書考空間



コンビニ外国人(新潮新書)
芹澤 健介 (著)
税込価格:821円
出版社:新潮社
ISBN:978-4-10-610767-2


本を購入


ここ数年で急速に増えた印象がある、コンビニの外国人店員。2017年に4万人を超えていて、これはコンビニスタッフ20人に1人の割合なのだといいます。
著者はこうしたコンビニで働く外国人に丹念に取材。知られざる問題を明らかにしています。
取材を通して著者がまず気付いたのは、コンビニで働く外国人の多くが留学生であること。多額の借金を背負って来日している留学生もいて、彼らは「週28時間」というルールを守っていたのでは、借金を返済しながら学費や生活費をねん出するのは難しい。しかし、ルールを破れば不法就労者として母国に強制送還されてしまい、真面目な学生ほど生活は困窮。
こうした留学生を支援するセーフティネットも十分には機能していないようです。
人手不足が背景にあると、ぼんやりと捉えていたコンビニで働く外国人の多さ。それよりもさらに深い闇の存在に気づかせてくれる一冊です。

(評者:スタッフH)
(2018/5/24 UPDATE)

MESSAGE ★ 番組へのメッセージはこちらから ★ 皆さまからのご意見お待ちしております


ページの先頭へ