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番組スタッフ
NHKの人気番組「おかあさんといっしょ」で、うたのお兄さんを務めていた横山だいすけさんが歌う「あたしおかあさんだから」の歌詞に対し、「献身的なお母さん像を押し付けている」などの批判がTwitterに寄せられるなど、物議を醸しています。

母親の子育ての我慢を歌った『 #あたしおかあさんだから 』が物議を醸す→対抗して #あたしおかあさんだけど にメッセージが集まる(togetter)

物議を醸している歌詞の一部がこちら。
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一人暮らししてたの おかあさんになるまえ
ヒールはいて ネイルして
立派に働けるって 強がってた

今は爪きるわ 子供と遊ぶため
走れる服着るの パートいくから
あたし おかあさんだから

あたし おかあさんだから
眠いまま朝5時に起きるの
あたし おかあさんだから
大好きなおかずあげるの
あたし おかあさんだから
新幹線の名前覚えるの
あたし おかあさんだから
あたしよりあなたの事ばかり
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一部の歌詞でも分かるように、「おかあさんだから」という理由で母親に我慢や自己犠牲を強いる内容。
「ワンオペ育児」が問題になっている昨今の空気もあり、この歌詞に対し、「献身的なお母さん像を押し付けている」などの批判の声がTwitterを中心に集まっています。

批判的な見方をしている著名人もいて、たとえば、漫画家の瀧波ユカリさん。
Twitterでこう批判しています。
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本当に「私は母親だから我慢できる」って思ってて共感する人もいると思う。それは悪いことじゃないし、「母親だから我慢できるのは素敵なこと」って主張をするのも自由。
でも歌にするのはだめだと思う。我慢は人を殺すから。芸術や娯楽がその片棒を担いではいけない。
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こうした批判を受け、作詞を担当した絵本作家の「のぶみ」さんは昨日(5日)、自身のFacebookで批判に対して思うことを投稿。

現在、この投稿は削除されていますが、「おかあさんたちってこうなんでしょって想像で決め付けて書いてることは、一つもない」などと書き込んでいました。

以下は削除される前に投稿を記事化した「日刊スポーツ」の記事の抜粋です。
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歌詞は母親たちを取材して得たエピソードから作っているとし、「歌詞の内容で僕がおかあさんたちってこうなんでしょって想像で決め付けて書いてることは、1つもないよ」と釈明。「これは、元々ママおつかれさまの応援歌なんだ」とした。
続けて、「この炎上で全て、この歌が無かったことになったり 今後、聞いてもらえなくなるのは、悲しい もしかしたら、これでこの歌 終わってしまうかもしれないから」と懸念。
<「日刊スポーツ」2018/2/5>
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今回の騒動で想起するのは、去年、ユニ・チャームのおむつブランド「ムーニー」のCMが「ワンオペ育児を賛美している」として炎上した騒動です。

ムーニーのおむつCMに「ワンオペ育児を賛美しないで」批判⇒ユニ・チャーム「取り下げはせず」本来の意図は?(「ハフポスト」2017/5/10)

このCMは、ひとりで家事と育児に勤しむ母親の姿が描かれた後、「その時間がいつか宝物になる」というメッセージが投げかけられる構成で、このメッセージに反発する声が目立ちました。
「世の母親たちを応援したい」という制作意図も、今回の騒動と共通しています。

ムーニーの騒動と今回の騒動によって確信を持って言えるのは、「母親の自己犠牲」は炎上コンテンツであるということ。
ワンオペ育児をしている母親たちは、自分たちが日々こなしていることを賛美されたくないのです。

何事においても敏感になりすぎる昨今の風潮には違和感を覚えますが、とりあえず、この2つの騒動を教訓に「母親の自己犠牲」がテーマのコンテンツが今後しばらく世に出ないことを願うばかりです。

(スタッフH)
(2018/2/6 UPDATE)
番組スタッフ
2月5日(月)佐々木俊尚 ●究極の管理社会が世界のスタンダードになる可能性

インターネットを究極の管理ツールにしようとしている中国が目指すものとは?

2月6日(火)速水健朗 ●ネット広告でシェアを伸ばすアマゾン、カギはAIスピーカー

アマゾンは店員と会話するようにショッピングをする音声広告のサービスを今年中にスタートさせるとみられています。
小売事業者がソーシャルメディアの経営基盤を揺るがす存在になる可能性はあるのでしょうか?

2月7日(水)ちきりん ●コインチェック事件にみる、先端技術報道に求められる姿勢

コインチェックの仮想通貨流出問題から、先端技術を報じる際に求められる姿勢を考えます。

2月8日(木)小田嶋隆 ●枝野氏の「心からお祝い」発言検証記事への違和感

物議を醸した末に間違いだと判明した、立憲民主党・枝野代表の「心からお祝い発言」。
この騒動に対して覚える違和感とは?
(2018/2/5 UPDATE)
番組スタッフ
仮想通貨NEMが仮想通貨取引所大手コインチェックから流出した事件。
約580億円分という大金は、仮想通貨の仕組みからどこにあるかは明らかになっているのですが、それが持ち主の元に戻ってくるのはいつの日になるのでしょうか。
事件が発覚してから1週間未満。私の周りにもNEM流出の被害に合った人がいました。
かなりの額のNEMをコインチェックで購入していたそうで、憔悴した表情はカイジのゲームにいくつか挑んで生還したかのようなそれでした。

投資は自己責任と言います。
しかし、今回の件は取引所のセキュリティの甘さも指摘されており、コインチェックに非があることは言うまでもありません。

そもそも仮想通貨がどのようにして取引されるのか。
ブロックチェーン協会の杉井副代表理事は次のように解説します。

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1)乱数を作る
2)公開鍵暗号ペアを作る
3)ウォレットアドレスを作る
4)トランザクションを作る
5)トランザクション署名を行う(マルチシグネチャなら署名を複数繰り返す)
6)トランザクションをブロックチェーンのネットワークに放送する
7)ブロックチェーンに取り込まれる
 このうち、1)〜5)までは「オフラインで実施が可能」。この部分をインターネットにつないだまま運用するウォレットが「ホットウォレット」、ネットから分離して実施するウォレットが「コールドウォレット」になる。

【EnterpriseZine:コインチェック事件でブロックチェーン推進協会が会見。「秘密鍵管理」の問題を指摘】
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コインチェックは顧客のNEMを、インターネットから分離した「コールドウォレット」ではなく、ネットに繋いだ「ホットウォレット」に保管していました。
コインチェックがコールドウォレットでNEMを保管していたなら…
より安全性の高いコールドウォレットで管理しなかったのはなぜか。杉井氏によると…

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「ただ、できる技術者に聞くと、『そんなに難しいかな?』とはおっしゃいますね。ですから、そういう人材が不足していた、ということにつながるんじゃないかと思います」

【BUZZFEED NEWS/コールドウォレット、マルチシグって何? 今さら聞けない仮想通貨の基礎知識】
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事実、コインチェックの和田社長は先月26日の記者会見で「(ネット遮断した)オフライン(で保管)にするには技術的な難しさがある。人材が不足していた」と話していました。

コールドウォレットと対になるのがマルチシグと呼ばれる秘密鍵を分散管理する運用法。
仮想通貨には公開しても問題のない「公開鍵」と、当事者以外に知られてはいけない「秘密鍵」を組み合わせた技術が用いられています。オフライン状態のコールドウォレットに仮想通貨を保管しておき、秘密鍵を2つ以上管理すれば安全性がより高まるというわけです。

コールドウォレットとマルチシグの組み合わせだからと言って、完全無欠の鉄壁セキュリティだとは言い切れないのでしょう。
セキュリティの向上と、それの突破はいたちごっこ。
もしかしたらコールドウォレットとマルチシグの組み合わせを、突破してしまう悪いヤツが出て来るのではないかと、素人だからこそ想像してしまいます。

クラウドサービスが注目を集め始めた時、その利便性に魅了され、何でもネットに保管しておけば良いと考えるようになりました。
音楽や漫画、映画を購入する時は実体のあるモノではなく、同じ内容でデータ化されたものを選ぶようにしています。
映画などはiTunesで購入することがほとんどなのですが、Appleのサービスが終了してしまうのと自宅に保存したDVDが火事など焼失してしまう、紛失してしまう確率はどちらが高いのだろうと考えた時、”何となく”ではあるものの、後者なのではないかと思いました。物理的スペースの節約にもなることを考えると、前者の方が便利なはず。

しかし、NEM流出事件の被害者を目の当たりにすると、あらゆるものがインターネットにつながる現代において、オフラインこそ実は最強の防衛法なのではないかと考えを改めざるを得ません。
自身の精神についても、時にオフライン環境に置いておくことが重要です。
SNSを断ち、スマホをあえて手放す時間を設けることで、意外と精神にゆとりができたりします。

デジタルで形がなく、オンラインなものが持つ優位性。
過信は厳禁です。
アナログで形があって(場所をとって)、オフラインなものこそ、有事にその強みを示すことが仮想通貨の流出事件が教えてくれています。

スタッフ・坂本
(2018/2/1 UPDATE)
番組スタッフ
あさって・1日の夜、東京など関東南部でまた雪が降るという予報が出ています。

東京は8日連続冬日=2月1日に降雪も−気象庁(「時事通信社」2018/1/29)
2月1日 東京はじめ太平洋側 雪予想(「tenki.jp」2018/1/29)

現時点の予報では、積もるほどの雪になるかは微妙なところなのですが、低気圧の進路や発達の度合いなどによっては、東京都心も雪が積もって交通機関が乱れることも考えられるようです。

雪と言えばすぐに思い出すのが、1月22日、東京都心で23センチの積雪を記録した大雪。
この日はJRや私鉄で遅延や入場制限がかかり、都心の多くの駅で人があふれるなど、夕方の帰宅ラッシュの鉄道は大きく混乱しました。

私はこの日、いつもより早く仕事を終え、17時半ごろには京浜東北線のホームに着いたのですが、時すでに遅し。
電車内は会社からの帰宅命令によって、いつもより早く帰宅する会社員で超満員の状態。
ホームも電車を待つ人で長蛇の列ができていました。
結局、電車に乗るまでに30分以上かかり、電車に乗ってからも途中停車が続いたことで最寄り駅に着いたのは電車に乗ってから40分後。
通常であれば15分で最寄り駅に着くことを考えると、イラつきは相当なものでした。

それからというもの、雪で電車が止まったり遅延したりする理由を探し続けていたのですが、先日、腑に落ちる理由をようやく見つけました。

ひとつは、千葉県の房総半島南部を走る「いすみ鉄道」の鳥塚亮社長は自身のブログ。
雪が降ると東京の電車が止まる理由は「雪に備える設備がないから」。
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その理由はたった1つです。「準備ができていないから。」
つまり、雪に備える設備がないからです。
雪国であれば、雪が降っても大丈夫なようにいろいろな設備が整っていますが、では、どうして東京には設備が整っていないのかというと、その理由もたった1つ。
「めったに雪など降らないから」です。
<なぜ雪が降ると電車が止まるのか。(「いすみ鉄道 社長ブログ」2018/1/24)>
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そのうえで、雪に備える設備がないことが引き起こす事態を以下のように説明しています。
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では、設備投資をしなければどうなるかというと、雪に弱い鉄道になりますから、当然いつも通りのオペレーションができなくなるという前提で物事を考えるようになる。
だとすると、列車の本数を減らして間引き運転を行いますから、当然お客様が混乱する。
列車の本数が減れば、お客様がホームにたまりますから乗降に時間がかかるようになる。乗降に時間がかかれば列車が遅れる。列車が遅れればさらにホームにお客様が増える。
そうなると駅の改札口を締切にしてホームにすらいかれない状態になる。でもって振替乗車が始まる。
そうなると、いつも通りちゃんと電車を動かそうと努力している鉄道会社にお客様が流れて行って、まるでとばっちりを受けたかのように他の路線まで混乱が始まる。
こういうことが、今回の大雪で発生したんでしょう。
<なぜ雪が降ると電車が止まるのか。(「いすみ鉄道 社長ブログ」2018/1/24)>
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理由には納得がいったとはいえ、今のままではまた雪が降ったら、22日と同じような混乱が起こるのは確実であり、気がかりです。
めったに雪が降らない東京で設備投資を期待するのは難しい中、どのような対応が考えられるのでしょうか。

私が同意できたのは、交通のコンサルティング会社「株式会社ライトレール」の阿部等社長による「増発すべきだ」という主張。
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極論を言えば、むしろ増発すべきだ。
大雪時は、ブレーキ始動点を早くせざるをえないため走行時間が伸びる。ホームで待つ乗客は足元がすべって乗降に手間取り停車時間が伸びることもある。
山手線の例で言うと、本来なら1周65分のところ68分になるなら、駅間停車を避けるため間引き運転をしているわけだが、20本の在線を逆に21本に増やすことで通常と同じ輸送力を実現できる。
また今回は、14時30分に大雪警報が発令されたのを機に早め帰宅が大量に発生したので、より積極的に増発すべきだった。
それには、夕方ラッシュに合わせた勤務開始の乗務員に2時間前くらいに出勤してもらい、通常は16時30分頃から出庫が始まるのを2時間くらい繰り上げればよい。
それをスムーズに実行できるよう、運行管理システムの機能向上も望まれる。
<「東洋経済オンライン」2018/1/23>
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あさって・1日の夜、積雪するほどの雪が降ったら、電車は止まるのか。
鉄道各社の対応に注目です。

(スタッフH)
(2018/1/30 UPDATE)
番組スタッフ
1月29日(月)佐々木俊尚●報道の機械化が起こす ニュースの産業革命
AIなど技術革新によって「報道の機械化」が進んでいます。
ニュースの産業革命は起こるのか?

1月30日(火)速水健朗●「孤独担当大臣」は日本にも必要か
イギリスのメイ政権は17日、新たに「孤独担当大臣」を設置。日本にも必要なのか。

1月31日(水)ちきりん●投資に見合うリターンを生み出す?国立大学改革への違和感
去年12月25日に内閣府が行った「第34回総合科学技術・イノベーション会議」の資料がツイッターで拡散し、話題となっています。その内容をもとに国立大学のあり方を考えます。

2月1日(木)小田嶋隆●病的なのは不倫を報じる週刊誌か、世間か
小室哲哉氏の不倫スクープを機に高まる週刊文春への批判。その裏にある世間の病理とは?
(2018/1/29 UPDATE)
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