DAILY NEWS ★あなたの気になる特集内容は?ソーシャルボタンでシェアしよう!

番組スタッフ
6月11日(月)佐々木俊尚 ●古代ローマ帝国崩壊と重なり合う現代社会が直面する問題

「すべての道はローマに通ず」ではないが、ローマ帝国の滅亡と諸問題を抱える現代社会が重なりある理由とは?

6月12日(火)古谷経衡 ●朝鮮半島と関わってはいけない!?歴史が物語る、北朝鮮外交

歴史が物語る、朝鮮半島と関わってはいけない理由とは?

6月13日(水)飯田泰之 ●専制政治とテロが繰り返されるロシア

ロシアの強権政治が生まれた背景を考えます。

6月14日(木)小田嶋隆 ●ロシアが北朝鮮を支援し続ける切実な理由

なぜプーチン率いるロシアは北朝鮮を支援し続けるのでしょうか。歴史からその理由をひもときます。
(2018/6/11 UPDATE)
番組スタッフ
少し前に話題になった、ブックオフの苦境を伝えるこちらの記事に関して。

「安値で買い叩く」ブックオフ、経営危機に…「ヤフオクのほうが高く売れる」浸透で店に行く意味消失(「Business Journal」2018/5/22)

5月10日に発表した今年3月期の連結決算は8億8000万円の赤字。
店舗数も激減していて、2010年からの8年で約300店も減っています。

ブックオフコーポレーションの18年3月期、最終損益8億8900万円の赤字(「日本経済新聞」2018/5/10)

「Business Journal」の記事によると、苦境の背景にあるのは「メルカリ」や「ヤフオク」の影響。
*****
ブックオフで本を売る場合、1冊の査定額が10円といった“二束三文”の価格を提示されることが少なくない。(略)本を売る人の間で「ブックオフの査定は厳しく、安値で買い叩く」という認識が広がっている。
(略)一方、「ヤフオク!」や「メルカリ」など、インターネットを介したオークション、フリーマケットのサービスが近年発達しているが、(略)思わぬ高値で売れることも少なくない。
(略)「ブックオフで売るよりもネットを利用して個人に売ったほうが高く売れる」という認識が広まった。その結果、ブックオフで本を売っていた人がネット売買市場に流れていき、ブックオフの仕入高の減少につながったといえるだろう。
(略)買い取りが難しくなっているため、品ぞろえにも影響が出ている。魅力的な物を買い取ることが難しくなり、品ぞろえの充実度が低下し、それが客離れにつながっている側面もある。
<「Business Journal」2018/5/22>
*****

私も本棚に入りきらなくなった本をたまにブックオフに売りに行くのですが、出版されてそれほど時間がたっていない本をまとめて20冊ぐらい持っていっても2000円に届くか届かないぐらい。
新刊本でも1冊100円程度でしか売れないのです。

メルカリやヤフオクで個人取引をし、配送の手続きをするのが面倒で、すぐに売れるという安易な理由でブックオフに売っているのですが、売った後、メルカリやヤフオクの取引価格をチェックして、小さな後悔をし続けています。

こうした後悔は、洋服に関しても同様。
本と同じで、着なくなった服をラグタグなどの古着のセレクトショップに売るのですが、買い取り価格がどうにも渋いのです。

ZOZOUSEDに服を売ったこともあるのですが、新品の販売時期から時間が経過するほど買取価格は下がる一方。
そのため、数年前に販売され“名作”と洋服好きの間で評価されているものを売ろうとすると、こちらが損をしてしまうのです。

メルカリの普及以降、こうした後悔の念を抱く機会が増えたのですが、メルカリの普及は消費のかたちも変えつつあります。

フリマで“売ることを前提にモノを買う”時代、アパレルは何をすべきか(「WWD」2018/4/24)

メルカリが4月に実施した「消費行動と意識の変化」に関する意識調査によると、フリマアプリ利用者のうち半数以上が、「新品を購入する前にフリマアプリで値段を調べる」「売るときのことを考えてモノを大切に扱う」と回答。

“売ることを前提にモノを買う”という消費行動が明らかになったのだといいます。

ファッションデザイナーのハヤカワ五味さんも同様の指摘をしていて、、、
*****
モノ買う時に、まずはメルカリで値段を調べてしまう。
この1万円の服、2-3回着て売れば6000円で実質4000円で買える…!
<「note」2018/5/17>
*****

なかでも興味深いのは、「妹いわく、『メルカリ』で売れなさそうな商品は買わないそうだ」という話。
この話は、今の、とくに若者の消費のあり方を的確にあらわしているように思います。

“売ることを前提にモノを買う”とはいえ、できるだけ高く売りたいというのが売る側の心理。

こうした空気が蔓延する中、中古品を安く買い叩く「中古買い取り」という業態が淘汰されていくのは自然な流れと言えるのではないでしょうか。

(スタッフH)
(2018/6/5 UPDATE)
番組スタッフ
6月4日(月)佐々木俊尚●禁止条例が制定されたアウティングの深刻さ
東京・国立市で全国初となるLGBTのアウティングを禁止する条例が施行。浮かび上がるアウティングの課題とは?

6月5日(火)速水健朗●スウェーデン金融ベンチャーのCMが描く”町の小売店が消滅する近未来”
PayPalが買収すると報じられたスウェーデンの金融ベンチャー、iZettle。同社CMが描く小売店の未来とは?

6月6日(水)ちきりん●「GDPR」がもたらす、デジタル社会のリセット
EU(欧州連合)が5月25日から個人情報保護の新規制「一般データ保護規則(GDPR)」を施行。早くも混乱が起きているGDPRとは一体何なのか?

6月7日(木)小田嶋隆●米朝首脳会談に潜む、ノーベル賞という罠
急速に“いい人”イメージが高まる金正恩と、名誉欲に惹かれるトランプ大統領による会談で懸念すべきことは?
(2018/6/4 UPDATE)
番組スタッフ
先日、ランチにと、たまに行っていた店に足を運んで見たのですが、ランチ営業を辞めたとの張り紙がされていました。
どこも人材不足のようです。
その店にも、ランチ営業を辞めたという張り紙の隣には、人材募集のそれが貼られていました。

ピザ配達チェーン店が、最近、折込チラシで「割引」を条件に、積極的にピザの店頭受け取りを促すような気がしますが、それもやはり人手不足が原因に違いありません。

SNSを見ていると、働き手を募集する旨の投稿をシェアしている光景によく出くわしますが、先日もある飲食店の「スタッフ募集」の張り紙がシェアされていました。
その紙にあったのは「助けてください!」の一文。投稿主はカフェバーを経営しているようで、人手が足りないために満足な営業ができない様子。

興味本位で詳しく見てみましたが、その店のどうしようもない事情があるのでしょうが、時給が安すぎる。
募集要項には「経験不問」とあり、その下に「将来、独立を考えている方」とも書かれていました。
夜まで労働する飲食店としては安い時給ではあるものの、足りない分を将来、自分のお店を持つためという「夢」で埋めあわせるというように私には映りました。繰り返しになりますが、もちろんそのお店なりの退っ引きならない事情があるのでしょう。

ご存知の通り、人手不足は飲食店だけではありません。
私が通う歯科はグループ全体で衛生士が不足しています。担当医に聞いたところによると、歯科医が乱立状態にある首都圏では歯科衛生士不足が深刻化しており、人材の奪い合いが深刻化しているとか。

人材の奪い合いが激化すると、やはり勝ち取ることができるのは高い報酬を払うことができる歯科のようで、私のかかりつけの歯科から歯科衛生士が奪われてしまいました。

その歯科グループは首都圏の求人情報雑誌、サイト等で歯科衛生士を募集していたそうですが、「どうやっても集まらない」ということで、ついには近畿、中部にも人材募集の告知を出し、「引越し費用は負担します」という条件を載せたそうです。
すると、これが功を奏したようで、この春から大阪から引っ越してきたという歯科衛生士がその歯科で働くことになりました。

人(=被雇用者)を集めるには、夢とか希望、精神の高揚を煽るものだけではいけません。
集まったとしても、精神が摩耗し、その会社を去ることになります。
・・・ということは私がここに偉そうに書くまでもなく、この何年かでブラック企業の存在意義を否定する世の中の声を見れば明らかです。

中小、大企業問わず、”やりがい”や”夢”でブラック企業の本性にベールを被せても、速攻で見破られてしまう時代となりました。
しかし、です。
それでも”夢”や”やりがい”を餌にした、いわゆる”やりがい搾取”はなくなりません。

2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集要項も批判を食らいました。
3月下旬に公開された募集要項案によれば、1日8時間で合計10日間の活動や、交通費や宿泊費の自己負担などの条件が提案。
まず、この募集要項案に批判が集まり、今月、有識者が集まった初会合で、「ボランティアのやりがいをわかりやすくPRしていくことが必要だ」との意見が出て、「やりがい搾取」だとさらに批判されました。
国策レベルの事業であるオリンピックですら、「やりがい搾取論」が飛び出してしまうので、一般企業や飲食店がいまだ「やりがい」を餌に人を集めることは致し方ないのでしょう。

私は個人的に、人材に金をかけることを渋る組織はアウト、だと思っています。
人材への投資を渋ったがために、失敗してしまったプロジェクト、倒産寸前に追い込まれている会社をいくつか見てきました。
美辞麗句で金の少なさへの不満や疑問を掻き消そうとする行為は、ブラック企業のそれです。

夢ややりがいなんかで腹は膨らまない。
そもそもお腹が膨れていないと、夢ややりがいをまともに感じる余裕すらなくなるからです。

スタッフ坂本
(2018/5/31 UPDATE)
番組スタッフ
「わざとぶつかる人」の被害報告が相次いでいます。

女性にわざとぶつかってくる人は実在した(「togetter」2018/5/26)

「わざとぶつかる人」というのは、その名の通り、街中ですれちがいざまにわざと肩などをぶつけてくる人のこと。
ツイッターユーザー「えんどう」さんの5月26日のツイートをきっかけに、主にツイッター上で被害報告が相次いでいるのです。

えんどうさんのツイート
新宿駅で女性狙い「タックル」する男の動画拡散 「私も同じことされた」と証言も(「J-CASTニュース」2018/5/26)

このツイートには動画が貼り付けられていて、動画は白いTシャツに黒いズボンという服装でリュックを背負った男の後ろ姿から始まります。
この男は手始めに、向かって歩いてきた女性2人のうち1人に、すれ違いざまに左肩をぶつけ、その後も肩をぶつけ続け、合計3人の女性に肩をぶつける様子が記録されています。

このツイートの後、「わざとぶつかる人」にぶつかられたという被害報告が相次いだわけですが、これをきっかけに周辺情報を調べてみたら、このツイートより前の5月上旬にすでに「わざとぶつかる人」の被害報告がされ始めていたことが分かりました。

5月7日には「透明なゆりかご」で知られる漫画家の沖田×華さんがツイッターに、「わざとぶつかる人」に遭遇した経験を投稿。
*****
本笑でも描きましたが、黒髪ロング時代は毎回新宿駅でやられました(しかも胸にタックルしてくる)池袋駅は何故か手を握られ、東中野では電波さんに絡まれるタイプでした
*****

5月8日には「わざとぶつかる人」に関するまとめができていて、その中で科学ライターの大貫剛さんは、周囲の女性が受けたという被害をツイッターに投稿。
******
最近、女性の家族や知人から「街で人にぶつかられる、接触される」という話をよく聞く。もしかしたら、今までは「前を見て歩けよ」と思うだけで、聞き流していたのかもしれない。
でもよく聞くと、明らかに違う。世の中には女性とすれ違う時に避けない、わざとぶつかる男性が少なくないらしい。
妻は、僕が住む池袋に引っ越してくるとき「人とぶつかるから嫌だ」と言ってた。
ちゃんと前を向いて歩けばぶつからないよ、と笑っていたのだが、たぶんそれは間違いだ。相手が女性だとわざとぶつかる男が、群衆に混ざってるんだ。
<「togetter」2018/5/8>
******

5月11日には東京・墨田区で登校途中の小学生に不審な男がぶつかり、言いがかりをつける被害が相次いで発生しています。
*****
11日午前7時40分ごろ、墨田区本所2丁目の通学路で、小学生の女の子に、前から向かってきた男がわざとぶつかり、「おまえ、痛えよ」と言いがかりをつけた。
(略)
この10分後には現場から数十メートル離れた墨田区石原3丁目でも、登校途中の女子小学生にわざとぶつかってきた男が、「おまえがぶつかってきた」と逆ギレして言いがかりをつける事案があった。
<「ハザードラボ」2018/5/13>
*****

ここまでの被害報告に共通するのは、被害を受けているのは「女性(女の子)だけ」という点。
また、拡散している動画をよく見ると、隣に男性がいる場合はあえて避けるなど、肩をぶつける相手を選んでいるようにも見えます。

防災と災害情報のニュースメディア「ハザードラボ」は上記の記事の中で、「被害に遭うのはもっぱら気が弱そうに見える女性が多い」と伝えています。
*****
最近、都市部では人とすれ違う際や歩きスマホをしている女性、ベビーカーを押しているお母さんに向かって、わざと体をぶつけてくる、いわゆる「ぶつかり屋」の被害が相次いでいる。
被害に遭うのはもっぱら気が弱そうに見える女性が多いという(後略)
<「ハザードラボ」2018/5/13>
*****

さらに、被害に遭うのは地方ではなく、もっぱら東京。
「ロケットニュース24」の女性記者2人はこう証言しています。
*****
──えええ……そうなんだ……。女性かわいそう……。でもそれって昔からなの?

百村モモ「長野にいた頃は1度も無かったですね。東京に出て来てからです」
御花畑マリコ「私も長崎にいた頃はなかったですね。大学で東京に出てきた直後から、25歳くらいまでが多かったです」
<「ロケットニュース24」2018/5/9>
*****

そして、この女性記者2人は「わざとぶつかる人」の人物像にも触れています。
*****
──へぇぇぇええ。ちなみに当たってくるのはどんなヤツなの?

百村モモ「イケメンでないことは確かですね。一言でいえば “うだつの上がらなそうな男” しかいないです。あと不思議とフレッシュマン並みの若い人はいないですね。50代以上のおっさんか、イライラしてる男か」
御花畑マリコ「同じです。イライラした男は30代〜50代って感じですかね。マッチョマンはいなくて、男性の平均身長よりは小さい男性が多いと思います」
<「ロケットニュース24」2018/5/9>
*****

「うだつの上がらなそうな、イライラした男」という人物像。
これを裏付けるような投稿があり、それが、数年前、「わざとぶつかる人」をやっていたという人物の「はてな匿名ダイアリー」への投稿。
作り話の可能性もありますが、この人物は当時をこう振り返っています。
*****
今から数年前、35歳非正規雇用、職場では毎日のように上司に罵倒され深夜までのサービス残業で心身ともにすり減ってるある日、ぼーっと歩いてたら女性にぶつかった。
尻餅をついた彼女を見てビビりの俺は逃げた。通報とかされて急に警察に肩を叩かれたらどうしようとか思いながらも、ちょっとぶつかったたけで簡単に倒れる女性に大袈裟じゃね?という若干の不満と、なんというか征服感のようなものを感じてしまった。
気付いたら日々の鬱憤を晴らすかのように、わざと女性にぶつかるようになっていた。
老人はやらなかった、大怪我して最悪死亡とかになったら怖かったので。ベビーカー持ちはよくやった、邪魔だからいいじゃんという考えもあったと思う。
<「はてな匿名ダイアリー」2018/5/8>
*****

また、5月27日には同じく「はてな匿名ダイアリー」に、「わざとぶつかる人」ではないのに「わざとぶつかる人」の気持ちを代弁した記事が投稿されています
*****
イケてる奴にも、イケてないオタクにも、なりきれなかった奴ならぶつかる理由がわかるかもしれない。
イケてる奴みたいに、女に相手にされた事がなくて、女が憎くて、けど、イケてないオタクみたいに「俺非リア充w」だし、だなんて開きなおれる程じゃなくて
もうどうしたらいいかわからなくなって女にぶつかるんだよ。
(略)
あからか様に、ヤバい奴よりも
俺が言うように本当の狂気ってのは、名前がつかないし、人に説明しても理解できないんだ。
<「はてな匿名ダイアリー」2018/5/27>
*****

この投稿で興味深いのは後半、「本当の狂気は名前がつかず、人に説明しても理解できない」という部分です。
大袈裟かもしれませんが、「わざとぶつかる人」が持つ本当の狂気はやがて増幅し、惨事につながるような気がしてなりません。

(スタッフH)
(2018/5/29 UPDATE)
«Prev || 1 | 2 | 3 |...| 224 | 225 | 226 || Next»

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ