• 「まえがき」にはNEWSがある。仕事に効く話題のビジネス書、心の目を養う古典まで「まえがき」にはその本のエッセンスが詰まっている。              時代性、社会性を 紐解く序章・・。話題の本の、「まえがき」を素材にひと手間ふた手間かけてティスティング!TIME LINE まえがきレビュー

【まえがきは謳う】満員電車がなくなる日/阿部等 (著)

会社員ではないわたしも、たま〜に満員電車に乗ることがあります。乗った時、脳裏に浮かぶのが“この世の地獄”という言葉。それぐらいのストレスをもたらす悪しき存在です。 この満員電車をなくすありがたい政策(=満員電車ゼロ)を公約に掲げ、当選したのが小池百合子都知事。 選挙中、具体策として「2階建て通勤電...…続きを読む

【まえがきは謳う】バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体 / 粥川 準二 (著)

人間の未来をより良いものにしてくれるとして期待されるバイオテクノロジー、バイオサイエンス。大きな期待が寄せられているそれらの技術は私たちの社会を実際にどう変えたのか。 本書が書かれたのは科学というものに対して疑いの目が向けられた東日本大震災、福島第一原発事故の翌年。本書のタイトルにもある「バイオ...…続きを読む

【まえがきは謳う】芸人最強社会ニッポン/太田省一 (著)

テレビをつけると、芸人が出ていない番組を見つけることは難しい。それぐらい、芸人はあらゆる番組に出て、その場をソツなくこなしています。 こうした状況を「芸人万能社会」と呼ぶのが社会学者である本書の著者。芸人がもてはやされるようになった背景を、時代の流れを追いながら深読みしていきます。 著者によれば...…続きを読む

【まえがきは謳う】命売ります / 三島 由紀夫 (著)

「命売ります」は1968年、週刊誌に連載された長編小説。 自殺を試みるも、失敗に終わった広告代理店勤務の主人公、羽仁男。自殺失敗後、新聞広告に「命売ります」と出したところ、それを利用しようとする人間が次々に現れては騒動を起こしていきます。妻と一緒に殺されてほしいと命を5万円で買った老人、死に至るかも...…続きを読む

【まえがきは謳う】教養としての戦後<平和論>/山本昭宏 (著)

先の都知事選で鳥越俊太郎氏は「1に平和、2に憲法、3に脱原発」と訴えていたのは記憶に新しい。3つの訴えのうち、わたしの心にとくに響かなかったのが「1の平和」。平和であることに慣れてしまったせいなのか、平和という言葉を真正面から叫ばれると、こちらが気恥ずかしくなります。 この平和という言葉が持つ“気...…続きを読む

【まえがきは謳う】おいしさの人類史 人類初のひと嚙みから「うまみ革命」まで / ジョン・マッケイド (著),中里 京子 (訳)

テレビや雑誌を見ると必ずあるグルメ企画。ネットでバズるのを待つレシピサイト、レストラン評、SNSにアップされた食べ物の写真…人間はなぜこうも美味しいものが大好きなのでしょうか。味覚が人類の核を成す構成要素だからに他なりません。 本書は遺伝学や脳科学の最新研究をもとに、壮大な味覚の歴史を紐解きます。 ...…続きを読む

【まえがきは謳う】芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり/武田砂鉄 (著)

本書のまえがきには「テレビを見ていて感じた芸能人へのわだかまりを可視化し、精いっぱい受け止める。頼まれてもいないのに、力の限りで寛容する」とあります。 この“寛容”を宣言することが重要で、寛容と言う名のフォローを入れる代わりに著者は精いっぱい、芸能人をいじり倒しています。 飽きもせずにハイタッチを...…続きを読む

【まえがきは謳う】ビッグデータと人工知能 可能性と罠を見極める / 西垣通 (著)

技術革新を語る上でバズワードとなっている「人工知能」と「ビッグデータ」。 人工知能、ビッグデータにより、消費と生産活動が促され、経済が活性化するとされています。 果たして本当にそんな未来がやってくるのかという疑問を掲げる情報学の専門家である著者。「可能性と罠を見極める」という副題のとおり、今何が...…続きを読む

【まえがきは謳う】ストレンジャー・イン・パラダイス(著:小路幸也)

限界集落、この単語には、どうもマイナスのイメージがある。 ところが、「ストレンジャー・イン・パラダイス」に登場する限界集落、晴多太(はれただ)は違う。故郷の晴多太に戻ってきた女、土方あゆみを中心にして、町を再生すべく活動する晴多太いきいき課推進室なる部署があるのです。東京のIT企業で広報という仕事...…続きを読む

【まえがきは謳う】アナキズム・イン・ザ・UK 壊れた英国とパンク保育士奮闘記(著:ブレイディみかこ)

90年代後半に青春を謳歌していた方には共感をして頂けるだろうが、トレインスポッティングを代表に、当時映画館で上映されていたイギリス映画に出てくる、社会一般から見て常軌を逸脱した登場人物達が眩いくらいに恰好良く見えた。それは、後ろに流れる高揚感溢れるブリットポップや、ラフでスポーティなアイテムをスタ...…続きを読む

【まえがきは謳う】無私の日本人(著:磯田 道史)

「ゼニと頭は、使いよう」映画化帯にあったフレーズと阿部サダヲさんの写真が「おもしろい本やでー!」と言っているように思え思わず手にとって読み始めた本。 映画「殿、利息でござる!」の原作がこの本の中の一編である穀田屋十三郎の話である。 時は江戸、学校でも習うように身分制度があり、武士である管理者の理...…続きを読む

【まえがきは謳う】「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済/小川さやか (著)

近年、叫ばれるようになった資本主義の終焉。その資本主義の対極にあるのが、本書のテーマでもある「その日暮らし(Living for Today)」です。 本書は、その日暮らしを実践する人々とそこにある社会の仕組みを論じることで、資本主義を生きる日本人の生き方とその社会の仕組みを問い直すもの。 著者はまず、「その日...…続きを読む

【まえがきは謳う】 現在落語論 / 立川 吉笑 (著)

落語がブームとなっています。ブームの一翼を担うのが、若い二ツ目落語家の存在です。 本書の著者は二ツ目の中でも異彩を放つ、立川談志の孫弟子にして立川談笑の一番弟子である落語家・立川吉笑。そんな吉笑氏が伝統芸能・大衆芸能としての落語、古典落語と新作落語の違いなど落語がどういうものなのかに始まり、着物...…続きを読む

【まえがきは謳う】シリコンバレーで起きている本当のこと/宮地ゆう (著)

アップル、グーグル、Facebookといった世界を変える企業が次々に現れ、巨万の富を生み出す町シリコンバレー。華やかな面は度々報じられるが、マイナス面の情報を目にすることはほとんどありません。 「日本で伝わっているシリコンバレーのイメージは決して間違ってはいないが、一つの断面でしかないということだ」 シ...…続きを読む

【まえがきは謳う】ハイ・ライズ (創元SF文庫) J.G.バラード (著),村上 博基 (訳)

8月6日より公開中の映画「ハイ・ライズ」。原作はSF作家J・G・バラード氏の同名長編小説です。1980年に日本語版が発売され、一時は入手困難となっていた原作小説が映画公開に合わせて復刊しました。 ロンドン中心部に聳え立つ、知的専門職の人々が暮らす新築の40階建の巨大住宅。医師ロバートは、中層部に入居します...…続きを読む

【まえがきは謳う】屋根裏の仏さま(著:ジュリー・オオツカ)

20世紀初頭、多くの日本人の娘たちが、写真の姿しか知らない男と結婚するためにアメリカへ渡った。しかし、実際に出会った夫は、写真とは似ても似つかぬ年老いた男、みすぼらしい姿をした男であった。不安と期待を胸に向かったアメリカでの日々は、夫に奪われ、生活のために労働を強いられることから始まる。子どもを産...…続きを読む

【まえがきは謳う】ハードワーク!グッドライフ!新しい働き方に挑戦するための6つの対話(著:山崎 亮)

「企業に勤めない人の本って?株とか?働かないってこと?」 話の筋は忘れたが、何の気なしに受けた質問に驚くと共に「個人事業主や、社会実業家とか…」と答えると質問相手の男性の目の色が変わった。それを見て、仕事の形態や働き方で悩む人にとって「企業に属さない」ハードルの高さと、「個人で働く」ことへの希求心...…続きを読む

【まえがきは謳う】超・箇条書き(著:杉野幹人)

世界最高峰のビジネススクールINSEADでMBAを取得した著者杉野幹人氏による、超・箇条書きの指南書。箇条書きはBULLET POINTSと呼ばれ、今まさに世界中で重要視されるスキルとなっている。この方法は書き手が無駄な文章を書く手間が省けるのはもちろん、読み手にかかる情報処理の負荷を減らすこともできる。 箇条書きを...…続きを読む

【まえがきは謳う】SNSポリスのSNS入門/かっぴー (著)

去年9月、ネットに公開され、話題になったマンガ「フェイスブックポリス」。フェイスブックでのイタイ行動を題材にしたこのマンガは多くのフェイスブックユーザーの共感を呼びました。 本書はこの「フェイスブックポリス」とその後のWEBサイトでの連載「SNSポリス」をまとめたもの。 SNSユーザーに対する厳しい目線は...…続きを読む

【まえがきは謳う】 悪意の心理学 悪口、噓、ヘイト・スピーチ / 岡本真一郎 (著)

7月26日未明、相模原市の障がい者福祉施設で起きた障がい者19人殺害事件。 戦後最悪とも言われる今回の事件は、その被害の大きさともに加害者が「重複障がい者が生きていくのは不幸だ。不幸を減らすためにやった。」と供述してなど、障がい者へのヘイトクライムも大きな問題となっています。加害者が示した悪意。なぜ...…続きを読む

【まえがきは謳う】神経ハイジャック もしも「注意力」が奪われたら/マット・リヒテル(著) 三木俊哉(訳)

本書は運転中の「ながらスマホ」によって悲惨な事故を起こしてしまった男の顛末を通し、「ながらスマホ」に警鐘を鳴らすもの。 悲惨さだけを強調するのではなく、示される「ながらスマホ」に関する調査結果が目を引きます。 たとえば、アメリカの成人の64%が運転中に携帯メールをしたことがあるという調査結果。それと...…続きを読む

【まえがきは謳う】ジブリの仲間たち (新潮新書) 鈴木敏夫 (著)

去年設立30周年を迎えたスタジオジブリ。 劇場公開作は23本を数え、宮崎駿監督の長編からの引退や制作部門の休止と、一つの区切りを迎えていたスタジオジブリ。去年設立30年を迎えました。 本書の著者はスタジオジブリの名プロデューサー、鈴木敏夫氏。 ジブリ作品は内容の素晴らしさだけでヒットしてきたわけでは...…続きを読む

【まえがきは謳う】「衣食足りて礼節を知る」は誤りか(著:大倉 幸宏)

日本人のモラルやマナーは良いか悪いかと問われれば大抵の人は良いと答えるのではなかろうか。悪い人もいるであろうけれどそれは一部の人だろうと。 戦後の新聞記事や外国人の日本記録等の資料を集め、戦後日本人のマナーとモラルの実情と変遷を調べた本。実は昔の日本人のモラルは低かった。酒宴で暴れるのは当たり前...…続きを読む

【まえがきは謳う】心に静寂をつくる練習(著:吉田 典生)

グーグルやインテルなどの企業研修に採用されたり、ジョブズが実践していたということで日本でも最近注目されている「マインドフルネス瞑想」に関する本です。 瞑想と聞くとスピリチュアルな雰囲気や宗教色を感じるかもしれませんが、そういったものが一切排除され、脳科学でも効果が実証されているのがマインドフルネ...…続きを読む

【まえがきは謳う】魂の退社(著:稲垣 えみ子)

なんともインパクトのあるタイトル。そして表紙には(シンプルに描かれているものの)やはりこれもインパクトのあるアフロヘアの著者の顔。勢いでつい手に取ってしまった。著者は1965年生まれ。大学卒業後、記者から論説委員・編集委員まで28年間務めた朝日新聞社を、今年の2016年1月に退社してしまう。この本にはその顛...…続きを読む

【まえがきは謳う】コンビニ人間/村田沙耶香(著)

先日、芥川賞を受賞した本書が示すのは、何かと「普通」が求められる現代への抵抗です。 主人公は大学卒業後、就職せず、18年もコンビニでアルバイトをつづける36歳の独身女性で、男性との交際経験もない。 コンビニでアルバイトをつづける理由をこう語ります。 「完ぺきなマニュアルがあって、『店員』になるこ...…続きを読む

【まえがきは謳う】意味という病 / 柄谷 行人 (著)

映画が公開されれば、あのシーンはあれを暗に意味しているとか、何かと考察したがる人が増えました。先月末から公開となった「シン・ゴジラ」も監督が庵野秀明ということもあり、様々な考察がなされています。しかし、果たしてそれらにどこまで意味があるのか。 本書は哲学者にして文芸批評家の柄谷行人のエッセイをま...…続きを読む

【まえがきは謳う】死すべき定め 死にゆく人に何ができるか/アトゥール・ガワンデ(著) 原井宏明(訳)

本書は、全米で75万部のベストセラーとなった話題の書。現役の外科医で医療ライターである著者が、自らが接した“人生の終末期をよりよくするために戦った人々”のエピソードを描き出しています。 終末期をよりよくするための戦いとは、進化しつづける医療との戦い。著者はこう語ります。 「現代の科学技術の能力は人...…続きを読む

【まえがきは謳う】ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界 (ちくま文庫) 阿部 謹也 (著)

1284年6月26日、ドイツ・ハーメルンの街から130人の子供が失踪するという史実が残されています。 その失踪事件は後に「ハーメルンの笛吹き男」として、世界中で知られる物語となるのですが、失踪が史実だとするならば、一体当時のドイツで何があったのでしょうか。主人公はなぜ笛吹き男でなければならなかっ...…続きを読む

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