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薄明鬼語 西村賢太対談集
西村 賢太 (著)
税込価格:1,620円
出版社:扶桑社
ISBN:978-4-594-07047-2


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2011年に芥川賞を受賞した、私小説作家の西村賢太さん。
受賞会見での大胆な発言や特異な経歴(中卒・2度の逮捕歴)なども相俟って話題となった西村さんはその後、小説だけでなくバラエティ番組などにも活躍の場を広げるなど、作家として異彩を放ち続けています。
そんな西村さんが様々なジャンルの人と語り合った対談集が本書です。
普段は誰とも小説の話はしないという西村さんが、同じく芥川賞作家の田中慎弥さんと「小説談義」で熱くなったり、ミュージシャンのダイアモンド☆ユカイさんと、ロックや中学時代のことについて話したり、芸人の水道橋博士さんと、お互いがやらかした「テレビ番組降板事件」の真相について語り合うなど、他では聞けないような濃い内容の話がたくさん詰まっています。

『(芥川賞受賞作の「苦役列車」が映画化されたことについて)いや、無茶苦茶ですわ、あの映画は。私小説に対して一片の敬意も理解もなく、原作すらロクに読んでもない連中が荒らしてしまって。』(×六角精児・俳優)
『(ファンレターについて)またここんとこちょっと増えました。何で増えたかっていうと、テレビで僕、貯金額を言ったんですよ。』(×テリー伊藤・演出家)

下世話なことや、強烈な悪口を言っているにもかかわらず、そこに人間的な魅力を感じさせてくれる不思議な人、それが西村さんです。
個性的な面々に対し、それを上回るド級の個性で挑む無頼派作家の、人間臭さ爆発の対談集です。

(評者:スタッフ・武市)
(2014/7/7 UPDATE)

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