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1995年 (ちくま新書)
速水 健朗 (著)
税込価格:798円
出版社:筑摩書房
ISBN:978-4-480-06745-6


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1995年は「阪神・淡路大震災」とオウム真理教による「地下鉄サリン事件」という2つの大きな出来事があった年です。
そして、戦後50年にあたる年であり、ここから現代が始まったとして「戦後史の転機」といわれています。
他にも印象的な出来事が数多くあり、まさに“特別な年”と呼ぶにふさわしい激動の1年です。
東京では青島幸男氏が都知事に当選し(大阪では横山ノック氏が府知事に当選)。
震災で被災した神戸を拠点とする「オリックス」がリーグ優勝を果たし、野茂英雄がメジャーリーグで活躍しました。
『新世紀エヴァンゲリオン』の放送が始まり、ウィンドウズ95の発売によりインターネット時代の到来を告げたのもこの年です。
WTO(世界貿易機関)が設立し、円が戦後最高値を記録、音楽では小室哲哉の全盛期。
ナイキのハイテクスニーカーを履いている人間を襲う“エアマックス狩り”などもありました。

著者によると本書の趣旨は、1995年を戦後史の転機となった年という刷り込みからいったん解き放ち、個別具体的に政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディア等といった具合にあらゆる側面から輪切りにして再検証してみること。
人々の意識に強烈な印象を残した1995年とはどういう年だったのか、何が特別なのか。
時代の転機となった1年を読み解くことにより、今がどういう時代なのかを改めて考えるための一冊。

(評者:スタッフ・武市)
(2014/1/20 UPDATE)

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