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今年、最も注目された「パーソン・オブ・ザ・イヤー」!(2014/12/26)

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金曜日は、ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目するフォーカスする「ウィークリーパーソン」。
今日は今年最後の金曜日ということで、恒例、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」。
番組では10組の候補をピックアップし、ホームページで投票を受け付けました。
結果、トップ3は…



第3位 羽生結弦 選手

第2位 タモリ さん

第1位 錦織圭 選手

中西さんが注目したのは、もちろん…



錦織圭 選手


22日に発表された「日本スポーツ大賞」も受賞した、錦織圭選手。まさに今年を代表するスポーツ選手です。


日本人初のATPツアーファイナル出場。今季ツアー優勝4回は、7回のジョコビッチ選手、5回のフェデラー選手に次ぐ3位タイ。獲得したポイントは去年の倍以上の5025点。世界ランキング5位も自己ベスト。


そんな錦織選手、注目したいのは、トップ10の選手との対戦成績が11勝7敗と勝ち越したことです。去年までは通算成績で9勝23敗。トップ選手に勝てるようになってきたことが世界ランキングを上げた理由になっています。


そして、勝てるようになってきた大きな要因が"マイケル・チャン コーチ"です。特にメンタルの部分での影響が大きかったと思います。「自信を持って戦え」ということ。また、フェデラー選手相手に戦うとき、「フェデラー選手は尊敬している」という錦織選手に対して、「いや、それでは勝てないんだ。試合では相手を尊敬することは大事だけれども、倒すべき相手だと見ることが重要だ」という話をしています。実際、錦織選手も全米OPで決勝に進出したときには、「もう勝てない相手はいない」と自分で口にしたことで、自分自身のリミッターを切りました。これはテニスに限らず、"自分自身に限界を設けない"ということで様々なスポーツ選手、そして一般の方々のヒントになったのではないかと思います。自信が出たことでプレーに余裕が出ましたし、プレーに余裕が出たことで力みがなくなりました。感情的なところで力みがなくなったことはとても大きいと思います。



ATPツアーファイナルでのフェデラー戦、準決勝のジョコビッチ戦のように、トップ選手がトップギアでプレーした時にはまだ持ちこたえられない部分もありますが、それもトップ選手も本気で戦いにきていることの表れだと思います。今後は、トップ選手がトップギアでプレーしてきたときの対応に比重が置かれてくることと思います。



錦織選手、公式サイトでATPツアーファイナルの一戦一戦を振り返っています。今年のトップ選手と戦った大会を振り返って、「まだまだ強くなれる」とまた自身のリミッターを切っています。



現在、世界ランキング5位の錦織選手、来季はどの大会でも優勝候補といわれる状況がくると思います。そんなときでも、初心忘るるべからずで、謙虚でありながらリミッターを切るというプレースタイルを確立していけば、四大大会で優勝する姿も見られるかもしれません。できれば決勝で、ジョコビッチ選手、フェデラー選手、ナダル選手のいずれかに勝って優勝するところを見たいですね。




今朝は、「パーソン・オブ・ザ・イヤー」をご紹介しました。