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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/11/25)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■念願の日本シリーズ制覇を果たした福岡SBホークス…秋山幸二監督
■AFC女子最優秀選手受賞の宮間あや&最優秀監督受賞の佐々木則夫監督
■国際宇宙ステーション滞在から5ヶ月ぶりに帰還した宇宙飛行士…古川聡
■75歳で永眠…毒舌と型破りな芸風で知られた古典落語の名人、立川談志


Facebookページの皆さんの投票では、1位と2位の差はわずかです。
1位は古川聡さん、2位が立川談志さんとなっていますが、
中西哲生が今週注目したのは!


福岡ソフトバンクホークス、秋山幸二監督

11月20日、3勝3敗で迎えた日本シリーズ第7戦。
3点リードの9回2アウト、秋山監督は、守護神の馬原ではなく、摂津投手を投入。
勝利に徹した冷静な起用が、チームを8年ぶりの日本一に導きました。


胴上げも8年ぶりの日本一に因んで、8回宙を舞い、秋山監督は男泣き。
それだけ選手も監督も、待ちに待った優勝でした。


秋山監督は、2008年、王監督からバトンを受け監督に就任。
「自分の使命はチームひとりひとりに、勝ち方をたたき込むこと」…と決意しました。
というのも、秋山監督は選手時代、西武、そしてダイエーで、
実に10回、日本シリーズに出場しています。
つまり「勝つ」ということを知り尽くしています。


そんな秋山監督ですが、監督に就任してこれまでクライマックスシリーズに進出しながら、
あと一歩のところで日本シリーズへの出場を逃してきました。


そして今年のシリーズも、本拠地で連敗スタート。
「今年も日本一は無理なのか?」…こんな悪夢がファンの頭に浮かびました。
ところが、適地・名古屋ドームで迎えた3戦目から、秋山監督の采配が冴えまくります。


いろいろな采配がありましたが、ピッチャーですね!
中でも第4戦、ノーアウト満塁をしのいだあの11球。森福投手。
そしてファルケンボーグ。
1、2戦だめだった馬原に3戦投げさせたり、いろんな起用の仕方をしてくれました。
打つ方でも、内川選手、小久保選手などの選手起用、それから選手の勝負強さも目立ちました。


こうして、ようやく悲願の日本一にたどり着き、
秋山監督には「正力松太郎賞」も贈られました。
これは、西武時代に、日本シリーズMVPに輝いた91年に続き、2度目の栄誉です。
ちなみに、選手と監督での受賞は、王貞治さん以来2人目の快挙でもあります。


日本シリーズ優勝監督インタビューの中で、中西哲生が印象に残ったシーンがありました。
インタビュアーが「この後まだアジアシリーズもありますが…」という言葉を向けると、
秋山監督は「ちょっと待ってください。われわれプロ野球は、
今年の東日本大震災を何とか後押しするような、被災者の人たちを後押しするような活動を、
そして気持ちを持って今シーズン1年間やっていきます。」
この言葉を聞いた時に、スポーツをしている人間が自分たちのためだけでなく、
誰かのために戦っているんだということを感じまして、僕もすごく感動しました。


その「アジアシリーズ2011」が、台湾で開幕します。
日本勢の5連覇をかけて、台湾、韓国、オーストラリアのチームと戦います。
このシリーズへの意気込みを聞かれた秋山監督は、
「今年の戦い方を、また、思う存分出すだけです」と話しています。