書考空間



天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。
山口 真由 (著)
税込価格:1,365円
出版社:扶桑社
ISBN:978-4-594-06975-9


本を購入

「根性論」が煙たがられるようになったのは、いつからか。
根拠のない「根性論」は確かに押し付けられても不快なだけ。しかし、その「根性論」に科学的根拠が加えられたらどうでしょうか。
本書は東大首席弁護士・山口真由が教える「科学的根性論」の神髄です。
東大に通い、最終的には法学部を首席卒業。しかし、著者は自分のことを「天才」だと思った事は一度もないと言います。むしろ、「誰よりも努力をしたから、誰よりも大きな成果を得られるのは当然だ」と。著者を含め、東大においても、努力が不必要な「天才」は存在しないのです。
確かに著者は努力家です。司法試験の口述試験前の2週間の間は、食事と睡眠、お風呂以外の時間、実に19時間30分もの時間の全てを勉強につぎ込み、眠気と闘うために冷水を張った洗面器に足をつけて勉強を続けていたら、「蛍の光、窓の雪」という2フレーズだけの幻聴が聞こえてきたこともあるといいます。
努力をすれば簡単に手に入れられるものを、どうしてみんなすごいと褒めたり、「天才」と持ち上げたりするのか。逆に「努力したから当然だ」と言うと反感を買い、ずっと納得できない気持ちでいたという著者。
本書は、「努力」するのもひとつの技術なのだと気づいた著者の、抽象的なスポ根論に持って行かれがちな「努力」を技術として分析した一冊。
学生時代からこつこつ努力してきた著者にとって「努力」とは、抽象的な「才能」ではなく、具体的な「技術」の集積なのです。
努力を始めるためのきっかけ、努力を続けるための習慣、そして最後まで成し遂げるための方法論について、具体的ノウハウが満載。

評者:スタッフ・坂本
(2014/1/29 UPDATE)

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ