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番組スタッフ
赤ちゃんの泣き声をおおらかに受け止めようという動きが広がっていることを先日、こちらの記事で初めて知りました。

赤ちゃん「泣いてもいいよ」広がる(「大手小町」2017/12/2)

たとえば、「赤ちゃん泣いてもいいよ!」と呼びかけるステッカー。

女性向け雑誌「ウーマンエキサイト」が制作したもので、これまでに約5万枚が配布され、ユザワヤなど全国80以上の店舗で無料配布されているといいます。

スマホなどに貼り、ステッカーで子育てする人を応援する意味合いがあるようで、こちらの記事は、このステッカーの意図をこう伝えています。

「小さい子供は思うように話せないため、意思表示しようと、電車や飲食店で泣き出すことも多い。
そんな時に周りが温かく見守っていることを示す手段にと考えられたもの」

このステッカーと同様の試みを、オリックス生命保険も今年の春から行っていて、それが「#泣くのが仕事プロジェクト」。

特設サイトからスマホやパソコンに「こどもは、泣くのが仕事です」などと書かれたイラストを自由にダウンロードし、ステッカーやバッジなどに利用できるのだといいます。

こうした取り組みについて、「大手小町」の記事のなかで、玉川大学の大豆生田啓友教授が「困っている親に対し、直接声はかけられなくても、ステッカーなら思いを伝えやすい。日本人に合った優しさの示し方ではないか」と評価する一方、手放しでは評価できないという声もあります。

それは、作家で書評家の印南敦史さん。
「いいことだけれども、そんなものをわざわざつくらなければならない世の中のあり方がひっかかる」と自身の考えをつづっています。
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いいことなんだけれども、僕にはどうしても引っかかるものがあるのです。
それは、そんなものをわざわざつくらなければならない世の中のあり方です。そんなものをつくらなければならないのは、そんなものをつくらなければ受け入れてくれない(それでも受け入れてくれないかもしれない)人たちがいるということです。そこに、大きな疑問が残るし、とても悲しく、残念で、腹立たしいことだと感じるのです。
<「YOMIMONO.COM」2017/11/22>
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「赤ちゃん泣いてもいいよ!」と呼びかけるステッカーがなくても、赤ちゃんを思いっきり泣かせてあげるのが理想なのでしょうが、とはいえ、子どもの泣き声の捉え方は人それぞれ。
「寛容になってください」と言われても、「昔は自分も赤ちゃんだったんだから」と言われても、割り切れない人もいます。

熊本市議会で生後7か月の長男を抱っこして議場に入り、批判を受けた女性市議のインタビューを読んでも、それは感じます。
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ーーそうは言っても、泣くこともある。議事進行を乱す可能性はないわけではありません。

議会も社会の縮図です。多少のノイズがあってもやり方次第でうまく進行できると思います。そういう状況でもやれるような仕組みを、整えていく方がいいのではないでしょうか。
<「ハフポスト」2017/12/1>
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「赤ちゃんが泣いてもいい」と思える人と、そう思えない人の分断は思いのほか大きいと私は感じています。
そういった意味では、「赤ちゃんが泣いてもいい」と思えない人に寛容さを求めても無駄。
幼い子どもと一緒に電車に乗り、泣かれた経験のある私としては、「赤ちゃん連れ専用車両」を設置してくれる方がよっぽど有意義なように思えてしまいます。

(スタッフH)
(2017/12/5 UPDATE)

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