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博愛のすすめ
中川淳一郎 (著),適菜収 (著)
税込価格:1,404円
出版社:講談社
ISBN:978-4-06-220636-5


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著書『ウェブはバカと暇人のもの』などで知られるネットニュース編集者の中川淳一郎さんと『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』で知られる哲学者の適菜収さん。
本書は、毒舌で有名なこの2人が“博愛”をテーマに、世の中やネット上を騒がせた事象や現象について自由奔放に語り尽くすもの。
話すテーマも「IT社長はなぜ芸能人と結婚するのか?」「コメンテーターという病」「モテないやつは信用できる」「なぜリベラルは負け続けるのか?」「右翼と左翼の思考停止」と多種多様で、毒舌の切れ味ももちろん健在。
なかでもわたしが気に入ったのは、中川さんによる将棋の「羽生善治」派VS「渡辺明」派の間に生まれた博愛。
「羽生のライバルである渡辺明という棋士を支持している人たちがいるんだけど、両派は仲が悪い。ただ、地球が宇宙人に地球を支配させるかどうかの勝負を将棋でやることになったとしたら、渡辺支持者も、やはり羽生を出すしかないだろうと、それでみんな納得したんです。そこで博愛が生まれたんですよ」
博愛という言葉の便利さと皮肉が詰まった一冊です。

(評者:スタッフH)
(2017/6/27 UPDATE)

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