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番組スタッフ
近年、大学など教育の現場で騒がれている学生達の学力低下問題。
その反動からか、現在「小学生への教育方針」が見直されつつあるようです。

●大阪市、小1から英語授業 13年度、一部校に導入案/朝日新聞11月6日

グローバルな人材の育成をめざす大阪市・橋下徹市長の方針を受けて、
市の教育委員会事務局が、市立小学校の1年生から
英語の授業を始める案をまとめたそうです。

こうした動きは大阪市以外でも起こっていて、群馬県伊勢崎市、大分県別府市など、
自治体ごとにも独自の英語教育が行われているようです。

●分刻みスケジュール、涙する子も 小学生の留学が人気/AERA11月1日

また、AERAの記事によると、
ここ数年は、親子留学や海外でのキャンプなど、小学生向けの海外プログラムが増加。
京都市の私立立命館小学校は、提携する姉妹校への「2カ月のターム留学」を
今年初めて実施したとのこと。

これまでも、「受験戦争」の反動で「ゆとり世代」が生まれ、
「ニート」が社会問題になれば、
その下の世代は「就活競争を勝ち抜け」と煽られるなど、
教育の現場は、時代に応じて、真逆の指導方針を打ち立てる傾向にありましたが、
小学生からの英語教育が良いか悪いかは別として、
今回の動きも、現在の社会情勢を重く捉えた結果のような気がします。

そんな“小学生への教育ブーム”が起こりつつあるなか、
ついにここまで来たか…!というニュースを発見してしまいました。

●3.6万部売上13才ゲーム会社社長 iPhoneアプリで世界が注目/NEWS ポストセブン 11月6日

記事によると、現在若干13歳でゲーム会社の代表取締役となっている
米山維斗くんは、2011年7月に、カードゲームを発売する
「ケミストリー・クエスト株式会社」を設立し、
日本最年少となる小学6年生で社長に就任したのだそうです。

米山くんが発案したゲームは、水素、炭素、酸素、窒素の元素の組み合わせで
カードを取り合って分子を作り、最終的に持っているカードの枚数で勝敗が決まるという内容。
科学の知識がないと難しそうに思いますが、
先入観のない子供たちは、すんなりゲームに入り込んでいくといいます。

もちろん、米山くんのような“大人顔負けの小学生”は稀な例だと思いますが、
早期の英語教育が実施されつつある今、
小さい頃から英語をしゃべる小学生が大人になり、社会に出た頃、
世代間の格差は「ジェネレーション・ギャップ」という言葉では埋められないほど、
大きくなっているのではないかと思いました。

というのも、現在、30代・40代・50代の「ニート」が増加しつつあるからです。

●40代のひきこもり10万人超え マネープランの説明が必要/AERA11月2日

90年代に“ひきこもり生活”をはじめた人たちが、
現在、中年層となり、全国におよそ100万人いると見られているそうです。
精神科医・斎藤環さんの意見によれば
『このまま行けば2030年には、60代の4分の1が単身者で、
そのうちのかなりの部分をひきこもりの人が占める可能性があります』
…とのこと。

もしこの記事のような時代が現実化してしまったら、
個々にのしかかる負担も大きくなるでしょうし
何よりも、世代や学力、収入などの格差が複雑な壁を生み、
“社会からの疎外感”が、さらにひきこもり人口が増加させていくことも予想できます。

インターネット周辺の技術が発達したことで、
私たちの世代ごとの格差は、顕著に現れつつあります。

若い世代は“情報感度”は高いですが、その情報感度の高さゆえ、
ネットで見た情報を、まるで自分の経験のように語ってしまう傾向にあります。
反対に、上に立つ世代は、“情報感度”よりも“経験値”を重視するため、
「これだから若い奴は…」と否定してしまいがち。

これまでもコミュニケーション不足で起こる軋轢は幾度となく問題視されてきましたが、
近いうちに到来するであろう格差社会を生き抜くためには、
格差を「特性」ととらえ、より一層、お互いを理解しあうことが、
私も含め、全ての社会人にとって今後の最重要課題なのかもしれないなぁ…と思いました。


担当:梅木





(2012/11/7 UPDATE)

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