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AIを信じるか、神を信じるか (祥伝社新書)
島田裕巳 (著)
税込価格:886円
出版社:祥伝社
ISBN:978-4-396-11538-8


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タイトルにあるように、著者がAIと神を天秤にかけるのは、現代においてAIと神がよく似ているから。
AIは人間の知性、思考ではたどりつかない解決策を瞬時に提示するが、「なぜそうなるか」という因果関係を示すことはない。このAIの仕組みとよく似ているのが、近年、信者を急激に増やしているイスラム教。その理由は「『なぜそうすべきか』と問うよりも、神(アッラー)への絶対服従が求められるから」なのだといいます。
そのうえで、どこに国家の機軸を求め、道徳の源泉を求めたらいいのか、善と悪を区別する際の判断基準となるものが存在しないとしたら、決断ができず、人々は不安に駆られる。
そのため、自由か安全かの選択、さらにはAIかアッラーかの選択を迫られることになるであろうと説きます。
AIや神に思考を委ね、便利な生活を選ぶのか、それとも自由や人権が守られた生活を選ぶのか。
近い将来、迫られるであろう究極の選択を前もって提示してくれる一冊です。

(スタッフH)
(2018/6/13 UPDATE)

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