ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

2014年ビジネス書・自己啓発書 年間トップ3(2014/12/16)

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火曜日は「ビジネストレンド」。


今日は、今年のビジネスマンの傾向を探るこんなランキング。
題して!『2014年ビジネス書・自己啓発書 年間トップ3』
今回は「丸善書店」の年間ランキングからご紹介します。



第3位『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』(朝日新聞出版)

ゴールドマン・サックス×マッキンゼー×ハーバードで学んだ一流コンサルタントが、基本的なビジネススキルを解説した本。目新しさはないが、タイトルのキャッチーさで購入する人が多かったのではないか?ということでした。


第2位『脳の強化書』(あさ出版)

著者は脳のMRI画像診断の第一人者・加藤俊徳さん。脳みそのいろんな部分を“番地”に分ける「脳番地トレーニング」という新しい考え方が書かれています。思考・感情・運動・聴覚・視覚など、脳の8つのエリアを活性化させる66のトレーニングメニューで、眠っている脳に刺激を与える!という内容です。


第1位『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)

フロイト、ユングと並び称される心理学者・アルフレッド・アドラーの教えを学べる自己啓発本。「アドラー心理学は長い研究の実績があり、思いつきの自己啓発本とは厚みが違います。」とのこと。



以上、『2014年ビジネス書・自己啓発書 年間トップ3』でした。
1位になった『嫌われる勇気』では、人に嫌われようとそうでなかろうと、自分が大事だと思うことをやることでしか自己実現はなし得ない…という観点で、大いに読者の共感を得たということです。


そのほかの新書では『出世する人は人事評価を気にしない』という本が出ていて、出世した人たちの共通項として、不思議と人事評価を気にしていない事実がある、としています。会社から何を求められているかではなく、自分で考えビジネスを創造していく力が経営者には求められる…と説いているそうです。
また、ジュンク堂書店のランキングでは、以前番組にもご出演いただいた、コピーライター・佐々木圭一さんの『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)がランクインしてるそうです。


今年のビジネス書・自己啓発本は、環境や人間関係に左右されるのではなく、自分自身の視点をしっかりと持って、仕事をしたり生活をする心構えや観点を身につける本が支持された、と見ることができそうです。一時流行した「その場の空気を読む力」とは正反対の力が今のビジネスマンに求められているのかもしれませんね。来年もこの傾向は続くのでしょうか?


今日は『2014年ビジネス書・自己啓発書 年間トップ3』をご紹介しました。