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センスは知識からはじまる
水野 学 (著)
税込価格:1,512円
出版社:朝日新聞出版
ISBN:978-4-02-251174-4


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「センスとは何か」と考えた時、生まれつき備わっているもの、天から降りてくるひらめきのようなもの、といったイメージが浮かびます。そしてすぐれたアイデアとは、センスを持つ特別な人が生み出すもの、と考えてしまいます。
しかし、熊本県公式キャラクター「くまモン」のデザイナーとしても知られる、クリエイティブディレクターの水野さんによると、センスとは「生まれつきの才能ではなく、研鑽によって誰にでも手にできる能力」なのだと言います。
「センスとは知識の集積である」というのが水野さんの考え。
つまり、過去に存在していたあらゆるものを知識として蓄えておくことが、新たに売れるものを生み出すには必要不可欠だということです。
そのためにはまず、「普通を知ること」が必要なのだと言います。
普通とは「いいもの」がわかるということ、普通とは「悪いもの」もわかるということ、そしてその両方を知った上で「一番真ん中」がわかるということ。
多くのインプットをして普通を知った上で、そこから新しいアイデアを考えるのです。

水野さんによると、センスが必要とされない仕事などひとつもなく、ITによる情報革命によって技術がピークを迎えた後のこれからの時代は「センスの時代」なのだと言います。
センスのいい企業や個人が求められる時代を生き抜くための、センスの磨き方、その活用方法が学べる本書。
自分にはセンスがないから斬新なアイデアなんて出ない、と諦めている人に特におすすめしたい一冊です。

(評者:スタッフ・武市)
(2014/7/21 UPDATE)

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