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番組スタッフ
差別的投稿を削除するよう訴える団体がツイッタージャパン本社前で行った抗議行動が、物議を醸しています。

ヘイト投稿「野放しやめて」 ツイッター日本法人へ抗議(「朝日新聞デジタル」2017/9/8)

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ツイッター社が差別表現を伴う投稿を放置しているとして、市民らが8日、抗議活動をした。
東京都内にある同社日本法人が入るオフィスビル前の歩道に、民族差別や性差別をあおるような投稿を印刷した紙を敷き詰め、ビルに向かって「差別ツイート野放しやめて」「ヘイトツイートは表現の自由にあたらない」などと書かれたポスターを掲げた。
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この抗議デモでは、参加者がヘイトスピーチだと判断したツイートをわざわざプリントアウトして、その紙を踏みつけるといった活動も行われたのだといいます。

気に食わないツイートをコピーし公道に広げて踏みまくる、おぞましい連中の話。(疑問補足あり)

このあたりをより詳しく伝えているのが神奈川新聞のこちらの記事。

<時代の正体> 「差別ツイート野放しやめて」 ツイッター社前で抗議集会(「神奈川新聞」2017/911)

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<朝鮮人皆殺しにしちゃえば良い><チョンなんてこの国にいらないゴキブリ><日本に住む寄生虫>―。
日も暮れ始めた午後6時、ツイッター社日本法人が入る高層ビルに面した路上が差別ツイートで埋め尽くされた。
削除されないままになっている投稿を、反ヘイト活動に取り組む主催団体「TOKYO NO HATE」が紙に印刷し、約50メートルに渡って歩道に敷き詰めたものだ。
ツイッター社のフォームに従い、削除を求めて通報しても応じてもらえていない差別投稿を寄せるよう呼び掛けたところ、約2千件が集まったという。
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こうした抗議行動に対して異を唱える人も少なくなく、サイエンスライターの片瀬久美子さんはツイッターにこのように投稿。
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差別反対のデモンストレーション自体を批判しているのではなく、ヘイト認定は慎重にする必要があるという課題が残されている事を指摘していますが、自分達の運動に批判的な態度をとる人達は全て敵みたいな捉え方をしてしまうと、無用な敵ばかり作ってしまうことになりますよ。
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ライトノベル作家・葛西伸哉さんの以下のツイートは2000以上リツイートされています。
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前にも指摘したけど「ハラスメント」も「ヘイト」も流行語になって「私が不快になる事」という意味で濫用されるのって、本当にマズいと思う。
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たしかに、明らかな「ヘイト」であれば削除する必要はあるかと思いますが、自分の意に沿わない投稿を「ヘイト」と主張された場合はどうでしょう。
これを削除するかどうかの判断は難しいですし、これをいちいち削除していたらキリがないようにも思うのです。

抗議集会の参加者が言っていた、「ツイッター社がヘイト投稿を野放しにしている」という主張にも違和感があります。
ツイッタージャパンが今年7月に発表したユーザーの迷惑行為への対処状況によると、何千もの攻撃的な行為を行っているアカウントに、機能の制限をかけたり凍結させたりする措置を、毎日行っているのだといいます。
しかも、この措置は一定の効果を生んでもいます。
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攻撃的な行為を行うアカウントに対して一時的に機能を制限し、理由を伝えることで、その後の攻撃的な行為に関する報告が25%減少した。
制限がかかったアカウントのうちの65%は制限を受けた回数が1度だけだった。
つまり、大多数のユーザーはプラットフォーム事業者から「それは利用規約違反ですよ」と警告を受ければ、ある程度は穏健化するということだ。
<「週刊朝日」2017/8/18−25>
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ドイツでは今年6月、SNSが差別的な投稿を削除しない場合には、最大5000ユーロ(約60億円)の罰金を科す法案が可決。日本もドイツにならうべきとの意見をネット上ではよく目にしますが、これは時期尚早。静かに行われている現状の措置を静観する必要があるように思います。

(スタッフH)
(2017/9/12 UPDATE)

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