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番組スタッフ
日本の労働市場の生産性を底上げすべく、様々な改革、規制緩和が試みられようとしています。加速するグローバリゼーション、新自由主義の流れの中、日本が舵を取ろうとしているのは着実に「競争に勝ち抜く」ことを是とする方向です。

そんな潮流が影響してか、あるいはそれ以前からか、競争を勝ち抜くために「もっと挑戦を!」という意見を色々なところで目にするように、耳にするようになりました。

「挑戦」というと、例えば起業が上げられます。
起業とはすなわちリスクを冒すこと。もちろん、万人にできる所業ではありません。
多くの場面において、最近何かと求められる「挑戦」とは「リスクを冒すこと」を意味しています。

リスクを避ける人に対して、「なぜリスクを取らないのか」つまり「なぜ挑戦しないのか」と嘆く人がいます。
Facebookで先日、目にしたのがある経営者の「なぜ若者はリスクを冒さないのか。挑戦しない社員を叱責、鼓舞した」という投稿。どの程度の規模の会社なのかはわかりませんが、何だかどうも私はやたらとリスクを冒すことを強いることに、違和感を覚えるのです。

私は比較的、リスクの高い方を選択してしまう人間です。言うまでもなく、そちらの方が旨味も大きいからですが…。
リスクを冒さない人は歯がゆく思えたりもします。リスクを冒さないくせに、リスクを冒す挑戦者への評価が厳しい。そんな人には怒りすら覚えてしまいます。
しかし、それでもリスクを冒さない、冒せない人を否定しようとは思いません。
仕事において、「リスクを冒すこと」あるいは「挑戦」は全ての人にできることではないからです。
万人に挑戦を求めるなど、夢のまた夢。

大学生の卒業後の就職先として、公務員が人気であると言います。公務員とは「安定した職業」の最たるもの。安定を求めたがる若者よりも年輩の経営者、仕事大好き人間にとって、そんな若者達は心細く映るのかもしれません。
若者の安定志向が高いのも、社会のセーフティネットが不十分と捉えられているからでしょう。失敗に寛容ではない日本社会において、果敢にリスクを冒して挑戦し、失敗したところで“保障”は十分ではないのですから。
それでも「失敗しても何とかなる!」と暑苦しく言う人がいますが、響かない人には決して響かない言葉。

リスクを冒せるか、冒せないかは、生来の性格も大いに関係していると思います。
仕事をする人の中には、「静かに頑張る」タイプも存在します。与えられた仕事を着実に、ミスなく、真面目にこなすという人です。そういったリスクを冒さない堅実は人の「静かなる成果」によって、果敢に挑戦するタイプの成功が支えられていたりすることもあります。
実際に、私の周りにもリスクを決して冒しそうとしない人がいます。時には、その人の守りに入った仕事の進め方に、苛立ったりもするのですが、ありとあらゆるデータをきちんと「紙」で保存しておくといった堅実な働きぶりにより、リスクテイカーたちが見落としたミスをその人が事前に察知し、大事故を避けることができたということがありました。

例えば、Googleでは経営者の最も重要な仕事は「採用」だと考えられています。相手が駆け出しのソフトウェアエンジニアであろうが、幹部候補であろうが、最高の人材を確実に採用するために最大限の時間と労力をおしまないのだそうです。

「採用」とは人材の見極めです。その人材がリスクを冒せるタイプなのか、そうでないのかを的確に見極め、その後はリスクを冒せる果敢な人、リスクを冒さない堅実な人をうまく配置することが経営者の手腕として必要とされるのでしょう。
経営者ならば、リスクを冒すことができる人を見極めた上で、彼らに果敢な挑戦を求め、求職者・雇用者ならば、働こうとする会社あるいは自身の従事する仕事に「リスクを冒す」という行為が、どの程度重要なのかも知っておかなければなりません。

自分が頑張っているからと言って、同じように頑張ることを強要する連中は一定数存在します。リスクを冒さない人にとって、こういった存在はとても厄介でしょう。
「リスクを冒すこと」を誰にでも強要してはいけません。リスクを冒さない人が否定されてはなりません。

健全な労働市場というのは、堅実な人と果敢な人の絶妙なバランスで成り立っているようにも思われます。
リスクを冒せない、冒さない人とリスクを冒して挑戦し続けられる人の役割分担を明確に、両者がうまく共存できる組織こそ良い会社なのではないでしょうか。
そして、それこそが現代の労働市場における「多様性」のあるべき姿だと思っています。

世の中(政労使の「政」と「使」)はリスクにおびえることなく、挑戦する働き方を促す方向に進んでいます。
もちろん、生産性を高めることは重要です。挑戦によってイノベーションが生まれることも待ち望まれます。
「多様性を認めよ」という声が高まる中、新たな働き方、労働改革にはどこまで人間個人の性質が反映されるのか。「選択の余地」を残して欲しいものです。

スタッフ:坂本
(2014/10/30 UPDATE)
番組スタッフ
かつてブログの女王と呼ばれた、タレントの小森純さんが今月16日、自身のブログ「Komori Jun Official Blog」のコメント欄を閉鎖することを報告しました。
「昔はコメント欄読むのが大好きだったんだけど、息子を産んでからかな、、、中には嫌味なコメントとか、ひどい時は子供に対する事も書かれるし、そんなんは正直見たくないです」と閉鎖の理由を説明。
閉鎖はコメント欄だけでブログ自体は続けるとのことですが、ファンの人からの応援コメントも読めなくなってしまうというのは、とても悲しい(ファンにとっても)ことでしょう。

「ブログの記事に批判コメント殺到」という話題では、先日こんなこともありました。
元モーニング娘のメンバーである辻希美さんが自身のブログに、1歳7カ月の次男が「立ったままの姿勢で哺乳瓶をくわえている写真」と「同じく立った状態で食パン一枚をかじっている写真」をアップしたところ、アンチの人たちから批判され炎上してしまったのです。

「食パン一枚そのまま与えるんだ…しかも立ったまま食べさせるんだ…あれはおやつ? 夕ご飯? 有り得ないわ…」「育児する気ないんだね。そのことがすごく伝わります」「はぁ〜っ。ロクに食事与えて貰えず可哀相な子供」などといった具合です。

さらにタレントの木下優樹菜さんにも同じようなことが…。
木下さんが今月22日、画像共有サービス「インスタグラム」に、「夜ご飯🍴 あさりの白ワイン蒸し作ったのに 3個しか開かなかった--から やめといた‼」というコメントと一緒に、白飯、納豆、サラダ、みそ汁、佃煮を並べた食卓の写真を掲載。
すると、「やはり痩せている人は質素なお食事ですね!」「同感!子供は可哀想」などのコメントが…。
気分を害した木下さんのファンがこれに反論すると、「優樹菜によく見られたくて褒めてるだけっしょ?」や、木下さんが出版した料理本のことを持ち出して「質問〜、料理本みたいな料理はいつ作るんですか?」などのコメントが書き込まれ、ファンを巻き込んでの騒ぎとなったのです。

特に問題があるとも思えないような写真でたびたび炎上している辻さんと木下さんですが、炎上させている人たちは、なぜわざわざ「大きなお世話」としか言いようがない細かいところを辛辣な言葉で突っ込むのでしょうか。

ファンでもないタレントのブログをこまめにチェックして、少しでも何かあればチャンス到来とばかりに悪口や批判コメントをせっせと書き込む。これはそのタレントに対して相当な恨みでもない限りできない行為なのではないでしょうか。
それとも、ただおもしろ半分でやっているだけなのか? さっぱりわかりません。
(ちなみに木下さんに関しては、『木下優樹菜さんのブログがなんか苦手なのですが、同じような方いますか?』と、Q&Aサイトで質問している人もいました)。

例えばそのタレントがテレビに出ていて、自分の好きなタレントの悪口を言ったというような、どうしても腹に据えかねる出来事があったのでひとこと言ってやりたい、というのであれば気持ちはわかります。
しかし、他人の育児方法や食事について、細かいところを無理やりつついて「子供が可哀相」などと言って「どうしようもない悪い母親」に仕立て上げようとするのは明らかにやり過ぎです。

以前、仕事で取材したある芸能事務所の社長(女性)が、所属タレントに対して、ブログに批判的なコメントを書き込んでくる人の撃退法として、次のような言葉をブログに書くように言っていると話していました。
「閲覧数に応じて私のところにお金が入ってきます。だから悪口言ってくる人もウェルカム! 目指せブログ長者!」

社長は、まだ誰も実践したタレントはいないけど絶対に効果があると笑っていました。
その時私は、嫌みな発言として受け取られ、もともとのファンすらも敵に回す可能性があるのでやめた方がいいと思いましたが、そんなことで離れるファンはいないと思うので、ダメもとでやってみる価値はあるのかもしれないと今は思います。
まあ、言葉で撃退できるくらいなら、とっくにブログ閉鎖の憂き目にあうような悲劇はなくなっているのでしょうけど…。

(スタッフ:武市)
(2014/10/29 UPDATE)
番組スタッフ
<1>集合住宅等で隣の部屋が騒がしい時に壁をドンと殴る行為
<2>男性が女性を壁際に追い詰めて手を壁にドンと突く行為

本来は<1>の意味で使われていたにもかかわらず、後から出てきた<2>が今、異様なまでにもてはやされている「壁ドン」。
去年の年末ごろから火が付き、今年になって勢いが加速。今となっては後追いの嵐と言っても過言ではない状況になっています。

第2話が17.0%という高視聴率を記録したテレビドラマ『きょうは会社休みます。』、週末興行収入ランキングで2週連続1位となった映画『近キョリ恋愛』、今週末公開の映画『クローバー』と、恋愛系の話題作はこぞって「壁ドン」を活用。

さらに企業も相次いで「壁ドン」ブームに相乗り。
7月に日清食品がCMに採用したのをはじめ、森永乳業は今月、原宿で「壁ドンカフェ」を土日の期間限定でオープン、ドミノ・ピザでは今月20日から壁ドンすると安くなる「壁ドン割」を実施、主婦と生活社の女性向け月刊誌「JUNON」は先週木曜(23日)に発売されたばかりの12月号で30ページにわたって「壁ドン」を特集。
変わったところでは、タワーレコード鹿児島店が無料で男性スタッフが「壁ドン」をしてくれるサービス、なんてものも登場しています。

<東京都・原宿に「壁ドンカフェ」が登場 -男性も体験できる!>
<“壁ドン”すると安くなる!ユニークすぎるドミノ・ピザの閉開店セール>
<<壁ドン>女子中高生が熱望!ジュノンが巻頭特集>
<タワーレコード鹿児島店が無料で「壁ドン」をしてくれる!お気に入りの男性スタッフも指名できるぞ>

ブームが過熱しているというよりは、後追いが迷走という方がしっくりくる、「壁ドン」の現状。
「クラシックジャーナル」の編集長、中川右介さんは著書『ブームはどう始まりどう終わるのか』(岩波書店)のなかでブームの法則をいくつかあげているのですが、「壁ドン」の現状にちょうど当てはまるものが2つほど見つかりました。

・必ず新規参入する人、企業が現れ、市場を荒らす
・大新聞が取り上げたときがピークである

8月から今月にかけて大手新聞各紙が「壁ドン」を取り上げていることを見る限り、「壁ドン」ブームはもう賞味期限が切れかかっているのでしょう。

そして、「壁ドン」の比ではないほどのブームとなっている「妖怪ウォッチ」。こちらも今年の夏以降、大手新聞が取り上げ、グッズなどで便乗する企業が相次いでいます。
「ポケモン」に取って代わるともてはやされていますが、そうではなく、もうすでに「終わりの始まり」を迎えているのかもしれません。

(スタッフH)
(2014/10/28 UPDATE)
番組スタッフ
10月27日(月) 代演:小田嶋隆(コラムニスト) ●「政治とカネ」が及ぼす思考停止

今月20日、小渕優子経済産業大臣が政治資金の不透明な支出で辞任しました。
第二次安倍改造内閣の目玉だった女性閣僚の辞任ということもあり、マスコミも大きく報じましたが、そこで謳われたのが「政治とカネ」という言葉。
この「政治とカネ」、よくよく考えるとおかしな言葉で、大抵ネガティブな表現に使われますが、「政治」や「選挙」に、「お金」が必要なのは当然のこと。
「政治」と「お金」の確かな関係を考えることにブレーキをかけているのが、「政治とカネ」という言葉なのでは、、、
「政治とカネ」という言葉が加速させる「政治への無関心」と、その影響力を考えます。


10月28日(火) ●福島・賠償金の軋轢(仮)

月刊誌「WEDGE」からの特集。
「WEDGE」の大江編集長をスタジオにお迎えし、お話を伺います。


10月29日(水) ●日本に誕生するリークサイトは、内部告発者の新たな受け皿となるのか

内部告発サイト「ウィキリークス」は今月16日、TPP交渉の「知的財産権」分野で草案とする文書を公開しました。草案通りなら医薬品の特許保護が強化され、「医薬品の価格が上がる可能性が高い」といいます。
こうした情報もウィキリークスが公開したから分かったこと。
特定秘密保護法が12月10日に施行されてからは、政府にとって都合の悪い情報は隠ぺいされる可能性があるといわれています。
そんななか、日本で新たな内部告発サイトが12月に設立されることがわかりました。
今月17日、駿河台大学の専任講師、八田真行さんが明らかにしたもの。内部告発者の身元を分からないように保護する匿名化技術を使った内部告発サイトで、すでに複数の会社の記者と準備を進めているようです。
特定秘密保護法の施行日が決まる一方で、12月に設立されることになった新たな内部告発サイト。このサイトは内部告発者の受け皿となり得るのでしょうか?
駿河台大学講師の八田真行さんをスタジオにお話を伺い、その可能性を探ります。


10月30日(木) ●クールジャパンよりクラシックジャパン?海外に通用する日本の文化力

特集の詳細は未定。
株式会社「西川貞三郎商店」の社長、西川加余子さんにお話を伺います。

(2014/10/27 UPDATE)
番組スタッフ
NHKの朝の情報番組「あさイチ」で先週、「セクハラ」についての特集がありました。
番組の調査によると、40代からセクハラに悩まされている女性が多いのだとか。
この結果について、司会者の井ノ原快彦さんが有働由美子アナウンサーに対する「いじり方」こそセクハラなのではないかと、苦言を呈しました。

「縁結びとかそういうネタのときに、有働さんに全部振るのもどうかと思う」
「笑いがとれればいいと思っちゃいけない」

そう井ノ原さんは言っていました。

井ノ原さんの苦言を聞いて思ったことがあります。
女芸人に対するいじり方です。
テレビを見ていると、「女芸人とは、イケメンを見たら鼻息を荒くすべき」というような演出がよく目につきます。
バラエティ番組に積極的に出演するイケメン俳優、アイドルも増えました。かつてより、女芸人も数多く活躍しています。
イケメンと女芸人が共演する機会は圧倒的に増え、女芸人がイケメンを追いかけたり、告白してみてフラれたり…。1日1回は目にする演出かもしれません。
「イケメン」「女芸人」、この両者が共演するとどうなるか?と問われたら、その道のプロでなくとも、上記のような演出を思い浮かべるのではないでしょうか。

私はこうした光景を目にする度に思います。
きっと好きでもないのに、興味も無いのに鼻息を荒くしている人もいるのだろうな、と。

そして、仕事の場でも目にします。
私が携わったあるテレビの情報番組で、イケメン店員が働いている料理店のVTRをスタジオにいる出演者が見ていた際、そこにいた女芸人が、司会者からVTRに出ていたイケメン店員に何か言ってやってと求められ、そのイケメンを「食べたい」だか「注文したい」だか、そのようなニュアンスのコメントをしました。

小学校の時、よく目にした「お前、●●(女子)のこと好きなんだろ」という男子特有の無邪気ないじり方から感じられる、不快さととても似ていると思います。

女芸人のタイプによっては、「イケメン」と絡むことでとても面白くなる人もいます。本心から「イケメンと絡みたい」と願っている女性芸人もいるのかもしれません。
しかし、本人の気持ちなどわからないもの。
私は別にフェミニストでもないのですが、女芸人=イケメン好き、女芸人=モテない、結婚できない、男に飢えている…という観念の中、どれだけ多くの女芸人が傷ついてきたのだろうかと思ってしまうのです。

それが女芸人の仕事なんだから仕方がない、と考える人もいるかもしれません。
しかし、何千回も繰り返されてきた、手垢でべとべとのフォーマットがまだ面白いということを疑わない方がおかしい。
「イケメン要素」を用意しなければ、おもしろくならないほど、女芸人の質が低いなんて思いません。
かつて、どこかで誰かが成功したらしいフォーマットに乗っ取って、何度も同じような起用、演出するこそ問題。

そして何より、社会の仕組みや人の考え方、感じ方は昔よりも、少しだけ複雑になっています。
セクハラに対して、厳しさが増したこともそうです。女性の活躍が盛んに叫ばれることもそうです。
誰かいい加減に「私、イケメンなんか興味ないんでコメントしようがないですね」と言ってくれるような女芸人が登場しないと、不毛な演出のもと、どれだけ彼女たちはすり減っていくのだろうか、と勝手に心配しています。
「おもしろければ何でもいい」と主張する人がいます。
繰り返しになりますが、複雑化する時代性を鑑みると、「何でも」のままでは失敗してしまうことは明らかです。

現在、女芸人の大島美幸さんが、「妊活」のため休業しています。
妊活休業直前、大島さんの出演するあるテレビ番組で司会者の芸人がこう言ったことを記憶しています。

「勇気ある決断に拍手を」

芸人という職業、彼女の芸風や過去を考えれば、誰も宣言しなかったことをやろうとする「勇気ある決断」なのかもしれません。
しかし、この「勇気ある決断」という言葉こそ、女芸人たちが「普通」を選択できずに、自身をすり減らしていることを裏付けているようにも思われました。

スタッフ:坂本
(2014/10/23 UPDATE)
番組スタッフ
SNSを利用する人には「炎上」や「風評被害」のリスクがともないます。
自身の注意や配慮が足りない発言で批判のコメントが来るのは仕方ないことだと思えますが、趣旨をきちんと受け止めない勝手な解釈によって、暴言のようなコメントが来ることもあるので、やっかいなものです。
先日も、社会学者の古市憲寿さんの、ツイッターでのつぶやきが炎上し、物議をかもしました。

きっかけとなったのは、古市さんの以下のツイート。

爛謄譽咾巴羈慇犬らいの子たちが合唱してるんだけど、顔の造形がありありとわかって辛いから、子どもたちももっとみんなメイクしたり、髪型や髪の色をばらばらにしたほうがよいと思う。

それに対して作家の乙武洋匡さんが、
狎験荵愼海寮萓犬怒髪天を突くつぶやきだね(笑)瓩肇螢廛薀ぁ

このリプライに対し古市さんは、
狹慘呂粘蕕諒薫狼い鯤僂┐蕕譴襯瓮ぅや自由な髪型が許されず、ありのままの姿を強要される学校空間っておかしいなあと常々思ってます。

さらに、
狢或誉から解放されたはずの近代社会で、見た目に関しては生まれたままの姿を変えるべきでないという規範がなぜ強いのかは昔から疑問に思ってること。韓国など一部の地域を除き、なぜ整形が一般的にならないのか。瓩肇張ぁ璽函

この一連のツイートが、「中学生の容貌を馬鹿にした上に整形を勧めている」として、批判コメントが殺到し、炎上騒ぎとなったのです。

【炎上】古市憲寿「中学生の合唱コンクール見てたらブサイクすぎて整形が一般的に なればいいと思った」
といったタイトルの記事も出て、これを見た多くの人が古市さんを批判していたのですが、古市さんはタイトルにあるような趣旨の発言はしていません。

確かに言葉足らずというか、誤解されかねない文言ではあると思います。しかしそれにしても、「曲解が過ぎる」と言わざるを得ない解釈が実に多いのです。

例えば最初のツイートの『顔の造形がありありとわかって辛いから』という一文は、「見ているこちらが辛い」ということなのか「子供たちにとって辛い」ということなのか?
後者であれば、子供たちのことを思って問題点を指摘している、ともとれ、前者であれば、「見ている人のことを考えてメイクするなり、髪型を変えるなりしろよ」ということになり、相当な悪態となる。
といったふたつの解釈で、ネット上で罵り合いが起こりました。
「“なんでこの子たちは整形しないんだ”って怒ってる社会学者、終わってる」
「中学生に整形薦めるって頭おかしい 若い子がそれ真に受けて整形して何かあったらどーすんの?責任とれんの? 」といった意見もありました。

不思議なのは、古市さんが「中学生の顔を侮辱した上に整形をしろと言っている」という解釈。
これは最初の「合唱しているこどもたち云々」のツイートと「なぜ整形が一般的にならないのか云々」のツイートを直結させてしまっていることから来る批判なのでしょう。

古市さんは、メイクや髪型の自由が許されない学校の現状と、整形が一般的にならない社会との関連性について言っただけなのではないかと思います。それなのにふたつの事柄を強引に繋げてしまったがために「中学生に整形しろなんてけしからん」という感情が生まれたのではないでしょうか。

私は古市さんの発言を肯定しているわけではありません。
合唱をしている子どもたちに関する最初のツイートは、失礼な感想だと受け取られても仕方がないと思います。けれど、はっきりとそう書いているわけではないことを、無理やり深読みしたり、脊髄反射的に安易な解釈で批判してしまうことは、とても恐ろしいことなのではないかと思うのです。

(スタッフ:武市)
(2014/10/22 UPDATE)
番組スタッフ
ひと昔前までは「可燃ごみ」と「不燃ごみ」の2種類で、ほとんどストレスがなかった「ごみの分別」。
ところが近年、リサイクル意識の高まりから多くの自治体で分別の仕方が細分化。分別が面倒になり、ストレスを伴うようになりました。

わたしが住んでいる地域では、基本、「可燃ごみ」「不燃ごみ」「資源ごみ」の3種類。それぞれに何が該当するのか厳密に決められており、まずそれにイライラ。
さらに面倒なのが、「資源ごみ」の捨て方。資源ごみに該当するのは、スーパーなどで買った惣菜が入っている容器や、シャンプーなどの容器、お菓子の包装紙などで、いちいち汚れを水ですすいで落としてから捨てなければならず、イライラは増す一方です。

たった3種類とはいえ面倒なごみの分別。
ただ3種類はほんの序の口、地域によっては10種類の分別を義務化、そのうえ分別のルールが守られていない場合には違反者を特定するために「開封調査」を実施する自治体も増えてきているようです。

<ごみの分別ルール、守られず…自治体の「開封調査」は必要か>

今のところ、ごみ袋の開封調査を実施しているのは横浜、千葉、札幌の3市(京都市は来年度にも導入する方針)。
このうち横浜市と千葉市は「開封調査」だけでなく違反を繰り返す人に勧告、最終的には2000円の過料を科す罰則も導入しています。

ここであらためておさえておきたいのが、開封調査の対象となるのはすべてのごみ袋ではなく、明らかに分別のルールを守っていないごみ袋であること。
ルールさえ守っていればごみ袋を開封されることはないのですが、それでもなぜか指摘する声が多いのが「プライバシー侵害」の可能性。
開封調査をめぐっては以前からプライバシーの侵害を指摘する声があがっており、最近では千葉市の熊谷市長がツイッターで行った対話会でも議論となっています。

<熊谷千葉市長「異常さに気付かない方々と会話する気はない」家庭ごみの開封調査の質問に>

たしかに自分が捨てたごみ袋の中身を誰かに見られることを想像すると寒気がしますし、「プライバシーの侵害!」と騒ぎ立てたくなる気持ちも分からないではありません。
しかし、ルールさえ守っていれば、今のところごみ袋を開封されることはないのです(大事なことだから二度言いました)。
それでもなお、ごみに対するプライバシーを主張しつづける人たちは端からごみの分別のルールを守る気がないということなのでしょうか。

開封調査は「ちゃんと分別しないなら、中身を見るぞ」という一種の脅しであり、それによる抑止力を期待したもの。つまり、分別のルールを破る人がいなければ、ごみ開封調査という妙ちくりんなルールが新たに導入されることもなかったはず。
ネットニュース編集者の中川淳一郎さんは「さまざまなルールはもっともレベルの低い者に合わせて作られる」と指摘していますが、ごみ開封調査も数多あるこうしたルールのうちの一つと割り切っていくしかないのでしょう。

(スタッフH)
(2014/10/21 UPDATE)
番組スタッフ
今週のタイムラインは1週間にわたって、スペシャル企画「いま日本にジョブズのガレージはあるのか?」をおとどけします。

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先月19日に発売されたiPhone6。
新機能や大きくなったフォルムなど賛否両論あるようだが、アップルの創業者スティーブ・ジョブズが生きていたらどう評価していただろうか。

いまジョブズのようなイノベーションを起こしているのは、ティム・クックというより、イーロンマスクかもしれない。

後にPayPal社となるx.com社やテスラモーターズなど、イーロンマスクは起業した会社や投資した会社に執着しない。まるで会社を大きくすることよりもイノベーションが大事かというように。

一方、日本にもベンチャー企業やスタートアップ企業は存在する。
そのイノベーションのマインドこそ、暫く日本になかったものかもしれない。

今週のタイムラインは、スタートアップ企業の現状から、
今の日本にイノベーションの種はあるのか?ジョブズのガレージはあるのか?
その可能性を探っていく。
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10月20日(月)星浩●DeNA、スタートアップ企業買収にみる「オープン・イノベーション」の必要性
苦戦のゲームに変わる新事業を模索するディー・エヌ・エー(DeNA)が10月1日、住まいに特化したまとめサイト「iemo」を手がけるiemoと、女性向けファッションのまとめサイト「MERY」を運営するペロリの2社を合わせて約50億円で買収。
大企業が外部のスタートアップと連携する「オープン・イノベーション」の必要性について考えます。


10月21日(火)●赤字13億円でも強気なGunosyの展望
記事を見やすくまとめたスマートフォン向け「ニュースアプリ」の競争が激しさを増すなか、業界をリードしているといわれるのが、600万ダウンロードを突破したグノシー。
今春にKDDIなど3社から総額12億円の資金調達を実施し、アメリカ、イギリス、オーストラリアとカナダに進出。広告事業も昨年11月から始めるなど業界をリードしています。

赤字13億円超でも強気な姿勢を崩さないグノシー。その強気の根拠と今後の展望を「グノシー」最高経営責任者の福島良典さんに伺います。


10月22日(水)●最強タッグから生まれるイノべーション!? スタートアップと大企業の新たな共存のかたち
現在、インテルはスタートアップ企業との連携に力を入れはじめました。IT業界の先駆者とも言うべきインテルが大企業だけでなく、スタートアップ企業と連携を図る狙いとは何か。それは「イノベーションの加速」にあります。
大手の会社との協業だけでは現在の市場変革スピードに追い付いていけなくなっている大企業の現状。スタートアップが大企業と組むことの意義と、新しい共存のかたちとは?


10月23日(木)●娯楽に特化したロボットはビジネスになるのか?スケルト二クスの挑戦(仮)
10月7日から11日に開催された最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」。ここに出展され話題となったのが、巨大ロボットに乗ったような気分になれる動作拡大型スーツ「スケルトニクス」だ。

高さ2・8メートル、骨格むき出しの二足ロボット「スケルトニクス」。体をベルトで固定した操縦士が歩いたり腕を振り上げたりすると、ロボットは下半身で1・5倍、上半身は2倍の幅で人の動きを再現。
実用性が薄く、ビジネスになりづらいといわれる人型ロボット。しかもスケルト二クスは娯楽に特化しています。
それをどうやってビジネスとして成立させていくのか、その展望とは。
(2014/10/20 UPDATE)
番組スタッフ
ネットのみならず、新聞・テレビなどの大手メディアでも取り上げられるようになったマタニティマーク論争。
電車でよく見かける「おなかに赤ちゃんがいます」と書かれたマークを付けていると、「妊婦が電車なんか乗るな!俺の方が疲れているんだ」とサラリーマンから怒鳴られた、未婚と思われる年輩女性から妬みの暴力を受けた、妊婦が権利を振りかざすための道具になっているのではないか批判されるなど、マタニティマークに対する冷たい声がたびたびネット上で上がっていました。
ここ最近、その是非を問う議論が様々なメディアで展開されているように思われます。

マタニティマークをつけている=席を譲って欲しいと勘違いしている人もいるようです。
あらためて、マタニティマークとはどういうものなのか、厚生労働省のホームページを見てみると、「妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの」とあります。

既婚者の私からしてみると、なかなかショッキングな論争です。ネット上の作り話であってくれ、釣りであってくれと願いました。
電車を毎日使うわけではないのですが、マタニティマークをつけている人が冷たくあしらわれるような光景に遭遇したことがないので、その実態はわかりません。電車に乗って、長距離移動するならまだしも、30分以内ならそこまで座りたいとも私は思わないので、立ったままでいることも、席を譲ることも苦ではありません。
もし上司が、同僚が、後輩が、マタニティマークをつけた女性に対して、「妊婦が電車なんか乗るな!俺の方が疲れているんだ」と言おうものなら、その人との付き合い方を改めるでしょう。
妊婦のみならず、電車の中で何もしていない人に対して怒る人など、まともな精神性を有しているとは思えません。

マタニティマークをつけている人に対して、冷たい態度を取る人はごくごく一部の人間なのでしょう。
私はこの目でそういった光景を見たことがないので、「マタニティマークに冷たい人」が増えているとは思うにいたりません。
しかし、間違いなく「確率は低いかもしれないが、起こりうるリスク」であると認識しています。

マタニティマークに冷たい人々を「起こりうるリスク」として認識しているのは、妊婦ならなおのこと。
私の周りは今、出産ラッシュです。
最近、出産した女性の友人2人に、以前からネットでも議論されている「起こりうるリスク」をどのように捉えているのか、聞いてみたところ、1人はこう言いました。

「マタニティマークをつけるのが怖いと感じた。電車に乗る時、満員だとマタニティマークをカバンの中に隠していた。都内のバスはおじいちゃん、おばあちゃんだらけなので、よく譲ってくれた」

そして、もう1人はこう答えてくれました。

「電車に可能な限り乗ることをやめた。タクシー移動か夫の車による送迎」

マタニティマークをつけていると、心ない言葉を浴びせられ、さらには暴力をふるわれるかもしれないという「見えない恐怖」は、私の周りの女性たちの間では「起こりうるリスク」として認識されているようです。
前者のような対策はネットで調べてみると、同じようなことをしている人が見つかります。
後者の場合は、車を所有し、それなりにお金がある家庭に限るかもしれません。

マタニティマークの目的を、厚労省は「周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの」と定義付けます。この「配慮」という言葉を、私は「リスク回避」という意味を含めて解釈しています。
例えば、電車に乗っていて、車内に閉じ込められるような何らかの事故が起こったとします。その際、マタニティマークを付けている人を見ると、ストレス下などでの母体への悪影響といったリスクを考えて、彼女らを優先的に対処してもらおうとするはず。
初心者マークもそうです。道路を車で走っていて、初心者マークをつけた車が現れると、万が一のことが起こらないようにリスクを回避する運転になります。

リスクを回避するためにつけるべきものが、それをつけないことによって「リスク回避」となるとは、これぞ本末転倒。
啓蒙活動が不十分なうちは、リスクを回避したければ、お金、時間、精神の余裕など様々な対価を支払わなければならないのです。

現政権は「成長戦略」として、女性の活躍、社会進出を推し進めようとしています。
しかし、社会の生産性を高める前に、女性をきちんと守るべき基盤整備ができてからなすべきことのようにも思われます。


スタッフ:坂本
(2014/10/16 UPDATE)
番組スタッフ
今年の3月13日に行われた、サッカーJ1の浦和―鳥栖戦で一部のレッズサポーターが「JAPANESE ONLY」という横断幕を掲げた問題や、8月23日の横浜F・マリノス対川崎フロンターレ戦で、マリノスサポーターが外国人選手に対してバナナを差し出した問題など、今年は人種差別の問題で何かと物議を醸しているJリーグ。

そんなJリーグでいま、サポーターが試合中に「中指を立てる」という行為に関する議論が巻き起こっています。

爛汽奪ーのスタジアムで「中指を立てた」のは誰だ!! サポーターの処分に「そこまでやるのか?」

8月23日に行われたJ1、大宮アルディージャvsサガン鳥栖において、試合終了後にホームメインスタンドで観戦をしていたサポーターが、大宮アルディージャ選手に対して中指を立てるという行為があったとして、違反者に「ホームゲーム5試合の入場禁止」の処分を決定したと、大宮アルディージャは公式サイトで発表。

9月28日の、J2、松本山雅FC vs コンサドーレ札幌戦では、コンサドーレ札幌サポーターが、アウェイゴール裏スタンド最前列にて中指を立てる行為、松本山雅FCホームゴール裏入場ゲートにて両手中指を立てる行為を行い、その場面を撮影した人がツイッターに投稿したことで拡散しました。
コンサドーレ札幌は中指を立てたサポーターとツイッターに投稿したサポーターを特定し、事情聴取を行い事実関係を確認して、厳重注意処分としました。

さらに10月4日に開催されたJ2、横浜FC対松本山雅FC戦。横浜FC サポーターが松本山雅FCの選手紹介時にピッチ方向に向かい中指を突き立てる行為を行い、クラブは公式サイトで謝罪、当該サポーターは厳重注意処分に。

10月11日のJ2、モンティディオ山形対ヴィファーレン長崎の試合でも、山形サポーターが相手チームの選手に向かって中指を立て、モンティディオ山形が公式に謝罪をするという騒動がありました。

スポーツ観戦におけるマナーやモラルに関して、どの行為までを規制するか、はっきりと線引きすることは難しいでしょう。

「JAPANESE ONLY」の横断幕を掲げるといった人種差別的行為は厳しく処罰してしかるべきですが、ちょっとした挑発行為でも個人を特定して処分されることが当たり前のようになってしまうのは、さすがに少し息苦しいのではないかと思います。

いずれの騒動も、中指を立てる挑発行為をしたサポーターがいたと通報があったため、クラブは対応したようですが、通報がある度に行為者を特定し処分を下していてはきりがないのではないでしょうか。

モンティディオ山形対ヴィファーレン長崎の試合に関しては、挑発行為をされた側であるヴィファーレン長崎のサポーター団体「ウルトラ長崎」が12日、ブログでこの謝罪を拒否するエントリーを公開しました。
冒頭で「我々ウルトラ長崎は、この謝罪を断固として拒否させて頂きます。なぜなら、何も謝罪されるような行為はなかったと考えているからです。」と説明した上で、このように綴っています。

++++++++
観戦ルールのJリーグ統一禁止事項に、「差別的、侮辱的もしくは公序良俗に反する言動の禁止※当該言動が上記に該当するかは主管クラブが判断することとします」と言うのがありますが、挑発行為が禁止とはなっていません。
それはそうでしょう。ある特定のチームを応援するということは、大なり小なり挑発行為が発生します。
絶対に勝つとは、相手が必ず負けると言っているのと同じ意味なので、人によっては挑発行為ととらえるでしょう。
(中略)
ちなみに、ウルトラ長崎は、中指を立てる行為を推奨する気は一切ありません(笑)
我々に対して中指を立てる挑発行為が行われた場合、俄然闘争心が燃え上がり、こんなやつらに絶対に負けたくないと普段以上に応援に気持ちが入るでしょう。
だからこそ、勝った時は何倍も喜びが増しますし、負けた時は死ぬほど悔しく、次回は絶対に負けまいとさらに応援に力が入ります。
挑発行為というのは、サッカー観戦のスパイスです。
人それぞれによってまずいスパイスもあれば、うまいスパイスもあるでしょう。
でも、どちらにしろスパイスの効いていない料理は、単調で多くの人々を魅了することはないでしょう。
そのようなつまらないスタジアムになってほしくないと、ウルトラ長崎は考えています。
++++++++

いくら盛り上がって興奮しているとはいえ、中指を立てて相手チーム選手を挑発するという人の気持ちはまったく理解できませんが、あまり厳しくしていると、そのうちブーイングも禁止されてしまうのではないか、と余計な心配をしてしまいます。
阪神タイガースファンの強烈な野次は、野球界では「名物」とさえ言われていますが、あの野次が処分対象となり球場から消えてしまったと考えたら、何だか寂しいような気もします…。

あまり規制でしばりつけ過ぎると、そのスポーツ自体の興奮や熱狂が失われてしまうことになりかねない「中指挑発」問題は、スポーツ観戦の在り方をじっくり考えるいい機会なのかもしれません。

(スタッフ:武市)
(2014/10/15 UPDATE)
番組スタッフ
昨日の朝から今朝にかけて日本列島に上陸した台風19号。その上陸を見越してJR西日本が事前に下した防災対応が物議を醸しています。

JR西日本はおととい、京阪神を走る全24路線で運転を取りやめると事前に予告。昨日の午後4ごろから予告通り、運転を取りやめました。
ぎりぎりまで動かすことで、かえって混乱を大きくするリスクを回避する狙いがあったようですが、私鉄が大きく混乱することなく運行していたせいか、賛否両論がわき起こっています。

<JR西日本の全面運休 わき起こる賛否両論>

「予想されたリスクに明確な対応を行い、広報に努めたことで混乱が最小限になった」「早期に運休が決断されたことで、乗客も商業施設も予定を変更するなど対処ができた」といった肯定的な意見がある一方で、「状況に応じて柔軟にできる限りのことをすべきだ」「これが許されるとすぐ運休するのが当たり前になり、社会活動に影響が出る」などと否定的な声もあがっています。

否定的な意見のなかでとくに目立っているのが、グロービス・グループ代表、堀義人さんのツイート。以下のツイートは1400回以上RTされ、、、
*****
簡単に運休を決めないで欲しい。福岡校の学長セッションに来た山口からの大学院生が困っている。ギリギリまで運行する努力をして欲しい。それが、インフラを担う企業の使命だと思う。
<堀義人さんのTwitter(@YoshitoHori)より抜粋>
*****
一連のツイートのまとめまで作られています。
<堀義人氏 JR西の判断を問題視する(弁解追加)>

今回は事故が起きなかったため、結果だけを見ると「防災対応の空振り」。
感情論先行で柔軟な対応を求めたくなる気持ちも分からないでもありません。しかしこの空振り、防災としては正しい対応なのだといいます。

アメリカでは、危機管理のトップに立つ者の“行動原理”があり、以下の3つ。
「空振りは許されるが見逃しは許されない」
「疑わしいときには行動せよ」
「最悪事態を想定して行動せよ」

この行動原理を基本に、早めに防災対応を決める施策は「タイムライン」と呼ばれ、アメリカでハリケーンの被害を抑える効果をあげているようです。

広島市の土砂災害で避難勧告の遅れが指摘されて以降、目立っている、「空振りを恐れない対応」をとる企業や自治体。
JR西日本の件で見えた“空振りを許容できない空気”は、こうした機運に水を差すもの。いつまで経っても、日本の防災対応は前に進めません。
日本にも「空振りは許されるが見逃しは許されない」という危機管理の行動原理が浸透し、「タイムライン」が当たり前のように行われる日は訪れるのでしょうか。
“空振りを許容できない空気”が蔓延しているうちは、到底無理なのでしょう。

(スタッフH)
(2014/10/14 UPDATE)
番組スタッフ
10月13日(月) 代演:小田嶋隆(コラムニスト) ●大学の国際化、「スーパーグローバル大学」の是非

青色発光ダイオードを世界で初めて実現し、実用化に導いた、名城大学の赤崎勇教授と名古屋大学の天野浩教授、アメリカ・カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授が今年のノーベル物理学賞を受賞しました。
この青色発光ダイオードのような研究が世界的に評価されるには長い時間を有するものですが、文科省は日本の大学を「研究の場」ではなく、「グローバル社会に通用する即戦力育成場」に推し進めようとしているようです。
先月26日、大学の国際化に向けて重点支援する「スーパーグローバル大学」37校を選定。支援対象の大学が今後10年かけて取り組む事業構想も公表しました。
国が「大学の国際化」を支援するために選定した「スーパーグローバル大学」。この政策で大学は世界に通用する研究者を生み出す場になるのでしょうか。
「スーパーグローバル大学」の是非を考えます。


10月14日(火) ●加害者家族に支えは必要なのか?

佐世保の同級生殺害事件で、殺人容疑で逮捕された16歳の少女の父親が今月5日、自宅で首をつった状態で見つかりました。父親は死亡しており、県警は自殺とみています。
このように加害者家族が自殺に至るケースは今回が初めてではなく、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤の父親、秋葉原事件の加藤智大の弟もそう。
自殺を選ぶのは加害者家族が“生き地獄”ともいわれる生活を強いられるからなのですが、加害者家族が強いられる“生き地獄”とはどのようなものなのでしょうか。
また、加害者本人以上に厳しい苦難を強いられる加害者家族をサポートする制度は、現状、日本には存在せず、その重要性もほとんど理解されていません。
加害者家族をサポートする制度は必要なのでしょうか?
加害者家族の悲惨な実態に迫るとともに、現状、日本にはない「加害者家族のサポート制度」の必要性を考えます。


10月15日(水) ●社畜上等!? 『残業応援系ニュースメディア』が示す、労働のカタチ

アベノミクスで景気が上向いたと言われますが、賃上げやボーナスの増加でホクホク顔なのは一部の大企業だけ。その恩恵に与れず過酷な状況にあえいでいる業界も多く、長時間労働やサービス残業といった問題に悩まされている人々のことが社会問題となっています。
そんな中、先月1日にオープンしたのが、残業応援系ニュースメディアの「THE HARDWORKERS(ハードワーカーズ)」。
さまざまな“社畜”コンテンツがそろっているハードワーカーズは、社蓄として楽しく働くために参考とするサイトなのか、社蓄にならざるを得ない人が拠り所とすべきものなのか。
長時時間労働やサービス残業が問題視されている中で、時代に逆行しているとも言える「残業応援系ニュースメディア」を立ち上げたわけとは?
「THE HARDWORKERS」の編集長、恩納力さんをスタジオにお迎えし、お話を伺います。


10月16日(木) ●DeNA、スタートアップ企業買収にみる「オープン・イノベーション」の必要性

DeNAが今月1日、住まいに特化したまとめサイト「iemo」を手がけるiemoと、女性向けファッションのまとめサイト「MERY」を運営するペロリの2社を合わせて約50億円で買収しました。
両社を傘下に収めることで、キュレーションプラットフォーム事業を始動。収益の大半を依存するゲーム事業は引き続き注力する一方、キュレーションを新たな稼ぎ頭にしようとしています。
DeNAのような大企業はなぜ、外部のスタートアップと連携するのでしょうか。
大企業では、既存事業が成熟化してきて成長が鈍化してくると、次なる成長のタネとして新規事業に取り組むことが求められる。そこで出てきたのが、「オープン・イノベーション」という考え方。
過去のしがらみもなく、その新規事業を立ち上げるために最適化している外部とうまく連携し、新規事業のネタを外から取り込んでいこうという考え方です。
この「オープン・イノベーション」はどのようなステップで行われ、どのようなメリットがあるのか。
具体例を示しながら、オープン・イノベーションの必要性を検証します。
(2014/10/13 UPDATE)
番組スタッフ
ものを購入する時、あるいは飲食店で食事をする時。
それが未所有・未体験のものならば、実際にお金を支払う決断を下す際に、ネットのレビューを参考にするでしょうか。

家電一つ買うにしても、見知らぬ飲食店を訪れる際も、失敗したくないのでレビューを見てしまいます。もちろん、全ての判断基準をレビューにゆだねるというわけではありませんが、私はしてしまいます…。

先日、私が子どもの頃に遊んだゲーム「ドラゴンクエストIII」がスマホでリリースされました。
「ドラゴンクエストポータルアプリ」の中で、1200円で購入するという課金スタイルで配信されたわけですが、買うかどうかの判断をするに当たって、App Storeのレビューを見てみました。

社会現象まで巻き起こした国民的ゲーム。
スマホ移植の評価は星5つ中2・5(10月9日現在)。低評価です。

なぜ低評価となっているのか、レビューを詳しく見てみると、
「音楽がひどい」「画面がひどい」「モンスターが動かない」「すごろく場がない(DQIIIリメイク版の楽しみのひとつがすごろくでした)」「値段が高い」というのがその主な理由。

購入し、実際にプレイした上で、その内容に満足できないとして不満を言うのはわかります。
しかし、買うことを拒否した旨をレビューに投稿する連中がいるのです。

*高過ぎ!絶対買わねー →星1つ
*何コレ?ドラクエ3が1200円はねーわ →星1つ
*スクエニは仕事をまじめにしろ! →星1つ

1200円という値段設定が、内容と不釣り合いだというレビューならば妥当ですが、
「何でもう少し安く馴染みやすくならないのかな。1200円では買えないでしょ(星1つ)」というレビューは、1200円という値段に対してのみ低評価を下しており、購入していない人であろうことがうかがえます。

中には実際にプレイした人の低評価レビューを受けて、レビューしている人もいます。

*まだ、買ってないけど、すごろくがないなら買わないわ →星1つ

レビューを見て、何を知りたいか。
やはり「お金を払って手に入れるに値するか否か」でしょう。
お金を払う対価となる、内容について知りたいのです。

そして、実際に手にしてその内容を批評する。おそらくそれがレビューの基本作法。
「買うに値しないから買わない」とわざわざレビューすることは無意味。
「買わない」というのが、もっともシンプルな「否定」の意思表示だからです。
そして、何より「値段」など、購入せずとも明らかにされている情報だからです/
もし、値段が非公開にされており、購入の意思表示をした人にのみ値段が明かされるのなら、「高過ぎ!買わねーよ!」というレビューは理解できます。そんなことは、決して起こりえないでしょうが。絶対に。

ほとんど全てのEコマース系サイトで、一次情報として「値段」が明らかにされています。
その「値段」が高いか安いかは誰でも判断できるもの。非購入者ですらわかる情報に対して、あえて「買わねーよ!」と言ってしまうレビューは下劣なクレームに本当にただ、言いたいだけなのでしょう。

「まだ、買ってはいないけど」のポジティブ版もあります。
買ってはいないけど、何だか良さそうなので好評化をするというレビューです。買ってからやって下さい。

Amazonや楽天を見ていても、買ってもないのにレビューをしている人がいたりします。
何より、イラッとさせられるのが商品を購入したものの、まだ手元に届いておらず、レビューする人です。
手元には届いてないけど、期待の意味を込めて星4つ!実際に手元に届いて使ってみた後で、星5つにするとでも言うのでしょうか。(楽天の場合は、レビューを書いてくれたら送料無料というキャンペーンのある店舗があるようですが…)

言わなくても良いことを言ってしまう人が目につくようになりました。
不愉快な思いをすることも多々あります。

果たして、レビューとは誰のためにあるのか。
商品をこれから買おうとする人のためなのか。
それとも、その商品を取り扱う者のためなのか。
そんなに難しい問題ではないはずです。

日本人は「能書き」が大好きです。やたらと評価したがる批評家もどきが跋扈しています。欲しい情報の中で、良質なものだけを見極める力が重要視されるように思われます。


スタッフ:坂本
(2014/10/9 UPDATE)
番組スタッフ
お笑い芸人のエド・はるみさんが、2009年以降5年もの間、ネット上で繰り返されている誹謗中傷行為に対し法的措置を講じると発表し、注目を集めています。

9月30日に、担当する弁護士事務所の公式サイトに掲載された、“エド・はるみ氏への誹謗中傷行為に対する法的手続対応のお知らせ”によると、「一部週刊誌が、テレビ出演が減った理由として、先輩芸能人や共演者に対し、あたかも、同氏が自身の立場をわきまえず、横柄な態度をとり続けたことが原因であるかのように記載した」ことが問題の発端で、その後、ネット上で誹謗中傷記事が投稿されたのだといいます。
それらの事実無根の記事や投稿によって、エドさんに対する誤ったイメージが形成され続けることは、タレント活動に重大な支障を生じさせ、耐えがたい精神的苦痛を与え続けるものであるとして、法的措置を講じるに至ったと説明しています。

同日、自身のブログで、「全く事実ではないこと、身に覚えのない事を 際限なく書かれ続けることに とてもとても、苦しんで来ました。でもこれ以上はもう、そのようなことに ただひたすら我慢し続けることから、卒業します」と決意を綴っているエドさんですが、ある程度のバッシング・悪口は有名人の宿命とでも言うべきもので、それはエドさんもわかっているはず。

たとえこれで悪意ある投稿がなくなったとしても、「一般人の投稿に対し法的手段をとった芸人」というイメージによって、扱いにくい人だと思われるかもしれず、芸人として得なことはないのではないでしょうか。
それでも今回の決断に至ったというのは、よほどの苦痛を味わい、悩み苦しんでいたということなのでしょう。

ネット上には“傲慢”“性格悪い”“嫌な奴”など、エドさんに対する悪質な言葉が溢れました。
書かれていることの真偽を確かめることもせず、なぜ他人の言葉をあっさりと信じ、それに乗っかって攻撃するのでしょうか。
週刊誌の記事を読んだ人がネットに悪口を書き、それを見ただけの人がさらに悪口を書き、そこからまた悪口が生まれ…。そうなるともはや、元々の情報源が何であったのかわからずに投稿している人もいるでしょう。

その中でエドさんに対して本気で怒ったり恨んだりしている人がどれほどいるでしょうか。
ほとんどの人が面白半分で投稿し広めているのだと私は思いますが、それによってタレント生命が絶たれてしまうこともあり得るということが、今回の件で少しでも多くの人に知れることを願わずにはいられません。

こうした出来事の背景には「芸人だからキツイことを言ってもかまわない」という気持ちが書き込む側の人にあるような気がしてなりません。
芸人はいじられてナンボでしょ?という思い込みです。
私の知り合いのまったく売れていない芸人でさえ、ツイッターでしつこく絡んで来る人や、悪口を言ってくる人がいると言っていました。

現にエドさんに対するネット上の誹謗中傷の中には「芸人だったらこれぐらいネタにしろ」や「悪口に対して面白いリアクションが取れなかったら芸人として失格」といった言葉もあります。
確かに一般の人からの悪口に面白く返したり、ネタとしてテレビで喋って笑いに変える芸人さんもいますが、みんながみんなそうだというわけではありませんし、いじり方も限度を超えてはいけません。

芸人さんの身に起こった同じような出来事としては、身に覚えのない殺人事件の犯人だとネット上に書き込まれ、デマが広がり10年間にわたって誹謗中傷を受け続けたスマイリーキクチさんの事件もありました(悪質な書き込みをしていた複数の加害者が名誉毀損等の罪で書類送検)。
こちらは殺人事件の犯人にされてしまうという、笑いに変えようがない悪質さです。

芸人というだけで、どんな誹謗中傷にも耐えなければいけないということはありません。
今回のエドさんの決断が、今後このようなつまらない騒動が起こらないための抑止力としての効果を発揮することを、エドさんの再ブレイク同様、期待したいところです。

(スタッフ:武市)
(2014/10/8 UPDATE)
番組スタッフ
火山噴火による被害を出さないために、「火山は登るな」。
自転車の事故をなくすために、「自転車に乗るな」。
先週、相次いで物議を醸したリスクをめぐる2人の主張。ほぼ同じ趣旨であるにもかかわらず、ネットの反応は、片や「賛同」、片や「批判」とはっきり明暗が分かれています。

「火山は登るな」という主張をしたのは、火山学者で鹿児島大学准教授の井村隆介さん。
「御嶽山噴火」の取材に来た記者が、火山による被害を出さない方法を聞いたのに対し、「火山には登らないことですね」と回答。
*****
記者「二度と被害を出さないようどうすべきでしょうか?」
井村「火山に登らないことですね」
記者「え?」
井村「今回のような噴火は防げない。原因は運が悪かったとしか言えないと思う。それを避けるためには、火山には登らないことですね」
記者「……」
*****
このやりとりを先週水曜(1日)にTwitterで明かしたところ、6600回以上リツイートされ、「正論だ」と賛同する声が多数あがっているようです。

火山噴火による被害を出さないために、「火山は登るな」。
火山学者らしからぬこの主張が「正論」だと支持される一方で、こちらは激しく批判されています。

「小中学生のいたましい自転車の事故を完全になくするための一番の方策は、なるべく自転車に乗らないようにすること」。

新潟県加茂市の小池市長が先週水曜(1日)、市内にある小中学校の児童・生徒約2000人に配布した文書に書かれた一節。
今年8月に起きた自転車に乗った中学生の死亡事故を受け、痛ましい事故を二度と起こしたくないとの思いから書いたようなのですが、これに批判が殺到。
加茂市には反対意見が約10通(2日夕方時点)寄せられ、賛成意見は皆無。自転車に詳しい有識者からは「本末転倒な事故対策だ」と厳しい声が上がり、ネット上では「まずは交通マナーからだろ。被害者側を規制して逃げてくださいというのはね」「交通弱者を守る=遠ざけるという発想がw」など批判の声があがっています。

はっきり明暗が分かれてしまってはいますが、突き詰めていけば、2人の主張は共通しており、「考えることを放棄したリスク回避」です。
「火山は登るな」は、ほぼ不可能といわれる噴火予知を火山学者がある意味で認めたということもあり、支持したくなる気持ちも分からないでもありませんが、根っこは「自転車に乗るな」と同じなのではないでしょうか。
それだけに、「自転車に乗るな」だけを批判することには、どうしても違和感を覚えてしまいます。

だからといって、2人の主張を責めるつもりはありません。
そもそもリスクというものはどんな物事にもついてまわり、気にし始めたらキリがありませんし、完全なリスク回避策など存在しません。
こうした前提に立ち、誰かが提示するリスク回避策に過度に期待するのではなく、自分なりのリスクのものさしを持ち、ある程度のリスクを受け入れていく。
多少ネガティブではありますが、リスクとはこのように付き合っていくしかないのでしょう。

(スタッフH)
(2014/10/7 UPDATE)
番組スタッフ
10月6日(月)●政府主導で「朝型勤務」を普及させることへの違和感
政府は、長時間労働の見直しに向け朝型勤務を普及させようと「労働時間等設定改善法」の指針を改定する方針。残業時間削減の手法として有効な朝型勤務の趣旨や取り組み事例を盛り込むことを検討します。また導入企業に助成金の取得を促したり、働き方の相談窓口となる専門コンサルタントを全国で増員したりして、朝型勤務の本格普及に乗り出します。

長時間労働の見直しを目指し、政府が普及に乗り出す「朝型勤務」は解決策として妥当なのか、その意義を考えます。


10月7日(火)●徳島県の過疎地にIT企業が殺到する理由
先日、招集された臨時国会。安倍総理は所信表明演説を行い、今国会を「地方創生国会」と位置付け、地方の若者が夢や希望を持てるよう、地域活性化や人口減少克服の大胆な政策を取りまとめ実行すると述べました。
今、国政主導ではなく自分たちで若者を呼び込もうとする地方自治体が増えています。
過疎で苦しんでいた徳島県中山間部の神山町は、全国屈指のICTインフラを武器に、企業のサテライトオフィス誘致に次々と成功。若者世代の移住も増え、今では移住希望者を逆指名するほど。
徳島県神山町の若者移住の成功は地方創生のヒントとなるでしょうか?


10月8日(水)●「TOmagazine」が示す、独自性の高いコンテンツのつくり方
東京23区を順に特集するタウン誌「TOmagazine(トゥマガジン)」が話題となっています。
一冊丸ごと1つの区を掘り下げていくコンセプトもさることながら、編集長の川田洋平さん(26歳)が特集する区に実際に住みながらつくるユニークな編集スタイルも注目されている理由のひとつ。
バイラルメディアで記事の盗用が横行。コンテンツの独自性が問われる今、実際に住みながらつくるという「TOmagazine」の編集スタイルから、独自性の高いコンテンツのつくり方を学びます。


10月9日(木)●相次ぐ年功序列の廃止がもたらす社員の流動化
国内の大手企業で人事評価制度の見直しが広がっている。
日立製作所は26日、国内の課長以上の管理職を対象に、10月から賃金体系を改めると発表した。年齢や勤続年数に応じて、役職や給与を自動的に引き上げる「年功序列」を廃止し、担う職務や仕事の成果に応じて給与を支給する「成果主義」に切り替えます。
富士通、日産自動車は管理職の社員について年功序列を廃止したほか、ソニーやパナソニックも2015年度からの廃止を検討しているといいます。
日立だけでなく、富士通やソニー、パナソニックも検討している、年功序列の廃止。廃止することにより、どのような影響が生じるのか考えます。
(2014/10/6 UPDATE)
番組スタッフ
日本は「失敗を許さない社会だ」と言われます。
果敢な挑戦ができなくなったがために、どんどんつまらなくなっていくテレビのバラエティ番組。
「売れ筋」の焼き増しのようなものばかりを生み出し、イノベーションなどほど遠いメーカー。
まるで1回きりかのように全神経が注がれ、失敗した者は死すら選びうる就職活動。
「1度失敗したら、はいアウト!」という空気は日本のいたるところに蔓延しているように思われます。

失敗を許さない空気はどこから生まれるのでしょうか?

「失敗を許さない」、言い換えると「寛容さの欠如」。

特にネットの世界では「過度な倫理を求める空気」と「寛容さの欠如」がうまく合わさって、まるで魑魅魍魎のすみかかのような光景になっている時があります。

最近だと、自民党の片山さつき議員がTwitterで「民主党政権の事業仕分けで常時監視の対象から御嶽山は外れた」と発言し、事実誤認だと猛バッシングをくらい、問題のツイートを削除、謝罪ツイートで埋め合わせするハメになりました。
また、ジャーナリストの江川紹子さんは御嶽山の噴火において、被災者救助や安全確保などの目的で自衛隊が現地に派遣されたことについて、「むしろ警視庁や富山県警の機動隊や山岳警備隊の応援派遣をした方がよさそう」とツイートし、専門家から誤解を指摘され、謝罪。
問題を指摘された人と指摘した人で、議論の着地点を見つけていれば良いのに、Twitterのシステム上、やりとりの全てが可視化され、それをおもしろがる外野がリツイートなどをすることで煽ります。
日常光景であるTwitterでしょうもない犯罪自慢をした連中にしてもそうです。
外野に煽られて、ボロボロになっていきます。

これらの件に関して、片山議員らを擁護するつもりはないのですが、いつも思うことは当事者ではない外野がやかましいこと。
もちろん、ふざけることと失敗することは別です。
Twitterでバカをやってしまう人と片山議員のような失言を、大きく「失敗」とくくってしまって良いとは思いませんが、いつもの過剰な外野からの攻撃を見ても「寛容さの欠如」を感じます。

私たちは、失敗を許さない社会に嘆きます。社会が寛容じゃないから、挑戦できない。だから、息苦しいと感じてしまう。
だから、つまらないと思ってしまう。
でも、誰もそれを変えようとはしません。政治や企業、社会という大きな枠で見ると、「挑戦を!」という声だけは上がっているようですが、私たちの狭い日常生活で考えても「寛容さは欠如」しています。

失敗を許さない、寛容さの欠如は日本企業、社会の特徴と思われがちですが、よくよく見ると「寛容さの欠如」はどこにでも転がっているのです。

「失敗を許してあげ、再チャレンジの機会を与える」

そんなことができる企業が今、伸びているようにも思われます。
インターネット企業大手にのし上がったサイバーエージェントがそうです。サイバーエージェントは社員の挑戦をどんどん促し、挑戦した敗者にはセカンドチャンスをという価値観で成長し続けています。
サイバーエージェントの藤田晋社長に関しては、失敗して再挑戦の機会を与えた社員が退職し、普段は社員の退職など全く気にしないのに、実は競合に引き抜かれたことを知り、今回ばかりは激怒したという記事も話題を呼んでいます。この件に関しては色々と物議を醸しているようですが…。

社会、経済の面でも「失敗を許したものが笑う」のかもしれません。

今では口に出すことすら、恥ずかしい「お・も・て・な・し」。
およそ1年前の東京オリンピック招致を決めたスピーチで滝川クリステルさんはこう言いました。

「そのおもてなしの心があるからこそ、日本人がこれほどまでに互いを思いやり、客人に心配りをするのです。一例を挙げてみましょう。皆様が何か落し物をしても、きっとそれは戻ってきます」

確かに、客人にはやさしいのかもしれません。
しかし、身内(=日本人)にはとことん冷たかったりもします。

企業も失敗を許さない、社会もそれを許さない。
ネットは相手がひれ伏すまで、徹底的に追い詰める。
そんな現代を生きる日本人が互いを思いやっているかどうかは、悲しい哉、疑わしいところです。

スタッフ・坂本
(2014/10/2 UPDATE)
番組スタッフ
9月7日に放送された、トークバラエティ『ワイドナショー』で、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが、週刊誌の記者に対し「ほんまお前らはゲスのゲスやな」と怒りをあらわにしたことが、先月話題となっていました。
これは、松本さんの父親が亡くなったことについて、まだ心身ともに完全に立ち直っていない松本さんの母親に対し、取材を行ったことが信じられないという怒りでした。

先週、今度は芸能リポーターの井上公造さんが、あるTwitterユーザーから職業について批判され、怒って反論するという出来事がありました。

きっかけとなったのは以下のツイート。
“他人のプライベートや気持ちを勝手に解釈して報じるなんて本当に卑劣な仕事ですね。他人の恋愛観や結婚観なんてほっとけ見苦しいし目障り。古くさい芸能村から”

これに対し井上さんは、
“ちゃんと名前を名乗ろうよ!ネット書き込みだけじゃ、全く説得力ないよ”と反論。

続けて、
“未だにTwitterで、あり得ないtweetをする輩がいる。匿名で批判するなら、誰でも出来る。そもそも、他人の仕事を否定する権利なんて、誰にもない。必要とされない職業だったら、需要がなくなるはず。表面上しか見ず、感情だけで発言しても、何の実りもない。”

すると今度は、
“は?名前を言うと説得力出るの?意見を言うのに肩書きや氏名は重要ですか?低俗なゴシップにこそ名前や情報源を明らかにすべきだと思いますが。”という同じユーザーからのツイートがあり…。

井上さんは、
“ボクは名乗っています!情報源を明らかに?あなた、取材源の秘匿もしらないの?”などと反論し、その後もしばらく激しいやりとりが続きます。

芸能リポーター・井上公造氏が一般人に怒り「ケンカ売るんなら、正々堂々としようよ!」

2人のやりとりはネット上で話題となり、芸能リポーターという職業をどう思うかという議論を巻き起こすことになりました。

私もワイドショーなどを視ていて、「余計なお世話だよなあ」と思うことはよくあります。
誰かが何かをやらかしたスキャンダル的な話題は好きですが、「〇〇と〇〇がデートをしていた」といったような恋愛話は、よほど興味のある人物でない限り面白いとは思えません。
そういった興味なしの「余計なお世話」的な話題の時はさっさとチャンネルを変えればいいだけのことです。
例え「他人の恋愛話なんてどうでもいいよ」と本気で腹が立ったとしても「本当に卑劣な仕事」などと罵る必要などありません。

井上さんは件のユーザーから、
“芸能は格下かもしれませんがジャーナリズムとか議論の仕方を勉強してきてください!”とツイートされ、

“そもそも、芸能は格下と言う考えが差別です。政治、経済、社会ネタ、スポーツも含め、全て同じステージに立っています。どのジャンルを必要かを決めるのは、視聴者や読者。”と反論しています。

自分が芸能ネタを欲していないのであれば視なければいいのであって、職業の是非は関係ないはずです。
もちろん程度の問題はあると思います。冒頭で触れた松本さんのようなケースであれば、松本さん自身に関わることでもあるので、その怒りには共感できます。

以前テレビに、あるフードファイターが出演していて、その人は「いろんな食べ物を無駄にたくさん食べてお金をもらうなんて、恥ずかしくないんですか?」といった内容の手紙やメールがよく来るという話をしていました。
まさに職業批判です。
どんな職業であれ一部分だけ見れば、ある人にとっては不快に思えたり、無駄なものに映ることはあるのではないでしょうか。
わざわざ伝える必要のないことを伝えようとする前に、「それはただ自分にとって嫌なものであるだけ」という可能性について、落ち着いて考えてもらいたいと思う次第です。

(スタッフ:武市)
(2014/10/1 UPDATE)

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