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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2013/8/9)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週、番組が注目したのは、この4組です。
■世界水泳400メートル個人メドレーで、日本人初の金メダルに輝いた、瀬戸大也
■1イニング7二塁打のプロ野球記録にエー田中の開幕15連勝!首位独走の東北楽天
■南米カップ王者サンパウロを下し、スルガ銀行チャンピオンシップを連覇した、鹿島アントラーズ
■「全国ご当地キャラ総選挙」で優勝した千葉県船橋市の非公認キャラ、「ふなっしー」



facebookページでの皆さんの投票では1位 瀬戸大也、2位 東北楽天 となっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら!



日本人初の金メダルに輝いた、瀬戸大也



8月4日に行われた、水泳選手権の男子400メートル個人メドレー決勝で優勝したのが瀬戸大也です。
タイムは4分08秒69。もちろん自己ベストです。
瀬戸はこのレース、前半の200メートル(バタフライ・背泳ぎ)は、ライバル萩野公介に次ぐ2位でターン
したものの、平泳ぎで逆転。その後、再び萩野に逆転を許したんですが、クロールのラスト50メートルで
抜群の伸びを見せて萩野を差し切り、見事優勝!金メダルに輝きました。
日本人選手がこの種目で金メダルを獲得するのは、オリンピック、世界選手権を通じて初めてのことです。
まさに快挙ですね!
種目が重なるライバルの萩野は、ここまでにすでに2つの銀メダルを獲っていて、その鉄人ぶりで注目を
集めていましたが、最後の最後でいちばん良い色のメダルを獲ったのは、瀬戸大也選手でした。




瀬戸選手は1994年、5歳のときに水泳を始め、小学校のころから平泳ぎ、バタフライなどで活躍。
インターハイでは、3年連続で個人メドレー2冠を達成しています。
ただし、瀬戸選手はこれまでオリンピックにも世界選手権にも、出場したことがなかったんですよね。
同い年の萩野公介選手に差をつけられて、去年のロンドンオリンピックでも代表落ち。一方の
萩野選手はロンドンオリンピックでメダルを獲りましたからね。
この悔しさをバネに練習を重ね、バサロ泳法を磨いて苦手の背泳ぎを克服。
ライバルの背中を捉えるまでになって臨んだ世界水泳でした。

「萩野くんの活躍を見て、自分も活躍したいなと思っていた」

優勝後、こう語っていたように瀬戸にとって良きライバル・萩野の存在があってこその、
今回の金メダル獲得だったかもしれません。
そして一方の萩野も、こう言って瀬戸を称えました。

「今回負けた悔しさが、また僕を成長させてくれる」




瀬戸大也は、オランダで行われた短水路の競泳ワールドカップでも、男子400メートル
個人メドレーで優勝しました。
この2人がリオの、400メートル個人メドレーでワンツーフィニッシュを決めてくれることを
願いたいですね。まさか日本人選手がここまで台頭してくるとは、本当に数年前までは
予想できなかったんですが。この2人が日本の、世界の歴史を変えてくれそうです。



今週の「ウィークリーパーソン」は、世界水泳400メートル個人メドレーで
日本人初の金メダルに輝いた、瀬戸大也に注目しました。