• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

【まえがきは謳う】アンデッドガール・マーダーファルス 1(著:青崎 有吾)

怪異×ミステリ。 人間ではなしえないトリック、吸血鬼、人造人間だからこそ成り立つトリックの数々。 そんなトリックを見破り看破するのも人外の者。 人ではない者たちの考え、行動、その表現が巧く、物語にすごく引き込まれた。 物語はまだ序章で、まだまだ先がながくなりそうである。 けれどもその分楽しめるのが...…続きを読む

【まえがきは謳う】マイナス金利(著:徳勝 礼子)

ごく一般的に、お金を借りたら利子をつけて返さなければいけない。しかし、最近金融の世界において、本来マイナスになるはずのない金利がマイナスになるという珍現象が起きている。 本書は、マイナス金利が発生する原因が「異次元の金融緩和」にあるとし、ハイパーインフレーションや国債暴落より恐ろしい、日本がじわ...…続きを読む

【まえがきは謳う】東京湾岸畸人伝(著:山田 清機)

人は畸人の背中に何を見るのか。本書の主人公たちは、誉れ高き英雄でもなく、大量生産された名も無き凡人でもない。生まれ落ちた時代に向き合い、ままならぬ人生を時に逸脱しながらも、自らを全うする男たちである。 「築地のヒール」として、老舗のマグロ屋を取り仕切る番頭。義理人情で固められた歴史と市場原理と...…続きを読む

【まえがきは謳う】テロと文学 9. 11後のアメリカと世界/上岡伸雄 (著)

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ、9・11。本書はこの9・11後に発表された文学のなかでもとくに話題作や問題作に着目、それらを通し、9・11後のアメリカを考察したもの。 9・11自体やその影響を描いた文学を読みあさるだけでなく、各地のメモリアルを訪問、作家や研究者にもインタビュ...…続きを読む

【まえがきは謳う】感情類語辞典 / アンジェラ・アッカーマン (著), ベッカ・パグリッシ (著), 滝本 杏奈 (訳)

2月に授賞式が行われる米映画界最大の祭典・第88回アカデミー賞。ノミネート作品、俳優が発表されました。第39回日本アカデミー賞もそれに先駆けて受賞作が発表となりました。 その年度の総決算として映画という創造物に注目が集まる季節。脚本の描写力、俳優たちの感情を表現する力も評されます。 本書は、人間...…続きを読む

【まえがきは謳う】声に出して踏みたい韻 ヒット曲に隠された知られざる魅力/細川貴英 (著)

「パソコン苦境、見えぬ展望 東芝・富士通・VAIO統合」 これは去年12月、Twitterユーザーにより「ラップみたいだ」と指摘され、話題となった日経電子版の記事の見出し。 たしかにラップっぽいですし、韻を踏んでいるように見えます。ところが先日、この見出しを「韻と呼ぶのはやめてほしい」と厳しく指摘したブ...…続きを読む

【まえがきは謳う】恐怖の哲学 ホラーで人間を読む / 戸田山 和久 (著)

哲学から心理学、脳科学という分野にいたるまで、様々な知から恐怖という感情を、ホラー映画や小説をもとに考察する本書。 本書を読んでまず感じたこと。それは恐怖という情動の性質よりも、ホラー映画に関する著者の圧倒的知識量です。哲学者である著者は夜な夜なDVD鑑賞にいそしむホラー好きだと言います。 「現象学...…続きを読む

【まえがきは謳う】95(著:早見 和真)

早見和真といえば、今でもいちばんに頭に浮かぶのはやはり「ひゃくはち」だ。何の気なしにラーメン屋で読んでいて、号泣しそうになったことを今でも覚えている。 最近の作品には「ひゃくはち」のときのような、読む者の感情を大きく揺さぶるようなものはあまりないが、その変わり【何かが起きそうな緊張感】が全編を覆...…続きを読む

【まえがきは謳う】聖母(著:秋吉 理香子)

え!?どういうこと?? 思わず読み返さずにはいられない、爽快なまでに騙されるミステリー。 何年かに1度、そんな本に出会います。 綾辻行人「十角館の殺人」、歌野昌午「葉桜の季節に君を想うということ」などの傑作がありますが、この本もそれらに負けず劣らず大どんでん返しが味わえる1冊。 残念ながら年末のミ...…続きを読む

【まえがきは謳う】強い組織をつくる 上田昭夫のプライド(著:大元よしき)

ワールドカップでの日本代表の素晴らしい戦いから、一躍国民の認知が高まったラグビー。この本の主人公、上田昭夫さんは慶應義塾大学ラグビーを二度も優勝に導いた名将。スポーツキャスターを務めたこともあるので、ご存知の方も多いのではないかと思います。 慶應義塾大学を卒業後、保険会社に入社したものの、日本代...…続きを読む

【まえがきは謳う】あざむかれる知性 本や論文はどこまで正しいか/村上宣寛 (著)

「カロリー制限で寿命が延びる」「楽観的な人は長生きする」。これらは一般的に信じられている定説ですが、本書によると、いずれも間違いなのだと言います。 その根拠として示されるのが、システマティック・レビュー。数百、数千の研究から質の高い研究のみを抜粋して、メタ分析などの統計的分析を行った論文のことで...…続きを読む

【まえがきは謳う】スパム インターネットのダークサイド/フィン・ブラントン(著) 松浦俊輔(訳)

多くのネット・ユーザーに対し、広告や不快な内容を無差別に送りつける「スパム」。 スパムと言えば、先日、モデルの菜々緒さんがInstagramで多発するスパムコメントへの怒りをあらわにし、話題になったばかりです。 本書は、このスパムという現象を切り口に、インターネットのダークサイド、つまり影の歴史を描いたテ...…続きを読む

【まえがきは謳う】大格差社会アメリカの資本主義 / 吉松 崇 (著)

2015年、ピケティ『21世紀の資本』がアメリカで論争を巻き起こしました。同国ではピケティの師が書いた『21世紀の不平等』も話題となりました。その背景にあるのは、日本とは比較にならない「大格差」だといいます。 元リーマン・ブラザーズに勤務した著者が、実体験に基づき、格差社会アメリカの実態に迫った本書。 ...…続きを読む

【まえがきは謳う】日本人にとって美しさとは何か / 高階 秀爾 (著)

美術史家で美術評論家の著者が、古今東西の美術・文学作品を例に挙げつつ「日本独自の美意識」がどのように形作られたかを論考する本書。 数年前からよく、書店で日本礼賛本が並べられているのを目にします。私はその類の本が苦手で、どうもどれも一方的に日本が素晴らしいと言っているように感じられるからです。日本...…続きを読む

【まえがきは謳う】未成年(著:イアン・マキューアン)

人生経験を積んで、築いてきたものがあると思った矢先、考えもしなかったところから足元が崩れるような経験をしたらどうなるか。 本書の主人公はそんな経験をする。裁判官という男性が大多数を占める職業で女性でありながら実績と周囲の尊敬を集めている60代のフィオーナだが、人知れず自分の下した判決が当事者に与え...…続きを読む

【まえがきは謳う】探検!東京国立博物館(著:藤森 照信, 山口 晃)

日本最古にして日本最高峰の博物館、東京国立博物館。 収蔵品総数は11万点を超え、いつ行っても違う展示品と出会え、一日中居ても飽きることのない東京国立博物館の魅力を、建築家・藤森照信さんと現代美術家・山口晃さんがそれぞれの視点から紹介している本書は、随所に山口晃さんのイラストがちりばめられつつ、お二...…続きを読む

【まえがきは謳う】仕事のエッセンス(著:西 きょうじ)

著者は東進ハイスクールの英語講師で、すでに受験参考書のベストセラーが多数ある、その分野では第一人。 今回は、仕事、働き方をテーマにした一般書である。競争の激しい予備校界で長く活躍し続けているだけあって、とにかく話がわかりやすい。 ネットワークを生かして、教え子たちや自身の同級生(企業の人事担当者...…続きを読む

【まえがきは謳う】あなたが世界のためにできるたったひとつのこと〈効果的な利他主義〉のすすめ/ピーター・シンガー (著) 関美和 (訳)

「他者のために自分にできるたくさんのいいことをしなければならない」という考え方を指す、「効果的な利他主義」。今、この考え方が欧米の若者やシリコンバレーで広がりを見せ、新たなムーブメントが起きているのだといいます。 本書は、この新たなムーブメントを「最も影響力のある現代の哲学者」と呼ばれ、タイム誌...…続きを読む

【まえがきは謳う】作家の収支 / 森 博嗣 (著)

2015年、最も売れた本といえば又吉直樹氏の「火花」。印税は数億円になると言われ、今年にはNetflixでドラマ化されことからさらなる利益が又吉氏の財布を温めることになります。一体全体、作家とはどのくらい稼げる職業なのか。出版不況とは言われながらも気になってしまいます。 「作家とお金」の話がすがすがしい...…続きを読む

【まえがきは謳う】故人サイト 亡くなった人が残していったホームページ達/古田雄介 (著)

インターネット上に残り続けている、亡くなった人のブログやSNSの書き込み。 事故に遭ったり、事件に巻き込まれたり、病死したりと、亡くなり方は様々ですが、彼らが残した痕跡には生死にまつわる濃厚な情報が宿っていることが多く、何か学び取れるものがある。こう思った著者が亡くなった人のサイト=「故人サイト...…続きを読む

【まえがきは謳う】勝手に選別される世界 ネットの「評判」がリアルを支配するとき、あなたの人生はどう変わるのか / マイケル・ファーティック (著), デビッド・トンプソン (著), 中里 京子 (訳)

レピュテーション経済によって、今、私たちに何が起こっていて、その先にある未来はどのようなものかを解き明かす本書。 「レピュテーション」とは「評判」のこと。 「評判」というものは実に厄介で、仕事をしていても、友人といても、あるいは一人でいたとしても自分という人間がどう思われているのか、そんなつまら...…続きを読む

【まえがきは謳う】宇宙を撮りたい、風船で。(著:岩谷 圭介)

カメラを風船につるして限りなく上空から写真を撮る。しかも自作。機材と道具は100円ショップやホームセンター等で手に入るものばかり。本当に安く自作でこんなことができるのかという試行錯誤失敗チャレンジ成功の全記録。 風船はどこまで飛ぶのか、風船で宇宙に到達なんてできるのか、個人で宇宙開発(!)なんて可能...…続きを読む

【まえがきは謳う】マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ(著:古内 一絵)

深夜、常連しかこない夜食カフェ マカン・マラン。そこには体にしみるように優しい食事やお茶と心の悲鳴をうけとめてくれるおおきな懐を持ったドラッグクィーン シャールが迎えてくれる。 大手広告代理店の前線で仕事をする独身女性、仕事は面白いが早期退職者募集の噂が。 ライターと言えば、聞こえはいいが結局大...…続きを読む

【まえがきは謳う】IoTビジネスモデル革命(著:小林 啓倫)

近年、『IoT』『インダストリー4.0』というワードが新聞や雑誌、テレビなどで取り上げられており、これらに対する関心がより高まっている。 『IoT』とは、ありとあらゆるモノがインターネットで接続されることで、人間を介さずにモノとモノとがやり取りをする状態をいう。そして、『IoT』を基盤として、生産の自動化、...…続きを読む

【まえがきは謳う】戦略がすべて/瀧本哲史 (著)

あらゆる市場に成功の「方程式」は存在する。この視点を出発点に『僕は君たちに武器を配りたい』で知られる著者が様々な市場における成功の「方程式」、そしてその方程式を導き出すための戦略的思考の方法を示しているのが本書。 戦略的思考の方法を示すテーマは「AKB」「オリンピック」「就職活動」「地方創生」「ネッ...…続きを読む

【まえがきは謳う】青年と雑誌の黄金時代 若者はなぜそれを読んでいたのか / 佐藤 卓己 (編)

学生時代の青春というと、学校で過ごす時間と放課後に分けられます。 放課後の青春…本書が私に思い出させてくれたのは懐かしくも恥ずかしいそんな過去のひと時です。 雑誌の「青春」にスポットを当てた本書。「non-no」や「ぴあ」、「ロッキング・オン」など黄金時代を築いた雑誌をもとに、読者である若者たちの青春...…続きを読む

【まえがきは謳う】「爆買い」後、彼らはどこに向かうのか?/中島恵 (著)

上から目線で語られることの多い、中国人による「爆買い」。本書はこの爆買いをテーマに、中国を現場で追い続けて29年のジャーナリストが全国各地の観光関係者や、来日する中国人、中国国内に住む人々などに取材したもの。 克明な取材を通して見えてくるのは、爆買いの意外な実態。たとえば、バブル期には日本人も爆買...…続きを読む

【まえがきは謳う】『罪と罰』を読まない 岸本 佐知子 (著), 三浦 しをん (著), 吉田 篤弘 (著), 吉田 浩美 (著)

『罪と罰』を読んだことのない者が読まずしてその本について読む、語るという前代未聞の読書会を収めた本書。 無謀な挑戦のように聞こえますが、ただの妄想読書会かと侮るなかれ。本書で繰り広げられるのは人間の想像力と読解力のぶつかり合いによる新たな「創造」です。 読まずに読むことができるのも、タイト...…続きを読む

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