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現在活躍している人物を題材にした絵本の偉人伝ランキング(2013/7/25)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、生命保険会社の[メディケア生命保険]が発表した
「子どもの絵本と教育に関する調査」から
『実際にあれば子どもに読んで欲しいと思う、現在活躍している人物を
 題材にした絵本の偉人伝』ランキングをご紹介します。



第5位『孫正義(実業家)』

第4位『北野武(コメディアン・映画監督・タレント)』

第3位『山中伸弥(京大教授 iPS細胞研究でノーベル生理学・医学賞受賞)』

第2位『イチロー(メジャーリーガー)』

第1位『宮崎駿(映画監督)』


以上『現在活躍している人物を題材にした絵本の偉人伝ランキング』でした。


1位に輝いた宮崎駿さんは、約5年ぶりとなる長編映画「風立ちぬ」が
先週末より公開になり、現在絶賛公開中です。


映画「風立ちぬ」は、零戦の設計者として知られる堀越二郎と、同時代に生きた
文学者・堀辰雄の人生をモデルに生み出された主人公、青年技師の二郎が
関東大震災や経済不況に見舞われ、やがて戦争へと突入していく
1920年代をいかに生きたか、その半生を描いた作品です。そしてこの映画の主題歌は
松任谷由実さんが今から40年前、1973年に「荒井由実」名義で発表した
「ひこうき雲」という曲が使われています。
今日はその松任谷由実さんから、番組宛にコメントが届きました。


この映画「風立ちぬ」は、自分の曲が使われているということを置いても
本当にオススメできる映画です。本編は“初号”と言われる試写で観たのですが
それを観ることが出来るのは、ほとんどが映画作りに関わった人のみ。
宮崎監督、鈴木プロデューサー、そして私と松任谷(正隆さん)の隣の席には
主人公のモデルとなった、堀越二郎さんのご子息夫妻もいらっしゃって、
途中で堀越さんたちをちょっと盗み見たら、泣いていらっしゃいましたね。
内容ももちろんですが“モノづくり”の視点で見ても、この作品を完成させるのに
いかに膨大なエネルギーが費やされたのか…線路の枕木ひとつ、草一本、
震災で逃げまどう群衆のひとり一人まで、その迫力にも胸を打たれましたね。
なんて言うんでしょう…日本のアニメーションの歴史や誇りの集大成のような気がしたんです。

「ひこうき雲」が使われるのは昨年末にバタバタと決まったようで、凄く嬉しかったです。
しかも、完成した作品の世界観がビックリするくらい一致していて、
(「ひこうき雲」は)私が高校生のときに作った曲だったけれど、時空を超えて
同じところに着地するというか、飛翔するというか…そういう不思議を味わいました。
今回の作品は“大人のジブリ”と言われていますが、中高生にもすごく刺さると思います。
零戦を作る…そのアウトソースが戦争であれ、“美しい飛行機を作る”ということに
青春を燃やした人の理想が10代の人にも必ず届くんじゃないかな、と思っています。

高橋さんはこの作品をすでにご覧になったそうで、
「主人公の二郎は本当に飛行機が大好きで、その純粋な気持ちでモノづくりをしているんですが
その一方で、自分の作ったモノが戦争に使われてしまうという、純粋な気持ちと
もたらされる結果の重さについて、すごく考えさせられる映画でした。」とおっしゃっていました。
宮崎監督の最新作、夏休みに親子で観に行かれてはいかがでしょう。


今日は『現在活躍している人物を題材にした絵本の偉人伝ランキング』をご紹介しました。