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2012年 世界の美術館・博物館来館者数ランキング(2013/9/26)

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木曜日は「カルチャー」。


今日は、国際NPOシームド・エンターテインメント協会と
調査会社AECOMエコノミクス調べによる
【2012年 世界の美術館・博物館来館者数ランキング】
ベスト3をご紹介します。



第3位『 国立航空宇宙博物館 』(アメリカ・ワシントンD.C.)680万人

スミソニアン学術協会が管理する博物館のひとつで、世界一の航空博物館。
1903年にライト兄弟が初飛行を行った「ライトフライヤー号」や、リンドバーグが
大西洋単独無着陸飛行に成功した「スピリット・オブ・セントルイス号」
人類が初めて月面に着陸したアポロ11号の司令船や、世界初の民間企業による
有人宇宙飛行機「スペースシップワン」まで、歴史に名を刻む
数多くの航空機や宇宙船の実物を見ることができます。


第2位『 国立自然史博物館 』(アメリカ・ワシントンD.C.)760万人

こちらも「航空宇宙博物館」同様、スミソニアン博物館群のひとつ。
映画「ナイトミュージアム2」の舞台となったのがこちら。1億2千5百万個を超えるとされる
コレクションは、恐竜の化石、世界最大の「Hope Diamond」をはじめとする鉱物、
ほ乳類の剥製、さらに植物や隕石など大人も子どもも好奇心がひきつけられる博物館です。


第1位『 ルーブル美術館 』(フランス・パリ)972万人

ルーブル美術館の展示品は「絵画」「彫刻」など8部門、35,000点。じっくり見るには
膨大な時間が必要です。そして、多くの方はルーブルに行ったら、まず絵画を見たいでしょう。
そこで今日は、画商・美術史家で、中央公論新社から
「ルーヴルはやまわり−2時間で満喫できるルーヴルの名画−」という本を出版している
有地京子さんに、ルーブル美術館の絵画部門を案内していただきましょう。



名画を鑑賞するときに必要なものは、歴史的背景や画家のロマンですが
特にルーブル美術館においては、フランソワ1世あたりからのフランス王家の歴史や
ナポレオンのことなど、歴史的な出来事を簡単に勉強していくとより絵が楽しめると思います。
ルーブル美術館は「イタリア絵画のドゥノン」ドイツ・オランダ・フランドル地方を指す
「北方絵画のリシュリュー」「フランス・バロック以降のシュリー」の3つに分かれています。
ルーブル美術館の絵というと、世界中の皆さんが「モナ・リザ」を思い浮かべるくらいに
「モナ・リザ」は世界で一番有名な作品です。ドゥノン翼では「モナ・リザ」のほか
同じダ・ヴィンチ作で「モナ・リザ」と同じ顔をした女性が描かれている「聖アンナと聖母子」
という素晴らしい作品があり、このふたつが必見だと思います。ちなみに、皆さんは
「モナ・リザ」がルーブルで一番の作品だと思っていらっしゃるかと思いますが、フランスでは
リシュリュー翼にある、ヤン・ファン・エイク作「宰相ロランの聖母」が一番と言われています。


限られた時間内でルーブルを回る訳ですから、まず入り口が問題となります。
こちらはリヴォリ通り99番地にある「カルーゼル」という入り口が最速でオススメ!
続いてイタリア絵画の「ドゥノン翼」ですが、「モナ・リザ」があるせいで
朝10時30分になると新宿駅みたいに混雑しますので、イタリアの「ドゥノン翼」を要領よく見て
人がいないレンブラントを独り占めできるような、「リシュリュー翼」と「シュリー翼」を
ゆっくり見るというのが、早く見る裏ワザだと思います。


そして、有地さんは、最高の裏ワザをこっそりと教えてくださいました。


「ドゥノン翼」の入り口から真っ直ぐ進むと「モナ・リザ方面」と書かれた階段があり、
その階段の両側にひっそりとエレベーターがあります。それを使うと、エレベーターが来ていれば
たったの30秒で「モナ・リザ」に着きます。これは本当にオススメ!

ルーブルに行く予定のある方、ぜひこれを覚えておいて下さい!
今日は【 2012年 世界の美術館・博物館来館者数ランキング 】をご紹介しました。