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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/3/28)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■全日本選手権を最後に引退を発表した、モーグルの上村愛子!

■建築界のノーベル賞といわれる「プリツカー賞」を受賞した、坂茂!

■大相撲春場所で優勝し、横綱昇進を決めた鶴竜!

■史上最速で24度目のブンデスリーガ優勝を決めた、バイエルンミュンヘン!

facebookページでの皆さんの投票は1位が上村愛子、2位が鶴竜となっていましたが、
今週、中西さんが注目したのは…


上村愛子!


フリースタイルスキー・モーグル女子の第一人者、上村愛子は3月26日に今季限りでの引退を発表しました。
「試合前日まで発表ができずすみません。」という書き出しのこの日のブログには、「明日からの全日本選手権大会を、現役選手としての最後の試合とさせて頂くことになりました。最後に地元の白馬村で試合に出られること、モーグルの日本選手みんなと同じ会場で滑れること、とても幸せに感じています。」と感謝の言葉が並び、最後は「どんな結果でもきっと笑っていると思います。」と“愛子スマイル”を予告して締めくくられていました。


そして迎えた全日本選手権。予選を22.51点の最高得点で突破すると、昨日の決勝でも23.81点をマーク。2年ぶり8度目の優勝で、有終の美を“愛子スマイル”で飾りました。


上村愛子選手は現在34歳。4歳からスキーを始め、中学2年のときにアルペンからモーグルに転向。高校3年生のときに、地元の長野で初めてオリンピックに出場し7位入賞。以来、皆さんもご存じの通り、6位、5位、4位、4位と日本人で初めて「冬のオリンピック5大会連続入賞」を果たしています。
これまでの選手としての歩みを振り返って、上村愛子選手は「メンタルが弱かったり、体力が足りなかったり、いろんな面で後悔が残るオリンピックが続いていたけれど、今は精いっぱいやれた満足感しかない。」と話しています。


中西さんは上村愛子選手についてこう語っています。


今回のオリンピックは本当に素晴らしい滑りで、本人も納得のオリンピックだったのでは、と我々も感じ取ることが出来ましたね。オリンピックを毎回見ていて、彼女はひとつひとつステップアップはしていましたが、これまでは何となく自分の中で達成できない、もやもやした気持ちを抱えていたのは感じていました。
前回のオリンピックのあと、上村愛子さんには番組にお越し頂いてお話を伺ったんですが、本当にいつも自分と向き合っている方だなぁ、という印象を受けました。それと同時に、悔しい思いも本当にたくさんされている方だということも感じました。今回の4位という順位も採点競技の難しさを感じた結果だったんですが、やはりひとりの選手として、ひとりの人間として、その“悔しい思い”というのがいかに自分自身を成長させてくれるか、そしてその“悔しい思い”がたくさんあったからこそ、今回の4位という結果でもこれだけ充実していたんだ、と彼女自身が感じたのではないかと思いました。
今後はまだ未定ということですが、以前から「ジュニアから選手を育てることの大切さ」を口にしていますので、指導者としての道を歩むのでは…と言われています。いまは本当に「お疲れさまでした。」という言葉しかないのですが、ぜひ一度番組にお越し頂いてお話しを伺いたいなぁ、と思いますね。僕は彼女が持っている“精神性の高さ”と何事にも負けない“忍耐強さ”あとは、あの“愛子スマイル”これは今後のアスリート界の宝だと思いますし、ぜひ彼女の経験をスポーツ界に残して欲しいと思いますね。

上村愛子選手、これまで本当にお疲れさまでした!
今週のウィークリー・パーソンは、引退を発表したモーグルの上村愛子選手に注目しました。