書考空間



産後クライシス (ポプラ新書)
内田 明香 (著), 坪井 健人 (著)
税込価格:819円
出版社:ポプラ社
ISBN:978-4-591-13677-5


本を購入

私の周りの同年代の男連中はほとんど結婚してしまいました。先日、結婚してそれぞれ8年以上になる既婚者3人(男)と食事をしたとき、未婚の私は驚かされました。
何と、3人の悩みにある共通項があったからです。それは「妻から愛されていない」、よって「いかに浮気をするかを思案している」というもの。あまりにも下衆すぎる共通項ですが、彼らの言い分を聞けば、多くの男達が通る当たり前の過程のようにも思えてくるから不思議です。
彼らのようになるのは必然なのか。一生、何とかして手を打たなくてはならない。
そう思った私が出会ったのが本書。「産後クライシス」とは出産をきっかけに、夫が
妻から愛されなくなることを意味します。さらに言えば、出産後のデリケート期に夫が放った余計なひと言や行動が妻を傷つけてしまったり、育児や家事に対して協力してくれない現状に不満が溜まってしまうことで起こる妻の気持ちの変化のことを言います。この“しこり”は産後数十年経っても消えることはなく、最終的に「パパを嫌い」になったまま離婚に至ることもあるのだとか。
私の知人の離婚経験者は「子供さえいたら、離婚しなかったな」と言いますが、どうやら「子はかすがい」ともいかなそう…。
幸せな面ばかり強調されがちな「出産」の裏に潜むリスクに光を当て、そのメカニズムから回避方法までを紹介した本書。男女の思考回路の違いを知るだけでも、読み甲斐のある一冊です。

評者:スタッフ・坂本
(2014/1/8 UPDATE)

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ