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番組スタッフ
百貨店に足を運ぶと、どうやらお中元商戦が始まった様子。
6月から本格化するようですが、我が家はお中元はスルーしています。
我が家だけでなく、同年代の友人・知人も個人間ではやっていないようですが、会社レベルのやりとり、あるいは年配者の間では当たり前の慣習なのでしょうか。

我が家に限ってですが、5月は誰かに何を贈るイベントが目白押しです。近しい親族3人の誕生日、そして母の日。
6月になると、また親族の誕生日があり、父の日がやってきます。
そんな我が家ですから、お中元のことに思考をさく体力がないのです。

思えば、毎月、一年中、誰かへのプレゼントについて考える時間があるような気がします。
贈り物は貰うと嬉しいですし、何を贈るか考えるのも楽しいもの。しかし、そのような感情に至るには贈る本人がある程度、能動的でなければなりません。
文化なのか。理なのか。日本には贈り物を半ば強制する、=消費を促す慣習が多すぎて、辟易してしまいます。

お中元やお歳暮には添えられる「慣習」「伝統」という言葉に同調圧力のようなものを感じますし、消費が絡む全ての慣習や伝統にきっと仕掛け人がおり、一番の目的は消費を促すことにあるのでしょう。

感謝と消費をセットにしたイベントは実に多く存在します、
感謝することを教える、心がけることは良いことだと思います。しかし、感謝をまとった「伝統」や「慣習」は強制や圧力となりかねません。
”相手への感謝を表す”と銘打たれてしまうと、それに背くとまるで悪人かのように捉えられるのではないか、と不安になったりもします。

例えば私が母の日、父の日には何も贈り物をせず、メールで「ありがとう」と伝えるだけだとすると、体裁としてはあまりよろしくないでしょう。きちんと、贈り物もし、手紙も添える。ここまでが「きちんと感謝できる人」と見られるためのワンセットなのでしょうか。
イベントなんかなくたって、私は両親、義両親に感謝していますし、その旨をきちんと伝えられていると思っています。


母の日といえば、こんなこともありました。

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母の日(2018年5月13日)の翌日14日、花屋さん数軒とスーパーの花売り場を見て廻ると、カーネーションがたくさん売れ残っていた。ある花屋では30%引きになっていたが、それでも売れている気配はなかった。
【食品ロスだけではない、母の日の「花ロス」 子ども食堂へ寄付する事例も(井出留美) - Yahoo!ニュース】
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廃棄されたであろうカーネンションのみならず、安易にイベントに乗っかって消費を促そうとしてしまったがために、生産者への感謝が無視されるという事例は枚挙にいとまがありません。

人間が積極的に表現できると良いとされる「感情」。この感謝ほど、巧みに利用される感情はないのではないでしょうか。
時として消費者心理を刺激し、時としてブラック企業の社訓に掲げられ、労働者を洗脳する…

最近では小学校で2分の1成人式として、10歳のときに自身の生い立ちや家族への感謝を述べるという行事があるそうですが、これも色々な側面で批判の的となりますが、「感謝」ということにおいてはもっとシンプルに教えられるのではないだろうかと思っています。
我が子にはできるだけ店員さんに聞こえるようにありがとうと言いなさい、と諭していますが、行き過ぎると感謝することの押し付けになりかねません。

絵文字やスタンプ1つで、感謝の気持ちが表せる時代です。
お金をかけた贈り物であろうが、気持ちだけであろうが、イベントに乗っからずに自分が思い立った時に感謝を伝え られるのが一番良いと思います。

スタッフ坂本
(2018/5/17 UPDATE)

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