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残念な政治家を選ばない技術 「選挙リテラシー」入門 (光文社新書)
松田 馨 (著)
税込価格:799円
出版社:光文社
ISBN:978-4-334-03926-4


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参院選が終わったかと思えば、今月末には都知事選の投開票日が控えています。
告示ぎりぎりに出馬表明したある候補者は「知らない」「これから」「関心がない」を連発し、票を投じるこちらとしては頭が痛い。参院選でも「納得できる一票」を投じられたのかあやしいのに、都知事選ではさらに決め手がなく、頭を悩ませるばかりです。
そんな心境のせいか、帯にある「なぜあなたは誰にも投票できないのか?」という文言に惹かれ、手に取ってみたのが本書。
若手の選挙プランナーである著者が「選挙の基礎知識」を解説するとともに、「納得できる一票」を投じるための「選挙リテラシー」を伝授するもの。
著者が一番大切と語るのが「まず選んでみること」、そして次に大切なのが「次の選挙にも行くこと」。「続けていく」ことをしなければ、なかなか選挙に対する感覚は芽生えないと説きます。
今回の都知事選のように「全員がよくない候補者に思える」場合には、「ベスト」な政治家を探すのではなく、「ベター」な人を探す方向に切り替える必要があり、これについてはビスマルクの「政治とは妥協の産物であり、可能性の芸術である」という言葉を引き、諭しています。
都知事選という重大な選択を控えた今、「ベター」な選択をするためにも読んでおきたい一冊です。

(評者:スタッフH)
(2016/7/20 UPDATE)

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