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番組スタッフ
「かわいそう」という感情を抱く場面というのは“人それぞれ”なのでしょうが、この騒動に関しては“人それぞれ”と、すんなり割り切れないややこしさがあります。

小学校侵入のクマ射殺→「可哀想」と苦情 地元関係者に反論を聞く(「J-CASTニュース」2017/10/13) 

今年9月、岐阜県高山市の小学校の校庭に、野生のツキノワグマが侵入し、地元の猟友会がこのツキノワグマを射殺。
この出来事は、第一報として、いくつかのメディアが報じていました。
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高山署によると、体長約1メートルのオスのツキノワグマで、連絡を受けた地元の猟友会の男性3人が、校庭の木に登っていたクマを捕殺した。児童64人と教職員15人は校舎内に避難していて、けがはなかった。
<「朝日新聞デジタル」(2017/9/6)>
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この出来事をめぐって、その後、高山市や学校に「クマがかわいそう」という問い合わせが寄せられているのだといいます。

クマを射殺しなければ、子供や教職員が殺されたかもしれないのに、クマの命が奪われたことを嘆く。なんだか、おかしな話です。

「かわいそう」と思っているのは、フリーライターの赤木智弘さんが自身のブログで指摘している、一定数存在するという「無関係の人間よりも動物の命の方が大切だと考える人」なのでしょうか。
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世の中には一定数「無関係の人間よりも動物の命の方が大切」だと考える人がいるのである。
それは決して世間から遊離した存在ではなく、そうした人も、普通にそれを表に出して他人を批判することは無い。
また、こうした問い合わせをしてくるのは、更にその中のごく一部なので、多くの動物愛護者は単なる善良な隣人にすぎない。ただ、その「一部の更にごく一部」が大変迷惑であることも事実だ。
<面白半分に動物の命を守るな(「赤木智弘の眼光紙背」2017/10/14)>
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J-CASTニュースによると、高山市農務部の担当者は、この「クマがかわいそう」という問い合わせについて、以下のような見解を示しています。
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『可哀想』だと思う気持ちは理解できるが、私達の仕事は感情的になってはいけない。市民の生命と財産を守ることが最優先です。
高山市はクマが人に危害を加える被害が多い地域です。生活圏と森林が密接していて、クマが住宅地に出没することもあります。
実際、今回の問い合わせは都会の方がほとんど。こちらとしては、都会と田舎では『野生動物に対する考え方が違うのかな』と思ってしまいます。
<「J-CASTニュース」(2017/10/13)>
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わたしはこの騒動を見たとき、牛のはく製を店内に吊るしたオーストラリアのレストランに対し、先月、「残酷だ」と批判の声があがったことを思い出しました。
牛肉を食べるという行為は差し置いて、牛のはく製を吊るすことだけを「残酷」だと批判する。
牛肉を食べる前に必ず発生する、牛を殺して解体するという行為の“残酷さ”は置き去りになっているのです。
動物の命を尊ぶ感情というのも大事ではありますが、そこにはある程度の節度や冷静さが伴ってほしいとも思います。

(スタッフH)
(2017/10/17 UPDATE)
番組スタッフ
今週のタイムラインでは「アムロ世代と総選挙〜半径5mの幸せってナニ?〜」と題して、今回の選挙戦で見えてきた、「日本の隠された政治課題」を
「90年代」というキーワードを通して考えます。

10月16日(月)佐々木俊尚●政党が揺らぐ今、政治家に求められる“湯たんぽ”化
政党の存在意義が薄まる今、政治家は有権者のために何をすべきなのか。「湯たんぽ」のような政党とは?

10月17日(火)速水健朗●“90年代の呪縛”に囚われた現代日本
日本はどのような90年代の呪縛に囚われているのか?その呪いを解く術とは?

10月18日(水)ちきりん●日本が「オトナ帝国」から脱却できないワケ
劇場版クレヨンしんちゃんに登場したオトナ帝国化している日本。
その現状を捉え、脱却する術を探る。

10月19日(木)小田嶋隆●長生きがリスクとなった日本の行く末
長生きしたくない高齢者の存在が顕著となる日本で、高齢者は今後どう生きるべきなのか、考える。
(2017/10/16 UPDATE)
番組スタッフ
Yahoo!のトップに『「あおり運転」に遭遇した場合はすみやかにその場を離れて通報を!』という記事がありました。もちろん、あの痛ましい東名高速道路での死亡事故を受けてのことでしょう。
あの事故は煽り運転をする人間の愚劣さを改めて浮き彫りにしたと思います。

容疑者が逮捕され、その容姿を見た時。正直に言うと、妙な納得感がありました。この感覚は私だけではないようで、家族や仕事仲間も同じような感想を抱いていました。
人は見た目で判断すべきではない、と小学校の先生に教えられてきました。しかし、同時に危ない人に付いて行ってはいけないと習う時は、大抵、サングラスをかけマスクをした男性のイラストで先入観を植え付けられたものです。
大人になって多くの人が、「人は見た目で判断してはいけない」というのが詭弁だと多くの人が気づいているのではないでしょうか。

かつて、 『人は見た目が9割』という新書がベストセラーとなりました。それから10年後、さらに10%上乗せされて『人は見た目が100パーセント』という漫画が人気となりました。
長く付き合いうる人の場合は時間を重ねることで初めてその人の良さに気づくということもあるでしょうから、見た目で判断してしまうのは早計かもしれません。
しかし、あまり時間をかけられない仕事等の場合は、残念ながら見た目で判断してしまいがちになります。 スーツであっても何だか地雷っぽい雰囲気を醸す人はいますし、反対にTシャツ姿であっても気品と威厳を纏う人もいます。
「見た目」 というよりは「見た目が醸す雰囲気」かもしれません。

ディストピア小説に注目が集まる昨今ですが、『教団X』で知られる中村文則氏の新刊『R帝国』も近未来の独裁国家を描いています。
同作の中で、R国の与党R党にいる男がこんな言葉を残します。

〈人々が欲しいのは、真実ではなく半径5メートルの幸福なのだ〉

大きな目で見ると、北朝鮮が暴走しうるリスクの方に気を揉むべきなのでしょう。しかし、『R帝国』に書かれているように、私の幸福はもしかしたら、外国の横暴な動きなどよりも、煽り運転をするような連中によって破壊されるのではないかという不安に駆られます。

最近では駅のホームにドアが付くようになりましたが、ない駅では誰かにぶつかるか、押されるかして線路に落ちてしまうかもしれない…。
痴漢の冤罪も、明日にでも私の半径5メートルの幸福を壊すかもしれないリスクです。

私の半径5mの幸福には家族も含まれておりますので、子供の連れ去り事件を知ると犯人に対してどす黒い怒りを覚えます。完璧な安全性が担保されていない組体操もそうです。
もし、我が子が入学した学校で組体操が行われると知ったら、「参加しない」という選択肢の必要性を訴え、何としてでも聞き入れてもらおうとするかもしれません。

半径5mの幸福を破壊するかもしれない人への対策としては、見た目で判断する以外にないのではないでしょうか。趣味嗜好や思想が浮き彫りになりやすいSNSも有効でしょう。(本当の危険というものはもしかしたら何の伏線もなしに訪れるものなのかもしれませんが…)

このように、半径5メートルの幸福を守ろうとすると自分勝手となり、モンスター化しがちです。これは今に始まったことではなく、おそらくずっと昔からそうだったのではないでしょうか。あいも変わらず何が起こるかわからない世の中ですので、これも仕方のない自衛手段なのかもしれません。
自分を中心とした半径5メートルにできるだけ、「信頼できる自分以外の人」を入れることでモンスター化を防げるのではないかと思っています。「愛する自分以外の人」だとモンスター化を促しがちです。どこかのドラマの受け売りになってしまいますが、「愛する」よりも「信頼する」方が難しいのですから。

スタッフ坂本
(2017/10/12 UPDATE)
番組スタッフ
実家があることから、ひじょうに身近であり、馴染み深い東急池上線。
通勤・通学時間以外はほとんど混み合うこともなく、普段はのんびり穏やかなこの路線が、3連休最終日のきのう(9日)は一変。
1日無料で乗り放題となり、“らしくない”雰囲気を漂わせていました。

3連休最終日「東急池上線」無料で乗り放題(「日テレNEWS24」2017/10/9)

そもそも相当なマイナー路線である東京池上線がなぜこれほど大きなイベントに打って出たのかというと、マイナー路線であるがゆえの悩み。
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なぜ池上線は、あまり知られていないのか。
その理由として、他の路線とつながっていないことや、沿線はオフィス街や商業地より住宅街が多いこと。また、まわりの路線との距離も近いため選択肢が多く、利用者が限られているという。
さらに―
東急電鉄・担当者「池上線も全国と同じように高齢化が進み始めています。高齢化が始まってくると町の活性化が失われる。電車の乗降客が減ってしまうということでやはり困る」
<「日テレNEWS24」2017/10/9>
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まずは池上線を広く知ってもらおうと考え、今回の無料乗り放題が決まったわけです。

そして開催日のきのう、午後1時ぐらいでしょうか。
わたしはたまたま踏切を待っているときに、走る池上線を目撃したのですが、車内は通勤ラッシュ並みの大混雑。

その光景には、電車の旅から連想する「のんびり」や「情緒」といったものは皆無。
むしろ、殺伐とした雰囲気が漂っていました。

半ば呆れながらツイッターで反応を探ってみると、当然のごとく、当日の混乱が多数報告されています。

東急池上線「無料1日乗車券」配布でどの駅も平日ラッシュ並みに混雑、遅延も発生してカオス状態に #池上線1日フリー乗車DAY #池上線(togetter)

さらに、フリーライター・西田宗千佳さんの「無料イベントに意味がない」という厳しめの指摘も見つけました。
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私が「休日の池上線無料イベント」に意味がない、と感じた最大の理由は、本来やって欲しかった「沿線を自由に移動して街を楽しんでもらう」ことが、混雑により不可能になっているから。
「一か月の間、1日だけ乗り放題になるチケット」にしつつ、イベント分散ができれば価値も出たと思うんだが……

そもそも3両編成で輸送力皆無の池上線に人を集め、「混んでた」悪印象を来た人に植え付け、さらに地域住民は満足に電車に乗れない……って、どんだけ意味がないイベントなんだ>池上線無料
受け入れ準備がない大規模集客は、軋轢を生むだけで誰も得しない……というのは、よく見る光景ではあるが。
<西田宗千佳さんのツイッター(@mnishi41)より抜粋>
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わたしは、池上線と多摩川線のどちらも利用できるエリアに住んでいるのですが、比較するとやはり、他の路線の乗り入れがない分、池上線の方が圧倒的に不便。
利用するのは年に10回未満です。

元々それほど良いイメージがないうえ、あんなに殺伐とした車内を見せられたら、利用する気も失せるというものです。

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池上線沿線の素晴らしさは「平日昼間」です。
やる気のない午後、ぜひ休みをとってきてください。都心から近いのに色々いい場所がある上に、「ゆったり」過ごせますから。
今日は本質とは真逆の日です。
<西田宗千佳さんのツイッター(@mnishi41)より抜粋>
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1日無料乗り放題は、池上線が本来持つ良さを消し去ったわけですが、良さを伝えるだけでは乗降客を増やすのにも限界があります。
元も子もないですが、ネックになっている他の路線の乗り入れや乗り換えの不便さが改善されない限り、乗降客も増えないですし、町の活性化にもつながらないのではないでしょうか。

(スタッフH)
(2017/10/10 UPDATE)
番組スタッフ
10月9日(月・祝)佐々木俊尚 ●家電と車の垣根が曖昧に?ダイソンEV参入が示すこと

ダイソンのEV(電気自動車)参入はどんな意味を持ち、今後、自動車業界と電機業界の双方にどんな変化をもたらすのか。コンセプターの坂井直樹さんに伺います。

10月10日(火)古谷経衡 ●右派と左派がねじれる日本の経済政策

経済政策から、日本の左右の誤解を読み解きます。

10月11日(水)飯田泰之 ●インバウンド増加で再び注目される医療ツーリズム

地方を中心にした医療の充実化が期待されるものの、公益性を損なうおそれのある医療ツーリズムの課題を考えます。

10月12日(木)小田嶋隆 ●ドイツ総選挙にみる第3勢力の持つ可能性

二大政党制を目指す政党が出てきた今回の衆院選に先んじて、二大政党が成り立たなくなっているヨーロッパ政治の潮流の理由は何か?
(2017/10/9 UPDATE)
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