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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2012/11/9)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■アメリカ大統領選でロムニー候補を破り再選を果たしたバラク・オバマ!
■フットサル・ワールドカップで史上初めて決勝トーナメント進出を決めた日本代表「サムライ5」!
■7日間約250キロの「サハラ砂漠マラソン」を完走したお笑いコンビ・ペナルティのワッキー!
■シングル「UZA」で女性アーティスト初、10作目のミリオンセラーを記録したAKB48!


Facebookページでの皆さんの投票では、1位がバラク・オバマ、
2位はフットサル日本代表となっていますが、今週、番組が注目したのは…


アメリカ大統領、バラク・オバマ!

厳しい選挙戦を経て、再選を決めたオバマ大統領。
今週、この大統領選を現地からリポートするため、中西さんはアメリカ・ニューヨークに行っています!
ここでニューヨークにいる中西さんと中継をつなぎます。


おはようございます。ニューヨーク・マンハッタンの中西哲生です。
厳しい選挙戦を経て、再選を決めたオバマ大統領。
今週、日本はもちろん世界中がこの選挙に注目したわけですが、
共和党のロムニー候補と競り合う中、最後の決め手となったのは何だったんでしょうか?
大統領選を見続けてきたアメリカ在住のジャーナリスト、津山恵子さんにお話を伺いました。


『オバマ大統領は、過去の名大統領と言われている
リンカーン、ルーズベルト、レーガン、クリントンといった典型的な大統領と違って、
緊急時のリーダーという意味では、及第点を取った人だと思います。
過去の政権から引き続いた未曾有の大不況、失業率が高い中の景気回復という時代を無難に乗り切ったんですね。
その実績として、自動車メーカーを救済したり、公的資金を使って金融機関を救済しました。
政府の介入は、平時であれば国民に嫌われるが、平時では無いということで、
彼が主導権を握って政策を進めたことを、国民が理解して投票したのが今回の結果だと思います。』


2008年の選挙で高い支持を得て当選。ノーベル平和賞も受賞。
歴史に名を残す世界のリーダーとして、期待を集めていたオバマ大統領ですが、
国内では不況、高い失業率、国外でもイランの核開発や、中国の台頭など、様々な問題に直面。
そんな非常時にあって、ギリギリ及第点をもらったというニュアンスが伝わってきます。
ただ津山さんは、オバマ大統領の歴史に名を残す一面として、こんなこともおっしゃっていました。


『歴史に名を残すリーダーとしての特徴があるとすれば、選挙で女性、黒人、ヒスパニック、
とくに重要なのが若者、あるいは貧しくてあまり政治に興味のない人たちを、
2008年の選挙から投票を促したというのは、彼の実績として今後も評価されていくと思います。
これまで投票に行かなかった人たちの票を掘り起こしたのは、
彼が黒人と白人の間に生まれたというだけではなく、一般の家庭に生まれて、
母一人の手で育てられ、小遣いも少なく、という普通の家庭の出身というのが大きいですね。
ミシェル夫人と共に結婚してから何年も学生ローンを払っていたり、
娘たちの小遣いは今でも1週間に5ドルという、我々と同じような出身の人であることが、
無党派層である社会的弱者にアピールしていると思います。』


そんな庶民的な背景が、社会的に弱い立場の人たちに支持されて、
その信頼が今も続いている結果が、今回の再選なのかもしれません。


世界的な経済不安は続いていて、先ほど取り上げたアメリカ国内の「財政の崖」もやってきます。
しかも議会は上院下院の「ねじれ状態」で、オバマ大統領にはこれからもイバラの道が待っています。
歴史に名を残す真のリーダーとなれるかどうか、オバマ大統領の新しい挑戦が始まります。


今週の「ウィークリーパーソン」は、アメリカ大統領選で再選を果たしたオバマ大統領に注目しました。