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退屈のすすめ 刺激に満ちた遊び方のヒント!
五木 寛之 (著)
税込価格:1,365円
出版社:KADOKAWA
ISBN:978-4-04-600096-5


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現代に生きる私たちは何かとやることが多く、退屈なんてしている暇はないと考えてしまいます。
日頃忙しく働いた後に迎える休日でさえ、仕事に必要な資格を取るための勉強をしたり、英会話教室に通ったりと、できるだけ自分がレベルアップするようなことに時間をさいている人は多いのではないでしょうか。
しかし著者は、そんな時代だからこそ、あえて休日を<頭休め>のために使うことを提案しています。
本書は、作家・五木寛之氏の「私はこうして遊んできた」という、退屈な時間の過ごし方・休日の過ごし方の見本が示されています。
例えば、美術館に行った時には、自分が国際的な美術品泥棒になったつもりで絵を見るのだという。この中から一点だけを盗むとしたらどれにするかという泥棒の視点で観賞すると、がぜん絵が面白くなってくるのだとか。
他にも、多くの本を所有している著者は、その中から自分に本当に必要な三冊だけを残すとしたらどれにするかを考える、という遊びを楽しんでいるという。
その気になりさえすれば、人は何とでも遊ぶことができるのだという著者はこう語ります。「何とでも遊ぶ、この気持ちに徹することで、少しこわばっていた肩の力が抜けそうな気がする。退屈な時間をどう生かすか。そのことに実は私たちの人生がかかっているのかもしれない」。

単なる退屈な時間を「有意義な退屈な時間」にすることが、人生をより楽しいものにするのだと思います。
著者の一風変わった休日の過ごし方を参考に、自己流のやり方を考案してみてはいかがでしょうか。

(評者:スタッフ・武市)
(2014/1/13 UPDATE)

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