしているのでしょうか。 書店に足を運び、文芸コーナーに並ぶ小説を見ていると、実にこの日本には無名から有名までたくさんの作家がいるのだなと、至極当たり前のことを感じてしまいます。 この中のどのくらいが、銀座のクラブに通っているの...…続きを読む

【書考空間】カヤツリグサ科ハンドブック(著:勝山 輝男, 北川 淑子)

『イネ科ハンドブック』から待つこと3年。いつか出るのではと期待しておりました。 カヤツリグサ科はイネ科と並ぶ、花とは思えぬ花をつける一群で、花が中心の図鑑ではイネ科とまとめて巻末に置かれ、不遇な扱いを受けている(というのは筆者が思っているだけで、分類学的に意味がある)。 しかも、イネやコムギ、トウ...…続きを読む

【書考空間】成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?(著:上阪 徹)

先頃、買収話でもメディアで取り上げられた成城石井。このニュースでも「高級スーパー」として報じられていたが、働いているスタッフ達は「高級スーパー」とは呼ばれたくないらしい。本書を読むと、成城石井の近年の躍進は、このカテゴリーを同じくする他社との競争ではなく、真摯に顧客のニーズと向き合った結果だとい...…続きを読む

【書考空間】殺人出産(著:村田 沙耶香)

10人産めば1人を殺してよい世界。10人の生が1人の死と同価値の世界。 殺すのは誰でも良い。 そんな世界は許されるのか? 今、自分たちが住んでいる世界ではそんなことは許されないし、そんな考えはおかしいと思う。 ただ、この作品を読んでいるとこんな世界も「あり」だなと思えてしまう。 殺す為に産む、あなたな...…続きを読む

【書考空間】マネる技術/コロッケ(著)

本書の著者は、皆さんもお馴染みの、ものまね芸人のコロッケさんです。 「ロボットの五木ひろし」「恐竜の森進一」「北島三郎のヒップホップ」など、もはやものまねとは別のジャンルではないかと思わせるほどオリジナリティーあふれるパフォーマンスが魅力のコロッケさんは、ロサンゼルスやラスベガスといった海外公演...…続きを読む

【書考空間】官僚に学ぶ読書術/久保田崇(著)

官僚と聞くと、「自分のことばかり考えている」や「天下りをする」など、あまり良いイメージを持っていないという人も少なくないでしょう。 しかし、元内閣府参事官補佐で、2011年8月から岩手県陸前高田市副市長をつとめている著者によると、20代、30代の若手官僚や、地方公務員は、自らが退職する三十年後には天下...…続きを読む

【書考空間】愚民文明の暴走(著:呉 智英, 適菜 収)

この2人の対談でこのタイトル。「これは面白そうだ」と私は読むことに決めたが、この手の話は最初からスルーという人も意外と多いようである。それはもったいないというか損をしていると思うのである。もちろん一方で興味があっても本書2人と考え方が「分からない」「違う」というお方にとっては面白くも何ともない。む...…続きを読む

【書考空間】金持ちは税率70%でもいいvsみんな10%課税がいい 1時間でわかる格差社会の増税論(訳:町田敦夫)

格差是正には“富裕税”を導入すべきだと説き、世界的ベストセラーとなっている、『21世紀の資本論』。金持ちへの増税は今のトレンドなのでしょうか。カナダの討論番組の記録である本書のテーマも、『21世紀の資本論』と同じく“富裕税”です。 討論の参加者は4人。「金持ちからもっと税金を取るべきか?」というテーマで、...…続きを読む

【書考空間】パンの漫画(著:堀道広)

耳かきを使い標的を確実に暗殺する仕事人の活躍を描いた「耳かき仕事人サミュエル」をはじめ、作品は怪作ばかり。独特の作風で知られ、コアな人気がある漫画家、堀道広。奇才とも評される著者が、最新作で描くのは「パン」です。 収録されるのは、“パン好きな著者と奥さん”、張り込み中にパンのことばかり考えている“パ...…続きを読む

【書考空間】ねずみに支配された島 / ウィリアム・ソウルゼンバーグ (著), 野中 香方子 (訳)

7月29日は土用の丑の日。今年はウナギが豊漁だと報道されています。去年は我慢したウナギを、少し安くなった今年こそは食べてやるという人もいるかもしれません。 そんなウナギは絶滅が危惧されています。それでもまだ日本人は何とかして文化として、ウナギを食べる道を模索しようとしています。 地球が誕生して以...…続きを読む

【書考空間】 万引きの文化史 / レイチェル・シュタイア (著), 黒川 由美 (訳)

内閣府では、昭和54年から、毎年7月を「青少年の非行問題に取り組む全国強調月間」と定め、青少年の非行防止等について国民が理解を深め、子供たちの規範意識の醸成や有害環境への適切な対応を図ってきました。 夏休みと言えば、若者(学生)にとって「危険な誘惑」があちこちに転がっている季節。 「万引き」が注意喚...…続きを読む

【書考空間】世界文化遺産 富岡製糸場と明治のニッポン/熊谷充晃(著)

先月、世界文化遺産への登録が決定した「富岡製糸場」ですが、教科書で見たことはあっても、詳しいことは知らないという人も多いのではないでしょうか。 「富岡製糸場」は明治政府が日本の近代化を推進するために1872年(明治5年)、群馬県富岡市に建てられた、国内初の官営工場です。 建築物の設計はフランス人...…続きを読む

【書考空間】センスは知識からはじまる/水野学(著)

「センスとは何か」と考えた時、生まれつき備わっているもの、天から降りてくるひらめきのようなもの、といったイメージが浮かびます。そしてすぐれたアイデアとは、センスを持つ特別な人が生み出すもの、と考えてしまいます。 しかし、熊本県公式キャラクター「くまモン」のデザイナーとしても知られる、クリエイティ...…続きを読む

【書考空間】ドキュメント豪雨災害 そのとき人は何を見るか(著:稲泉 連)

「7月としては最強クラス」とされた台風8号。 今回、台風から離れた長野県南木曽町でも土石流が発生し、男子中学生が犠牲となった。 南木曽町に避難勧告や土砂災害警戒情報が出されたのは、土石流の発生後だったという。 改めて、自治体による判断の難しさが浮き彫りになったのではないだろうか。 本書は、2011年9...…続きを読む

【書考空間】世界のエリートは大事にしないが、普通の人にはそこそこ役立つビジネス書(著:林雄司)

「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」「知らない人の結婚式の二次会に混ざる」「バナナで釘打って日曜大工」、、、このような記事を載せ、人気となっているウェブサイト「デイリーポータルZ」。本書は、このサイトの編集長が“なるべくラクして仕事したい全ての社会人におくる”、ゆるいビジネス書です。 著者の根...…続きを読む

【書考空間】仮想通貨革命(著:野口悠紀雄)

今年2月に経営破たんした、仮想通貨「ビットコイン」の私設取引所「マウントゴックス」。 多くのメディアは、これをビットコインの取引そのものが停止、ビットコインそのものが崩壊したかのように報じました。 しかし、「ビットコインは通貨史上の大きな革命」との認識のもと、ビットコインの仕組みともたらす影響を解...…続きを読む

【書考空間】偽りのサイクル 堕ちた英雄ランス・アームストロング(著:ジュリエット・マカー)

『ツール・ド・フランス』。世界3大スポーツの一つ(他にオリンピック、サッカーW杯、ツール・ド・フランスの代わりにF1という説もある)。 毎年7月に行われるフランス一周、3週間3000km以上にわたる最も過酷なサイクルロードレースの一つで、ジロ・デ・イタリア(イタリア一周)、ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペ...…続きを読む

【書考空間】青い約束(著:田村 優之)

単行本で7年前に出版、加筆修正され3年前に文庫で発売されるも売れ行きは芳しくありませんでした。今年に入ってポプラ社のベテラン営業マンから「ビジネス街で絶対売れるから置いて欲しい」と言われ、当店で置いてみたところ1週間で100冊以上売れてびっくりしています。いまは全国的に売れ始め版を重ねて5万部を突破。ま...…続きを読む

【書考空間】サユリ(著:押切 蓮介)

もうすぐ夏本番。日本の夏といったら、やっぱり幽霊の夏。 ということで、幽霊を扱った作品の中でも、少し変わった趣きのあるコミックを紹介したい。 幻冬舎から出ている押切蓮介の「サユリ」がそれだ。 押切蓮介の作品には他に「ミスミソウ」という最恐ホラーがあるが(こちらは人間の恐ろしさを追求したもの)、「...…続きを読む

【書考空間】カラマーゾフを殺したのは誰か? 世界の名作でリーガルマインドを学ぶ / 津田 岳宏 (著)

不朽の名作『カラマーゾフの兄弟』を通じて、裁判とは何か、検事と弁護士がなすべきこととは何かなど、「リーガルマインド」を学ぶことができる本書。 『カラマーゾフの兄弟』のクライマックスは、裁判シーンにあります。カラマーゾフ家の父であるフョードルが殺害され、容疑者として長男ミーチャが逮捕されます。ミー...…続きを読む

【書考空間】 人生エロエロ / みうら じゅん (著)

女性器の3Dデータを配布したことで、女性アーティストが逮捕される…というニュース。 「エロいもの」と「芸術」の境界線など果たしてあるのか…。そもそも線引きなどできるものなのか…。 みうらじゅん氏による人気連載を書籍化した本書にその答えを見出せそうな気がします。 “人生の3分の2はいやらしいことを考えてき...…続きを読む

【書考空間】あなたの見ている多くの試合に台本が存在する/デクラン・ヒル(著),山田敏弘(訳)

世界中を熱狂の渦に巻き込んだ、サッカーW杯ブラジル大会も、本日決勝戦が行われ、ドイツが賜杯を手にして閉幕しました。 サッカーファンはもちろんのこと、普段はサッカーに関心がない人であっても熱中させてしまう、それが世界最大のスポーツイベントであるサッカーW杯です。 そんな素晴らしきビッグイベントに、...…続きを読む

ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる! 堀江貴文(著), 岡田斗司夫FREEex(著)

本書は、ホリエモンこと堀江貴文さんとオタキングこと社会評論家の岡田斗司夫さんの、過去に行われたトークイベントをもとに構成・加筆したもの。 誰だって「好きなことだけをやって生きたい」という思いはあるでしょうが、そううまくはいかないのが現実です。しかし堀江さんと岡田さんは、まさに好きなことだけをやり...…続きを読む

【書考空間】文字答問(著:白川 静)

漢字の碩学である白川静先生を多少でも知っているという人であれば、先生が半端じゃない人物だったという意見に異論はないのではなかろうか。発掘された古代の甲骨文や金文を研究する過程で一文字ずつトレースしたという事実だけで既に凡人ではない。そして、まるで漢字が象形文字として誕生したころの人々の気持ちを読...…続きを読む

【書考空間】ええ、政治ですが、それが何か?(著:岡田憲治)

「政府税制調査会としましては、行政との情報交換も踏まえて、新しい税制改革について熟慮を重ねて答申を出しましたので、後は“政治”の出番であると考えます」 「とにかく景気が悪くてさ、ここらも商店街シャッターだらけだろ?いい加減、“政治”がしっかりしてくれねぇとさ。おまんま食い上げだよ。こちとら」 日常生...…続きを読む

【書考空間】ファストファッション クローゼットの中の憂鬱(著:E.L.クライン 訳:鈴木素子)

2000年代前半に流行し、今ではすっかり定着したファストファッション。 本書は、ニューヨーク在住の作家である著者が、そのファストファッションから資本主義システムの病理に迫るノンフィクション。低価格、スピード生産、大量流通の裏には何があるのか?毎週店頭に新商品を並べることができる理由は?ファストファッ...…続きを読む

【書考空間】スノーピーク「好きなことだけ!」を仕事にする経営(著:山井 太, 編:日経トップリーダー)

これは新潟県三条市に本社を構える、或るアウトドア用品メーカーについて書かれた本。 著者である社長が発する言葉は本当にストレートで、心に響くものばかり。産みだされる製品は本格志向が強く、数多くの熱心な顧客を獲得している。 ふだんアウトドア系の趣味を持たない人々にとっては未知の会社(ブランド)かもし...…続きを読む

【書考空間】いい階段の写真集(編:BMC, 写真:西岡 潔)

皆さんは最近、階段を使っていますか? オフィスやアパートの階段と言えば、息を切らしながら上り下りする、いやなものだという印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この写真集を眺め、それぞれの階段が持つ背景や、人々にどのように親しまれてきたのかを知れば、階段というものが建物の単なる1パー...…続きを読む

【書考空間】エウレカの確率 経済学捜査員伏見真守(著:石川 智健)

連続殺人事件の捜査本部に乗り込んできたのは、なんと経済学者。畑違いに思えるのですが、経済学捜査員の伏見真守によると、殺人事件の30%は行動経済学で解決できるというのです。その30%は合理的殺人というもの。衝動的な感情的殺人とは違って、その殺人によって犯人が何らかの利益を得る計画的殺人のことです。 彼...…続きを読む

【書考空間】 日本女子大学生の世の中ウオッチ 2011−2014/ 是恒 香琳 (著)

普通の女子大生が社会の問題をどう考えるか、同世代の若者たちをどう見ているのか。現役女子大生である著者が、2011年から2014年までの大学生活で体験した大学自治、教育実習、就職活動など日常的な出来事から、憲法や反原発運動など社会的な問題まで、それらと真摯に向き合い、考察し、浮上した疑問に対してそ...…続きを読む

【書考空間】 男のパスタ道 / 土屋 敦 (著)

書店に行けば、ポテトサラダや唐揚げなど、1品に絞ったレシピ本が多々見られますが、本書はパスタに絞ったレシピ本ではありません。 ロジカルな料理研究家として知られる土屋敦氏が、美味しいペペロンチーノとは何かを極めて科学的に分析していくという本です。1冊まるまるペペロンチーノだけに費やしています。 パ...…続きを読む

【書考空間】アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス(著),小尾芙佐(訳)

先月15日、本書の著者ダニエル・キイスさん(86歳)が亡くなりました。 1959年に中編「アルジャーノンに花束を」を発表し、1966年にはこれを長編化して改めて出版。世界的なベストセラーとなり、何度も映画化されたほか、ミュージカルやドラマにもなり、日本でも300万部を超える大ヒットを記録しました...…続きを読む

【書考空間】薄明鬼語 西村賢太対談集/西村賢太(著)

2011年に芥川賞を受賞した、私小説作家の西村賢太さん。 受賞会見での大胆な発言や特異な経歴(中卒・2度の逮捕歴)なども相俟って話題となった西村さんはその後、小説だけでなくバラエティ番組などにも活躍の場を広げるなど、作家として異彩を放ち続けています。 そんな西村さんが様々なジャンルの人と語り合った...…続きを読む

【書考空間】中国は東アジアをどう変えるか 21世紀の新地域システム(著:白石 隆, ハウ・カロライン)

沖縄県・尖閣諸島で日本を挑発し、南シナ海ではベトナムとにらみ合いを続ける中国。 習近平国家主席は今月3日、韓国を訪問。中国の最高指導者が、友好国の北朝鮮よりも先に韓国を訪問するのは初めてで、中韓が協力を深めれば、東アジアの国際関係に大きな影響を及ぼすのは確実とみられる。 “中国は東アジアをどう変...…続きを読む

【書考空間】ボラード病(著:吉村萬壱)

タイトルにある「ボラード」とは、停泊した船をロープで縛って固定しておく杭のこと。 ディストピア小説の傑作との呼び声高い本書のタイトルに、なぜこの言葉が使われたのか。その理由に気づいたら、胸が痛くなること必至です。 物語の舞台は架空の都市「海塚市」で、主人公は母親と二人で古い平屋に暮らしている「...…続きを読む

【書考空間】体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか(著:畑中三応子)

納豆、寒天、しょうが、、、“体にいい”と持て囃された食べ物をあげ始めたらキリがないですし、ちょっと前まで体によかった食べ物が、気がついたら体に悪いとバッシングされているということも珍しいことではありません。 本書は、体にいい食べ物と体に悪い食べ物のサイクルに着目、それらがどのように生まれ、どのよ...…続きを読む

【書考空間】南朝の真実 忠臣という幻想(著:亀田 俊和)

後醍醐天皇の倒幕運動に応じて挙兵した後、一貫して天皇に忠誠を尽くした楠木正成ら南朝側の人物たちは忠臣、その一方で倒幕の最大の功労者足利尊氏といえば、天皇を裏切って北朝を樹立したという事実があるがゆえに逆賊という印象が強い。 こうした「南朝忠臣史観」は、戦前からの代表的中世史家である平泉澄が集大...…続きを読む

【書考空間】雪の香り(著:塩田 武士)

京都を舞台にした、最近は珍しい純愛ミステリー。 雪のようにはかなく美しい容姿、性格は関西のじゃじゃ馬である雪乃と金のない学生恭平が偶然出会い、一緒に暮らし始め恋におちる。失踪してしまった雪乃と新聞記者になった恭平は12年後に再会し、また暮らし始める。雪乃が失踪した理由、本当の正体は誰なのか、記者な...…続きを読む

【書考空間】企画は、ひと言。(著:石田 章洋)

駆け出しの頃は、とにかく企画を作る事が苦手なダメ企画マンだった著者が、どのようにしてヒットする企画を生み出せる売れっ子放送作家になったのか? そのきっかけとは何だったのでしょうか? 著者曰く、ウケる企画はみんな「ひと言」であるといいます。ヒットに共通するのは、その物事に対してひと言で言えるという...…続きを読む

【書考空間】殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 / 清水 潔 (著)

栃木県足利市、群馬県太田市という隣接する2市で、少女がすがたを消すという事件がありました。しかも5人も。半径10キロという限定された地域で、大半の誘拐現場がパチンコ店、ほとんどの遺体が河川敷で発見、など共通項は多いものの、犯人はまだ逮捕されていません。 捜査当局はこれらを連続事件と見なさず、えん...…続きを読む

【書考空間】新編悪魔の辞典 / ビアス (著), 西川 正身 (編訳)

「しずかったー」というものが流行っています。これは辛いときや哀しいときにSNSに投稿しがちなネガティブな言葉を自動認識して、ポジティブに変換してくれるというアプリで、「あいつ嫌い」と入力すると、「あの方将来的には好きになるかもしれない」と変換されるという具合。 今回取り上げる本書は言うなれば、「しず...…続きを読む

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