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愛されすぎたぬいぐるみたち
マーク・ニクソン (写真・文),金井 真弓 (訳)
税込価格:1,836円
出版社:オークラ出版
ISBN:978-4-7755-2669-9

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あなたには子どものころに大切にしていたぬいぐるみはありますか?
この本には60体ほどの、持ち主に愛されてきたぬいぐるみたちの写真が、持ち主の思い出とともに紹介されています。
自分が生まれたときに祖母が作ってくれたぬいぐるみ、父や叔父から受け継がれたぬいぐるみ、様々な来歴があります。買ってこられたぬいぐるみや家族が作ってくれたぬいぐるみ、それぞれが味わい深い顔立ちを持っています。
目の大きさが左右でまちまちだったり、ニヒルな笑みを浮かべたような口元をしていたりするのは手作りの証。耳や足がとれていたり、毛が薄くなってしまい、下の繊維が見えてしまっていたりするのは、何度も引っ張られ、触られて、愛されてきた証。
ボロボロで原型も分からなくなってしまったぬいぐるみはその子のことを知らない人にとっては少し怖いかもしれませんが、大切な思い出がたくさん詰まっているのです。
この本のページを開くと、幼いころ、自分の隣で心慰めてくれたふわふわとした友人のことを、思い出すことでしょう。


(評者:ジュンク堂書店池袋本店 雑誌担当 齊藤)


(2017/8/10 UPDATE)

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