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番組スタッフ
昨日あたりから報じられている世界的トランペット奏者、日野皓正氏の往復ビンタ問題。

”暴力”が起こったのは8月20日、世田谷区教委の主催で世田谷パブリックシアターで行われた『日野皓正 presents "Jazz for Kids”』でのこと。
週刊文春によると曲の後半でドラムのソロを叩き続ける男子中学生に対して日野さんが近寄り、スティックを奪い取りました。男子中学生は、それでも素手でドラムを叩き続けたため、「馬鹿野郎!」と叫びながら、600人の観客の前で往復ビンタをしたのだといいます。

映画「セッション」みたいだな、という声もあるようです。ビンタを食らった中学生の素行、本来の性質に問題があったのかはわかりません。
歯に衣着せぬ発言でなぜか人気を集めている俳優の梅沢富美男さんは今回の件について、次のようにコメントしました。

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「(映像を)見てて分かりますよ。スティック取られても、まだ叩いてますから。なめてますよ!」と非難した。
「僕だって、人前では殴ったり叩いたりしませんから」と暴力自体は否定した上で、「人前で日野さんが叩くなんて、おかしいじゃないですか。よっぽど、だと思います」として、日野さんの心情に一定の理解を示した。
【ハフポスト:日野皓正に往復ビンタされた中学生を梅沢富美男が非難】
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ビンタを食らった中学生に非があるという梅沢さん。こんな発言をしても好感度に影響はないであろう点が梅沢さんのすごいところなのかもしれません…。

ショービジネス、エンターテイメントの世界のプロならば、「舞台で起こった予想外のハプニング」に対して感情的になり、怒りに身を任せてしまうのは損に思えます。
ジャズにはジャズのルールがあるのかもしれません。他にも色々な感情が混ざって、あの悲劇的暴力が起こってしまったのかもしれません。しかし、それでも観る側は気持ちのいいものではないことは確実です。

「舞台で起こった予想外のハプニング」に対しては、外国人がうまい印象を受けます。
今週、イギリスのニュース番組放送中に2歳の女児がやりたい放題するという動画を見たのですが、ベテランキャスターは女児が机の上に上がることを止めもせず、気にすることなく彼女の母らにインタビューを続けていました。なんとも微笑ましい動画でした。

【AFP:女児、ニュース放送中にキャスターの机によじ登る 英国】

さらに、世界的歌手のセリーヌ・ディオンさんにも似たようなことがありました。
それは自身がデザインするバッグをアクセサリーの新作発表会でのこと。昨年、夫をがんで亡くしたディオンさんに対して、記者から新恋人の存在について問われると、ディオンさんは信じられないという表情をしながらも「わたしのこと、デートに誘ってるの?」と切り返しました。

【日刊スポーツ:セリーヌ・ディオン 記者の質問に神対応、拍手喝采】

「神対応」というよりも、その場の空気が悪くならないように記者に自身の質問の恥ずかしさを知らしめるウィットに富んだ対応だと思います。

「ウィット=機知」とはその場に応じてとっさに働く鋭い知恵のことを言います。
感情に身を任せては「機知」をうまく使いこなせません。
若輩者にはない知識と経験が年配者の大きな魅力。それによって生み出される「機知」を感情に身を任せすぎることで上手に使いこなせない年配者のニュースが多いことに悲しくなってしまいます。

スタッフ・坂本
(2017/8/31 UPDATE)
番組スタッフ
「ベイビーハラスメント」という見慣れない言葉がネット上を騒がせています。
きっかけとなったのは、こちらのブログ記事。

生後数ヶ月の赤ちゃんを連れ回す親たちに想うことと、“ベイビーハラスメント”について(個人ブログ『さようなら、憂鬱な木曜日』2017/8/26)

「ベイビーハラスメント」とは、親が泣き喚く赤ちゃんを放ったらかしにして、周りに鳴き声をまき散らすこと。
この記事を書いた宮田レイシープさんはこう主張します。
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生後数か月の赤ちゃんは、どうしたって泣きます。(略)しかし、それが、公共の場で泣かれた場合、どうでしょうか。(略)はっきり言って、私は、移動時間にゆっくりしたいのに、赤ちゃんが泣き喚かれたら迷惑です。
(略)でも、これって、なんか指摘しづらい空気ありますよね。
(略)その場合は、こちらが指摘しなくとも、赤ちゃんを抱く母親なり父親の方が、気を効かせて席を外すなど、すればいいわけです。
そういうことをせずに、泣き喚く赤ちゃんを放ったらかしにして、周りに鳴き声をまき散らすのは、もはや「ベイビーハラスメント」と呼んでいいのではないでしょうか。
私は、悪質な場合はハラスメント(嫌がらせ)に近いと感じることがあります。
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これに対し、ネット上の多くの人が「赤ちゃんは泣くもの」「こういう正論が親を委縮させる」などと反発。
一方で、擁護する声も少なからずあり、たとえば、こちらのブログ記事。
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「赤ちゃんは泣いて当然」とでもいわんばかりに横柄に行動する親に対して批判的な意見を持つことがそんなにいけないことなのかな。
(略)
親には親なりの苦労とか楽しみもあるし、公共のいろんな場所で迷惑を掛けているところもある、でも公共の場を利用する人もちょっとそんな所で配慮を受け止めてあげるだけのゆとりみたいなものもあって欲しい。
<「あれこれやそれこれ」2017/8/29>
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というのが、この騒動のこれまでの経緯。

こちらの騒動について、幼い子を持つ親として思うのが、結局は親側の態度次第なのではないかということです。

赤ちゃんが泣くのは仕方がないというのは多くの人の共通理解であり、“よっぽどのこと”がない限り、「うるさい」と言い放つ人はいません。
この“よっぽどのこと”が、親側の態度なのです。

長いこと論争が続いているベビーカーの問題も根っこは同じ。
ベビーカーを利用するのは仕方がないというのは多くの人の共通理解なのですが、それを親側がさも当然かのような態度で電車に乗り込むことが周囲を刺激してしまうのです。

少し話は横に逸れますが、この騒動によって、先日、妻と子の3人で行ったショッピングモールでイライラする出来事があったことを思い出しました。
イライラしたのは、ある子連れ客のフードコートにおける席取りのマナー違反。

土日のショッピングモールのフードコートでは熾烈な座席取り競争が繰り広げられるのですが、その競争を避けるため、わたしはいつも昼どきを避け、11時ごろに昼食をとるようにしていました。

ところが先日は11時の段階で、机の上に日傘を置き、席をキープする行為が複数、見受けられたのです。
数分のキープであれば、仕方がない。そのようにイライラを鎮めていたのですが、いくら待っても日傘の持ち主は現れず、結局、現れたのは1時間後の12時。最も混み合う時間帯です。
11時から12時までの間、日傘が置いてなかったら、おそらく2組はその席を利用できたでしょう。
自己中心的な態度に、わたしのイライラはしばらくおさまりませんでした。

こうした親側の態度がまわりまわって、赤ちゃんの泣き声やベビーカーに対する嫌悪感につながっているような気がします。

(スタッフH)
(2017/8/29 UPDATE)
番組スタッフ
8月28日(月)佐々木俊尚 ●相次ぐTSUTAYAの閉店が意味すること

ここ数か月で相次いでいるTSUTAYAの閉店が意味することとは?

8月29日(火)速水健朗 ●財政再建中の夕張市は日本の未来を暗示しているのか?

財政破綻した夕張の姿から日本のどのような未来が見えてくるのか、考えます。

8月30日(水)ちきりん ●内容未定

内容が決まり次第、お知らせします。

8月31日(木)小田嶋隆 ●人種差別問題で過熱するインターネット上のジレンマ

ネットの倫理がより細かく問われるようになっている時代、アメリカで起きている現状とは?
(2017/8/28 UPDATE)
番組スタッフ
マクドナルドは8月4日から20日まで実施した「マックなのか?マクドなのか?おいしさ対決!」の結果を発表しました。結果は関西圏で主に使われる「マクド」の勝利。
「マクド」勢の勝利を受け、公式ホームページのサラ・カサノバ社長のメッセージが関西弁化。厳密には「大阪弁」で、方言の有識者が監修して作成したと言います。

【withnews:マック社長、突然関西弁に「マクドは…」 あの勝負が引き金だった】

今回のマクドナルドのような標準語として存在する言葉の集合体を関西弁に訳すというネタはこれまで幾度となく繰り返されてきました。
2年前、漫画「進撃の巨人」1巻の関西弁バージョンが期間限定で無料公開されました。
作画はそのままに、セリフ部分を改変。人類対巨人の攻防が主たるテーマですが、人類は「関西人」に、巨人が「でっかいおっさん」に変更されていました。

【ITmedia:関西弁版『進撃の巨人』が無料配信中――でっかいおっさん(巨人)を食い倒れたる!】

関西弁化ネタとしては非常に秀逸ですが、細かく読んでみるとゲシュタルト崩壊を起こすのか、作中に登場する関西弁に対して違和感を覚えないでもない。

京都に住んでいたことしかないので大阪弁に対する肌感覚があまりないからかもしれませんが、例のマクドナルドのHPを読んでみて思ったのは、「活字にした時の大阪弁の違和感」。

誰かの校閲が入るような文章では、方言の活字化にはどうしても違和感が生じてしまうような気がします。
SNSで同じ地方出身者が方言でやりとりしているのを見ると、不自然さは皆無。
テレビドラマ、映画で俳優が方言を話していると、(その方言の地方出身者でない限り)どんなに巧みな方言指導であっても、どんなに俳優の演技が卓越していても不自然さが拭い去れないという感覚と似ているのでしょうか。

間に「標準語」を挟むから違和感が生じてしまうのでしょうか。
頭の中にある程度の標準語版が想定としてあって、知らず知らずのうちに標準語から方言への変換を行なっており、その一瞬の作業工程が「不自然さ」「違和感」を生む…、と勝手に仮定してみますが本当のところはどうなのでしょう。

私は関西弁化ネタをそれなりに受け入れられる方ですが、私の知人は今回のマクドナルドの件で次のように怒りを示していました。

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なんか、関西をバカにされてる?
「結果はマクドの下克上でした」っていうのも、なんかカチンとくる。下剋上ってなんだ!
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私は想像すらしていませんでしたが、生まれも育ちも大阪である知人数人は「マクドナルド」のことを「マクド」と省略する行為が「マック」勢からバカにされていると感じていたのです。「マクド」と「マック」の対決というそもそもの企画を見ると、そう考えられなくないのかもしれません。

大阪の知人はこう言います。
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ようするに関西人ならテキトーなネタにしても問題ないという事ではないだろうか?
神戸・大阪・京都とあるなか、「関西」っていうことばでひとくくりにはできないのに、
ステレオタイプみたいに大阪のおばちゃんを担ぎ出している。
なんか、関西を適当にあしらっている気がして、見かけるたびにすごく苦々しい思いをしている。
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確かに東京にいるとテレビ等で「ステレオタイプの大阪」をよく見かけます。
ヒョウ柄のおばちゃん、新世界をうろつく酔っ払い、ボケとツッコミ…。
知人らはステレオタイプの大阪が嫌いな大阪人だったのです。乱暴にひとくくりにされて揶揄されて、それは辛かったことでしょう。
「関西弁化ネタ」は今後も繰り返されるでしょうが、もしかしたら、私の知人たちのように「ステレオタイプの大阪」を押し付けられ、乱暴に「関西」でまとめられることに憤る声が大きくなっていくのかもしれません。

スタッフ・坂本
(2017/8/24 UPDATE)
番組スタッフ
ミニマリストな生活が有名な「アフロ記者」、稲垣えみ子さんの『AERA』のインタビューがネットに転載されたのをきっかけに、稲垣さん批判が巻き起こっています。

稲垣えみ子「『図書館で借りて読みました!』、私の本を読んでいただいたのはありがたいのだが……」(「AERA」2017/8/14・21)

批判されているインタビューの冒頭がこちらで、要は、講演に行ったとき、担当者が持っていた自分の著書が買ったものではなく、図書館で借りたものだったことに“傷ついた”のだそう。
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先日、とある行政機関に呼ばれて大勢の方の前でお話をする機会に恵まれたのですが、現地へ行き、担当の方と顔を合わせ、よろしくお願いしますと頭を下げたら付箋のいっぱいついた私の本を持っておられたのでお礼を言おうと思ってよくよく見ると、なんと図書館で借りた本!
こんなことは初めてで、予期せぬ光景に私、思いもよらぬほど動揺してしまいました。
顔を殴られたような感じがしたのです。
必死に気持ちを立て直してなんとか元気にお話をして帰ってきましたが、どうにも心は沈んだまま。そう、私は傷ついていたのです。
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そのうえで、「あなたが懸命に作ったものを当然のようにタダで持っていく人がいたらどう思いますか」と問いかけているのですが、これに批判が集中しています。
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それが何であれ、仕事には相応の苦労が伴います。そして、それに敬意を表してお金を払ってくれる人がいて初めてその人は仕事を続けることができる。
あなたが懸命に作ったものを当然のようにタダで持っていく人がいたらどう思いますか。
自分にはそんなにも価値がないのかと傷つきませんか。
いや借りたっていいんです。読んでいただいたことに感謝いたします。しかしやはり……。
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なぜ、批判が集中しているのかというと、稲垣さんが自宅に掃除機も冷蔵庫も、洗濯機や電子レンジ、エアコンも炊飯器もない、ミニマリストな生活を実践しているから。
不要なモノは極力買わない生活を実践している稲垣さんが直接は言っていないものの、「自分の著書は図書館で借りずに買ってくれ」と暗に示したこと、つまり、「お前が言うな感」が多くの人の反感を買っているわけです。

そして、この稲垣さんの発言をきっかけにネットでされているのが、図書館をめぐる議論。
たとえば、映画史・時代劇研究家の春日太一さんはツイッターで「図書館をただの『無料書店』としか思っていないユーザーが少なからずいることが大きな問題」と指摘しています。
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図書館で大きな問題は「書店で簡単に手に入る本でもタダで読みたいユーザー」からの多数のリクエストを聞いてしまうため、本来図書館に置かれるべき専門書や郷土史本の枠が圧迫されること。それにより専門系出版社も読者を奪われる大手も損失となり、図書館も恨まれる。
ですので、図書館をただの「無料書店」としか思っていないユーザーが少なからずいることが大きな問題といえますし、とにかく利用者増加ばかり狙ってそうしたユーザーへの配慮を強いる一部の行政も大きな問題といえるでしょう。
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一方で、図書館が果たしている役割をツイッターに書き込む人もいて、それが10年ほど図書館員をやっているというツイッターユーザーのネガだいこんさん。
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いろんな人に届いて欲しいので折に触れて言い続けていますが、10年くらい図書館員やっているなかで一番嬉しいお客さんの反応が、「今回借りた本、買おうか迷ってたけど、やっぱり手元に置きたいんで後で自分で買うことに決めました」なのはずっと変わんないですね。
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このツイートは3600件以上リツイートされています。

わたしは、今でも定期的に図書館を利用しているのですが、それは新着図書の棚を見るため。
この棚をチェックしていると、ごくたまに、書店では決して平積みにされないけれども読むに値する本と出会えるのです。
自分で読む本を選ぶとすると、どうしても好みが偏り、同じジャンルの本ばかりを選びがちなのですが、図書館はこうした偏りを上手く調整し、ときにセレンディピティを起こしてくれているような気がします。

(スタッフH)
(2017/8/22 UPDATE)
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